――CHANDAN。
最新 最初 🆕
#1 [ケまっきーx]
2回目の小説ですy
前回の作品の
要の親友
波について
書こうと思いますI
皆さん
意見・感想を
お願いします

前回のは↓↓でず
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/1676/

⏰:07/01/08 23:35 📱:W42SA 🆔:TJPCDNg6


#2 [ケまっきーx]
      


良いか波?


どんなに辛くても


どんなに悔しくても


笑顔だけは忘れるな?

お前の笑顔は


人を助ける事ができる

忘れるなよ?


お前は
鶴田家の誇りだ。

⏰:07/01/08 23:40 📱:W42SA 🆔:TJPCDNg6


#3 [ケまっきーx]
「ばぁちゃん・・」


ジリリリリ!!!!

頭が割れそうな
けたたましい音で
波は目を覚ました。


季節は夏前なのに
汗でTシャツが濡れている

絶対地球温暖化。

波はそう呟くと
お香に手をのばした。

⏰:07/01/08 23:45 📱:W42SA 🆔:TJPCDNg6


#4 [ケまっきーx]
     


線香よりも
少し細めのお香に
ライターから火が移る

波はこのお香の香りが
たまらなく好きだった
朝目が覚めて
お香に火をつける。
しばらくベットの上で
ボーっとして・・
母さんが遅刻よーってドアをノック・・・




・・・・


「今日母さん・・
居ないんだった・・」

波は急いで飛び起きた

⏰:07/01/08 23:51 📱:W42SA 🆔:TJPCDNg6


#5 [ケまっきーx]
波は地元の高校に
通っている。


「あ!!鶴田さんの所の波くんぢゃないの!」

「あ!!おばさん!おはようございま〜す!!」
波は笑顔で
その場に立ち上まる


「今から学校?今日お母さん達居ないらしいぢゃない。」


「あぁ、名古屋にいるかなんかで・・!!」


「お母さんに玄関先にお花活けてもらったのよ。したら来る人皆大絶賛!さすがよね〜」

⏰:07/01/08 23:58 📱:W42SA 🆔:TJPCDNg6


#6 [ケまっきーx]
・・・・・。


「そうですか!!良かった!!母に言っておきますよ!喜びますから!」


「波君は活け花は?」

「俺・・・・あんま才能無いみたいで!!!」

波は笑顔で
オレンジに染まった
坊主頭を摩った。


「あら!!鶴田家の独り息子が何言ってるの」

あぁー・・
遅刻するっ!!!!!!
でもなー・・・
このおばさん優しい
からな・・・・。


「そうですね!!頑張りますわ!!ごめんなさい!!僕・・そろそろ」


波は申し訳なさそうに
手を合わせた。

⏰:07/01/09 00:07 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#7 [ケまっきーx]
「あらごめんなさい!学校頑張りなさいよ!あの学校で頑張るなんて簡単でしょ?!」


おばさんは波の背中を
思いきり叩いた。


痛ってえ!!!!
おばさん加減を
知らないんだから・・

「ハハハッ!!ぢゃあ失礼します!!!」


波は笑顔を絶やさず
おばさんに会釈した

⏰:07/01/09 00:10 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#8 [ケまっきーx]
学校に着く直前
チャイムの音が響いた。


「あぁーッッ!!!」


校庭で立ち上がり
荒れた息を整えた


「遅刻かよー・・」
波は呟いた。


よりによって・・
今日かよ!!
波は溜め息をついて
校舎へ足を進めた

⏰:07/01/09 00:23 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#9 [ケまっきーx]
波の通う高校は
けして頭の良い学校
では無い。


ガラガラガラ・・


ゆっくり扉を開けて
辺りを見回す。


「あ!!波来た!!」


一人の声で
皆の視線が一斉に
波に集中する。


「お前声でけーよ!」
波は笑って
教室に入りこむ。

⏰:07/01/09 00:35 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#10 [ケまっきーx]
「鶴田おはよう。」


波は振り向き
笑ってみせる。


そこには眼鏡をかけた
数学担当の
波のクラス担任をしている先生が立っていた


「おはようっす・・」

「今日何曜日だ?」


先生は不適な笑みを
浮かべている。


「月曜日・・・」
波は溜め息交じりで
呟く。

⏰:07/01/09 00:39 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#11 [ケまっきーx]
「月曜日の朝。俺の授業に1番遅く遅刻して
来たの生徒は・・?」

「1週間放課後掃除」
波以外の生徒が
声を揃えて叫ぶ。


「俺が最後ーっ!!??」

波はその場で
肩を落とした。


うちのクラスの担任は
めちゃくちゃ綺麗好き
で・こんなルールを
作りやがった。
別にサボる事だって
できるけど・
良い先生なんだ。
だから不思議と皆
この約束を破らない

⏰:07/01/09 00:55 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#12 [ケまっきーx]
「今日はまずいって」

波は苦笑いで呟く。


何でよりによって
今日なんだよー!!


「デートか?
そりゃ災難だなあ!!」

先生は他人事。


波は席に着いて
机に顔を伏せた。

⏰:07/01/09 00:58 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#13 [ケまっきーx]
今日の授業は
いつものように
全く身が入らず
ぼーっと過ごした。



最悪な1週間の始まり


「なあー帰ろう?」
廊下から声がする。
声の主は少々
苛立っているようだ


「ぢゃあ要も手伝ってよー!!!?」


要は中学卒業の春に
地元で出会った
それから仲良くなり
今ぢゃ親友。


「嫌だね。
俺掃除だけは無理」


要は暑そうに
Yシャツを上下した

⏰:07/01/09 01:09 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#14 [ケまっきーx]
「さすがAB型。」


要はそう言って
掃除を続けた。


「嫌味かよ。
チビのO型さん♪」


要は笑いながら
教卓に座り込んだ


「あー・・
今日由美来るのに」


波は作業を早めた。

⏰:07/01/09 01:14 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#15 [ケまっきーx]
「終わったー!!!」


波は額の汗を拭った


要は先に帰って
しまったみたいで
教室には波1人だった

波はよしっと
意気込んで
急いで走り出した

⏰:07/01/09 01:20 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#16 [ケまっきーx]
波はいつもの
溜まり場の
農道を走り抜ける。


今日は本当に
やけに蒸し暑い。


自転車で来れば
良かったと後悔した





「貴方は鶴田家とゆう
自覚が足りないわ。
活け花もお琴も
全然上達しないわね
お母さん恥ずかしい」




そんな事を
言われたのも
こんな風に
蒸し暑い日だったな



波は走り続けた。

⏰:07/01/09 01:29 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#17 [ケまっきーx]
    


「本当ごめんっ!!!!」


波は手を合わせて
頭を下げた。


「家族いないから早め
に来ても平気って

なっちゃんが言ったのに・・・・・。」


「本当・・ごめん」


波は罪悪感で
うつ向いた。

⏰:07/01/09 01:39 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#18 [ケまっきーx]
   



「でもサボってたら
もっと怒ってたな」


「もう遅刻しちゃ
駄目だかんね?」


俺の向かいで
チョコンと座っている
のは彼女の由美子。


「由美大好き〜!!」


波は由美に近寄る。




由美と出会ったのは
4月の事でした。

⏰:07/01/09 01:43 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#19 [ケまっきーx]
地元の友達と
ナンパしたのが
女子大生で
合コンを企画した。


合コンで良い出会い?
笑わせんなよ。
ただヤりてぇだけの
寂しい女と男だべ。


ヘラヘラしてる俺には
軽い女が寄って来る


ケバい化粧の
裸に近い薄着の
馬鹿な女の子達が。


その場が楽しければ
俺は良いよ。


由美子はその合コンに
頭合わせで
参加していた。

⏰:07/01/09 01:52 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#20 [ケまっきーx]
正直・・・


人目惚れってやつ。


挙動不信に
辺りを見回してて
今にも泣きそうな顔
でひたすらお酒を
口に運んでた。


何かほっとけなくて
チョコンと隅に
座ってた由美子に
俺から近寄った。

⏰:07/01/09 01:55 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#21 [ケまっきーx]
「慣れてないべ。」


波は由美子の隣に
座りなおす。


「え?あ・・うん」

垂れ下がった
茶色い前髪から
綺麗な白い肌が除く


「初めて?」


由美子は頷く。


「緊張するよ・・」
由美子は上目使いに
波を見た。



鶴田波。
打たれました。

⏰:07/01/09 02:02 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#22 [ケまっきーx]
その日の合コンで
俺等はいろいろ
話した。


由美子は大学1年生で
高校の時1回だけ
彼氏がいた事。


あまり話し上手では
無い事


波の笑顔が
気にいった事。


俺も由美子を
気にいった事。

⏰:07/01/09 02:09 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#23 [ケまっきーx]
合コンが終わる前に
2人で抜け出して
カラオケに入った。


いつもなら
速攻ラブホだけど。
由美子には
軽い男って
思われたくなかった


2人は歌う事無く
語りあった。


「へぇー!ぢゃあ波くん家和室なんだ。」


「そうそう。親がね
古風な感じだからさ」

「でもお花良いな〜」

由美子は波の話を
表情豊かに
聞いてくれた。

⏰:07/01/09 02:17 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#24 [ケまっきーx]
「いや〜・どうかな
俺・こんなぢゃん?
活け花も才能無いし
親も恥ずかしいよ。」


「そうかな・・?」
由美子の顔が曇る


やべ!!!
俺今どんな顔してる?
笑わないと!!!

「ごめん!こんな話
やめよやめよう!!」

波は笑顔で
由美子を見た。



由美子は波に
抱きついた。


「由美ちゃん?
酔ってんの〜??」


「私!!おかしいかも」

由美子は弱々しく
呟いた。

⏰:07/01/09 02:23 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#25 [ケまっきーx]
何言ってんだよ。
そんな事よりも
離れてくんないと
やばいっ・・・


「どしたの・・?」


由美子の顔は
真っ赤に熱っていた


「1日しか会って無いのに・・・・私」



「なっちゃんの事
好きかもだあ・・・」

⏰:07/01/09 02:29 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#26 [ケまっきーx]
「えっ・・・・」


「ごめん。
おかしいよねっ。」


由美子は離れた。


波の心は
歓喜の悲鳴で
いっぱいだった。


「おかしくないよ」

由美子は顔を上げた


「俺も・・好き!!」


波は由美子の
細い髪の毛を
優しく撫でた。

⏰:07/01/09 02:35 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#27 [ケまっきーx]
テレビのさ


恋愛ドラマでも


1日で両想いなんて
絶対無いよね?


運命ってやつ?


嬉しすぎて
頭ガンガンする。

⏰:07/01/09 02:38 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#28 [ケまっきーx]
波は大音量で

カラオケを流した。


由美子を見つめ
ソファーにゆっくり
押し倒した。


ゆっくりと
2人は舌を
絡めあった。

⏰:07/01/09 02:41 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#29 [ケまっきーx]
波は由美子の
可愛いらしい
ピンクのカーディガンを
ゆっくり脱がす。


由美子は目をつむり
顔を背けている



「力抜いて・・?」
波は耳元で
優しく囁く。

⏰:07/01/09 02:43 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#30 [ケまっきーx]
     

由美子の胸を
愛撫している時
波はある事に
気付いた。


声とか出さない
子なのかな?


ふと見ると
由美子の身体は
カタカタと震えている。


もしかして・・・


いやまさか・・・


波は耳元で囁いた




「由美ちゃん・・・
もしかして初めて?」

由美子はゆっくり
頷いた。

⏰:07/01/09 02:48 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#31 [ケまっきーx]
  


初めて・・・?


俺・由美子の
初めての男?


マジかよ。

声は出さないんぢゃ
無くて出ないんだ


初めてが
カラオケボックス・・・?



ごめんなさい。



優しくしなきゃ。

⏰:07/01/09 02:52 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#32 [ケまっきーx]
「怖い・・・?」


波は由美子を
自分の膝の上に乗せた

由美子は頷く。


「辞めよっか・・」


由美子は
首を横にふった。


「なっちゃんを・・
もっと・・知りたい」

波は笑顔で頷いて
優しくゆっくりと
由美子の中に入った

⏰:07/01/09 02:55 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#33 [ケまっきーx]
   

まるで猫が尻尾を
踏まれたような
悲痛な声と
荒い息が
波の耳元で響いた。


「痛いっ?」


波は動きを止めた。


「痛くないッ・・・
続きしよッ・・・?」

由美子の顔は
痛みに顔が
歪んでいた。

「痛かったら
絶対言ってな・・?」

由美子は頷く。


その日
カラオケボックスだけど
2人はゆっくり
愛しあった。

⏰:07/01/09 03:00 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#34 [ケまっきーx]
誰か読んで
くれてますかm?
感想板作ったので
良かったら
お願いしますテ!

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1604/

⏰:07/01/09 15:07 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#35 [たあー]
よンどるよおー
やから頑張って
かいてやあー(・εv)

⏰:07/01/09 19:06 📱:D902iS 🆔:zm1DrI96


#36 [ゅぃ]
発見
今回もどんどんみちゃいますので

さっそく面白くて続き楽しみです頑張ってくださいませませ

⏰:07/01/09 19:34 📱:P902iS 🆔:wHWBziiA


#37 [ケまっきーx]
たあさンxエ
ゆいさン゙x
ありがとう
ございますテy

⏰:07/01/09 20:13 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#38 [ケまっきーx]
    

まだ付き合って
2ヶ月とかだけど

俺は由美にメロメロ。


髪は暗めの茶色で
肩までのストレート


ピンクがすげぇ似合って
スカートも似合う。

俺の事を呼ぶ
「なっちゃん」
ってゆう小さい声も


その黒目がちな目で
見つめられると


あぁーッ!!!

たまんないね!!!

⏰:07/01/09 20:23 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#39 [ケまっきーx]
  

そんな大好きな
由美ちゃんは
俺の腕を枕にして
スヤスヤ寝ちゃってます。

寝顔もまた
すんげー可愛いわけ。

お香の優しい匂いと
由美の香水の匂いが
波をふんわりと包む。


この瞬間
俺の至福の時
これがずーっと
続けば良いのにな。


ふと時計に目をやる


「やべっ!!!由美!!
もう20時だけど!!!」

由美子の肩を叩く。


「ぅ〜ん・・・」
由美子は少し不機嫌
そうにうなる。

⏰:07/01/09 20:31 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#40 [ケまっきーx]
   


「うーんぢゃ無くて
もう20時だよ?!」


波は起き上がり
ベットの下に落ちた
由美子の下着を拾う


「・・・・
帰りたくないのに」


由美子はしぶしぶ
差し出された下着を
付け始める。


「明日学校なんだから
ママに怒られるよ」


波は煙草に火を付ける

由美子は三姉妹の
末っ子のせいか
大学生なのに
本当に厳しい。

⏰:07/01/09 20:38 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#41 [ケまっきーx]
  


平日の門限は21時。

平日の外泊は禁止。

バイトも22時上がり。


彼氏の家に泊まる?
そんなの
もってのほかですよ

⏰:07/01/09 20:41 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#42 [ケまっきーx]
   


由美子の家から
俺の家まで
40分ぐらい
だから今結構やばめ。


「ほら!早く!」
波は時計を見て
由美子をせかした。


「帰りたくない。」
着替え終わった
由美子は
ベットから動かない。


最近の由美子は
帰る時に
いつもこんな感じ。


俺だって
こんな早くに
帰したく無いよ。


でも
門限破って
親にすげぇ怒られて
めっちゃ泣いて
俺に電話かけてくる
そんな由美の声は
聞きたく無いぢゃん

⏰:07/01/09 20:53 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#43 [ケまっきーx]
    

「ほらっ。立って?」

波は由美子に
手を差し出す。


由美子はその手を
思い切りはたく。


末っ子だからか
分かんないけど
由美子は
ちょっとわがまま。



「金曜日に泊まりに
おいでよ?なっ?」
波は由美子の
両肩をつかむ。


「帰ろ?」
波は笑顔で
由美子の頭を撫でる

⏰:07/01/09 21:07 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#44 [ケまっきーx]
   


「・・・絶対??」
由美子は波を
上目使いで見つめる


「絶対!俺明日バイト
なんだ?ごめんね?」

こう言えば
由美子は納得する


「分かった・・」
由美子はコクンと頷く。

「由美ちゃん偉い!」
波は由美の頬に
優しくキスをした。


「行こ?」


由美子は波の
差し出す手を握り
ベットから立ち上がった

⏰:07/01/09 21:13 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#45 [ケまっきーx]
   


由美子の家から
少し距離のある所に
バイクを止めた。


「今何分?」

「55分!」


「ギリギリー!!」
波は安堵の溜め息。


「ありがとう。
次は金曜日・・?」


「だね。3日連続で
バイトとかなめてるべ」

電灯が2人だけを
照らすように
寂しく光る。


2人は軽く
唇を重ねた。

カチッとゆう音がして
由美子は唇を抑えた


「今波の八重歯が
当たったー・・」

⏰:07/01/09 21:26 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#46 [ケまっきーx]
   


「嘘っ!」
波の笑い声が
辺りに響いた。


「ぢゃまた金曜ね?」
波はバイクにまたがり
由美子に手を降る。


由美子は頷いて
家へと小走りに
走り出す。


由美子が無事に
家に入ったのを
確認して
波は安心した。


さっき由美子に
当たった八重歯を
指でさする。

⏰:07/01/09 21:35 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#47 [ケまっきーx]
  


小さい頃
波は両サイドに
出っぱった
八重歯があった。


よく呼ばれたのが
「吸血鬼」


中学の時に
片方取ったんだけど
もう片方は
面倒臭くなって
歯医者に行かなく
なってしまった。


まあ今ぢゃ
この八重歯は
俺の
チャームポイント?
って勝手に
思っている。


「歯当たるとか
初めてなんだけど」

小さく呟くと
バイクを走らせた。

⏰:07/01/09 21:40 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#48 [ゅぃ]
波とゆみちゃんカワイイ純な感じがステキ

あげあげ

⏰:07/01/10 17:39 📱:P902iS 🆔:9lXLW1Vk


#49 [にゃ]
この小説まぢすき★★★
てかヌシさん書くのぅますぎ
ですょ!!(・∀・)
前の作品から読んで
ファンなりました(*'V`艸)
またがんばって書いて
下さぃね〜(^3^)/〜☆

⏰:07/01/10 23:41 📱:D902i 🆔:☆☆☆


#50 [ケまっきーx]
ゆいさん
ありがとぉーI~
要達とは違って
純粋な感じに
してみました笑


にゃさんI
ありがとう
ございます~
嬉しいです
これからも
お願いしまず

⏰:07/01/11 00:55 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#51 [にゃ]
がんばって

⏰:07/01/11 00:57 📱:D902i 🆔:☆☆☆


#52 [ケまっきーx]
    


翌日は
昨日とは違って
肌寒かった。


波は駅の近くの
ガソリンスタンドで
アルバイトをしている

高校生になってから
先輩の紹介で入り
今だに続いている。


波は学校を終えると
小走りに学校を
後にした。

⏰:07/01/11 01:01 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#53 [ケまっきーx]
にゃさんI
はい゙頑張ります

⏰:07/01/11 01:02 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#54 [ケまっきーx]
    


「波ー!今日新入り
来るからな?」


仕事中先輩が
波に話した。


「そうなんすか!」


「お前面倒見ろな?」

出ました。
先輩の面倒臭がり。


「あ〜・良いっすよ」

波は先輩に笑って頷く

「波ちゃん最高!
あと1時間ぐらいで
来るからさっ!」

⏰:07/01/11 01:08 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#55 [ケまっきーx]
    


1時間後・・


休憩室でうとうと
していた波の肩に
重い衝撃が走る。


「波!!新入りチャン!!」
先輩は耳元で怒鳴る。

「びっくりしたー!!」
波は片耳を抑えて
後ろを振り向く。

⏰:07/01/11 01:12 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#56 [ケまっきーx]
   


そこには
髪の短い女の子が
波を見つめていた。


「あー!!新入り!!
女の子だったんだ!」

波は立ち上がって
女の子に近寄る。


「木下愛です!!」
愛とゆう子は
波にお辞儀をした。

⏰:07/01/11 01:18 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#57 [ケまっきーx]
   


「木下?
俺のダチに木下って
いるんだよね!だから
愛ちゃんでっ!!!」


波は決まり!っと
笑って頷いた。


「あぁ・はい!!」
愛は頷く。


「ぢゃあ俺が
教えるからさ?
こっち来てー!!」


波は愛を手招きする


緊張で顔が
こわばっている愛に
波はなるべく
笑顔で接した。

⏰:07/01/11 01:23 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#58 [ケまっきーx]
   


上がりの時間になり
2人で休憩室に向かう

「一気にやって
疲れちゃったでしょ」

波は疲れるた顔の
愛をいたわった。


「・・ちょっと。」
愛は気まづそうに
呟いた。


ガシャンッ・・・
自販機から飲み物が
落ちる音が響いた。


「ほいよ!」
波は愛に缶ジュースを
差し出す。


「えっ?!あの・・・
悪いですから!!!」
愛は戸惑いながら
缶ジュースを
波に返す。

⏰:07/01/11 01:32 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#59 [ケまっきーx]
   

「良いよ全然。
飲め飲めー!!!」
波は笑って
着替えはじめる。


っと言っても
ヨニフォームは黒のつなぎ
なので脱いだら
着替えは完了。


「え!!もしかして
船高なんですか?!」
愛は立ち上がる。


「そうだよ?」
波は首を傾げる。

⏰:07/01/11 01:35 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#60 [ケまっきーx]
  


愛は急いだ様子で
更衣室に走り出した


「えっ???!!」
波は戸惑った。


ガサガサと
服が脱がれる音がする

5分ぐらい経った頃
制服姿の愛が
出てきた。


「私も船高です。」


「本当だあー!!!!」
波は嬉しそうに
愛を見つめる。

⏰:07/01/11 01:39 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#61 [ケまっきーx]
   


「年下ですけど」
愛は照れくさそうに
前髪を触る。


「ぢゃあ1年生か!!
嬉しい!よろしくね」
波は愛に握手をして
はにかんだ。


「・・・あの!」
愛はうつ向き加減に
呟いた。


「はい?」
波は首を傾げた。

⏰:07/01/11 01:43 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#62 [ケまっきーx]
    


「いい・・匂い・・
しますねっ!!!」
愛は言った途端
顔を赤くした。


「あ・俺!!??」
波は自分を指差す。


「先輩が動くと・・
香りがして・・」


「あー!!お香たいてる
からかもね!!」


「お香・・
いい匂いですね!!
好きです!!」
愛はにこっと
微笑んだ。

⏰:07/01/11 01:47 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#63 [ケまっきーx]
   


「チャンダンってゆう
お香だよ?買ってみ」

波は煙草に火を付けて
愛に言った。


「船高って事は
家近いの??」


「隣駅ですっ」


「何で帰るの?」
波は時計を見上げる


「・・電車です」


独り歩きするつもり?
危ないって!!!


「俺バイクだからさ
送りますよ?!」

⏰:07/01/11 01:51 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#64 [ケまっきーx]
   

「良いです!!
迷惑ですから!!!」


愛は手を思い切り
横にふった。


「危ないぢゃん?
送るって!船高生を
ほっとけませんよ」
波は笑って
愛の頭を優しく叩く


愛の顔がまた
真っ赤に染まった。


「ぢゃあ行こうか」
波は煙草の火を消した

⏰:07/01/11 01:54 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#65 [ケまっきーx]
   


「本当に
すいませんでした!!
ありがとう
ございます!!!!」
愛はお辞儀。


「全然だよ。
次はいつ入ってる?」

「明日と明後日です」

「同じぢゃーん!!
ぢゃあ明日また
いろいろ話そうね
ぢゃあね!!」
波は手を振って
バイクを走らせた。




愛は
バイクが見えなく
なるまでずっと
見ていた。


「・・どぉしよ・・」
愛は独り呟いた。

⏰:07/01/11 01:58 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#66 [ケまっきーx]
   


翌日のアルバイト


「昨日教えた
洗車やってみな?」

この日はあまり
お客も少なく
やる事も無かった。


「えっ!!!」
愛は気まづそうだった

「今日は暇だし!
俺もさりげなく
手伝うからさ?」


波は笑って
大丈夫!
と愛の頭を撫でた。


「頑張って!」
愛の背中を押して
車のもとへ
走らせた。

⏰:07/01/11 02:03 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#67 [ケまっきーx]
波は影から
愛を見守る。


「おい!!お前新人?
遅っせーんだけど!!」

男が車に駆け寄る。


愛は驚いて
固まってしまった。



あちゃー・・・
頑固者な人・・


波は走り出した。

⏰:07/01/11 02:06 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#68 [ケまっきーx]
  


「すいません!!
この子新人なんで!!
今から俺やります!」

波は愛をかばうように
男の前に立った。


「早くしろよ!!
客少ねーんだから!!」

「はーい!!」


愛はその場に
立ち尽くしたまま
波が洗車をするのを
ただじっと見ていた

⏰:07/01/11 02:09 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#69 [ケまっきーx]
   


「ありがとう
ございまーす!」
波は洗車を終わり
お客を見送る。


「あの・・・」

愛は波に駆け寄る。


波は振り向く。


「すいません・・
足引っ張って・・」
愛は泣きそうな顔で
波を見ている。


「あぁゆうお客
来るんだよねー・・
全然平気だからね?」

波は愛の肩を叩いて
微笑んだ。

⏰:07/01/12 16:25 📱:W42SA 🆔:hG/CCCHE


#70 [ケまっきーx]
  

2人は同じ高校とゆう
事もあってか
距離が縮まった。


昼休み
廊下を歩いていると

「ねみー・・・」
かったるそうに
あくびをする要。


「土手行かね?
授業だるすぎます。」
波は煙草を吸う仕草
で要を見た。


「行く?」


「あ!!愛ちゃん!!
おはよー!!!」

⏰:07/01/12 16:39 📱:W42SA 🆔:hG/CCCHE


#71 [ケまっきーx]
  


要が言い切る前に
波は手を降った。


前から愛と友達が
歩いて来ていた

「あっ・・」
愛の友達が
愛のほうを向く。


「愛ちゃーん!!
今日バイトなの?」


「いえっ今日は・・」

「そっか!俺も入って無いけどね!あ!てかこいつも木下って
ゆうんだよ?」


そう言って
要の背中を押す。

⏰:07/01/12 16:45 📱:W42SA 🆔:hG/CCCHE


#72 [ケまっきーx]
   

要はぶっきらぼうに
軽く会釈する。


「あ!!知ってます!」
愛は手を抑えた。


「え、何で?」
要は愛を見る。


「いやっ!2人有名
ですからっ!!」


「嘘だあー!?
まあいいや!
友達待たせちゃったね
ごめんね!?ぢゃな」
波は微笑んで
愛の頭をぽんっと叩く

⏰:07/01/12 16:50 📱:W42SA 🆔:hG/CCCHE


#73 [ケまっきーx]
  


「はいっ・・」


愛は真っ赤な顔で
友達に駆け寄る。


「良い感じぢゃん!!」

「良かったねえ!!」

愛がうん!
と頷く声がする。


波は気付いていない


だが


要はハッキリと聞き取れた

「なあ、あいつ誰?」

「バイトの子!
純粋っぽいだろー?」

「ふーん・・・」

要は何故か
嫌な予感がした。

⏰:07/01/12 16:56 📱:W42SA 🆔:hG/CCCHE


#74 [ゅぃ]
あげあげ
まっきーの天才!!笑
まじ楽しすぎて微笑ましくて…
更新楽しみにしてまぁす★

⏰:07/01/13 18:54 📱:P902iS 🆔:sPUgXSN2


#75 []
めーっちゃおもろい

⏰:07/01/14 02:56 📱:SH901iS 🆔:MogG2htk


#76 [ケまっきーx]
ゆいさンケ!
ありがとうxx
微笑ましいですかI?
嬉しいな゙


rさンx
ありがとう
ございますケ!

⏰:07/01/14 16:01 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#77 [ケまっきーx]
   

「今日要んち泊まる」
波の言葉に
苦笑いな要。

「嫌だ。寝たい。」


「えぇー!!けち!!」
波は煙草の火を消し
要を睨む。


「家で寝ろよ。」


「え〜・・・」
波は嫌そうに呟く

⏰:07/01/14 16:08 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#78 [ケまっきーx]
  


「親帰ってくんだ」
波はライターをいじる


「・・・。」
要は戸惑う。


「わりぃ。俺、
親の事はちょっと」


要の家は母子家庭で
母親は朝から夜まで
働きに出ているので
親との問題が
あまり分からなかった

「そっちのが良いよ」

波は寂しそうに笑った

⏰:07/01/14 16:15 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#79 [ケまっきーx]
    


要と別れ
暗い坂道を下る。
溜め息交じりに
煙草の煙を吐いて


家が見えて来る。


今時じゃ珍しい
和風な門がまえ。


駐車場には
見慣れた車が
止まっている。

⏰:07/01/14 16:26 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#80 [ケまっきーx]
  


波は敷居をまたぎ
門をくぐった。


玄関を開くと
大量の花束と
旅行カバン。


「ただいま・・」

聞こえるか
聞こえないかぐらいの
声で言った。


「おかえり。」


後ろを振り向くと
父親が立っていた。

⏰:07/01/14 16:28 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#81 [ケまっきーx]
   


「母さんが波に
お土産買ってたぞ」


「そうなんだ。」


父親は書道の先生で
小さい頃から
怒られている記憶
しかなかった。

「母さんなら居間に」

「疲れてるだろうから
良いよ。おやすみ」

父が言い切る前に
波は微笑んで
立ち去ろうとした。

⏰:07/01/14 16:36 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#82 [ケまっきーx]
   


「波さん。」


波は溜め息をついた


「今帰ったの?」


後ろには着物を着た
母親が立っていた。


「ただいま。」
波は微笑むと
母親の目を見ずに
足を進めた。


「波さん!明日学校の後、何かあるの?」


波は立ち止まり
「あるよ。」
とだけ言った。

⏰:07/01/14 16:41 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#83 [ケまっきーx]
   


「明日活け花の
お稽古を一緒にと
思ったんだけど・・」

「あぁ。ごめん。」


「人1倍練習しないと
波さんは駄目よ?
煙草だってバイクだって
許してあげたのに
全然稽古に出ない」


波は吐き気がした。


「また今度。
ぢゃあおやすみ。」


波さんと言う声に
振り向かなかった

⏰:07/01/14 16:45 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#84 [ケまっきーx]
   


部屋に入り
波はベットに潜った。


お香に火を付け
深呼吸・・・


この家に
味方なんていない。

活け花・琴・書道

いずれ俺が
背負うもの。



深い溜め息を付いた。

⏰:07/01/14 16:52 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#85 [ケまっきーx]
  
プルル・プルル・・


部屋中に
携帯の着信音が
鳴り響く。


<<由美子>>


「もしも〜し?」


波はベッドから
起き上がり
電話に出た。

⏰:07/01/15 00:27 📱:W42SA 🆔:X4XjeabM


#86 [ケまっきーx]
  


「何してるの?」


由美子の声を聞くと
安心した気分になる


「家だよ〜!暇人」


「こんな時間におうちなんて・・偉いね」


由美子はクスクスと
静かに笑った。

⏰:07/01/15 00:29 📱:W42SA 🆔:X4XjeabM


#87 [ケまっきーx]
  


「明日何やってる?」
「明日?何も・・」

「俺んち来てよ」


「分かった。明日
講義無いから早く
行けるよっ!」

「うん!分かった!」

「・・どうしたの?」

由美子は寂しそうに
呟いた。

⏰:07/01/15 00:33 📱:W42SA 🆔:X4XjeabM


#88 [ケまっきーx]
  


「何が?」


波はお香に火を付け
ベッドに座り直した


「元気無いから・・」

あぁ・・
由美には全て
お見通しなんだな。


「別に平気だよ?
ちょっと眠いかも」


「嘘!ぢゃあ切る!
おやすみなっちゃん」

心配なんて
かけられないよ。


「ごめんな?
おやすみナサイ」


電話を切って
ゴロンとベッドに
倒れた。

⏰:07/01/15 00:37 📱:W42SA 🆔:X4XjeabM


#89 [ゅぃ]
あげ(/^^)/★

波家かたぁぁい(((・・;)波大変だあ(~_~;)

⏰:07/01/15 22:57 📱:P902iS 🆔:QcdzYA3o


#90 [ケまっきーx]
ゆいさン机
ありがとうケx
かたいですよね

⏰:07/01/16 18:07 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#91 [ケまっきーx]
   


翌日母親に
いつものように
起こされて
学校へ向かった。


「おはよ波!!!」

下駄箱で
背中を叩かれた。


「おはようさん」
波は微笑む。

そこには
中学からの同級生
美智瑠が立っていた


「ねぇ・・
相談があるんだ・・」

美智瑠が耳元で呟く


波は頷いた。

⏰:07/01/16 18:16 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#92 [ケまっきーx]
  


2人は
1限目をサボり
屋上へ向かった。


「彼氏と喧嘩した」


ポツリと美智瑠は言う


美智瑠は波が
尊敬している
先輩の妹で
年上の大学生と
付き合っている。


「あらら。何で?」


「本気で私の事
好きか聞いたんだ」


「したら何て
言ったと思います?」

⏰:07/01/16 18:22 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#93 [ケまっきーx]
  

波は首を傾げる

「ハイハイ。って言って
はぐらかしたの。
腹たっちゃった。」


美智瑠は涙目で
うつ向いた。


「彼氏にこんな事で
怒るなんて餓鬼だ
って言われたけど。」

「波にこんな事
言いたく無いけど」


黙ってきいていた
波が顔を上げる。


「大学生は
高校生に本気に
ならないと思う。」

⏰:07/01/16 18:26 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#94 [ケまっきーx]
  




「それでも良いなら
俺は良いよ。」


「え・・・?」

美智瑠は聞き返す。


「あっちが本気ぢゃ
無くったってさ?
自分がめちゃくちゃ
好きならさ・・・
俺は良いと思うよ?」

美智瑠は言葉を失う


「美智瑠が
彼氏の事どう思うか
そこなんぢゃね?」


風が強くふき
波は目を細める。
初夏のジメジメした
匂いが辺りを包む。


「なんてな!!」
波は美智瑠の背中を
思いきりたたいた。

⏰:07/01/16 18:32 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#95 [ケまっきーx]
  


「あの先輩の妹が
そんな顔になる程
いい男なんだな〜」

波は笑って
美智瑠を見た。


「・・そうよ!!
めちゃくちゃ・・
カッコイイんだから」

美智瑠は波の頭を
思い切り叩く。

「ありがとう波。」




「待って!!!
今日何曜日???」
美智瑠が苦笑い。


「今日?・・月曜日」

「あぁーーッ!!!」
2人は教室へ急いだ。

⏰:07/01/16 18:37 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#96 [ケまっきーx]
  

月曜日の
1時間目の授業を
遅刻した生徒は
1週間放課後掃除



「マジごめん波」

美智瑠は申し訳
無さそうに言った。


「良いよ別に!
早くやっちまおうよ」

2人は必死に
掃除をした。


「何か雨降りそう」
美智瑠がポツリと呟く


窓を見ると
重苦しい曇が
空に広がっている。

⏰:07/01/16 18:42 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#97 [ケまっきーx]
  

「本当だ。」

「傘無いし!!」
美智瑠は掃除を進めた


「降る前に帰るべ」


波も手を動かした。

⏰:07/01/16 18:44 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#98 [ケまっきーx]
  


2人が終わった頃
雨は小さく
降りはじめていた。


「あーぁ・・」
2人は溜め息をする


「ぢゃあ俺急ぐ!
ばいばい!!!」


「あ!うん!!!」


波はズボンを捲り
走った。

⏰:07/01/16 18:47 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#99 []

更新してる---(・)
がんばってくださぃ

⏰:07/01/16 18:48 📱:D902i 🆔:☆☆☆


#100 [ケまッきーx]
エさンありがとうy
また読んでやって
下さいyI

⏰:07/01/19 15:57 📱:W42SA 🆔:UUnvlvsE


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