゜*消せない・゜
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#250 [xまきケたまx]
   
「どうしよぉ…」

半ベソの私を見て
戸惑う司。


司は何も言わず
自分の家へ入った


え…?

「司…?」

未来は玄関から
覗き込む。

⏰:07/03/02 00:12 📱:W42SA 🆔:UvdiIEJI


#251 [xまきケたまx]
   
「…行くぞっ!!」

そこには諒ニィからの
お下がりの自転車。

「どこに?」

「いいからっ!!」

剣幕に押されて
後ろに乗り込む私。


司の腰に手を回す。

司…いつの間に
筋肉ついたの…?

⏰:07/03/02 00:14 📱:W42SA 🆔:UvdiIEJI


#252 [xまきケたまx]
  
昔はプニプニしてて
よくお腹つまんで
怒らせてたのに…

そんな事を思った。


「どこ行くのよ?」

「忘れたの?この道」

緩やかな坂を上がり
司の息は荒くなった

⏰:07/03/02 00:17 📱:W42SA 🆔:UvdiIEJI


#253 [xまきケたまx]
  
森への一本道……
この道は危ないから
入っちゃ駄目って
昔から言われてた…


「あっ!!!!」
未来は思い出したように 大声を上げる。


司はスピードを落とし 静かに止まった。


「3人の秘密基地」

司はにっこり
微笑んだ。

⏰:07/03/02 00:21 📱:W42SA 🆔:UvdiIEJI


#254 [ゅぃ]
昔のみぃちゃんと司くんカワイイ関係だぁ(*^^*)
どぉなっちゃうんだろΣ(-д-;)ドキドキ

⏰:07/03/02 21:35 📱:P902iS 🆔:J4TCH5AM


#255 [xまきケたまx]
ゆいちゃンIx
ありがとうyx
まだ可愛いでしょ?
それが…ねI笑

⏰:07/03/03 02:04 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#256 [xまきケたまx]
  
諒ニィが18の時に
この島から
居なくなる前…。

私たちはここに来た

「悩みができたら
ここに来ること」

そう約束したの。

司が私の手を取る

緩やかな坂を上がる

⏰:07/03/03 02:10 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#257 [xまきケたまx]
  
人が入って来ないから道なんて無くて…

うまく歩けない

薄暗くて…涼しくて

よく諒ニィに
しがみついてたな…

ガサガサッ…

「きゃあッ…!!」

司の腕にしがみつく

⏰:07/03/03 02:13 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#258 [xまきケたまx]
  
「な…何?」
司は立ち止まった。

「ガサガサッて…」

司は辺りを見回す。

「風じゃない?
チキンだな〜みぃ」

司は鼻で笑いながら
先を歩く。

私は司の腕に
しがみついて離れ
なかった。

⏰:07/03/03 02:15 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#259 [xまきケたまx]
  
森も深まってきて
坂もキツクなった。

「もうちょいっ!!」


汗を拭い歩く。



茂みをくぐると
辺り一面わ海だらけ


「わあーっ…」

未来は言葉を失う。

⏰:07/03/03 02:18 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#260 [xまきケたまx]
  
昔ここは
岬だったみたいで
辺り一面の海が
太陽の光に反射して
綺麗に見渡せるの。


「超綺麗……」

私は座り込んで
うっとりしている。

「悩みッて訳じゃ
無いけど…みぃ泣き
そうだったからさ…」

照れ臭さそうに笑い
隣に座る司。

⏰:07/03/03 02:21 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#261 [xまきケたまx]
  
チラリと司を見た。

「あ…」

「?」
司は首を傾げる。

「腕…ごめんっ!!」

司の片腕には
赤い爪の痕があった
私が怖くて
力いっぱい司の腕
掴んだから……


「ごめんね…」

⏰:07/03/03 02:24 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#262 [xまきケたまx]
  
「痛くないから!!」

慌てて未来を見る

「とにかく!
久々ここに来たし、
諒の事思い出せた?
頑張れるだろ?」

司は未来の髪を
優しく撫でた。

その言葉にまた
胸がちくちくして
喉が熱くなった。


「…ありがとう」
それしか言えなかった

⏰:07/03/03 02:27 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#263 [xまきケたまx]
  
諒ニィじゃないよ
司とここに来たから
また頑張れるんだよ


出かけた言葉を
必死に飲み込む。


「…もうすぐ
水泳大会だねっ」

未来は笑って言う

「そうだな!!
楽しみー…。」
司は海を見て笑う

「優勝すっから!!」
司ははにかむ。

「本当〜?怪しい」
未来は司を見た。

⏰:07/03/03 02:31 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#264 [xまきケたまx]
  
「んだそれっ!!
諒だってできた事が
俺にできない訳ねぇ」

「諒ニィ凄かったよね
優勝しちゃってさ〜
司運動部じゃないから怪しいな…」


「じゃあさ!!
俺が優勝したら…
何かしてくれる?」

司はにやりと微笑む

未来は立ち上がる。

⏰:07/03/03 02:34 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#265 [xまきケたまx]
  
「何それー…」

「マジで!!
何でもしてな?」

司の目は真剣だった

「…良いよ?
司には無理だよっ」

舌を出して
伸びをした。

「約束なっ!!
後で後悔すんなよ?」

司も立ち上がって
海を見下ろした。

2人は手を繋いで
茂みをくぐった。

⏰:07/03/03 02:36 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#266 [xまきケたまx]
   
当たり前のように
手を繋げる。

当たり前のように
笑い合える。

隣を歩いている。

ただそれだけで
幸せなの。

絶対離れたくないの

⏰:07/03/04 02:18 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#267 [xまきケたまx]
  
…翌日…

欠伸をしながら
司といつものように
学校へ。

下駄箱に友達がいて
笑いあってる。

「おはよーっ」

背中をポンと叩く。

「みぃ!昨日どした?
来なかったね〜?」

⏰:07/03/04 02:20 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#268 [xまきケたまx]
  
「寝坊した!!
馬鹿でしょ〜?」

司は私から手を離し
スタスタ先を行く。

「玉城君…今日も
機嫌悪そー…」

「…朝だから?」

未来は苦笑いで
司を見た。

⏰:07/03/04 02:23 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#269 [xまきケたまx]
  
司と少し距離を置き
友達と話しながら
教室に入った。


ガラッ…--


男の子達の笑い声

女の子のキツイ視線


「みぃっ…」

友達が指差す。

⏰:07/03/04 02:25 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#270 [xまきケたまx]
  
黒板に大きく書かれた相合い傘。

「玉城 司」

「立川 未来」

「熱愛発覚」

「初体験は茂みの中」
ピンクのチョークで
ハートがたくさん
書かれていた。

⏰:07/03/04 02:29 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#271 [xまきケたまx]
  
「見たんだよ俺!
こいつらが手繋いで
あの森に入ってくの」

クラスの男子が言う


「ちょっとしてから
出て来たよなー!!」


……

「ここは入っちゃ
駄目な所だから
誰にも言っちゃ
駄目だからな…?」


諒ニィの言葉が
頭をかすめる。

⏰:07/03/04 02:32 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#272 [xまきケたまx]
  
「お前等幼なじみで
そうゆう事かよー」

「どうだった?
気持ち良かった?」

クラスの男の子が
未来をヤジる。

未来は下を向く。

言っちゃ駄目…

言っちゃ駄目…

そう言い聞かせた。

⏰:07/03/04 02:34 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#273 [xまきケたまx]
  
「玉城もさ、
何か言ったら?
感想をっ!!」

クラスの女の子が
クスクス笑ってる

言っちゃうの…?

本当のこと……

司を見つめる事は
怖くてできない。

司はバンッと
机をけとばした。

⏰:07/03/04 02:36 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#274 [xまきケたまx]
  
「…お前等さ?
何か勘違いしてね?」

司は微笑みながら
黒板に近寄る。


黒板の文字たちを
ゆっくり消していく


司は口を開いた。

その言葉に包まれた
司の優しさに…
今なら気付けるのに

⏰:07/03/04 02:40 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#275 [xまきケたまx]
   



「馬鹿じゃねぇの?
俺とみぃができてる? 幼なじみとそんなのする訳ねぇだろ?
第1…こんな奴の裸
興奮しねぇしっ!!
俺が好きなのは
もっと大人な女だから」

⏰:07/03/04 02:43 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#276 [xまきケたまx]
   
「じゃあ何で森に?」

「何となく。気分」

「へぇ〜…」

「てか初めてするならもっと良い女とするから!!馬鹿にすんなよ」

司は笑って
クラスの男の子に言った

⏰:07/03/04 02:46 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#277 [xまきケたまx]
  
ここで泣いたら…
私の気持ちバレる!!

「…そうだよ〜!!
しかも私好きな人
他にいるからねっ」

クラスがざわめく。

誰ー?

マジかよっ!?

が辺りに響く。

⏰:07/03/04 02:48 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#278 [ゅぃ]
あげ☆★☆
頑張ってください(Uω∪`*)

⏰:07/03/04 21:19 📱:P902iS 🆔:JNn0k8dQ


#279 [ゅぃ]
あげときやす♪

⏰:07/03/06 01:30 📱:P902iS 🆔:Z9BF5K4Q


#280 [我輩は匿名である]
ぁげx

⏰:07/03/06 16:55 📱:W31K 🆔:mVNIqoPk


#281 [ケまきxたまケ]
ゆいちゃん
いつもありがとI!!

匿名さん
ありがとうx

⏰:07/03/07 17:14 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#282 [ケまきxたまケ]
   

司が焦った顔で
私を見つめる。

「誰なの?」

クラスで飛び交う言葉

「……諒ニィ!!!」

そう言った瞬間
司が目を背けた。

クラスは
わーだのキャーだの
はしゃぎ声が響く。

⏰:07/03/07 17:17 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#283 [ケまきxたまケ]
  

しょうがないぢゃん

司の1番には
なれないんでしょ?

幼なじみで
終わりなんでしょ?


どうにでもなれ。


「だから弟の司には…


興味無いもん。」

⏰:07/03/07 17:19 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#284 [ケまきxたまケ]
  
「未来…いつから
好きだったの?」

「言ってくれたら
良かったのにー…」

クラスの友達は
私に近づいてきた。

「な〜んだ!!
つまんねー…」

クラスの男子はそう
言って遊び始めた

「恥ずかしいぢゃん
…好きって言うの」

私は頑張って
笑顔を作った。

⏰:07/03/07 17:22 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#285 [ケまきxたまケ]
   

朝の事なんて
無かったかのように
放課後にはクラスは
穏やかになっていた。

司とは1日
目を合わして無い。

机でため息を付いた

今日は部活が無い。
いつもだったら
待ってるんだけど…

「…いっか。」

小さく溢し
席を立った。

⏰:07/03/07 17:26 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#286 [ケまきxたまケ]
   
「みぃっ!!!」

教室を出ると
誰かに叫ばれ
驚いて振り返った。

野球のユニフォームを着たが
人息を整えながら
近づいてくる。

「裕也…?」

クラスメイトの
裕也だった。

⏰:07/03/07 17:29 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#287 [ケまきxたまケ]
  
裕也とは席が何回か
隣になって仲良しに
なったの。

色素が薄いらしくて
瞳が綺麗な茶色だった

「帰るの?」

未来は頷く。

「司は良いの?」

「今日は良いや。」

未来は微笑む。

⏰:07/03/07 17:32 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#288 [ケまきxたまケ]
  
「みいってさ…
本当に諒君の事…」

裕也は気まづそうに
帽子のつばを触る

「……。」
未来はうつ向く。

裕也は帽子を
被り直した。

「俺…みぃの事…
好きだったんだ」

茶色い瞳が
未来を見つめる。

⏰:07/03/07 17:36 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#289 [ケまきxたまケ]
  
「……えっ?」

未来は顔を上げる。

「また言わせる気?
恥ずかしいから
もう言わねーよ!!」

裕也は未来の
両頬をつまむ。

「イタイッイタイっ!!!」
未来は笑いながら
裕也の手を掴む。

「だから、お前が
誰を好きかなんて…
お見通しなの。」

未来の笑い声が
消える。

⏰:07/03/07 17:39 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#290 [ケまきxたまケ]
  
「兄ちゃんじゃない
…弟だろ?」

裕也は手を離す。

未来の顔は
真っ赤だった。

「意地っぱりだね」

裕也は優しく
帽子を未来に被せた


ポタッ…ポタッ…

未来のローファーに
水が滴る。

⏰:07/03/07 17:42 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#291 [ケまきxたまケ]
   
「そんなに泣くなら
言わなきゃ良いのに」

「だって…だって!!」

未来は鼻をすする。

「言いたかったのは
それだけなんだ。
相談なら乗るよ?
部活戻るわ…。」

裕也は未来の頭を
ぺんっと叩き
走り去った。

⏰:07/03/07 17:45 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#292 [ケまきxたまケ]
  
部屋に戻り
鞄から野球帽を
取り出す。

「裕也優しいな…」

未来はベットに
横になった。

「……。」


むくっと起き上がり
廊下の窓を開ける

コンコンッ…


コンコンッ…!!!

⏰:07/03/07 17:47 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#293 [ケまきxたまケ]
  
ガラガラッ!!!
乱暴に扉が開く。

「…なに?」

うざったそうに睨む

「今日は待たなくて
ごめんね……」

司は髪の毛を触り
「…教室いたの?」

未来は頷く。

「……へぇ。
見に行かなかった」

司はぶっきらぼうに
呟いた。

⏰:07/03/07 17:50 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#294 [ケまきxたまケ]
   
「そうなんだ…。」
未来は下を向く。

「誰の野球帽?
中学のじゃん。」

司は部屋を指差す。

「え!?あー…うん」

未来は焦って
部屋の扉を閉めた。

「は?…まあいいや
俺寝たいんだけど」

司は欠伸を噛み殺す

「あ…ごめんね…?
また明日の朝ね?」

司は返事をせず
窓を閉めた。

⏰:07/03/07 17:54 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#295 [ケまきxたまケ]
  
朝…司の姿は無かった

学校に走り
下駄箱を見る。

ボロボロになった
司の靴があった。

「…なんで…?」

未来は階段を駆け登り勢い良く教室に入る

「おはよーみぃ!!
何で走ってんの?」

未来は辺りを見回す

⏰:07/03/07 17:57 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#296 [ケまきxたまケ]
  
「いやっ…司…」

息が上がり
上手く話せない。

「玉城?音楽室かな」
未来は教室を出て
階段を上がった。


音楽室からは
うるさいぐらいに
ごちゃごちゃした音
が漏れだしている


勢い良く扉を開けた

⏰:07/03/07 17:59 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#297 [ケまきxたまケ]
   
「司っ!!!!」

そこには
横になっている司

未来は司に歩み寄る

「何で先行ったの?」

未来は怒鳴る。

「みぃ…?」
司は伸びをして
起き上がる。

未来はコンポの電源を
荒々しく切る。

静かになった教室。

⏰:07/03/07 18:02 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#298 [ケまきxたまケ]
   
「何で先行ったの?」

未来は再度聞いた。

「なんとなく。気分」

司は立ち上がり
歩き出した。

「は?意味分かんない」

未来は司の手を取る

バシッ!!

司は勢い良く
未来の手を弾いた

「うるせぇ!!!
…HR始まるから行こ」
司はポケットに
手を突っ込んで歩く

⏰:07/03/07 18:05 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#299 [ケまきxたまケ]
  
司は未来の顔を見ず
階段を降りる。

「機嫌悪いね…」

未来は言った。

司は返事をしない。

「何で無視するの!?
意味分かんないよ!」

司の早歩きに
頑張ってついていく

⏰:07/03/08 00:47 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#300 [ケまきxたまケ]
  
「司!!!!…ケホッ…」

走ったり
叫んだりしたせいか
胸が少し苦しい。

未来はしゃがみこみ
息を整える。

司はスタスタと
先を歩く。

「司ぁー…。」

小さく呟く。

⏰:07/03/08 00:49 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


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