゜*消せない・゜
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#1 [xまきケたまx]
:07/02/17 12:55
:W42SA
:8pqRxqa6
#2 [xまきケたまx]
**--
手術時間まで
あと3時間。
不安そうに
俺を見つめてる…
「先生ぇっ…」
今にも泣き出しそう。
俺は手を握る。
「大丈夫!先生
美嘉ちゃんをずッと
待ってるからね?」
:07/02/17 13:04
:W42SA
:8pqRxqa6
#3 [xまきケたまx]
「先生…あの話して?」
「また?気に入ったの?」
美嘉ちゃんは頷く。
まだ中学生なのに
重い病気で
今日3度目の手術をする。
「良いよ?」
俺は微笑んで
ゆッくり話し始めた。
:07/02/17 13:08
:W42SA
:8pqRxqa6
#4 [xまきケたまx]
……--
司…?
あの日からもう
3年が経とうと
しています。
司は今何をしてるの?
もう1度だけ…
会いたいよ。
:07/02/17 13:12
:W42SA
:8pqRxqa6
#5 [xまきケたまx]
ここは
沖縄から少し離れた
小さな南の島。
島人は500人。
皆が皆顔見知り。
これは俺がまだ
医者になッたばかりの
お話。
:07/02/17 13:15
:W42SA
:8pqRxqa6
#6 [xまきケたまx]
「みぃー?
何書いてんだっ?」
病室を勢いよく開けると
急いで紙を隠した。
「もーッ!!諒にぃ!!
プライバシーの侵害!!」
「しかもみぃッて…
私もう18歳だよっ?」
:07/02/17 13:21
:W42SA
:8pqRxqa6
#7 [xまきケたまx]
こいつの名前は
未来(みらい)。
俺と7歳離れてる
まあ妹みたいなもん。
小さい頃から
この島で1緒に育ッて
家族ぐるみで
仲が良い。
みぃは小さい頃から
体が弱くて
よくこの診療所に
入院していた。
:07/02/17 13:24
:W42SA
:8pqRxqa6
#8 [xまきケたまx]
「みぃはみぃだよ!!」
「全然変わってない
東京にいたから
かっこよくなッてるかと
思ってましたっ!」
未来は舌を出して
おどける。
「悪かったな!
これでも大学では
モテモテでしたからねっ」
未来に体温計を渡し
椅子に座る。
:07/02/17 13:28
:W42SA
:8pqRxqa6
#9 [xまきケたまx]
俺は東京の大学に
上京した。
医大は思ったよりも
難しくて大変で…
東京の人は冷たくて
寂しかった。
島に帰りたい。
毎日毎日思ってた。
24になった時
島の診療所に来た。
:07/02/17 13:34
:W42SA
:8pqRxqa6
#10 [xまきケたまx]
島は全然変わッて無くて
人も暖かくて…
俺にはやッぱり
ここが1番合ってる。
診療所には未来が
入院していた。
もう3年も入院を
しているらしい。
子宮破裂。
俺も聞いた事しか無い
病名だった。
:07/02/17 13:38
:W42SA
:8pqRxqa6
#11 [xまきケたまx]
15の時何があッたのか
聞きたくても
聞けなかった。
俺が成人式の時
帰った時はまだ
元気だったのに。
とりあえず…
大学で学んだ事で
未来を治すだけ。
ッつってもまだまだ
研修医だけど……
:07/02/17 13:44
:W42SA
:8pqRxqa6
#12 [xまきケたまx]
「ねぇッ!!諒っ?」
未来が肩を叩く。
「おぉッ!!わりぃ。」
「また瑠美ちゃんの事
考えてたのーっ?」
未来は笑いながら
体温計を渡す。
「…はいはい。」
諒は苦笑いで
体温を見る。
:07/02/17 13:48
:W42SA
:8pqRxqa6
#13 [xまきケたまx]
「今日瑠美ちゃんは?」
「知らねッ。
おばさんの店かな?」
未来の家は
小さな料理屋だった
「少し熱あんな。
解熱剤っとー…」
諒は立ち上がり
病室を出る。
え?瑠美は誰かって?
:07/02/17 13:52
:W42SA
:8pqRxqa6
#14 [ゅぃ]
一番乗り〜★やった(^^)v笑
まっきーの新作☆楽しみだぁq(^-^q)またまた読ませていただきます♪頑張ってくださぁぁい(Uω∪`*)
:07/02/17 13:56
:P902iS
:TI4wFmzs
#15 [xまきケたまx]
「諒っ!おはようっ」
こいつが瑠美。
最近付き合った。
みぃんちの居候。
「頭にう○こ…
乗っかってますよ?」
「馬鹿!お団子頭だ!」
金色に染まった髪を
触って叫ぶ。
「みぃの所入って平気?
弁当持って来たの」
:07/02/17 13:57
:W42SA
:8pqRxqa6
#16 [xまきケたまx]
ゆいちゃンIx
またまたありがとy
嬉しいわあ~
:07/02/17 13:59
:W42SA
:8pqRxqa6
#17 [ゅぃ]
まっきーが書く小説には現れます♪笑
応援してますのでo(^o^)o
:07/02/17 14:03
:P902iS
:TI4wFmzs
#18 [xまきケたまx]
「微熱があるんだ…
あンま盛り上がんなよ?」
「了解ーッ!!」
瑠美は敬礼をして
走り出した。
「可愛いー…」
司はポソッと呟く。
瑠美は東京の子で
ダイビングをしたくて
ここに来たらしい。
俺が帰ってきたのが
1年前なんだけど…
3年前から
みぃの家の居候らしい
:07/02/17 14:05
:W42SA
:8pqRxqa6
#19 [xまきケたまx]
まあ可愛い奴で
2歳年下だけど…。
ベタ惚れな訳。
…ってんな事は
どうでも良いんだ!!
解熱剤を握りしめ
笑い声が響く病室を
ガラリと開く。
「楽しそうだね…」
諒は嫌味ッたらしく
2人を見回す。
「ほいっ。飯食ったら
これ飲んでな?」
解熱剤を未来に渡し
病室を出る。
:07/02/17 14:09
:W42SA
:8pqRxqa6
#20 [xまきケたまx]
「何か諒にぃ…
医者ッぽーい!!!!」
瑠美は笑ッている。
「まあねっ!
往診行って来るわ」
茶色いドでかい鞄を
肩にかけて
バイクに股がる。
:07/02/17 14:12
:W42SA
:8pqRxqa6
#21 [xまきケたまx]
ゆいちャん~
ありがとおIy
この話でもファンを
作ってねエわら
:07/02/17 14:13
:W42SA
:8pqRxqa6
#22 [xまきケたまx]
この島は車かバイクが
必需品。
まだ4月なのに
すげぇ暑いっ!!
バイクを走らせると
風が肌に当たり
心地よい。
そうだ。
まだ時間があるし
港の方に行ってみよ。
:07/02/17 14:17
:W42SA
:8pqRxqa6
#23 [xまきケたまx]
「こんちわー!!」
漁協の扉を勢い良く
開けてみた。
「諒ぢゃねぇか!!
どうしたんだ?」
これは隣のおッちゃん
「暇だからさっ。
司は?漁出ちゃった?」
:07/02/17 14:20
:W42SA
:8pqRxqa6
#24 [xまきケたまx]
「司はー…
多分健ちゃんと
漁出ちまったな!!」
健ちゃんっつうのは
俺の親父。
司は俺の弟。
丁度みぃと同い年。
「そっか。
ぢゃあまた来るわ。」
諒は手を振って
扉を閉めた。
漁師っつうのは
大変だな……
そう呟いて
バイクを走らせた。
:07/02/17 14:23
:W42SA
:8pqRxqa6
#25 [xまきケたまx]
「ただいまー…。」
伸びをして
諒は診療所に入る
もう日も落ちてきた。
受け付けに目をやると
瑠美が寝息をたてて
机に伏せている。
クスッと微笑み
未来の病室に入る
「こっちも…」
未来も布団に潜り
眠っている。
:07/02/17 14:28
:W42SA
:8pqRxqa6
#26 [xまきケたまx]
カルテを見直し
時間を見た。
「帰るかなっ…」
夜になったら
純おじさんが
未来を見てくれる。
そろそろおじさんが
来てくれるだろう。
「…帰るぞー」
寝ている瑠美の
耳元で囁く。
:07/02/17 14:32
:W42SA
:8pqRxqa6
#27 [xまきケたまx]
「んー…あ!寝てた?」
瑠美は顔を上げ
諒を見上げる。
「カナリね。」
「ここ静かでさー
寝心地良すぎっ」
瑠美は諒に寄りかかる
「ほらっ」
瑠美を立たせてる。
:07/02/17 14:36
:W42SA
:8pqRxqa6
#28 [xまきケたまx]
諒は瑠美抱きつく。
「瑠美っ…」
「…誰か来るよぉ?」
「関係無い…
むしろ来ないっしょ」
そう言って
瑠美に軽く口付ける。
舌を絡めて
抱きしめる力が
強くなった。
:07/02/17 14:39
:W42SA
:8pqRxqa6
#29 [xまきケたまx]
「こんばんわー!!
諒ちゃーんっ!!!」
勢い良く扉が開く。
2人はバッと離れた。
「純おじさん!
ちわっす…!!」
動揺を隠せない俺。
「何?どうした?
まあいいや!!
お疲れさんっ!!」
純おじさんは
俺が小さい頃からいる
島のお医者さん。
俺の尊敬する人。
:07/02/17 14:42
:W42SA
:8pqRxqa6
#30 [xまきケたまx]
「ぢゃあ…帰るか!」
瑠美の顔を見る。
「純さん!!ぢゃね!」
瑠美が微笑んで
手を振る。
扉を閉めて
溜め息をつく。
「あっぶねー…」
「馬鹿!!」
瑠美は諒を睨んだ。
:07/02/17 14:45
:W42SA
:8pqRxqa6
#31 [xまきケたまx]
バイクで瑠美を送り
家に帰る。
まあ隣どうしだけど
「ただいまー。」
居間に入ると
皆が食事を囲んでいる
「お前、昼間に
漁協来たらしいな?」
親父が酒をつぎながら
諒を見る。
カバンをおろし
隣に座りこむ
「そうそう。
顔出しにねっ。
いなかったけど…」
:07/02/17 14:49
:W42SA
:8pqRxqa6
#32 [xまきケたまx]
「今日は大漁でな!!
忙しかったんだよ」
「ふーん。いただきます
あれ?司は?」
「部屋にいるみたい
疲れたから寝るって」
「ふーん…」
諒は真上を見上げて
食事を始めた。
:07/02/17 14:51
:W42SA
:8pqRxqa6
#33 [
美月
]
:07/02/17 15:21
:D902iS
:p.jWqa6k
#34 [xまきケたまx]
美月さンx
ありがとう
凄い嬉しい咐x
チャンダン良いですよね}
まきも好きな匂いI
これからも
お願いします
:07/02/17 20:46
:W42SA
:8pqRxqa6
#35 [xまきケたまx]
居間でテレビを
ぼーっと見つめる。
「母さーん!!この人
司に似てない?」
テレビを指差す。
「どれ?あぁ…。
瑠美ちゃんも言ってた
わよ。何だっけ…
成宮くんだったかしら」
:07/02/17 20:52
:W42SA
:8pqRxqa6
#36 [xまきケたまx]
「名前分かんねぇ。
とにかく似てるわー」
まじまじとテレビを見る
司は母親の
可愛いらしい顔付き
成宮ってやつに
結構似てるわ。
「あんただって
似てるって言われる
ぢゃないの。
平岡なんとかっ…」
「俺そいつ知らない」
:07/02/17 20:55
:W42SA
:8pqRxqa6
#37 [xまきケたまx]
なんかNANA?に出てた
男の子に似てるらしい
自覚症状は0だけど
司の目つきは
年々父親に似て
俺の性格は
母親ゆずり。
「司寝たかな?」
真上の天井を見つめ
呟く。
:07/02/17 20:59
:W42SA
:8pqRxqa6
#38 [xまきケたまx]
「またちょっかい出す
と睨まれるわよ?」
諒は立ち上がる。
「何で?兄弟は
仲良くしないとっ」
諒はよしっと意気込み
階段を駆け上がった
ドアをゆっくり
ノックする。
トントンッ…
:07/02/17 21:02
:W42SA
:8pqRxqa6
#39 [xまきケたまx]
「司ー??寝たの?」
トントンッ…!!
何だ。寝たのか。
溜め息を付いて
向かいの自分の部屋の
扉を開ける。
「何?寝てないけど」
うざったそうに
こちらを睨む。
:07/02/17 21:10
:W42SA
:8pqRxqa6
#40 [xまきケたまx]
「いや?なんとなく
ノックしただけ。
何してたんだよ?」
部屋を除きこむと
真っ暗な部屋に
テレビが付いている。
「電気付けろよー
目悪くなったら
漁できないだろ?」
司を押し退けて
部屋の灯りをつける
:07/02/17 23:20
:W42SA
:8pqRxqa6
#41 [xまきケたまx]
パチッ……
突然明るくなったので
目がチカチカする。
部屋にはギターが
立掛けてあって
俺が東京から送って
やった雑誌の束。
東京から送ってやッた
洋服の山。
テーブルには灰皿と…
ん?灰皿?
:07/02/17 23:24
:W42SA
:8pqRxqa6
#42 [xまきケたまx]
「お前……まだ煙草
吸ッてんのか?」
部屋の扉で腕組みを
している司。
「だから何?
親父も知ってるよ」
司はうざったそうに
諒に近寄る。
「お前18だろ?
未成年から吸うと
肺ガンになりやすく
なるんだよ。それに」
さえぎるように
司が怒鳴った。
:07/02/17 23:28
:W42SA
:8pqRxqa6
#43 [xまきケたまx]
「うるせぇッ!!!!
関係ねぇだろ!!!!」
「司?諒?
また喧嘩?
やめなさいよー?」
下から母親が叫ぶ
「関係無くねぇよ。」
諒は腕を組む。
「いちいちつッかかッて
お前何なんだ?
反抗期ッてやつ?」
:07/02/17 23:32
:W42SA
:8pqRxqa6
#44 [xまきケたまx]
「…言いたい事は
それだけ?
明日も早ぇんだよ。
出てってくんない?」
司は諒を押し出す。
「おいッ!!…--」
ガチャッ!!!
司は扉を閉めた。
:07/02/17 23:35
:W42SA
:8pqRxqa6
#45 [xまきケたまx]
司は昔からそんなに
話し上手ではなかッた
でも昔はもっと…
不器用だったけど
優しい奴だった。
後ろチョコチョコ付い来て
俺がやる事全てを
真似してたな。
成人式の時に
帰った時なんて
抱きついて来たのに
:07/02/17 23:40
:W42SA
:8pqRxqa6
#46 [xまきケたまx]
「俺美容師になりたい!
だから今より
もっとお洒落に
ならないとなんだ。
諒…もしさお金が
余った月とかあッたら
雑誌送ってくれない?
できれば髪型の雑誌
あと…洋服の!!!」
あの時の司の顔は
キラキラ輝いていた。
それから安い給料で
毎月雑誌を送った。
雑誌に載ってた
気にいった服も
送ってやるようにした
:07/02/17 23:46
:W42SA
:8pqRxqa6
#47 [xまきケたまx]
3食菓子パン1個の
生活になっても
雑誌を送るのは
辞めなかった。
いつも喜んだ声の
電話を聞くと
腹の減りなんて
吹っ飛んたんだ。
俺んちは全然金持ち
何かじゃなかった。
俺が医者になったせい
でもっと貧乏になった
:07/02/17 23:54
:W42SA
:8pqRxqa6
#48 [xまきケたまx]
お金の為に
夢を諦めるなんて
絶対後悔する。
だから司には
いつか東京に
来てもらいたかった
東京の美容院とか
渋谷の服屋とか
絶対見せてあげたい
中学を卒業した時
母親から連絡があッた
:07/02/17 23:59
:W42SA
:8pqRxqa6
#49 [xまきケたまx]
「え?漁師?司が?」
司は高校には行かず
親父の漁師を継ぐと
言って来たらしい。
「そうなの…
もう決めたからッて…」
「ふーん…。」
ガッカリした。
あのキラキラした瞳は?
雑誌を見て喜んだ
お礼の電話たちは?
:07/02/18 00:02
:W42SA
:7qlcXNMg
#50 [xまきケたまx]
そして24になッた冬
4年振りに帰った。
それから司とは
まともに話して無い
俺を避けるかのように
反抗期か?
嫌われるような事
俺したのか?
:07/02/18 00:05
:W42SA
:7qlcXNMg
#51 [xまきケたまx]
「純おじさん!!!
ごめんね!!!!」
昨日あんな事
思い返してたら
まんまと寝坊…。
何やってんだ馬鹿。
勢いよく
診察室を開けると
純おじさんは
笑っていた。
「珍しいなあ!
お前が寝坊なんて。
ぢゃあ帰るよ。
忙しくなったら
呼んでくれな?」
:07/02/18 00:08
:W42SA
:7qlcXNMg
#52 [xまきケたまx]
「ありがとう!!
ゆっくり休んでね」
諒は微笑んで
白衣をはおる。
未来の病室に行く。
これが毎日の日課。
:07/02/18 00:10
:W42SA
:7qlcXNMg
#53 [xまきケたまx]
「おはよー??」
「あッ…おはよ…」
今日の未来は
元気が無かった。
「熱は下がった?
…まだ熱いね…。」
おでこを触れて
顔をしかめる。
:07/02/18 00:14
:W42SA
:7qlcXNMg
#54 [xまきケたまx]
「苦しいー……」
未来は重度の喘息持ちで
風邪を引くと
結構ややこしい。
胸が激しく上下して
ゼェゼェ言ってる。
「吸引しよう。
待っててな…?」
未来に微笑み
病室を出る。
:07/02/18 00:17
:W42SA
:7qlcXNMg
#55 [xまきケたまx]
「少し苦しいけど…
慣れっこだよな?」
未来の背中をさすり
顔を除きこむ。
シュー…ッ
白い霧状の薬を
未来が吸い込む。
これをすると
未来は大分楽になる
独特な薬の匂い
所詮薬だから
美味しい訳が無い。
:07/02/18 00:21
:W42SA
:7qlcXNMg
#56 [xまきケたまx]
「しかし暑い!!」
扇風機を回して
諒は顔をしかめる。
「海行きてぇな…」
ボソッと呟く。
「そういえば諒にぃ
琉海祭りの水泳部門
ずっと1位だッたね」
「あぁー!懐かしい!
中学生部門と高校生
部門連勝だからねっ」
:07/02/18 00:25
:W42SA
:7qlcXNMg
#57 [xまきケたまx]
琉海祭り。
毎年8月にやる
島全体のお祭り。
酒飲んで踊って
親睦を深めるんだ。
朝から夜まで
その日はお祭りで
楽しいんだよ。
そのお祭りの見せ場
中学部門と
高校部門で
水泳大会があるんだ
海にコース作ってね?
中3とか高3になると
出場資格がもらえて
よーいどん!!
:07/02/18 00:30
:W42SA
:7qlcXNMg
#58 [xまきケたまx]
「懐かしいな…」
去年は診療所で
怪我した酔っ払いの
介抱してたッけ…
「あん時の諒にぃ
本当かっこよかった」
思い返すように
遠い目をする。
:07/02/18 00:32
:W42SA
:7qlcXNMg
#59 [xまきケたまx]
「今も水泳大会ッて
あるのか?」
未来は頷く。
「多分…15の時から
行って無いから…」
「…へぇー。
15ん時司出たの?」
「……うん。
優勝してた………」
未来の表情が曇る
:07/02/18 00:35
:W42SA
:7qlcXNMg
#60 [xまきケたまx]
「司……元気っ?」
未来は髪の毛をいじる
「元気だよ。最近
反抗期みたいで
うざったいけどね」
諒は腕を組んだ。
「そうなんだッ……」
:07/02/18 00:40
:W42SA
:7qlcXNMg
#61 [xまきケたまx]
「見舞い来ねぇよな
あいつ…!!何でかな」
未来は顔を上げる。
「さあッ…漁師は
忙しいからね……」
未来は話をはぐらかす
「諒昨日チューを
見られたんだって?
瑠美ちゃんから
聞いたよー??」
:07/02/18 00:42
:W42SA
:7qlcXNMg
#62 [xまきケたまx]
「あいつ……。
本当うざいわー。
夜来たの?」
未来は首を振る。
「診療所にね?
電話が来たの。
馬鹿だねニィニー!!
欲情しすぎだよっ」
わざわざ電話?
あいつも暇人だな。
:07/02/18 00:44
:W42SA
:7qlcXNMg
#63 [xまきケたまx]
「恋人同士だもん。
キスぐらいしますよ?」
「キャーッ!!
こっちが照れちゃう」
未来は手足をバタバタ
恥ずかしいがる。
「はいはいっ
暴れない!!
往診行って来るから
大人しくしててな?」
未来の頭をポンと
叩いて席をたつ。
:07/02/18 00:47
:W42SA
:7qlcXNMg
#64 [xまきケたまx]
往診中に
琉海祭りの開催地の
海に立ち寄った。
大きく息を吸い込む
潮の匂い…
光り輝く星の砂。
やっぱここは最高だ
「諒…ッ!!!!」
後ろを振り向く。
:07/02/18 00:52
:W42SA
:7qlcXNMg
#65 [xまきケたまx]
ダイビングを終えた
瑠美が立っていた。
「おーッ!ダイビング?」
瑠美の濡れた髪に
優しく触れる。
「良い写真撮れたの
現像楽しみーっ!!」
瑠美は微笑んで
タオルで髪を拭く。
:07/02/18 00:58
:W42SA
:7qlcXNMg
#66 [xまきケたまx]
「往診?この辺はー
村上さんかっ。」
諒は頷いて
瑠美の髪をタオルで拭く
「薬飲んでるか
チェックしないとねー」
瑠美は笑う。
ギュッ…
諒は後ろから
抱きしめる。
「わあッ…」
:07/02/18 01:04
:W42SA
:7qlcXNMg
#67 [xまきケたまx]
「海で抱きしめ合う
恋人たちー♪」
「誰の歌よーっ?」
「作詞作曲…玉城諒」
「そんな歌手いたんだ」
瑠美は笑う。
2人は向き合う。
:07/02/18 01:22
:W42SA
:7qlcXNMg
#68 [xまきケたまx]
「また誰かに
見られちゃうから
しないけどねっ…」
両手を上げて
諒は微笑む。
「今日諒の家…
行きたいなっ…?」
瑠美は荷物を持って
歩き出す。
「良いよ。おいで
反抗期の司ちゃんが
いらっしゃいますが」
:07/02/18 01:25
:W42SA
:7qlcXNMg
#69 [xまきケたまx]
「司かあーッ…」
瑠美は車に
荷物を積んだ。
諒もそれを手伝う。
「待ってるよ。」
諒は微笑む。
「うん。
ぢゃあ後でね…?」
瑠美は微笑んだ。
:07/02/18 01:28
:W42SA
:7qlcXNMg
#70 [ゅぃ]
いいなぁ美男兄弟(*^^*)
B年前に何があったかドキドキです(>_<)
あげあげ☆★☆
:07/02/18 17:54
:P902iS
:dtxKA6O.
#71 [xまきケたまx]
ゆいちャン~
そんな兄弟実在したら
鼻血もンですねエ笑
今から書きます
:07/02/19 01:32
:W42SA
:u5sipED2
#72 [xまきケたまx]
諒が往診に出かけて
静かな診療所に
独りぼっちな未来。
蒸し暑い病室。
今日は恐ろしいぐらい
風が吹かない日だ。
諒が開けてくれた
窓から外を見る。
:07/02/19 01:34
:W42SA
:u5sipED2
#73 [xまきケたまx]
点滴の刺さった腕に
視線を落とす。
体重計もここ数年
乗っていないけど
痩せていッてるのは
大体分かる。
お化粧だって
した事なんか
お祭りの時ぐらい。
女の子なのに…。
:07/02/19 01:40
:W42SA
:u5sipED2
#74 [xまきケたまx]
戸棚の引き出しから
写真を取り出す。
諒が成人式の時の写真
東京から帰って来た
諒ニィはお洒落になッてて
見とれてしまった。
優しい笑顔は変わッて
無くて、嬉しかった
「若っ…」
自分を見て苦笑い。
:07/02/19 01:45
:W42SA
:u5sipED2
#75 [xまきケたまx]
13歳の時は…
まだ仲が良かッたね
今何してるのかな…
美容師は諦めたのかな
聞きたい事はたくさん
言いたい事もたくさん
一生伝わらない
この気持ち。
:07/02/19 01:48
:W42SA
:u5sipED2
#76 [xまきケたまx]
「ッ………」
写真にぽたッと
水滴が落ちる。
「ただいまッ…--」
諒は気まづそうに
立ちつくす。
「どしたッ??
どっか痛いのか??」
諒は焦って駆け寄る
:07/02/19 01:51
:W42SA
:u5sipED2
#77 [xまきケたまx]
「痛くッ…ない……
ケホッ…ハァッ……」
未来は両手で顔を覆った
「何か悩み?
俺で良かったら…」
「へぇき……」
未来は布団に
潜りこんだ。
「そっか…。
ぢゃあまた来るわ」
諒は病室を出た。
:07/02/19 01:53
:W42SA
:u5sipED2
#78 [xまきケたまx]
たまに未来は
暗い表情で
一点を見つめている
時がある。
夜たまに泣いてたり
する時もあるらしい
診療所に独りぼッちで
若いのに
子供も産めない体に
なってしまって…
カナリのストレスが
のしかかってるのかな?
:07/02/19 01:56
:W42SA
:u5sipED2
#79 [xまきケたまx]
「…何だけどさ
瑠美でも良いから
話聞いてやッてよ。」
雑誌を読む手を止め
瑠美は顔を上げる。
「……私が?」
諒は頷く。
「男の俺には
言いにくいかなッて…」
:07/02/19 01:59
:W42SA
:u5sipED2
#80 [xまきケたまx]
「諒…本当に心当たり
無いのねっ?」
瑠美の顔は真剣だ。
「だから瑠美に
頼んでるんでしょ?」
「…分かッた。」
瑠美は頷く。
「ありがと…。」
瑠美は諒に近寄る。
:07/02/19 02:01
:W42SA
:u5sipED2
#81 [xまきケたまx]
瑠美は諒の
あぐらの上に乗る。
「まだ20時ッすよー?
飯食ってから…--」
そう言い切る前に
キスされちった……。
こんな体制でキスされたら
玉城…え?たまき?
たましろですよ。
玉城諒24歳。
スイッチオンっ
:07/02/19 02:05
:W42SA
:u5sipED2
#82 [xまきケたまx]
今年25になるけど
男なのは変わり無い
ですからねっ……
諒は瑠美を押し倒す
舌を絡めて
服の上から胸を触る
瑠美は
ビクンッと反応する
服を捲り上げて
じかに瑠美の体に
触れる。
:07/02/19 02:08
:W42SA
:u5sipED2
#83 [xまきケたまx]
「りょおッ……」
瑠美が耳元で
優しく囁く。
瑠美の耳を
優しくゆッくり噛む
「あッ!!………」
瑠美の1番敏感な所
瑠美のその声で
俺の理性もふっとぶ
:07/02/19 02:12
:W42SA
:u5sipED2
#84 [xまきケたまx]
「…まだあげない」
諒は耳元で囁く。
「諒ッ……」
瑠美はイヤらしく
体をくねらせる。
瑠美に唇を交わせ
舌を絡める。
そろそろ
俺の息子も…
我慢の限界っ!
:07/02/19 02:15
:W42SA
:u5sipED2
#85 [xまきケたまx]
ガチャッ…!!
「諒!!飯持って…」
ッ!!!!!
「あッ…!!!!!!!」
瑠美は急いで起き上がり
バッと服を下げる。
気まづい雰囲気。
あぁー…
良いとこだッたのに
:07/02/19 02:18
:W42SA
:u5sipED2
#86 [xまきケたまx]
「司……
ノック…しようね?」
立ち上がり司に微笑む。
ガッシャーンッ!!!
お盆を投げつける司
「あつッ…!!!」
瑠美の小さい声。
沖縄そばと
ゴーヤチャンプルーが
カーペットに染み込む
:07/02/19 02:22
:W42SA
:u5sipED2
#87 [xまきケたまx]
俺の大好きメニューが…
「お前何してんの?」
諒は睨む。
「変態野郎に
食わせる飯はねぇよ
ここは俺の家でも
あんだよ!!!!
ヤるんだったら
外でしろッ!!!!」
「外?この島にホテル
なんて無いぢゃん。
恋人同士なんだし。
お前だッていつかは…」
:07/02/19 02:26
:W42SA
:u5sipED2
#88 [xまきケたまx]
「諒っ!!!!」
瑠美が2人の間に
割って入る。
「司、嫌な思い…
させてごめんね?
もう諒の家では
そうゆう事しないね?」
「……。」
司は足早に
向かいの部屋に行き
勢い良く扉を閉めた。
:07/02/19 02:29
:W42SA
:u5sipED2
#89 [xまきケたまx]
「ッたく…。何で
あいつはあぁなんだ?
腹たつー…。」
しゃがみこみ
割れた食器を拾う。
「しょうがないよ。
場面が場面だッたし…
司は特にねッ……」
瑠美は苦笑いをして
食器を拾った。
司は特に…?
諒は気にかかった。
:07/02/19 02:31
:W42SA
:u5sipED2
#90 [xまきケたまx]
「特にッて…?」
瑠美の動きが止まる
「…年頃がっ!!
18歳って敏感ぢゃん」
「ふーん…?」
その日諒達は
お腹を空かせながら
眠りについた。
:07/02/19 02:34
:W42SA
:u5sipED2
#91 [xまきケたまx]
今日は夜の担当なので
瑠美とゆっくり
目覚めた。
部屋には
昨日のそばのダシの
香りが染み付いてる
「お昼どうする?
いい加減腹減った」
「店行こうよ?」
瑠美は言った。
諒は少し考えて
頷いた。
:07/02/19 03:33
:W42SA
:u5sipED2
#92 [xまきケたまx]
隣の未来の家の店に
足を運ぶ。
「ちわーっす。」
諒はのれんをくぐる
「あら諒。
今日はお休み?」
「今日は夜なの。」
瑠美は台所に入り
エプロンを付ける。
「昨日食べれ無かった
大好物作るからね?」
瑠美は微笑んだ
:07/02/19 03:36
:W42SA
:u5sipED2
#93 [xまきケたまx]
「みぃの調子は…?」
「昨日から熱が…
多分風邪かな…?」
諒はお茶をすする。
「未季も風邪で
亡くなったから…。
心配でさ……」
今話しをしてるのは
未来の母親の妹。
未来の母親も体が
弱くて…7歳の頃に
亡くなってしまった
それでおばさんが
店を継いで
みぃを育ててるんだ。
:07/02/19 03:39
:W42SA
:u5sipED2
#94 [xまきケたまx]
「死なせねぇよ。
この俺が!期待の
ドクターよ?」
おばさんは大声で笑い
なら安心だわ。
とこぼした。
コトンッ…
良い匂いが諒の腹を
刺激する。
「瑠美の料理はね
すっごい美味しいさ?
私のお墨付きよ。」
:07/02/19 03:42
:W42SA
:u5sipED2
#95 [xまきケたまx]
瑠美は照れ笑いを
浮かべている。
「おばさんには
叶わないけど…。」
俺の大好物メニュー!!
男は黙って
ゴーヤチャンプルーだ!!!
「いただきますっ」
諒は両手を合わせて
食べ始めた。
「純おじさんと
みぃにも弁当作って
あげないとねーっ」
:07/02/19 03:45
:W42SA
:u5sipED2
#96 [ゅぃ]
あぁぁぁげ(/^^)/
沖縄行きたぁぁい♪いいなぁずっと夏(*^^*)すてきなとこだね(бω<)
:07/02/19 19:13
:P902iS
:B4CUllp.
#97 [xまきケたまx]
ゆいちャン~
ありがとうy☆
沖縄良いよね咐x
住みたいよ!
:07/02/19 19:34
:W42SA
:u5sipED2
#98 [xまきケたまx]
「そうだね!!
俺の夜食もお願いっ」
「もう行くの?」
瑠美は台所から言う
「純おじさんも
もう若く無いし…
そろそろ変わって
休んでもらおうかな
って。」
諒は時計を見る。
「12時か…
14時には行くよ。」
:07/02/19 19:38
:W42SA
:u5sipED2
#99 [xまきケたまx]
「今諒の作ったら
腐っちゃうわ。
作って持って行くよ」
おばさんが言う。
「マジッすか?
助かりますよー!」
諒は微笑んだ。
「未来の主治医だものこ
れくらいさせて?」
おばさんは台所へ
足を進めた。
:07/02/19 19:42
:W42SA
:u5sipED2
#100 [xまきケたまx]
「はいっ。
みいとおじさんの
お弁当っ…----」
諒は腕を組んで
下を向いている。
頭がカクンッ…
カクンッと上下する
「クスッ…諒…?」
瑠美は諒の柔らかい
髪の毛に触れる。
:07/02/19 19:45
:W42SA
:u5sipED2
#101 [xまきケたまx]
ふんわりウェーブが
かかった柔らかい髪
島の人なのに
女の私より
肌が白くて……
貴方の寝顔を見ると
起こしたくないよ。
疲れてるんでしょ?
今日は寝ないで
仕事だもんね……
14時まであと少し
寝かせてあげよっ。
:07/02/19 19:48
:W42SA
:u5sipED2
#102 [xまきケたまx]
初めて会った時
司とは全然似てない
そう思った。
貴方はよく笑って
よく話す人だよね。
私も愚痴もワガママも
何も言わないで
受け入れてくれる。
絶対弱音は吐かない
無理しないか心配だけど
:07/02/19 19:51
:W42SA
:u5sipED2
#103 [xまきケたまx]
「好きなんだけど」
私がそう言った時の
貴方の真っ赤な顔
「本当?…本気?」
何回も聞き返してきて
正直少し苛々した。
「本気だよっ…!!
彼氏になって……
ほしいんだけど…」
:07/02/19 19:55
:W42SA
:u5sipED2
#104 [xまきケたまx]
夜の海は妙に静かで
吸い込まれそな感じ
初めてキスをしたのは
昨日のあの砂浜…。
初めて体を交じわせた時
嬉しすぎて泣いちゃった
諒焦ってたね…?
本当可愛い人
:07/02/19 19:59
:W42SA
:u5sipED2
#105 [xまきケたまx]
「っ………」
諒ははッと目覚めた。
横で瑠美が
微笑ましく見守ている
「やべッ!!ごめんね
…眠いみたい…」
大きなあくびをして
席を立った。
「可愛いかったよ?
諒の寝顔……」
:07/02/19 20:02
:W42SA
:u5sipED2
#106 [マリ]
はじめまして(*_*)。
1・2読みました。とても感動しました(^-^)。3話目も読むので頑張って下さい


。応援してます!
PSお香探して買おうと思います。
:07/02/20 01:24
:P902i
:☆☆☆
#107 [快]
前の2作品も一気に読んじゃいました。
セブンスターなんて大泣き。
もし子供が出来たら"要"ってつけようかな。笑
主さんの書く話好きです。これからもぜひ頑張って下さい!!
:07/02/20 15:42
:D902i
:UFqyf0F.
#108 [xまきケたまx]
マリさン
ありがとうございます~
そう言っていただけて
嬉しいですエx
お香買うンですかx
良い匂いなんで
おすすめですII
これからも
お願いしますL
:07/02/20 20:06
:W42SA
:6E29pLKU
#109 [xまきケたまx]
快さン
ありがとうございます
泣いてくれたとか
嬉しすぎますx
要の事を気に入って
いただけましたかI?
嬉しいですx
これからもお願いします☆
:07/02/20 20:09
:W42SA
:6E29pLKU
#110 [xまきケたまx]
「可愛いとか…
見てたの〜?」
諒は笑って伸びをする
「コックンコックンって
なってたよー?」
瑠美は微笑んで
お弁当を差し出す。
「私店の手伝いが
あるから…
夜に会いに行くね?」
:07/02/20 20:18
:W42SA
:6E29pLKU
#111 [xまきケたまx]
「分かった。
待ってるねっ?」
諒は瑠美を抱きしめる
おばさん達は
買い出しに行って留守。
今ここに居るのは
2人だけだ。
「おばさん達来る…」
「来ないよ…。
ちょっとだけ……」
瑠美の頬にキスをして
首筋に這わせる。
:07/02/20 20:22
:W42SA
:6E29pLKU
#112 [ゅぃ]
あげ★★★
まっきーファン増えて嬉しい(*^^*)まっきーの小説いいから(Uω∪`*)これからも頑張ってね♪♪♪
ゅぃもいること忘れないでね 笑
:07/02/20 23:44
:P902iS
:h0bnkwN6
#113 [xまきケたまx]
ゆいちャン~
嬉しいよお
たくさんの人に
呼んでもらえてケx
何言ってるンだコ!
忘れるわけないよ
:07/02/21 00:22
:W42SA
:1BplveZE
#114 [xまきケたまx]
「ちょっ……」
瑠美は焦って諒から
離れた。
少々物足りない顔の諒。
「ほらほらっ!!
行きな?またねっ」
瑠美は諒の背中を押した
:07/02/21 00:24
:W42SA
:1BplveZE
#115 [xまきケたまx]
渋々バイクに股がり
瑠美に手を振る。
瑠美は見えなくなるまで
手を振ってくれていた
純おじさんに見られ
昨日は司に見られ…
今日は拒否られて。
俺も男の子です。
限界です……。
うわーんっ!!!!!
途方にくれつつ
スピードを早めた。
:07/02/21 00:27
:W42SA
:1BplveZE
#116 [xまきケたまx]
「ちわーっす。」
診療所は静かだった
「諒ニィ早いねっ?」
受け付けには未来の姿
「おっ。可愛い受け付け嬢がいるわ〜。」
諒は未来に微笑む。
:07/02/21 00:30
:W42SA
:1BplveZE
#117 [xまきケたまx]
「ふふっ…でしょ?」
未来はピースサイン。
「おーせじっ!!」
諒は弁当を置く。
「あっ!やったねっ
おじさんなら今
往診行ったよ?」
「そっか…。
ぢゃあ〜カルテを…」
ブツブツ独り言を言い
診察室に入る。
:07/02/21 00:33
:W42SA
:1BplveZE
#118 [xまきケたまx]
「独り言多い〜。
おっさんの入口だ!」
未来は笑いながら
諒を見る。
「うっせぇな〜…」
そうこうしていると
診療所の電話が
鳴り響いた。
「瑠美ちゃんかな?」
:07/02/21 00:36
:W42SA
:1BplveZE
#119 [xまきケたまx]
「私出る〜!!」
「駄目。」
諒は未来から
受話器をもぎ取る。
「はい診療所です。
おぉ司?」
未来は諒を見つめる
「どうした…?うん…
えっ??…うん…うん
分かった。平気か?
分かった。待ってる」
受話器を戻すと
諒は電話をかけた
:07/02/21 00:39
:W42SA
:1BplveZE
#120 [xまきケたまx]
「もしもし村長?
純おじさんにさ
診療所戻るように
放送流してくれる?
ごめんね。お願い」
電話を切って
白衣を羽織る。
いつになく真剣な諒
未来は不安そうに
「司が来るの…?」
「司じゃない。
充が怪我したらしい」
:07/02/21 00:43
:W42SA
:1BplveZE
#121 [xまきケたまx]
充っていうのは
俺と同い年の親友。
中学卒業して速攻
漁師になったんだ。
今まで風邪も怪我にも
無縁だったのに…
「司の言い方的に
出血がひでぇらしい」
諒は包帯などの
応急処置の道具を
用意した。
:07/02/21 00:46
:W42SA
:1BplveZE
#122 [xまきケたまx]
「諒っ!!!!!!」
診療所の扉が
荒々しく開く。
充は右足を引きずり
しかめた顔をしている
「おう司…。充!!
平気…な訳無いか」
「わりぃな…
忙しいのに……」
充の顔は脂汗で
にじんでいる。
:07/02/21 00:52
:W42SA
:1BplveZE
#123 [xまきケたまx]
「いやっ忙しく見える?
とにかく入れって」
司に代わり充を支える
「司。お前どうする?
充待つか?」
司は下を向いて
走り去ってしまった
:07/02/21 00:54
:W42SA
:1BplveZE
#124 [xまきケたまx]
「つかさっ!!!!!」
諒は叫ぶ。
「未来お前病室…」
未来はその場に
立ち尽くしていた。
「未来?どした?」
未来の目から
涙が溢れる。
:07/02/21 00:56
:W42SA
:1BplveZE
#125 [xまきケたまx]
「何?どした?
病室戻ってろな?」
そう言って
充と診察室に入った
扉が閉まった瞬間
未来はへなへなと
しゃがみこんでしまった
大粒の涙から未来の
頬を濡らす。
:07/02/21 00:59
:W42SA
:1BplveZE
#126 [xまきケたまx]
息が荒い。
心臓の鼓動も早い。
診療所の坂道なんて
めったに来ないから
いや…行こうと
しなかったから。
大丈夫。
病室にいると思ってた
動揺を隠せなかった。
あの驚いた顔
涙で濡れた瞳。
やっぱり会っちゃ
いけなかったんだ。
「馬鹿ぢゃん…」
小さく呟いた。
:07/02/21 01:55
:W42SA
:1BplveZE
#127 [xまきケたまx]
「あ〜ぁ…
パックリやったねー…」
苦笑いで諒は呟く。
「ちょっとミスった…」
充は顔をしかめる。
「充がミス?珍しい」
諒は消毒液を
ガーゼに染み込ませた
:07/02/21 01:58
:W42SA
:1BplveZE
#128 [xまきケたまx]
「…妊娠…してさ」
諒の動きが止まる。
「…へっ?お前が?」
充は睨んだ。
「おちょくってんのか?医者のくせに…」
「嘘だよ。翠がか?」
翠ってゆうのは
充の嫁さん。
俺等と同い年。
:07/02/21 02:01
:W42SA
:1BplveZE
#129 [xまきケたまx]
「やったぢゃん!!」
諒はにっこり笑った
「翠の体が気がかり
すぎてさー……
もうすぐ市内の病院
に入院すんだけど」
「うちじゃ見れない
しな…産婦人科は
また違うから。」
諒は申し訳無さそう
にうつむいた。
:07/02/21 02:03
:W42SA
:1BplveZE
#130 [xまきケたまx]
「俺が稼がねぇとっ
て焦っちまった。」
充の顔は
立派な父親だった。
「とりあえず!
無理は禁物だよ!!
塗り薬出すから。
毎日塗ること!!!」
「翠も母親かあ…」
諒は遠い目をする。
「結婚して2年。
やっとだぜ?」
:07/02/21 02:06
:W42SA
:1BplveZE
#131 [xまきケたまx]
「もうそんなか!!
去年中学校で皆で
飲んだもんな。」
「お前もそろそろ?」
充はニヤニヤ笑う。
「いやー……
どうだかな……
いつ東京に移動か
分かんねぇし。」
諒は寂しく微笑む。
:07/02/21 02:09
:W42SA
:1BplveZE
#132 [xまきケたまx]
「医者も大変だな」
充は腕を組んで頷く
「25だからねー…
そろそろ良いよな」
諒はカルテに書き込み
ながら呟いた。
「あ。送るよ。これ
じゃ帰れないだろ?」
:07/02/21 02:12
:W42SA
:1BplveZE
#133 [xまきケたまx]
「わりぃな…」
「てか司…ったく!」
諒は舌うちをした。
「司は仕事はどう?」
「テキパキやってるよ!
あいつ出来が良い」
充は司は良いと頷いた。
「ふーん。」
:07/02/21 02:18
:W42SA
:1BplveZE
#134 [xまきケたまx]
「みい…平気?」
充を送った後
病室へ入った。
未来は窓から見える
海を見つめている。
諒は隣に座った。
「なんか悩み?」
未来はうつ向く。
:07/02/21 02:20
:W42SA
:1BplveZE
#135 [xまきケたまx]
「俺には
言いにくいか…」
「あんま溜め込むと
具合悪くなるぞ?」
諒は弁当をベッドに置く
未来はちらりと見て
「食欲無い…
独りにしといて?」
未来の目は涙目だった
「分かった。」
諒は未来の頭を撫で
部屋を出た。
:07/02/21 02:23
:W42SA
:1BplveZE
#136 [xまきケたまx]
「…瑠美頼んだ。」
夜になって
瑠美が来た時に
昼間の事を話した。
みぃが何か悩んでる
ほっとけねえよ。
「……うん。」
瑠美は頷いて
病室に入った。
:07/02/21 02:25
:W42SA
:1BplveZE
#137 [xまきケたまx]
未来はベッドに寝て
ぼーっとしている
「…瑠美ちゃん。」
瑠美は微笑む。
「具合はどう?」
「今日は何か…疲れた」
未来は力無く微笑む
「目腫れてる…」
瑠美は優しく未来に触れた
:07/02/21 02:28
:W42SA
:1BplveZE
#138 [xまきケたまx]
「瑠美ちゃん…」
未来の目から
また涙が溢れる。
「諒は…
知らないみたいね」
「今日…司が…来たの」
瑠美の顔色が変わる
「それで?」
「…走ってっちゃって話せなかっ…た…」
:07/02/21 02:30
:W42SA
:1BplveZE
#139 [xまきケたまx]
「やっぱりまだ…」
瑠美は未来を
抱きしめる。
「司も辛いんだよ。
分かってあげよ…?」
「…うぅっ……」
未来は瑠美の胸の中で
泣きじゃくった。
「いつか絶対…変わる日が来るから。」
:07/02/21 02:32
:W42SA
:1BplveZE
#140 [xまきケたまx]
「諒ニィには…
言わないでぇっ?!」
瑠美は戸惑う。
「もう黙ってるの
少し辛いな……」
「やだ!!駄目!
司の事絶対怒る…
やだよ……」
未来はボロボロ
泣いている。
「…分かった。
でも今年中には
話そうね…?」
瑠美は未来の
背中をさする。
:07/02/21 02:36
:W42SA
:1BplveZE
#141 [xまきケたまx]
「瑠美ちゃん…
ごめんね……」
瑠美は微笑む
「何言ってんの!!
家族ぢゃないのっ」
未来は少し笑った。
瑠美ちゃんは
私の憧れの人だよ
明るくて可愛いくて
優しくて…
諒ニィを任せられる
唯一の人だよ。
大好きだよ?瑠美ちゃん
:07/02/21 02:38
:W42SA
:1BplveZE
#142 [xまきケたまx]
諒は未来のカルテに
書き足していく。
「情緒不安定…っと」
最近また多くなった
みいの泣きグセ。
診察室の扉が開く。
「寝ちゃった…」
瑠美が寝台に座る。
:07/02/21 02:41
:W42SA
:1BplveZE
#143 [xまきケたまx]
「お疲れ。
みぃ…何だって?」
瑠美は少し間を空けて
「…疲れてるみたい」
「…そっか。」
諒は「疲労」とカルテに
書き加えた。
「ありがとう瑠美
助かりました。」
諒は頭を下げる。
:07/02/21 02:43
:W42SA
:1BplveZE
#144 [xまきケたまx]
「諒…仕事終わった?」
「うん。あとは
未来の様子見てるだけ」
「ぢゃあこっち来て?」
瑠美は寝台に
手招きする。
諒は首を傾げて
横に座った。
:07/02/21 02:46
:W42SA
:1BplveZE
#145 [xまきケたまx]
ギュッ…
寝台が少し軋む。
諒は瑠美の膝を枕に
して寝転んだ。
「これが1番落ち着く」
諒は目をつむる。
柔らかいものが
唇に重なる。
慌てて目を開けると
瑠美の目が近くに。
:07/02/21 02:49
:W42SA
:1BplveZE
#146 [xまきケたまx]
2人のキスは激しくなり
諒は瑠美の頭に触れた
諒は起き上がって
瑠美を抱きしめる。
瑠美もそれに応える
「…やばい。したい」
諒は気まづそいに
呟いた。
:07/02/21 02:51
:W42SA
:1BplveZE
#147 [xまきケたまx]
「…っ……」
瑠美は諒のズボンに
手をかけた。
今日の瑠美ちゃん
最高すぎます。
瑠美は諒の部分を
ゆっくり舐め始める
「…っ…くっ…」
諒の息は荒くなり
時折声をもらした。
:07/02/21 02:54
:W42SA
:1BplveZE
#148 [xまきケたまx]
やべっ……
超気持ち良くね?
診察室っつうのが
また興奮っすね。
ッておっさんか!!
「イっ……!!!!」
諒は顔をしかめ果てた。
「溜ってたね…」
瑠美は飲み込んで
微笑む。
:07/02/21 02:58
:W42SA
:1BplveZE
#149 [xまきケたまx]
そりゃそうだ!!
3日の我慢は
俺にはキツイ!!!
「次は瑠美の番」
瑠美を寝台に座らせ
スカートの中を
まさぐる。
「もうこんなに…?」
悪戯っぽく
諒は微笑んだ。
:07/02/21 03:00
:W42SA
:1BplveZE
#150 [xまきケたまx]
「恥ずかしい…」
瑠美の顔は真っ赤で
それがまた可愛い。
「声出しちゃ駄目…」
諒は瑠美の中を
かきまぜる。
「んんッ…はあッ…」
瑠美は声を我慢して
涙目になる。
その涙目も
たまんなくそそる。
:07/02/21 03:02
:W42SA
:1BplveZE
#151 [xまきケたまx]
「瑠美可愛い…」
俺の部屋でも
当分できないし…
今日が見納めか?
我慢だ諒!
:07/02/21 20:47
:W42SA
:1BplveZE
#152 [xまきケたまx]
「あーぁ…。」
事が終わって
瑠美は溜め息をつく
「何?どうしたの?」
「ん?……うん。」
瑠美は遠くを見る。
:07/02/21 20:52
:W42SA
:1BplveZE
#153 [ゅぃ]
諒…カワイイんですけど★笑
みぃちゃんと司くんの過去が気になってA仕方ない(>皿<)なんなのぉ〜??
続き待ってます(Uω∪`*)
:07/02/21 21:39
:P902iS
:8qS09glI
#154 [xまきケたまx]
ゆいちャンx
諒気に入って
もらえましたか?笑
:07/02/22 00:49
:W42SA
:/pBZAOmo
#155 [xまきケたまx]
「何?」
諒は不思議そうに
首を傾げる。
「…みぃの病気って
入院しなきゃ治らないの?」
諒はうつ向く。
「どうして?」
「15ん時から入院
してるけど…
往診で大丈夫なんぢゃ
ないかな?って…」
瑠美が諒を見る
:07/02/22 00:52
:W42SA
:/pBZAOmo
#156 [xまきケたまx]
「俺も詳しいのは
あんま分かんない」
「喘息の発作がさ
最近多いだろ?」
瑠美は頷く。
「まあ診療所に
いれば俺はいるし。
安心なんぢゃない?」
「みぃに普通の女の子
させてあげたくて…」
:07/02/22 00:55
:W42SA
:/pBZAOmo
#157 [xまきケたまx]
「18だよ?私が
ダイビングの免許
取った年だよ。
…かわいそうなの
監禁されてるみたい」
諒は何も言わない
「子宮とかはさ…
別に何も無いでしょ?」
「うん。今んとこ
喘息とあと…風邪」
「市内とか外出
させてあげたいの」
:07/02/22 00:58
:W42SA
:/pBZAOmo
#158 [xまきケたまx]
「市内か…
船で2時間だよ?
今すぐは無理だな」
「ぢゃあいつ?
そう言ってもう3年
ここにいるんだよ?」
瑠美は声をあらげた
しー!!!
諒は人差し指を立て
溜め息をついた。
「今4月だから…
7月までに
今より体調が良くなったら市内に行こう?」
:07/02/22 01:02
:W42SA
:/pBZAOmo
#159 [xまきケたまx]
「本当っ?やった!」
瑠美はガッツポーズ。
「ただし!!俺同伴!
夜はちゃんと寝て
2泊して帰ります」
「全然良いよ!!!
みぃに明日言おー」
瑠美は独りはしゃいでいて笑っていた。
:07/02/22 01:04
:W42SA
:/pBZAOmo
#160 [xまきケたまx]
なんて事言ったけど
大丈夫かな?
今みたいな
精神状態なのに
行けんのかよ。
瑠美いるから平気か
「あ、ぢゃあさ
司も誘っとくよ」
瑠美の表情が固まり
諒は焦った。
:07/02/22 01:06
:W42SA
:/pBZAOmo
#161 [xまきケたまx]
「…仕事休めるの?」
瑠美は視線をそらす
「平気ぢゃね?」
「………そう。」
瑠美は立ち上がり
「ちょっと海
見たくなっちゃった」
そう笑って
足早に去っていった。
:07/02/22 01:08
:W42SA
:/pBZAOmo
#162 [みほこ]
も〜面白すぎっ!前の作品も全部読みました!泣けちゃいましたぁ〜(;_;)
応援してます!頑張ってください!
:07/02/22 01:22
:N902i
:j0YOZ6mg
#163 [xまきケたまx]
みほこさンエ
ありがとうございますx
そう言ってもらえると
嬉しいです
:07/02/22 01:23
:W42SA
:/pBZAOmo
#164 [xまきケたまx]
「瑠美っ……」
諒は瑠美の手を掴む
瑠美はこちらを
見ようとはしない。
「司とみいって…
何かあったのか…?」
瑠美は何も言わない
「だってあの2人は
めっちゃ仲良かったのに…司は見舞いにも来ないだろ?」
「話してくれよ…」
:07/02/22 01:26
:W42SA
:/pBZAOmo
#165 [xまきケたまx]
「ごめんっ……
帰るねっ……」
瑠美は手を振りほどきかけて行った。
ふぅっと
溜め息をついた。
「何だよぉ……」
諒は頭をかかえた。
:07/02/22 01:29
:W42SA
:/pBZAOmo
#166 [xまきケたまx]
それから3ヶ月。
未来は良くなった
訳では無いけれど
風邪をあまり
引かなくなった。
「いつにする?」
「何が?」
瑠美は髪を結いながら問いかけた。
「市内。」
:07/02/22 01:32
:W42SA
:/pBZAOmo
#167 [xまきケたまx]
「行って良いの?!
やったあ!!みぃ!!」
瑠美は病室に
駆けて行く。
「みぃ!市内にお泊まりするよっ!!」
「本当?嘘!!嬉しい!!」
みぃと瑠美の歓声が
こちらにまで聞こえる
あれから3ヶ月間。
司とみぃの事には
絶対触れなかった。
気まづい雰囲気は
避けたいし
本人に聞きたかったから
:07/02/22 01:36
:W42SA
:/pBZAOmo
#168 [我輩は匿名である]
あげる
:07/02/22 02:52
:SH901iC
:☆☆☆
#169 [ゅぃ]
あげであります/(>△<)
:07/02/23 20:24
:P902iS
:4rKGuu2k
#170 [ゅぃ]
あげq(^-^q)
:07/02/25 19:04
:P902iS
:U5u48.M6
#171 [マイ]
:07/02/25 19:12
:P902i
:☆☆☆
#172 [xまきケたまx]
皆さん上げてくれて
ありがとう!!
今から少し書きますy
:07/02/26 00:57
:W42SA
:9FZ00PQE
#173 [xまきケたまx]
安いホテルはすぐに
見つかって
一週間後俺らは
市内に出かける事に
「市内なんて
いつぶりかなー…」
みぃの目は輝いて
ワクワクしていた。
俺も自然と笑顔が
溢れます。
:07/02/26 01:01
:W42SA
:9FZ00PQE
#174 [xまきケたまx]
「荷造りってゆう程
荷物は無いけど…
一旦家帰ろうか。」
夕方帰り際に
諒は言った。
「家にっ??やった!!」
未来は嬉しそうに
小さくガッツポーズ。
「お楽しみに。」
諒は優しく微笑んだ。
:07/02/26 01:05
:W42SA
:9FZ00PQE
#175 [xまきケたまx]
家に帰ると珍しく
居間に全員揃って
食事をしていた。
「ただいまー。」
「おかえりー!!
ご飯食べる?」
母親が笑って
こちらを向く。
司はチラリと見て
テレビへ視線を戻す。
あれを見られてから
話しはおろか
司は目すら合わして
くれなくなった。
:07/02/26 01:09
:W42SA
:9FZ00PQE
#176 [xまきケたまx]
「あー。ちょっと
やる事あんだ。
まだいいやっ」
そう言って2階へ上がる
部屋に入り
ベッドにダイブする
ふうー…
っと溜め息をついて
ムクッと起き上がり
大学時代に作った
大量のレポートを
机に広げた。
:07/02/26 01:12
:W42SA
:9FZ00PQE
#177 [xまきケたまx]
「あったあった!!」
眼鏡をかけて
久しぶりに
医学部時代の教科書を手に取った。
「喘息…喘息…」
小さく呟き
ページをめくる。
諒は小児科医に
なりたかった。
子供は大好きだし
人が足りないらしい
やりがいのある仕事
だと思った。
:07/02/26 01:16
:W42SA
:9FZ00PQE
#178 [xまきケたまx]
子ども達の多くが
喘息にかかっていた
東京は空気悪いから?
未来の事もある。
だから喘息について
何回も調べていた。
市内に行った時
大丈夫なように
復習ってやつだね。
:07/02/26 01:21
:W42SA
:9FZ00PQE
#179 [xまきケたまx]
「ふあー…!!」
1時間ぐらい経ったのか
諒は眼鏡を外し
大きく反り返った。
腹減った……
小さく呟いて
部屋を出る。
司はまだ居間に
いるみたいだった。
こんな時間まで
居間にいるのは
珍しい事だ。
部屋が暑いからかな
:07/02/26 01:24
:W42SA
:9FZ00PQE
#180 [xまきケたまx]
「母さーん。
飯まだ残ってる?」
「そこにあるわよ」
お皿洗いをしながら
母親が話す。
これか。
そう呟いて
司と向かい合って
座り込んだ。
バッ…!!!!
諒は司手を掴んだ
「何すんだよ」
司は諒わ睨んだ。
:07/02/26 01:27
:W42SA
:9FZ00PQE
#181 [xまきケたまx]
「お前本当…
煙草だけは辞めろ」
諒と負けじと
司を睨む。
「またその話?
めんどくせー奴」
司は灰皿に
煙草を押し付けた。
「面倒くさい?
未成年が煙草…--」
司が諒を遮る。
:07/02/26 01:30
:W42SA
:9FZ00PQE
#182 [xまきケたまx]
「実際さ、未成年で
煙草吸って死んだ人
見た事あるんですか?
お医者さん」
皮肉たっぷりな司
「は?餓鬼みたいな事
言ってんなよ」
諒はカレーを口に運ぶ
「医者は良いよね
ストレスとかさ
無縁だもんねー。
患者なんて一人だし
誰かさんみたいな
兄貴がいるから
煙草の本数増えるの」
司はにこっと微笑む
:07/02/26 01:34
:W42SA
:9FZ00PQE
#183 [xまきケたまx]
「あ!!!!!」
司の話を無視して
諒は思い出した。
司はうざったそうに
テレビに視線を戻す。
「来週水曜日市内
まで船出してくれ」
諒は手を合わせた。
「はあ?市内??
俺まだ運転は……」
「ぢゃあ親父と!!
お前絶対来てな?」
:07/02/26 01:38
:W42SA
:9FZ00PQE
#184 [xまきケたまx]
「親父いねぇと俺
漁出れねぇしな…」
司は小さく呟いて
諒をチラリと見た。
「…てか市内に
何の用があんの?」
「ん?ちょっとね!
お買い物ーっっ!!」
諒はうまく嘘をついた
:07/02/26 01:41
:W42SA
:9FZ00PQE
#185 [xまきケたまx]
「洋服?」
司の目の色が変わる
「服もだしー…小物
欲しいなって。」
「……へぇ」
「何か欲しい物?
買って来ようか?」
「いらない。
全然出かけねぇし」
司は茶色い髪をいじる
:07/02/26 01:45
:W42SA
:9FZ00PQE
#186 [xまきケたまx]
「お前美容師…」
司は立ち上がった
「おやすみ。」
司は欠伸をして
階段を上がる。
「…あーぁ。」
久しぶり嘘をついた
しかもかなり上手く
来週。
俺は全てを知る覚悟で
嘘をついたんだ。
:07/02/26 01:48
:W42SA
:9FZ00PQE
#187 [xまきケたまx]
「お前美容師…」
諒の言葉が流れる。
消して諦めた訳じゃない
洋服も好きだ。
欲しい物もある。
髪型だって変えたい
今諒みたいな髪
すっげー切りたい。
延びたパーマみたいな
でも駄目なんだ。
俺は自由に暮らしたら
いけない身なんだ。
人から自由を奪って
おいて俺は夢叶える?
んなの駄目だろ。
司は煙草に火を付けた
:07/02/26 01:53
:W42SA
:9FZ00PQE
#188 [xまきケたまx]
出発の前日。
いつものように
未来の診察をする。
「恐ろしいぐらい
元気だねっ……」
諒はにっこり微笑む
「本当っ?
明日が楽しみ過ぎて
本当やばいよぉー!!」
「明日は朝早いから
ゆっくり寝なね?」
:07/02/27 00:31
:W42SA
:0zhpjz5.
#189 [xまきケたまx]
「はーい!!
久しぶりの家だな…
何か嬉しいっ。」
未来は満面の笑みで
諒を見つめる。
「純おじさんが
車で送ってくれるよ
もうすぐ来るかな?」
腕時計に目をやる
「指輪とかしないの?」
未来が身を乗り出す
:07/02/27 00:34
:W42SA
:0zhpjz5.
#190 [xまきケたまx]
「…どうゆう意味?」
諒は首を傾げる。
「ペ・ア・リ・ン・グ!!」
未来は左手を掴んだ
しばらく見つめて
「諒ニィは肌黒く
ないからシルバーかな」
諒は苦笑い。
:07/02/27 00:37
:W42SA
:0zhpjz5.
#191 [xまきケたまx]
「シルバーねぇ…。」
まじまじと左手を
見つめてみる。
「せっかく市内に
行くんだしっ!!
買いなよおー?
瑠美ちゃん喜ぶよ」
「ダイビングが趣味
なのに指輪はいらなくないかな?」
「そんな事無い!!
指輪は貴重なモノよ?
考えときなねっ」
完全に買うとゆう方向で
話しがいってしまった。
:07/02/27 00:53
:W42SA
:0zhpjz5.
#192 [xまきケたまx]
「…考えとくよ。」
諒は笑って頷いた
扉の開く音と
おじさんの元気な声が
病室まで聞こえる。
「ほら!来たよ。」
未来は嬉しそうに
ベッドから降りた。
純おじさんの車に
乗り込む未来の姿は
痩せていて
髪の毛も伸びたなと
実感した。
:07/02/27 00:58
:W42SA
:0zhpjz5.
#193 [xまきケたまx]
久しぶりの我が家。
私の部屋は
中学生の頃と全く
変わって無かった。
ふうっと溜め息。
壁にはモデルのポスター。
諒ニィが送ってくれた
雑誌が届くと
夜中でもこの部屋で
2人で見てた。
髪の毛の初め粉が
送られてきた時は
この部屋に匂いが
充満しちゃって…
2人で笑ったね。
:07/02/27 01:24
:W42SA
:0zhpjz5.
#194 [xまきケたまx]
………
「うまく染めろよ?」
「はいはい!!てか
これ臭いー…!」
鼻をつんざく匂いに
未来は顔をしかめる
「確かに…。
お洒落の為だ!!」
1時間ぐらいたって
髪の毛を洗ったら
「やべー!!!
超金髪ーっ」
鏡を見てにっこり。
:07/02/27 01:27
:W42SA
:0zhpjz5.
#195 [xまきケたまx]
「良いぢゃん!!
カッコイイ!!」
「ハードロッカーだな!」
わざと決めた顔で
こちらを向く。
翌日…
学校で先生に
怒鳴られたっけ。
染めたのは私なのに
1人でやったって
カバッてくれたね。
:07/02/27 01:30
:W42SA
:0zhpjz5.
#196 [xまきケたまx]
廊下の窓を開けたら
貴方の部屋の窓がある
そこから叫べば
貴方は窓を
開けてくれるかな?
いつもの
ムスっとした顔で
「何だよ?」
って言ってくれる?
今私は…窓を開ける
勇気が欲しいよ
:07/02/27 01:33
:W42SA
:0zhpjz5.
#197 [xまきケたまx]
当日。
恐ろしいぐらい
天気が良かった。
「あちぃ…」
この暑さで
2時間も大丈夫か?
諒はペットボトルを
少し多めに鞄に詰めた
「じゃあ行って来る」
諒は笑って家を出た。
:07/02/27 01:37
:W42SA
:0zhpjz5.
#198 [xまきケたまx]
玄関には司が立っていた
「司だけ?親父は?」
「俺だけで良いって
漁あるから…」
司はスタスタと
先を歩く。
「あざーっす!!」
諒はおどけて
司の後を歩く。
:07/02/27 01:39
:W42SA
:0zhpjz5.
#199 [xまきケたまx]
途中でアイスを買って 2人は歩いた。
諒の家から港まで
歩いて20分ちょい。
瑠美と未来とは
港で合流する。
車で2人は行って
もらった。
「あっちぃ…」
諒は顔をしかめる。
:07/02/27 01:41
:W42SA
:0zhpjz5.
#200 [xまきケたまx]
「そんな暑いか?
そうでも無くね?」
司は苦笑い。
「いや、暑い!!」
歩く足が止まる。
「何だよ…」
諒は司の背中を押す
「諒…市内に行くの
1人ぢゃないだろ…」
司は諒の胸ぐらを掴む
:07/02/27 01:44
:W42SA
:0zhpjz5.
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