――CHANDAN。
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#46 [ケまっきーx]
   


「嘘っ!」
波の笑い声が
辺りに響いた。


「ぢゃまた金曜ね?」
波はバイクにまたがり
由美子に手を降る。


由美子は頷いて
家へと小走りに
走り出す。


由美子が無事に
家に入ったのを
確認して
波は安心した。


さっき由美子に
当たった八重歯を
指でさする。

⏰:07/01/09 21:35 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#47 [ケまっきーx]
  


小さい頃
波は両サイドに
出っぱった
八重歯があった。


よく呼ばれたのが
「吸血鬼」


中学の時に
片方取ったんだけど
もう片方は
面倒臭くなって
歯医者に行かなく
なってしまった。


まあ今ぢゃ
この八重歯は
俺の
チャームポイント?
って勝手に
思っている。


「歯当たるとか
初めてなんだけど」

小さく呟くと
バイクを走らせた。

⏰:07/01/09 21:40 📱:W42SA 🆔:88SAfPDU


#48 [ゅぃ]
波とゆみちゃんカワイイ純な感じがステキ

あげあげ

⏰:07/01/10 17:39 📱:P902iS 🆔:9lXLW1Vk


#49 [にゃ]
この小説まぢすき★★★
てかヌシさん書くのぅますぎ
ですょ!!(・∀・)
前の作品から読んで
ファンなりました(*'V`艸)
またがんばって書いて
下さぃね〜(^3^)/〜☆

⏰:07/01/10 23:41 📱:D902i 🆔:☆☆☆


#50 [ケまっきーx]
ゆいさん
ありがとぉーI~
要達とは違って
純粋な感じに
してみました笑


にゃさんI
ありがとう
ございます~
嬉しいです
これからも
お願いしまず

⏰:07/01/11 00:55 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#51 [にゃ]
がんばって

⏰:07/01/11 00:57 📱:D902i 🆔:☆☆☆


#52 [ケまっきーx]
    


翌日は
昨日とは違って
肌寒かった。


波は駅の近くの
ガソリンスタンドで
アルバイトをしている

高校生になってから
先輩の紹介で入り
今だに続いている。


波は学校を終えると
小走りに学校を
後にした。

⏰:07/01/11 01:01 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#53 [ケまっきーx]
にゃさんI
はい゙頑張ります

⏰:07/01/11 01:02 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#54 [ケまっきーx]
    


「波ー!今日新入り
来るからな?」


仕事中先輩が
波に話した。


「そうなんすか!」


「お前面倒見ろな?」

出ました。
先輩の面倒臭がり。


「あ〜・良いっすよ」

波は先輩に笑って頷く

「波ちゃん最高!
あと1時間ぐらいで
来るからさっ!」

⏰:07/01/11 01:08 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#55 [ケまっきーx]
    


1時間後・・


休憩室でうとうと
していた波の肩に
重い衝撃が走る。


「波!!新入りチャン!!」
先輩は耳元で怒鳴る。

「びっくりしたー!!」
波は片耳を抑えて
後ろを振り向く。

⏰:07/01/11 01:12 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#56 [ケまっきーx]
   


そこには
髪の短い女の子が
波を見つめていた。


「あー!!新入り!!
女の子だったんだ!」

波は立ち上がって
女の子に近寄る。


「木下愛です!!」
愛とゆう子は
波にお辞儀をした。

⏰:07/01/11 01:18 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#57 [ケまっきーx]
   


「木下?
俺のダチに木下って
いるんだよね!だから
愛ちゃんでっ!!!」


波は決まり!っと
笑って頷いた。


「あぁ・はい!!」
愛は頷く。


「ぢゃあ俺が
教えるからさ?
こっち来てー!!」


波は愛を手招きする


緊張で顔が
こわばっている愛に
波はなるべく
笑顔で接した。

⏰:07/01/11 01:23 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#58 [ケまっきーx]
   


上がりの時間になり
2人で休憩室に向かう

「一気にやって
疲れちゃったでしょ」

波は疲れるた顔の
愛をいたわった。


「・・ちょっと。」
愛は気まづそうに
呟いた。


ガシャンッ・・・
自販機から飲み物が
落ちる音が響いた。


「ほいよ!」
波は愛に缶ジュースを
差し出す。


「えっ?!あの・・・
悪いですから!!!」
愛は戸惑いながら
缶ジュースを
波に返す。

⏰:07/01/11 01:32 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#59 [ケまっきーx]
   

「良いよ全然。
飲め飲めー!!!」
波は笑って
着替えはじめる。


っと言っても
ヨニフォームは黒のつなぎ
なので脱いだら
着替えは完了。


「え!!もしかして
船高なんですか?!」
愛は立ち上がる。


「そうだよ?」
波は首を傾げる。

⏰:07/01/11 01:35 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#60 [ケまっきーx]
  


愛は急いだ様子で
更衣室に走り出した


「えっ???!!」
波は戸惑った。


ガサガサと
服が脱がれる音がする

5分ぐらい経った頃
制服姿の愛が
出てきた。


「私も船高です。」


「本当だあー!!!!」
波は嬉しそうに
愛を見つめる。

⏰:07/01/11 01:39 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#61 [ケまっきーx]
   


「年下ですけど」
愛は照れくさそうに
前髪を触る。


「ぢゃあ1年生か!!
嬉しい!よろしくね」
波は愛に握手をして
はにかんだ。


「・・・あの!」
愛はうつ向き加減に
呟いた。


「はい?」
波は首を傾げた。

⏰:07/01/11 01:43 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#62 [ケまっきーx]
    


「いい・・匂い・・
しますねっ!!!」
愛は言った途端
顔を赤くした。


「あ・俺!!??」
波は自分を指差す。


「先輩が動くと・・
香りがして・・」


「あー!!お香たいてる
からかもね!!」


「お香・・
いい匂いですね!!
好きです!!」
愛はにこっと
微笑んだ。

⏰:07/01/11 01:47 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#63 [ケまっきーx]
   


「チャンダンってゆう
お香だよ?買ってみ」

波は煙草に火を付けて
愛に言った。


「船高って事は
家近いの??」


「隣駅ですっ」


「何で帰るの?」
波は時計を見上げる


「・・電車です」


独り歩きするつもり?
危ないって!!!


「俺バイクだからさ
送りますよ?!」

⏰:07/01/11 01:51 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#64 [ケまっきーx]
   

「良いです!!
迷惑ですから!!!」


愛は手を思い切り
横にふった。


「危ないぢゃん?
送るって!船高生を
ほっとけませんよ」
波は笑って
愛の頭を優しく叩く


愛の顔がまた
真っ赤に染まった。


「ぢゃあ行こうか」
波は煙草の火を消した

⏰:07/01/11 01:54 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#65 [ケまっきーx]
   


「本当に
すいませんでした!!
ありがとう
ございます!!!!」
愛はお辞儀。


「全然だよ。
次はいつ入ってる?」

「明日と明後日です」

「同じぢゃーん!!
ぢゃあ明日また
いろいろ話そうね
ぢゃあね!!」
波は手を振って
バイクを走らせた。




愛は
バイクが見えなく
なるまでずっと
見ていた。


「・・どぉしよ・・」
愛は独り呟いた。

⏰:07/01/11 01:58 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#66 [ケまっきーx]
   


翌日のアルバイト


「昨日教えた
洗車やってみな?」

この日はあまり
お客も少なく
やる事も無かった。


「えっ!!!」
愛は気まづそうだった

「今日は暇だし!
俺もさりげなく
手伝うからさ?」


波は笑って
大丈夫!
と愛の頭を撫でた。


「頑張って!」
愛の背中を押して
車のもとへ
走らせた。

⏰:07/01/11 02:03 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#67 [ケまっきーx]
波は影から
愛を見守る。


「おい!!お前新人?
遅っせーんだけど!!」

男が車に駆け寄る。


愛は驚いて
固まってしまった。



あちゃー・・・
頑固者な人・・


波は走り出した。

⏰:07/01/11 02:06 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#68 [ケまっきーx]
  


「すいません!!
この子新人なんで!!
今から俺やります!」

波は愛をかばうように
男の前に立った。


「早くしろよ!!
客少ねーんだから!!」

「はーい!!」


愛はその場に
立ち尽くしたまま
波が洗車をするのを
ただじっと見ていた

⏰:07/01/11 02:09 📱:W42SA 🆔:7r73/TrI


#69 [ケまっきーx]
   


「ありがとう
ございまーす!」
波は洗車を終わり
お客を見送る。


「あの・・・」

愛は波に駆け寄る。


波は振り向く。


「すいません・・
足引っ張って・・」
愛は泣きそうな顔で
波を見ている。


「あぁゆうお客
来るんだよねー・・
全然平気だからね?」

波は愛の肩を叩いて
微笑んだ。

⏰:07/01/12 16:25 📱:W42SA 🆔:hG/CCCHE


#70 [ケまっきーx]
  

2人は同じ高校とゆう
事もあってか
距離が縮まった。


昼休み
廊下を歩いていると

「ねみー・・・」
かったるそうに
あくびをする要。


「土手行かね?
授業だるすぎます。」
波は煙草を吸う仕草
で要を見た。


「行く?」


「あ!!愛ちゃん!!
おはよー!!!」

⏰:07/01/12 16:39 📱:W42SA 🆔:hG/CCCHE


#71 [ケまっきーx]
  


要が言い切る前に
波は手を降った。


前から愛と友達が
歩いて来ていた

「あっ・・」
愛の友達が
愛のほうを向く。


「愛ちゃーん!!
今日バイトなの?」


「いえっ今日は・・」

「そっか!俺も入って無いけどね!あ!てかこいつも木下って
ゆうんだよ?」


そう言って
要の背中を押す。

⏰:07/01/12 16:45 📱:W42SA 🆔:hG/CCCHE


#72 [ケまっきーx]
   

要はぶっきらぼうに
軽く会釈する。


「あ!!知ってます!」
愛は手を抑えた。


「え、何で?」
要は愛を見る。


「いやっ!2人有名
ですからっ!!」


「嘘だあー!?
まあいいや!
友達待たせちゃったね
ごめんね!?ぢゃな」
波は微笑んで
愛の頭をぽんっと叩く

⏰:07/01/12 16:50 📱:W42SA 🆔:hG/CCCHE


#73 [ケまっきーx]
  


「はいっ・・」


愛は真っ赤な顔で
友達に駆け寄る。


「良い感じぢゃん!!」

「良かったねえ!!」

愛がうん!
と頷く声がする。


波は気付いていない


だが


要はハッキリと聞き取れた

「なあ、あいつ誰?」

「バイトの子!
純粋っぽいだろー?」

「ふーん・・・」

要は何故か
嫌な予感がした。

⏰:07/01/12 16:56 📱:W42SA 🆔:hG/CCCHE


#74 [ゅぃ]
あげあげ
まっきーの天才!!笑
まじ楽しすぎて微笑ましくて…
更新楽しみにしてまぁす★

⏰:07/01/13 18:54 📱:P902iS 🆔:sPUgXSN2


#75 []
めーっちゃおもろい

⏰:07/01/14 02:56 📱:SH901iS 🆔:MogG2htk


#76 [ケまっきーx]
ゆいさンケ!
ありがとうxx
微笑ましいですかI?
嬉しいな゙


rさンx
ありがとう
ございますケ!

⏰:07/01/14 16:01 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#77 [ケまっきーx]
   

「今日要んち泊まる」
波の言葉に
苦笑いな要。

「嫌だ。寝たい。」


「えぇー!!けち!!」
波は煙草の火を消し
要を睨む。


「家で寝ろよ。」


「え〜・・・」
波は嫌そうに呟く

⏰:07/01/14 16:08 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#78 [ケまっきーx]
  


「親帰ってくんだ」
波はライターをいじる


「・・・。」
要は戸惑う。


「わりぃ。俺、
親の事はちょっと」


要の家は母子家庭で
母親は朝から夜まで
働きに出ているので
親との問題が
あまり分からなかった

「そっちのが良いよ」

波は寂しそうに笑った

⏰:07/01/14 16:15 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#79 [ケまっきーx]
    


要と別れ
暗い坂道を下る。
溜め息交じりに
煙草の煙を吐いて


家が見えて来る。


今時じゃ珍しい
和風な門がまえ。


駐車場には
見慣れた車が
止まっている。

⏰:07/01/14 16:26 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#80 [ケまっきーx]
  


波は敷居をまたぎ
門をくぐった。


玄関を開くと
大量の花束と
旅行カバン。


「ただいま・・」

聞こえるか
聞こえないかぐらいの
声で言った。


「おかえり。」


後ろを振り向くと
父親が立っていた。

⏰:07/01/14 16:28 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#81 [ケまっきーx]
   


「母さんが波に
お土産買ってたぞ」


「そうなんだ。」


父親は書道の先生で
小さい頃から
怒られている記憶
しかなかった。

「母さんなら居間に」

「疲れてるだろうから
良いよ。おやすみ」

父が言い切る前に
波は微笑んで
立ち去ろうとした。

⏰:07/01/14 16:36 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#82 [ケまっきーx]
   


「波さん。」


波は溜め息をついた


「今帰ったの?」


後ろには着物を着た
母親が立っていた。


「ただいま。」
波は微笑むと
母親の目を見ずに
足を進めた。


「波さん!明日学校の後、何かあるの?」


波は立ち止まり
「あるよ。」
とだけ言った。

⏰:07/01/14 16:41 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#83 [ケまっきーx]
   


「明日活け花の
お稽古を一緒にと
思ったんだけど・・」

「あぁ。ごめん。」


「人1倍練習しないと
波さんは駄目よ?
煙草だってバイクだって
許してあげたのに
全然稽古に出ない」


波は吐き気がした。


「また今度。
ぢゃあおやすみ。」


波さんと言う声に
振り向かなかった

⏰:07/01/14 16:45 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#84 [ケまっきーx]
   


部屋に入り
波はベットに潜った。


お香に火を付け
深呼吸・・・


この家に
味方なんていない。

活け花・琴・書道

いずれ俺が
背負うもの。



深い溜め息を付いた。

⏰:07/01/14 16:52 📱:W42SA 🆔:zPeSrs6k


#85 [ケまっきーx]
  
プルル・プルル・・


部屋中に
携帯の着信音が
鳴り響く。


<<由美子>>


「もしも〜し?」


波はベッドから
起き上がり
電話に出た。

⏰:07/01/15 00:27 📱:W42SA 🆔:X4XjeabM


#86 [ケまっきーx]
  


「何してるの?」


由美子の声を聞くと
安心した気分になる


「家だよ〜!暇人」


「こんな時間におうちなんて・・偉いね」


由美子はクスクスと
静かに笑った。

⏰:07/01/15 00:29 📱:W42SA 🆔:X4XjeabM


#87 [ケまっきーx]
  


「明日何やってる?」
「明日?何も・・」

「俺んち来てよ」


「分かった。明日
講義無いから早く
行けるよっ!」

「うん!分かった!」

「・・どうしたの?」

由美子は寂しそうに
呟いた。

⏰:07/01/15 00:33 📱:W42SA 🆔:X4XjeabM


#88 [ケまっきーx]
  


「何が?」


波はお香に火を付け
ベッドに座り直した


「元気無いから・・」

あぁ・・
由美には全て
お見通しなんだな。


「別に平気だよ?
ちょっと眠いかも」


「嘘!ぢゃあ切る!
おやすみなっちゃん」

心配なんて
かけられないよ。


「ごめんな?
おやすみナサイ」


電話を切って
ゴロンとベッドに
倒れた。

⏰:07/01/15 00:37 📱:W42SA 🆔:X4XjeabM


#89 [ゅぃ]
あげ(/^^)/★

波家かたぁぁい(((・・;)波大変だあ(~_~;)

⏰:07/01/15 22:57 📱:P902iS 🆔:QcdzYA3o


#90 [ケまっきーx]
ゆいさン机
ありがとうケx
かたいですよね

⏰:07/01/16 18:07 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#91 [ケまっきーx]
   


翌日母親に
いつものように
起こされて
学校へ向かった。


「おはよ波!!!」

下駄箱で
背中を叩かれた。


「おはようさん」
波は微笑む。

そこには
中学からの同級生
美智瑠が立っていた


「ねぇ・・
相談があるんだ・・」

美智瑠が耳元で呟く


波は頷いた。

⏰:07/01/16 18:16 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#92 [ケまっきーx]
  


2人は
1限目をサボり
屋上へ向かった。


「彼氏と喧嘩した」


ポツリと美智瑠は言う


美智瑠は波が
尊敬している
先輩の妹で
年上の大学生と
付き合っている。


「あらら。何で?」


「本気で私の事
好きか聞いたんだ」


「したら何て
言ったと思います?」

⏰:07/01/16 18:22 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#93 [ケまっきーx]
  

波は首を傾げる

「ハイハイ。って言って
はぐらかしたの。
腹たっちゃった。」


美智瑠は涙目で
うつ向いた。


「彼氏にこんな事で
怒るなんて餓鬼だ
って言われたけど。」

「波にこんな事
言いたく無いけど」


黙ってきいていた
波が顔を上げる。


「大学生は
高校生に本気に
ならないと思う。」

⏰:07/01/16 18:26 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#94 [ケまっきーx]
  




「それでも良いなら
俺は良いよ。」


「え・・・?」

美智瑠は聞き返す。


「あっちが本気ぢゃ
無くったってさ?
自分がめちゃくちゃ
好きならさ・・・
俺は良いと思うよ?」

美智瑠は言葉を失う


「美智瑠が
彼氏の事どう思うか
そこなんぢゃね?」


風が強くふき
波は目を細める。
初夏のジメジメした
匂いが辺りを包む。


「なんてな!!」
波は美智瑠の背中を
思いきりたたいた。

⏰:07/01/16 18:32 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#95 [ケまっきーx]
  


「あの先輩の妹が
そんな顔になる程
いい男なんだな〜」

波は笑って
美智瑠を見た。


「・・そうよ!!
めちゃくちゃ・・
カッコイイんだから」

美智瑠は波の頭を
思い切り叩く。

「ありがとう波。」




「待って!!!
今日何曜日???」
美智瑠が苦笑い。


「今日?・・月曜日」

「あぁーーッ!!!」
2人は教室へ急いだ。

⏰:07/01/16 18:37 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#96 [ケまっきーx]
  

月曜日の
1時間目の授業を
遅刻した生徒は
1週間放課後掃除



「マジごめん波」

美智瑠は申し訳
無さそうに言った。


「良いよ別に!
早くやっちまおうよ」

2人は必死に
掃除をした。


「何か雨降りそう」
美智瑠がポツリと呟く


窓を見ると
重苦しい曇が
空に広がっている。

⏰:07/01/16 18:42 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#97 [ケまっきーx]
  

「本当だ。」

「傘無いし!!」
美智瑠は掃除を進めた


「降る前に帰るべ」


波も手を動かした。

⏰:07/01/16 18:44 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#98 [ケまっきーx]
  


2人が終わった頃
雨は小さく
降りはじめていた。


「あーぁ・・」
2人は溜め息をする


「ぢゃあ俺急ぐ!
ばいばい!!!」


「あ!うん!!!」


波はズボンを捲り
走った。

⏰:07/01/16 18:47 📱:W42SA 🆔:TxZcxG7k


#99 []

更新してる---(・)
がんばってくださぃ

⏰:07/01/16 18:48 📱:D902i 🆔:☆☆☆


#100 [ケまッきーx]
エさンありがとうy
また読んでやって
下さいyI

⏰:07/01/19 15:57 📱:W42SA 🆔:UUnvlvsE


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