strip
最新 最初 🆕
#470 [can]
 
司『わかります。
俺も何度か辞めようと
したんだけど…』

莉奈『女の子で
タバコってさぁ
…イメージ悪いよね?』

司『まぁ人それぞれ
ですからね。俺は
気にしませんけどね』

⏰:07/02/22 12:38 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#471 [can]
 
莉奈『そっか…
あ、何食べる?
私おごるよ』

司『え?いいですよ』

莉奈『私が誘ったんだから
私がおごるのは
当たり前じゃんか』

司『それじゃあ
お言葉に甘えて…
たくさん
頼んでいいですか?』

⏰:07/02/22 12:40 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#472 [can]
 
…反則だよ。

そんな無邪気な笑顔は
私に見せちゃだめ。

胸が苦しくなる。

莉奈『もちろん!
食い盛りだもんね』

司『やった〜
ありがとうございます』

幼稚園児みたいに
無邪気に笑う司。

⏰:07/02/22 12:42 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#473 [can]
 
店員がオーダーを
取りに来て
司は三品ぐらい
頼んでいた。

司『俺は以上で!
莉奈さんは?』

莉奈『私はグラタンと
アイスティー下さい』

店員『かしこまりました』

⏰:07/02/22 12:44 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#474 [can]
 
しばらくして
料理が届く。

司は美味しそうに食べる。

司『それより話って?』

莉奈『あ…うん。
あのね?相談なんだけど』

司『俺でよければ
全部聞きますよ』

私はその言葉に頼って
司に全て話した。

⏰:07/02/22 12:47 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#475 [can]
 
亜由美にも
なかなか言えなかった事も
司になら言える。

知らない間に
私は司の事
すごく信頼してたんだ。

司は食べる手を止めて
呆然と聞いていた。

たまに相槌をくれて
真剣な目で
私を見てくれる。

⏰:07/02/22 12:48 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#476 [can]
 
莉奈『…どうしたらいいか
自分でもわかんないの。
晃も剛もすごく
私の事理解してくれてて
二人共大事なの』

司『俺だって…
莉奈さんの理解者です』

莉奈『わかってるよ。
だから司に相談
してるの』

⏰:07/02/22 12:50 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#477 [can]
 
司『そういう意味じゃ
なくって、
俺も莉奈さんの事
好きですよ』

莉奈『…え?』

司『悩み事増やすようで
悪いけど俺だって
莉奈さんが好きです』

司のそんな顔
見た事ないよ。

⏰:07/02/22 12:51 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#478 [can]
 
いつの笑顔とは
また違う魅力がある
真剣な顔。

莉奈『…冗談でしょ?』

司『本気です。
例え莉奈さんが
剛さんか晃さんの
どっちかを選んでも
俺は莉奈さんが
幸せならいいです』

⏰:07/02/22 12:53 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#479 [can]
 
そんな事言わないで。

視界がぼんやりと
潤んでいく。

涙が溢れそうだよ。

莉奈『よく考えるから
返事は待ってね』

剛にも晃にも言った言葉。

本当は
考えれば考える程
辛くなるから
あまり考えたくない。

⏰:07/02/22 12:55 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#480 [.勍]{ナオ}[。∠゚笑[◆Tak1HcGUW6]
頑張ってイ

⏰:07/02/22 12:55 📱:auTS3A 🆔:☆☆☆


#481 [can]
 
―――

剛の告白

晃の告白

司の告白

どうすればいい?

皆大切。

前みたいに
体だけの関係じゃ
ダメなの?

私はそれで十分
心が満たされたよ?

…どうしていいのか
わかんないよ。

⏰:07/02/22 12:56 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#482 [can]
 
>>480ありがとう

⏰:07/02/22 12:57 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#483 [can]
 
あなたならどうする?

⏰:07/02/22 13:00 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#484 [can]
 
小さい頃から
兄妹のように育って
私の事
1番知ってくれてる人。

私を1番
ドキドキさせてくれて
彼女と別れてまで
私を好きだと
言ってくれる人。

年下だけど
頼りがいがあって
笑顔が素敵で
すごく癒してくれる人。

⏰:07/02/22 13:02 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#485 [can]
 
三人が
一つになればいいのに。

⏰:07/02/22 13:03 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#486 [can]
 
私はね
【愛】を知らないの。

愛されてるって言う物が
どんなものかわからない。

耕太を好きになった時も
【愛】を知りたくて
人を好きになりたくて
少し
無理矢理だったのかも。

⏰:07/02/22 13:05 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#487 [can]
 
誰も傷つけたくない。

私は傷ついてもいい。

亜由美や夏美サン、
晃、剛、そして司。

みんな大事なの。

傷つけたくないの。

だからごめん。

…私の気持ちわかってね?

⏰:07/02/22 13:07 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#488 [can]
 
―――

ある朝
莉奈は消えた。

莉奈の部屋は
いつもと変わらない
可愛らしい部屋。

だけど莉奈はいない。

変わりに紙が一枚
机にあっただけ。

⏰:07/02/22 13:09 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#489 [can]
 
皆の事
すごく大事だから。
 

⏰:07/02/22 13:09 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#490 [can]
 
たくさんの意味のこもった
その紙は
亜由美が持っている。

亜由美は
裏切られた気持ちより
莉奈の気持ちに
気付いてあげられなかった
気持ちの方が強かった。

⏰:07/02/22 13:11 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#491 [can]
 
―――

数年後。

亜由美は裕也と
街にくりだしていた。

付き合う事はない二人。

でも恋人みたいに
仲がよかった。

二人は
交差点で信号待ちを
している時、
同じ信号待ちしていた
一人の男が
電話相手にこう言った。

⏰:07/02/22 13:13 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#492 [can]
 
男『おぉ!りな!
最近連絡くれないから
心配だったんだよ〜…
え?そうなの?
じゃあまた飛行機乗って
そっち行くわ』

亜由美『…りな?』

隣にいた亜由美は
その言葉に反応し
男を見た。

⏰:07/02/22 13:15 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#493 [can]
 
裕也『亜由美〜
青だぞ。行こう』

亜由美は
男に話し掛けようとしたが
裕也に手を引っ張っられ
男は人込みの中に消えた。

⏰:07/02/22 13:18 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#494 [can]
 
そう。

その男は内藤。

電話の相手は…

内藤『今どんな仕事
してんだよ!?』

『ゆっくりと脱いで
じらして脱いで
いやらしく脱ぐ店!
それが私の仕事』

―――END―――

⏰:07/02/22 13:19 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#495 [リエ]
お疲れ様でしたぁ
すっごく面白かったですッ
ストーリーもしっかりしてて、読みやすかったです
ほんとにお疲れ様でした
2作目とか書かないんですか
もし、書くなら頑張って下さいねッ(`・・´)

⏰:07/02/22 14:35 📱:F901iC 🆔:☆☆☆


#496 [我輩は匿名である]
>>450-500

⏰:07/02/22 16:55 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#497 [Emi]
いつもいつもドキドキして読んでました
とてもリアルでした
感動しました。最後は胸が痛かったけど…
すごくおもしろかったです

⏰:07/02/22 16:57 📱:D702i 🆔:☆☆☆


#498 [can]
 
>>495
ありがとう
二作目書こうか
考え中なんだ〜

何かリクありますか?
(笑)

>>496どうも

>>497ありがとう
そう言われると
頑張った甲斐あるカモ
(笑)

⏰:07/02/22 17:01 📱:SH901iC 🆔:☆☆☆


#499 [まぁ]
お疲れ様でした(*′ω`)ここ最近、この小説に気付き釘づけでした
読みやすくてとてもよかったです

⏰:07/02/22 17:18 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#500 [華]
しちゃって残念だけどメッチャ楽しかったですコレカラも応援してるので頑張って下さいッ

⏰:07/02/22 17:31 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194