゜*消せない・゜
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#1 [xまきケたまx]
:07/02/17 12:55
:W42SA
:8pqRxqa6
#2 [xまきケたまx]
**--
手術時間まで
あと3時間。
不安そうに
俺を見つめてる…
「先生ぇっ…」
今にも泣き出しそう。
俺は手を握る。
「大丈夫!先生
美嘉ちゃんをずッと
待ってるからね?」
:07/02/17 13:04
:W42SA
:8pqRxqa6
#3 [xまきケたまx]
「先生…あの話して?」
「また?気に入ったの?」
美嘉ちゃんは頷く。
まだ中学生なのに
重い病気で
今日3度目の手術をする。
「良いよ?」
俺は微笑んで
ゆッくり話し始めた。
:07/02/17 13:08
:W42SA
:8pqRxqa6
#4 [xまきケたまx]
……--
司…?
あの日からもう
3年が経とうと
しています。
司は今何をしてるの?
もう1度だけ…
会いたいよ。
:07/02/17 13:12
:W42SA
:8pqRxqa6
#5 [xまきケたまx]
ここは
沖縄から少し離れた
小さな南の島。
島人は500人。
皆が皆顔見知り。
これは俺がまだ
医者になッたばかりの
お話。
:07/02/17 13:15
:W42SA
:8pqRxqa6
#6 [xまきケたまx]
「みぃー?
何書いてんだっ?」
病室を勢いよく開けると
急いで紙を隠した。
「もーッ!!諒にぃ!!
プライバシーの侵害!!」
「しかもみぃッて…
私もう18歳だよっ?」
:07/02/17 13:21
:W42SA
:8pqRxqa6
#7 [xまきケたまx]
こいつの名前は
未来(みらい)。
俺と7歳離れてる
まあ妹みたいなもん。
小さい頃から
この島で1緒に育ッて
家族ぐるみで
仲が良い。
みぃは小さい頃から
体が弱くて
よくこの診療所に
入院していた。
:07/02/17 13:24
:W42SA
:8pqRxqa6
#8 [xまきケたまx]
「みぃはみぃだよ!!」
「全然変わってない
東京にいたから
かっこよくなッてるかと
思ってましたっ!」
未来は舌を出して
おどける。
「悪かったな!
これでも大学では
モテモテでしたからねっ」
未来に体温計を渡し
椅子に座る。
:07/02/17 13:28
:W42SA
:8pqRxqa6
#9 [xまきケたまx]
俺は東京の大学に
上京した。
医大は思ったよりも
難しくて大変で…
東京の人は冷たくて
寂しかった。
島に帰りたい。
毎日毎日思ってた。
24になった時
島の診療所に来た。
:07/02/17 13:34
:W42SA
:8pqRxqa6
#10 [xまきケたまx]
島は全然変わッて無くて
人も暖かくて…
俺にはやッぱり
ここが1番合ってる。
診療所には未来が
入院していた。
もう3年も入院を
しているらしい。
子宮破裂。
俺も聞いた事しか無い
病名だった。
:07/02/17 13:38
:W42SA
:8pqRxqa6
#11 [xまきケたまx]
15の時何があッたのか
聞きたくても
聞けなかった。
俺が成人式の時
帰った時はまだ
元気だったのに。
とりあえず…
大学で学んだ事で
未来を治すだけ。
ッつってもまだまだ
研修医だけど……
:07/02/17 13:44
:W42SA
:8pqRxqa6
#12 [xまきケたまx]
「ねぇッ!!諒っ?」
未来が肩を叩く。
「おぉッ!!わりぃ。」
「また瑠美ちゃんの事
考えてたのーっ?」
未来は笑いながら
体温計を渡す。
「…はいはい。」
諒は苦笑いで
体温を見る。
:07/02/17 13:48
:W42SA
:8pqRxqa6
#13 [xまきケたまx]
「今日瑠美ちゃんは?」
「知らねッ。
おばさんの店かな?」
未来の家は
小さな料理屋だった
「少し熱あんな。
解熱剤っとー…」
諒は立ち上がり
病室を出る。
え?瑠美は誰かって?
:07/02/17 13:52
:W42SA
:8pqRxqa6
#14 [ゅぃ]
一番乗り〜★やった(^^)v笑
まっきーの新作☆楽しみだぁq(^-^q)またまた読ませていただきます♪頑張ってくださぁぁい(Uω∪`*)
:07/02/17 13:56
:P902iS
:TI4wFmzs
#15 [xまきケたまx]
「諒っ!おはようっ」
こいつが瑠美。
最近付き合った。
みぃんちの居候。
「頭にう○こ…
乗っかってますよ?」
「馬鹿!お団子頭だ!」
金色に染まった髪を
触って叫ぶ。
「みぃの所入って平気?
弁当持って来たの」
:07/02/17 13:57
:W42SA
:8pqRxqa6
#16 [xまきケたまx]
ゆいちゃンIx
またまたありがとy
嬉しいわあ~
:07/02/17 13:59
:W42SA
:8pqRxqa6
#17 [ゅぃ]
まっきーが書く小説には現れます♪笑
応援してますのでo(^o^)o
:07/02/17 14:03
:P902iS
:TI4wFmzs
#18 [xまきケたまx]
「微熱があるんだ…
あンま盛り上がんなよ?」
「了解ーッ!!」
瑠美は敬礼をして
走り出した。
「可愛いー…」
司はポソッと呟く。
瑠美は東京の子で
ダイビングをしたくて
ここに来たらしい。
俺が帰ってきたのが
1年前なんだけど…
3年前から
みぃの家の居候らしい
:07/02/17 14:05
:W42SA
:8pqRxqa6
#19 [xまきケたまx]
まあ可愛い奴で
2歳年下だけど…。
ベタ惚れな訳。
…ってんな事は
どうでも良いんだ!!
解熱剤を握りしめ
笑い声が響く病室を
ガラリと開く。
「楽しそうだね…」
諒は嫌味ッたらしく
2人を見回す。
「ほいっ。飯食ったら
これ飲んでな?」
解熱剤を未来に渡し
病室を出る。
:07/02/17 14:09
:W42SA
:8pqRxqa6
#20 [xまきケたまx]
「何か諒にぃ…
医者ッぽーい!!!!」
瑠美は笑ッている。
「まあねっ!
往診行って来るわ」
茶色いドでかい鞄を
肩にかけて
バイクに股がる。
:07/02/17 14:12
:W42SA
:8pqRxqa6
#21 [xまきケたまx]
ゆいちャん~
ありがとおIy
この話でもファンを
作ってねエわら
:07/02/17 14:13
:W42SA
:8pqRxqa6
#22 [xまきケたまx]
この島は車かバイクが
必需品。
まだ4月なのに
すげぇ暑いっ!!
バイクを走らせると
風が肌に当たり
心地よい。
そうだ。
まだ時間があるし
港の方に行ってみよ。
:07/02/17 14:17
:W42SA
:8pqRxqa6
#23 [xまきケたまx]
「こんちわー!!」
漁協の扉を勢い良く
開けてみた。
「諒ぢゃねぇか!!
どうしたんだ?」
これは隣のおッちゃん
「暇だからさっ。
司は?漁出ちゃった?」
:07/02/17 14:20
:W42SA
:8pqRxqa6
#24 [xまきケたまx]
「司はー…
多分健ちゃんと
漁出ちまったな!!」
健ちゃんっつうのは
俺の親父。
司は俺の弟。
丁度みぃと同い年。
「そっか。
ぢゃあまた来るわ。」
諒は手を振って
扉を閉めた。
漁師っつうのは
大変だな……
そう呟いて
バイクを走らせた。
:07/02/17 14:23
:W42SA
:8pqRxqa6
#25 [xまきケたまx]
「ただいまー…。」
伸びをして
諒は診療所に入る
もう日も落ちてきた。
受け付けに目をやると
瑠美が寝息をたてて
机に伏せている。
クスッと微笑み
未来の病室に入る
「こっちも…」
未来も布団に潜り
眠っている。
:07/02/17 14:28
:W42SA
:8pqRxqa6
#26 [xまきケたまx]
カルテを見直し
時間を見た。
「帰るかなっ…」
夜になったら
純おじさんが
未来を見てくれる。
そろそろおじさんが
来てくれるだろう。
「…帰るぞー」
寝ている瑠美の
耳元で囁く。
:07/02/17 14:32
:W42SA
:8pqRxqa6
#27 [xまきケたまx]
「んー…あ!寝てた?」
瑠美は顔を上げ
諒を見上げる。
「カナリね。」
「ここ静かでさー
寝心地良すぎっ」
瑠美は諒に寄りかかる
「ほらっ」
瑠美を立たせてる。
:07/02/17 14:36
:W42SA
:8pqRxqa6
#28 [xまきケたまx]
諒は瑠美抱きつく。
「瑠美っ…」
「…誰か来るよぉ?」
「関係無い…
むしろ来ないっしょ」
そう言って
瑠美に軽く口付ける。
舌を絡めて
抱きしめる力が
強くなった。
:07/02/17 14:39
:W42SA
:8pqRxqa6
#29 [xまきケたまx]
「こんばんわー!!
諒ちゃーんっ!!!」
勢い良く扉が開く。
2人はバッと離れた。
「純おじさん!
ちわっす…!!」
動揺を隠せない俺。
「何?どうした?
まあいいや!!
お疲れさんっ!!」
純おじさんは
俺が小さい頃からいる
島のお医者さん。
俺の尊敬する人。
:07/02/17 14:42
:W42SA
:8pqRxqa6
#30 [xまきケたまx]
「ぢゃあ…帰るか!」
瑠美の顔を見る。
「純さん!!ぢゃね!」
瑠美が微笑んで
手を振る。
扉を閉めて
溜め息をつく。
「あっぶねー…」
「馬鹿!!」
瑠美は諒を睨んだ。
:07/02/17 14:45
:W42SA
:8pqRxqa6
#31 [xまきケたまx]
バイクで瑠美を送り
家に帰る。
まあ隣どうしだけど
「ただいまー。」
居間に入ると
皆が食事を囲んでいる
「お前、昼間に
漁協来たらしいな?」
親父が酒をつぎながら
諒を見る。
カバンをおろし
隣に座りこむ
「そうそう。
顔出しにねっ。
いなかったけど…」
:07/02/17 14:49
:W42SA
:8pqRxqa6
#32 [xまきケたまx]
「今日は大漁でな!!
忙しかったんだよ」
「ふーん。いただきます
あれ?司は?」
「部屋にいるみたい
疲れたから寝るって」
「ふーん…」
諒は真上を見上げて
食事を始めた。
:07/02/17 14:51
:W42SA
:8pqRxqa6
#33 [
美月
]
:07/02/17 15:21
:D902iS
:p.jWqa6k
#34 [xまきケたまx]
美月さンx
ありがとう
凄い嬉しい咐x
チャンダン良いですよね}
まきも好きな匂いI
これからも
お願いします
:07/02/17 20:46
:W42SA
:8pqRxqa6
#35 [xまきケたまx]
居間でテレビを
ぼーっと見つめる。
「母さーん!!この人
司に似てない?」
テレビを指差す。
「どれ?あぁ…。
瑠美ちゃんも言ってた
わよ。何だっけ…
成宮くんだったかしら」
:07/02/17 20:52
:W42SA
:8pqRxqa6
#36 [xまきケたまx]
「名前分かんねぇ。
とにかく似てるわー」
まじまじとテレビを見る
司は母親の
可愛いらしい顔付き
成宮ってやつに
結構似てるわ。
「あんただって
似てるって言われる
ぢゃないの。
平岡なんとかっ…」
「俺そいつ知らない」
:07/02/17 20:55
:W42SA
:8pqRxqa6
#37 [xまきケたまx]
なんかNANA?に出てた
男の子に似てるらしい
自覚症状は0だけど
司の目つきは
年々父親に似て
俺の性格は
母親ゆずり。
「司寝たかな?」
真上の天井を見つめ
呟く。
:07/02/17 20:59
:W42SA
:8pqRxqa6
#38 [xまきケたまx]
「またちょっかい出す
と睨まれるわよ?」
諒は立ち上がる。
「何で?兄弟は
仲良くしないとっ」
諒はよしっと意気込み
階段を駆け上がった
ドアをゆっくり
ノックする。
トントンッ…
:07/02/17 21:02
:W42SA
:8pqRxqa6
#39 [xまきケたまx]
「司ー??寝たの?」
トントンッ…!!
何だ。寝たのか。
溜め息を付いて
向かいの自分の部屋の
扉を開ける。
「何?寝てないけど」
うざったそうに
こちらを睨む。
:07/02/17 21:10
:W42SA
:8pqRxqa6
#40 [xまきケたまx]
「いや?なんとなく
ノックしただけ。
何してたんだよ?」
部屋を除きこむと
真っ暗な部屋に
テレビが付いている。
「電気付けろよー
目悪くなったら
漁できないだろ?」
司を押し退けて
部屋の灯りをつける
:07/02/17 23:20
:W42SA
:8pqRxqa6
#41 [xまきケたまx]
パチッ……
突然明るくなったので
目がチカチカする。
部屋にはギターが
立掛けてあって
俺が東京から送って
やった雑誌の束。
東京から送ってやッた
洋服の山。
テーブルには灰皿と…
ん?灰皿?
:07/02/17 23:24
:W42SA
:8pqRxqa6
#42 [xまきケたまx]
「お前……まだ煙草
吸ッてんのか?」
部屋の扉で腕組みを
している司。
「だから何?
親父も知ってるよ」
司はうざったそうに
諒に近寄る。
「お前18だろ?
未成年から吸うと
肺ガンになりやすく
なるんだよ。それに」
さえぎるように
司が怒鳴った。
:07/02/17 23:28
:W42SA
:8pqRxqa6
#43 [xまきケたまx]
「うるせぇッ!!!!
関係ねぇだろ!!!!」
「司?諒?
また喧嘩?
やめなさいよー?」
下から母親が叫ぶ
「関係無くねぇよ。」
諒は腕を組む。
「いちいちつッかかッて
お前何なんだ?
反抗期ッてやつ?」
:07/02/17 23:32
:W42SA
:8pqRxqa6
#44 [xまきケたまx]
「…言いたい事は
それだけ?
明日も早ぇんだよ。
出てってくんない?」
司は諒を押し出す。
「おいッ!!…--」
ガチャッ!!!
司は扉を閉めた。
:07/02/17 23:35
:W42SA
:8pqRxqa6
#45 [xまきケたまx]
司は昔からそんなに
話し上手ではなかッた
でも昔はもっと…
不器用だったけど
優しい奴だった。
後ろチョコチョコ付い来て
俺がやる事全てを
真似してたな。
成人式の時に
帰った時なんて
抱きついて来たのに
:07/02/17 23:40
:W42SA
:8pqRxqa6
#46 [xまきケたまx]
「俺美容師になりたい!
だから今より
もっとお洒落に
ならないとなんだ。
諒…もしさお金が
余った月とかあッたら
雑誌送ってくれない?
できれば髪型の雑誌
あと…洋服の!!!」
あの時の司の顔は
キラキラ輝いていた。
それから安い給料で
毎月雑誌を送った。
雑誌に載ってた
気にいった服も
送ってやるようにした
:07/02/17 23:46
:W42SA
:8pqRxqa6
#47 [xまきケたまx]
3食菓子パン1個の
生活になっても
雑誌を送るのは
辞めなかった。
いつも喜んだ声の
電話を聞くと
腹の減りなんて
吹っ飛んたんだ。
俺んちは全然金持ち
何かじゃなかった。
俺が医者になったせい
でもっと貧乏になった
:07/02/17 23:54
:W42SA
:8pqRxqa6
#48 [xまきケたまx]
お金の為に
夢を諦めるなんて
絶対後悔する。
だから司には
いつか東京に
来てもらいたかった
東京の美容院とか
渋谷の服屋とか
絶対見せてあげたい
中学を卒業した時
母親から連絡があッた
:07/02/17 23:59
:W42SA
:8pqRxqa6
#49 [xまきケたまx]
「え?漁師?司が?」
司は高校には行かず
親父の漁師を継ぐと
言って来たらしい。
「そうなの…
もう決めたからッて…」
「ふーん…。」
ガッカリした。
あのキラキラした瞳は?
雑誌を見て喜んだ
お礼の電話たちは?
:07/02/18 00:02
:W42SA
:7qlcXNMg
#50 [xまきケたまx]
そして24になッた冬
4年振りに帰った。
それから司とは
まともに話して無い
俺を避けるかのように
反抗期か?
嫌われるような事
俺したのか?
:07/02/18 00:05
:W42SA
:7qlcXNMg
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