゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#658 [三ッ葉]
そして、片手にもっていた袋からアイスをとりだして
新「お前の所為で溶けかけてるんだよ;;」

と、ムスッとしていた


そのアイスには、チョコレート味とピンク色のアイスがあった――…

ピンク色――ッ!!


梨『ストロベリーだぁ!!』

私は、赤い目を光らせて声をあげた        

新「ほらよ」

⏰:07/01/30 19:56 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#659 [三ッ葉]
新先輩は、私に向かってアイスをヒョイッと投げてきた


私は、それを両手で受けた

梨『有難うございます!
私がストロベリー好きなのどうして分かったんですか??』 

屈託のない笑顔でアイスの袋を破りながら聞いた


新「俺のカン……」

新(嘘だし……
本当は、遊園地の時の話を覚えてただけだし;;

⏰:07/01/30 20:04 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#660 [三ッ葉]
梨『すごいですね!!
先輩も早く食べないと更に溶けちゃいますよ??』


私は、新先輩の顔を下から覗き込んだ


新「俺は、アイスよりこっちがいい――…」


新先輩の唇が私の唇に近付きだす――…!


ドクンッ……
    ビクンッ……


笙吾先輩との出来事が頭の中に浮かび、
唇が近づいてくるにつれて私の体が震えていく――…

⏰:07/01/30 20:12 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#661 [三ッ葉]
チュッ………


梨『――え………?』


唇が触れた……

私の唇に―――……



いや、違った…

私の頬にだった―…


新先輩は、私の首元にそっと手で触れる―…

梨『……ッ……』

⏰:07/01/30 20:15 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#662 [三ッ葉]
新「なんでここ…こんなに赤くなってんの?
血もでてるし………」


新先輩は、私の目も赤いことにも気付いていた


梨『蚊にかまれて、掻きむしっちゃって――…』
新「これ、噛み跡だろ」


新先輩は、私の目を真っすぐみて聞いてきた


私は、視線をずらしてからうつむいた       
梨『言え…ません…』

⏰:07/01/30 20:49 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#663 [三ッ葉]
そう言うと、私の首元から新先輩の手が離れた……


新(ぜってぇ笙吾だ…


新先輩は、チョコ味のアイスの袋を取り出して

新「俺のん食べれなくなっちゃった;;」

はにかんで笑った


梨『ふはッ……』

私は、笑った


私の手にもピンク色のアイスの雫がこぼれていた――…

⏰:07/01/30 20:53 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#664 [三ッ葉]
それから、新先輩は私を引っ張って保健室までいき、絆創膏を私の首元にはってくれた―――……


二人でいろんな少し話をしてから保健室をでた……


その頃には、赤い目も普通に戻っていた


―――…………

⏰:07/01/30 20:56 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#665 [三ッ葉]
それからの体育祭は、
笑って過ごしていたけど本当は笑っていられる心境ではなかった――……


━━━━━━………
━━━━━……

時間が経てば首筋の跡は消えるんだろう


でも、
心の傷は癒えないままなのかな―――………

⏰:07/01/30 21:01 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#666 [三ッ葉]
…………………

目が覚めると次の日


あの後からの記憶はあまり覚えていない――…

楽しい体育祭になるはずだったのにな……



気が沈むが用意をして食堂へ足を傾けた

龍也と栞と共に……

⏰:07/01/30 21:05 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#667 [三ッ葉]
食堂についたのは、私達が一番のりだった

好きな品をとって椅子に腰をおろした

栞「あれ?ハートのネックレスは???
いつもつけてたじゃん!

それに首の絆創膏どうかしたの;!?」


私は、突然の栞の質問に言葉をつまらせた……


梨『別に何にもないよ』


栞、龍「……」

⏰:07/01/30 23:49 📱:N902i 🆔:☆☆☆


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