゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#744 [三ッ葉]
梨『…ッ…や…めてください……!!!』
私は、陽介先輩の私を掴む手に触れて小さな声で言った…
ここには、たくさんの人が来て楽しんでいるために、大きな声をだせなかった
陽「まだ離さないよ」
その時隣にいてた男の先輩が………
「楠未 梨緒ってあの噂の奴だろ〜
あんま関わんなよ…
人の男に手だすとか、魔性の女じゃん……」
:07/02/03 07:14 :N902i :☆☆☆
#745 [三ッ葉]
ズキンッ………
早くこの場所から立ち去りたい―――…
陽「魔性……ね
俺は結構好きなタイプなんだけど――――なッ!」
グイッ――
梨『……ッ…!!!』
陽介先輩が私のあごを引っ張って、私の顔を自分の目の前に近付けた……
動くと唇が触れてしまいそうなくらい近い距離……
:07/02/03 07:21 :N902i :☆☆☆
#746 [三ッ葉]
陽「ねぇ……笙吾と新の心をうばっちゃったみたいに
俺の心も奪ってよ……梨緒ちゃん??」
陽介先輩は、にやりと笑った…………
私の顔がこわばっていく――…
周りにいる男やメイド役の子達の数人の視線が感じらる――…
私は、唇を噛み締めた
まだ動けない……
:07/02/03 07:27 :N902i :☆☆☆
#747 [三ッ葉]
グイッ―――!!
突然私の体が後ろから引っ張られた
陽介先輩は、腕を掴んでいるので私の体はある地点で急に止まった
笙「陽介……梨緒に何してんだよッ……!!」
私が後ろに振り返った時に、笙吾先輩が怒鳴った
笙吾先輩の後ろには新先輩がいて、陽介先輩を睨んでいた………
皆の視線がこちらに集まる――…
:07/02/03 07:36 :N902i :☆☆☆
#748 [三ッ葉]
陽「二人して怒んないでよ〜〜;;笑
ただ、梨緒ちゃんにひかれただけだからさッ」
陽介先輩は、友達と席を立った
陽『お勘定お願い〜』
私の腕を引っ張ってレジまでいく……
私は、会計をしてお釣りを渡した
陽介は、教室から出るときに振り返った
:07/02/03 07:44 :N902i :☆☆☆
#749 [三ッ葉]
陽「二人がこの子になんでひかれたのか何でか分かるわ………
"またね"
可愛いメイドの子猫ちゃん☆」
そう言い残して去っていった……
またね……
っていつかまた会うの?
ガヤガヤ……
静まりかえった教室は、再びにぎわいだした
笙「梨緒ッ…何かされたのか??」
梨「大丈夫です……それに笙吾先輩には…関係ないです!!」
:07/02/03 07:52 :N902i :☆☆☆
#750 [三ッ葉]
笙「関係ねぇことねぇだろ……」
梨『………』
二人の間に沈黙がつもる
栞「梨緒ッ……店番交代だよ☆
遊びにいけるよ!!」
栞が私に飛び付きにきた
龍也も現れる
:07/02/03 07:57 :N902i :☆☆☆
#751 [三ッ葉]
新「龍也、いつもより大人っぽく見える」
龍「まじっすか??」
龍也は笑った……
龍「あの……お願いがあるんですけど――…」
笙、新「何??」
龍「栞と回っていいですか??」
龍也は、少し頬を赤くした
栞「えッ……!!!」
栞は真っ赤になる
:07/02/03 08:01 :N902i :☆☆☆
#752 [三ッ葉]
新「いいよ」
笙「いってらっしゃい☆」
二人の顔はにやけている
龍「栞ッ行くぞ………!!」
龍也は栞を手で招いた
栞「うんッ☆」
栞は特別に幸せそうに笑って龍也とでていった
恋って楽しいものだよね――――…
何で私は…………
:07/02/03 08:06 :N902i :☆☆☆
#753 [三ッ葉]
取り残される私と、笙吾先輩と、新先輩……
梨『新先輩ッ!!
一緒にまわりましょッ』
新「お…ぅ……」
笙「………」
私は、新先輩を引っ張ってでていく……
梨『笙吾先輩は、亜梨沙先輩とですよッ!!
ちゃんと誘うんですよ☆』
そう言って………
:07/02/03 08:11 :N902i :☆☆☆
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