絶対やらない×××!
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#355 [ウサギさん]
「ハァ…連れ戻されるのが落ちだ。その前に帰れ」

春日は突き放すようにそう言うと和哉の手を引いて後ろを向いた。

「かっ春日さん!?」

「…帰らないよ…欲しい物があるから…ねぇ兄さん!和哉君頂戴」

春日はピタリと止まり鋭い目付きで泰成を睨む。

⏰:07/07/05 13:50 📱:auTS3D 🆔:☆☆☆


#356 [ウサギさん]
「……何を考えてる?」

「和哉君を好きになったんだ!ねぇ…だから、頂戴?」

泰成は笑顔を崩す事なく春日を見る。

「………断る。行くぞ!和哉」

「えっ!?あっ春日さん!?」

和哉は引っ張られるまま春日に付いて行く。
そして最後に泰成は叫ぶ。

⏰:07/07/05 13:54 📱:auTS3D 🆔:☆☆☆


#357 [ウサギさん]
「兄さん!和哉君の唇はもう頂いたからねぇ〜!クスクス」

「ッッッ!?」

和哉は後ろを振り返り泰成を見る。
泰成はニコリと笑って手を振っていた。
そして和哉の心に残されたのは、複雑な思いと、強く握られた春日の手の感覚だけだった…。




――――…………





第5話●前編●END

⏰:07/07/05 13:58 📱:auTS3D 🆔:☆☆☆


#358 [ウサギさん]
第六話○後編○

⏰:07/07/05 14:01 📱:auTS3D 🆔:☆☆☆


#359 [ウサギさん]
―――バンッ!

「春日さん!」

あの後二人は無言のまま車に乗り家へと向かい、春日は和哉を車から降ろし抱き上げるとドアを閉めてエレベーターへと向かう。

「おっ降ろせって!」

「黙れ!」

―――ビクッ!

和哉は初めて聞く春日の怒鳴り声に驚き何も言えなくなった。
自分でも気付かないうちに手が震えていた。

⏰:07/07/05 14:08 📱:auTS3D 🆔:☆☆☆


#360 [ウサギさん]
―きっと春日さんにも伝わっている!―

そう思って必死に止めようとするが中々震えが止まらない。
止めようとすればする程全身に震えが回る。

その間にエレベーターはどんどん上がって行く。
和哉は段々涙が溢れて来た。
きっと怒っている理由(ワケ)は『あの事』を黙っていたからだ、と思えば思う程涙が溢れてきた。

⏰:07/07/05 14:12 📱:auTS3D 🆔:☆☆☆


#361 [ウサギさん]
そして―チーンッ―と言う着いたのを知らせる音が鳴ったと同時に春日は直ぐさま家の鍵を開け、自分の靴だけ脱いで、自分の部屋へと入り、和哉をベットへと落す。

「う"っ…か…春日さっ!」

「何で黙ってたんだ!?」

「違っ…!」

「何が違うんだ!?」

「あ……ッ…」

和哉は何も言えずに黙り込む。

⏰:07/07/05 14:18 📱:auTS3D 🆔:☆☆☆


#362 [ウサギさん]
黙っている和哉を見て春日は溜め息をついた。

「和哉…俺は昨日お前が『本当に何も無いから』と言う言葉を信じたんだ…。泰成にさせれた事はお前にとって『何にも無い』になるのか?…違うだろ?…お前の事だから俺に心配させたくないと考えたんだろ?」

和哉は俯(ウツム)きながらポタポタと涙を流す。

⏰:07/07/05 14:23 📱:auTS3D 🆔:☆☆☆


#363 [ウサギさん]
そんな和哉の手を握り、そして俯き涙を流す和哉の顔を上げて涙を拭(ヌグ)う。

「和哉…俺はお前が好きだから…愛してるから…もう二度と嘘や隠し事を言って欲しくないんだ。」

「ごめんな…さい…ヒック…」

和哉はまた涙を流しながら春日に謝る。

⏰:07/07/05 14:27 📱:auTS3D 🆔:☆☆☆


#364 [ウサギさん]
そして春日は和哉を押し倒して瞼(マブタ)にキスをする。

「へ?」

「泰成に何処触られた?」

「えっ!?」

「唇?…頬?…髪?…首?…胸?…」

春日は優しくキスをしていく。

「ちょっ春日さん!?ンンッ」

和哉の口を塞(フサ)ぎ、ゆっくり舌を忍ばせて行く。

⏰:07/07/05 14:36 📱:auTS3D 🆔:☆☆☆


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