――CHANDAN。
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#171 [ケまっきーx]
気付いたら朝を迎え
学校を休む事にした
今日掃除だ…。
そんな事が頭に浮かぶ
今日は笑顔を
作れる自信が無い。
波はベッドに
潜りこみ
寝息をたてた。
:07/01/28 00:37 :W42SA :Cf.TqwVg
#172 [ケまっきーx]
「今日はうちの息子
も参加させて下さい」
皆の視線に
戸惑い会釈をした。
「波君大きく
なりましたね〜!」
「お父さんに似て
綺麗な顔立ち。」
俺……母さん似
なんですけどねっ
言葉を飲み込み
笑顔で挨拶する。
:07/01/28 00:43 :W42SA :Cf.TqwVg
#173 [ケまっきーx]
「少し考えて
くれないかしら?」
稽古が終わり
居間でくつろぐ
波に母親は睨む。
「何が?」
お菓子を口に含みなが
ら波は言った。
「服装。上のトレーナーは
ともかく、ダボダボの
ズボンで…。」
母親はお茶を
差し出し
向かいに座った。
:07/01/28 00:47 :W42SA :Cf.TqwVg
#174 [ケまっきーx]
「そんなダボっと
してないのにしたよ」
お茶をすすり
母を見つめる。
「だらしない。
お母さんが恥かくの
普段許してるんだから
けじめ付けなさい?」
けじめ?
ぢゃあ何着れば
良かったわけ?
制服でも
着れば良かった?
そしたらまた
バカ高校って
恥をかくんぢゃない?
「はいはい。
てか腹減った。」
言葉を押し殺して
椅子にもたれかかった
:07/01/28 00:51 :W42SA :Cf.TqwVg
#175 [ケまっきーx]
「お父さん遅いわね」
「飲みでも行ってる
んぢゃないの?」
母は首を振る。
「ぢゃあ浮気だっ!」
母は波を睨む。
「…嘘!先食べてよ!
俺限界〜!!」
母は渋々立ち上がり
食事の支度をした。
:07/01/28 00:56 :W42SA :Cf.TqwVg
#176 [ケまっきーx]
食事をすませて
部屋に戻ると
着信があった。
<<要>>
「飯食ってた!何?」
「今から出れる?」
「良いよ!どこ?」
電話ごしは
騒がしかった。
「お前のバイト先。
暇だから遊び行った」
「マジ!?行くー!」
波はジャケットを
はおり部屋を出た。
:07/01/29 00:05 :W42SA :hg74VlA6
#177 [ケまっきーx]
「波さん?」
玄関を開ける直前に
母親と出くわした。
「ちょっと遊びに。
朝には戻るよ!」
波は靴ひもを縛り
家を出た。
母親の制止の声が
後ろから聞こえる。
:07/01/29 00:08 :W42SA :hg74VlA6
#178 [ケまっきーx]
バイト先には
見慣れたバイクが2台
止まっていた。
スタッフルームを開ける
「よっ!」
要が煙を吐く。
「お前何ここ
入ってんだよっ」
要は2週間前に
辞めたばかりだった。
「いいぢゃん!
ねぇ先輩?」
横で頷く先輩。
:07/01/29 00:11 :W42SA :hg74VlA6
#179 [ケまっきーx]
しばらく雑談を
していると
扉が開いた。
「あっ…」
3人は一斉に振り向く
「愛ちゃーん!?
今日入ってたんだ」
愛の頬は真っ赤に
染まっていた。
「先輩遊びに
来たんですかっ?」
波は頷く。
:07/01/29 00:14 :W42SA :hg74VlA6
#180 [ケまっきーx]
「今から飯食い行く
けど、愛ちゃんも
行こうよっ?ね?」
愛は戸惑い髪を触る
「でも制服?」
要は嫌そうに呟く
「平気っしょ!
どうせあそこっしょ?行こうよっ」
波は愛の頭を撫でた
「…行きたいです」
愛はうつ向いた。
:07/01/29 00:20 :W42SA :hg74VlA6
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