゜*消せない・゜
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#350 [まきやま]
「1秒差だッた…。」
司はビールを
ゴクッと飲み込む。
未来は司を見る。
たかが1秒じゃん。
司は頑張ったよ。
また高3があるよ。
司…おめでとう。
でも言葉は
心とは全く反対の
皮肉しか出てこないの
:07/03/14 00:40
:W42SA
:1sLXuGhM
#351 [まきやま]
「やッぱり諒ニィは
凄いんだねっ!!」
「諒ニィには…
誰にも勝てないね」
司は黙ってしまった
こんな事言いたかった訳じゃないのに…
そう思うと私も
上手く話せなかった
。
:07/03/14 00:42
:W42SA
:1sLXuGhM
#352 [まきやま]
「またそれかよッ…」
「えっ…?何…?」
未来は司を見る。
司はビールを一気に
飲み干した。
ビールの缶を投げ
こちらを向く。
カラランッ…--
潮風で缶ビールが
転がっていく。
。
:07/03/14 00:45
:W42SA
:1sLXuGhM
#353 [まきやま]
口の中にお酒の香り
が充満する。
私は必死に司を
押し退けた。
司の胸を
Tシャツの上から
ドンドン叩く。
私の舌に司の舌が
絡まっていく。
私は何が何だか
分からなかった。
:07/03/14 00:48
:W42SA
:1sLXuGhM
#354 [まきやま]
司にもの凄い力で
押し倒された。
頭が痛い。
クラクラする。
唇が離れた。
「司…酔ってる?
辞めてよ…何なの」
私は涙を堪えるのに
必死だった。
私に馬乗りになった
司の顔は真っ赤だった
「酔って無い。
辞めない。
優勝したら何でも
するッて言ッたじゃんか」
。
:07/03/14 00:51
:W42SA
:1sLXuGhM
#355 [まきやま]
司が私の首筋に
唇を付けてくる。
「ヤダっ!!!司!!」
私は司を叩く。
バシンッ!!
司に頬を叩かれた
「イタッ…司…?」
私の頬を涙が伝う
「ごめんね…」
司は目を合わせない
:07/03/14 00:54
:W42SA
:1sLXuGhM
#356 [まきやま]
司は私の両腕を掴み
無理矢理キスをした
お酒の匂い…
涙のしょっぱい味…
私は怖くて足を
ジタバタさせた。
司は右手で
私の胸をまさぐる。
私はキツクつむってた目を見開いた。
もしかして……。
:07/03/14 00:57
:W42SA
:1sLXuGhM
#357 [まきやま]
そう疑った瞬間震え
がこみあげてきた。
「ヤダッ!!ヤダ!!!!」
私は泣いて嫌がった
タンクトップを
ずり上げて
下着をめくられた。
疑いは確信に変わり
私の抵抗は強くなった
「司…辞めて?
酔ってるんでしょ?」
:07/03/14 01:00
:W42SA
:1sLXuGhM
#358 [まきやま]
あぁ何で今日
スカート履いて
着ちゃったのかな…
司の手はスカートの
下に入っていく。
怖いよっ…怖い…
下着は簡単に取られ
足首まで下げられた
司の指が入った瞬間
私はのけぞった。
:07/03/14 01:03
:W42SA
:1sLXuGhM
#359 [まきやま]
痛くて怖くて
何も出来ない…。
「ヤッダ…!!司…ッ」
うわ言のような
私の声も司の耳には
届いていないようだ
司が海パンを
ずり下げた瞬間
私は力いっぱい
抵抗した。
「辞めて!!ヤダ!!
司!!助けてッ…!!」
:07/03/14 01:07
:W42SA
:1sLXuGhM
#360 [まきやま]
荒い息を吐きながら
私の上で腰を振る司
私の口には司の両手
もう何も発せない。
眉間にしわをよせ
司は小さく声を漏らす
涙は枯れて
早く終わって…
早く終わって…
そう心に呟いてた。
:07/03/14 01:10
:W42SA
:1sLXuGhM
#361 [まきやま]
……裕也……
席が隣になる前から
未来の事好きだった
未来の事
毎日目で追ってた
だから確信したんだ
未来の好きな人を。
身近過ぎんだろ
勝ち目無さ過ぎる
:07/03/14 01:14
:W42SA
:1sLXuGhM
#362 [まきやま]
だからせめて
力になってあげたくて…
泣いてる未来は
見たくねぇから。
みぃが綺麗な茶色
って言ってくれたからこの目好きになれたんだ
だから少し
キューピットを
やってあげよって
思ったんだ。
:07/03/14 01:17
:W42SA
:1sLXuGhM
#363 [まきやま]
水泳大会
スタートの直前。
2人で歩いてる時
「俺優勝したら
未来に告るよ。」
あの時の動揺した
司の顔写メ撮りたかったな
「無理だよ。
あいつの好きな人は
俺の兄貴だもん。」
「カンケイナイ。
好きと憧れは違う」
俺的に焦ってほしかった
司とみぃは両想い。
どちらかが
手を差しのべれば
全て上手くいくよ?
:07/03/14 01:21
:W42SA
:1sLXuGhM
#364 [まきやま]
あの事件が起きた時
俺のせいって確信した
司に余計な事を
言ってしまった。
不器用な司の焦りが
こんな形で表れて
しまったんだ。
未来の身体に傷を
直接付けた訳じゃ
無いけど。
間接的に俺は
傷つけた。
:07/03/14 01:24
:W42SA
:1sLXuGhM
#365 [まきやま]
中学を卒業して
大阪の野球の名門高
にスカウトされた。
それからあの島には
帰って無い。
あれから3年経った
俺にも愛する
彼女が出来た。
2人はどうなった?
成人式には帰るから
上手くいってて
くれよ?
:07/03/14 01:27
:W42SA
:1sLXuGhM
#366 [快]
ずっと呼んでます。
もぅハラハラドキドキ…
続き楽しみにしてます!!頑張って下さい◎
:07/03/14 19:21
:D902i
:7hoPaqI6
#367 [まきやま]
快さん☆
ありがとう!!
誰も読んでくれて
無いかと…m
嬉しいですx
:07/03/15 00:20
:W42SA
:sTLZHLkY
#368 [まきやま]
ドクドクッと
凄い勢いで
何かが入ってきた。
司は離れた。
乱れた呼吸。
海の潮風。
黒い海。
司は何も言わない。
もちろん私も
何も言わない。
:07/03/15 00:24
:W42SA
:sTLZHLkY
#369 [まきやま]
横たわる私を
起こそうと
司が近寄る。
怖いっ…--
「ヤダ!!ヤダ!!」
私は残った力を
振り絞って
司の手を弾いた。
司はうつ向いて
座りこんだ。
:07/03/15 00:26
:W42SA
:sTLZHLkY
#370 [まきやま]
「血がっ……」
司はTシャツを脱ぎ
私のスカートを
拭きはじめた。
ジンジンする。
まだ入ってる気がする
痛くて動けない。
:07/03/15 00:29
:W42SA
:sTLZHLkY
#371 [まきやま]
「…したかったの?」
自然と声が震える。
「えっ?」
司は振り向く。
「これが…
したかったの?」
涙で司の顔が見えない
司は今どんな顔で
私を見てるの…?
:07/03/15 00:31
:W42SA
:sTLZHLkY
#372 [まきやま]
「っ…そーだよ。」
司の声も震える。
そんな事言われたら
何も言い返せないよ
「イタっ…」
起き上がった私を
司が見てる。
:07/03/15 00:36
:W42SA
:sTLZHLkY
#373 [まきやま]
頬をさすり、
散らばった下着と
タンクトップを
身につける。
痛くて動きずらい。
こんなに痛いんだ。
頬腫れてるな…--
私はよろめきながら
立ち上がった。
「みぃっ…?」
司が見てる。
:07/03/15 00:38
:W42SA
:sTLZHLkY
#374 [まきやま]
私は返事をしなかった
叔母さんが帰る前に
お風呂に入らなきゃ
バレないように…
歩き出す私を
司は止めなかった。
泣き過ぎたかな?
頭がボーっとする。
ジンジンする。
違和感が
気持悪かった。
:07/03/15 00:41
:W42SA
:sTLZHLkY
#375 [まきやま]
それから私は
風邪を引いた。
と嘘をついて
部屋に閉じこもった
気分は全然優れない
違和感も消えない
眉間にしわを寄せて
声を漏らす司…。
記憶が鮮明過ぎて
たまに震えが
止まらなかった。
気持ち悪い。
身体がダルい。
:07/03/15 00:43
:W42SA
:sTLZHLkY
#376 [まきやま]
あの事件から
1ヶ月…いや2ヶ月?
もう日にち感覚
なんて私には無い。
あの日から身体の
ダルさは消えなくて
司がたまに
お見舞いに来たけど
会わなかった。
どんな顔して
会えば良いのよ…--
:07/03/15 01:02
:W42SA
:sTLZHLkY
#377 [まきやま]
「みぃーご飯は?」
扉ごしに叔母さんの声
「…いらなーい。」
ベットに横になり
天井を見上げる。
「お粥作ったけど…」
はぁ…とため息をつき
私は重い身体を
起き上げて
扉に向かった。
最近タメ息よく出るな…
:07/03/15 01:06
:W42SA
:sTLZHLkY
#378 [まきやま]
ガチャっ…
「何も食べ無いのは
もっと良くないわ」
卵粥の香りが
ふわんと鼻につく。
「んっ……!!!」
口を押さえて
叔母さんを押し退ける
「みいっ!!!」
乱暴にトイレの
扉を閉めた。
:07/03/15 01:09
:W42SA
:sTLZHLkY
#379 [まきやま]
「ハァッ…ォエッ……」
最近体調が優れない
食べ物を受け付け無い
卵の匂い。
大好きなチョコ。
油っこい料理。
お肉の匂い。
そういえば…
生理…今月まだだ。
先月…きてない。
:07/03/15 01:12
:W42SA
:sTLZHLkY
#380 [まきやま]
先月…。
8月…。
-優勝したら何でも
するっつったじゃん-
「…まさかねっ」
だって1回じゃん。
…1回だったかな?
何回もドクドクって
中に入ったっけ…?
:07/03/15 01:14
:W42SA
:sTLZHLkY
#381 [まきやま]
「ちょっとみぃ…」
トイレの扉を開けて
背中をさする。
「へーきっ…」
「私も卵の匂い…
駄目だったのよ。
……妊娠した時」
未来の顔が固まる。
:07/03/15 01:18
:W42SA
:sTLZHLkY
#382 [まきやま]
「高校ん時にね。
…駄目だったけど」
動揺を隠せない。
涙で出そうだよ。
司の顔が浮かぶ。
「みぃ…あんた…」
「妊娠な訳無いよ」
:07/03/15 01:19
:W42SA
:sTLZHLkY
#383 [まきやま]
「じゃあどうして
泣いてるのかな…?」
知らない間に
涙が溢れる。
ギュッと
抱きしめられた。
「司…?」
私は返事をしない。
:07/03/15 01:21
:W42SA
:sTLZHLkY
#384 [まきやま]
「…明日市内の
産婦人科に行こう」
優しく髪を撫でる。
私は首を横に振る。
「ヤダっ…
妊娠なんかして--」
「未来っ!!!!!!」
ビクッと体が震える
叔母さんは
いつになく本気だった
:07/03/15 01:23
:W42SA
:sTLZHLkY
#385 [まきやま]
「司には言わない」
叔母さんは全て
分かってたみたい
私は頷いた。
神様お願い…
妊娠なんて
してないで下さい。
毎日店のお手伝い
ちゃんとします。
もう悪口言いません
嘘もつかないから…
お願い。
:07/03/15 01:25
:W42SA
:sTLZHLkY
#386 [まきやま]
「今月で3ヶ月です。」
こちらを向いて微笑む 眼鏡をかけた
優しそうな先生。
「そうですか…」
叔母さんは言う。
私は震える声で
「本当ですか?」
と聞いた。
先生は頷く。
「生理が始まった体は もう大人なのよ?」
:07/03/15 01:29
:W42SA
:sTLZHLkY
#387 [まきやま]
「まだ15なんです」
叔母さんの言葉に
先生の顔が変わる。
「中絶するかしないか パートナーとよく
話し合って下さい。」
パートナー…。
司と…?
あんな風に
無理矢理されて
出来た子供について
話し合えってゆうの?
:07/03/15 01:33
:W42SA
:sTLZHLkY
#388 [まきやま]
家に戻った私達に
言葉なんか無かった
「…司呼ぶわよ?」
叔母さんが立ち上がる
「嫌!!叔母さん!!」
私は叫んで叔母さんに すがりついた。
「子供は1人じゃ
出来ないのよっ?
司にだって責任--」
「司は悪くない!!
司は関係無いっ!!!」
:07/03/15 01:36
:W42SA
:sTLZHLkY
#389 [まきやま]
「呼ばないでっ…
言わないでぇっ…」
叔母さんは
座りなおした。
「…産むの?」
涙を拭いて
叔母さんを見る。
「1人で育てるの?
全て捨てれるの?
司にももう会わない?」
私は首を縱には
振れなかった。
:07/03/15 01:39
:W42SA
:sTLZHLkY
#390 [まきやま]
翌日
司をうちに呼んだ。
気まづそうに
正座をする司。
私の事を見ない。
私も司を見れない。
「司…あなたも男
だから分かるよね?」
司は何がなんだか
分からず首を傾げる
:07/03/15 01:41
:W42SA
:sTLZHLkY
#391 [まきやま]
叔母さんは続ける。
「未来のお腹にね?
赤ちゃんが…いるの」
司は目を見開いた。
「…3ヶ月目」
「未来から直接
貴方の子とは
聞いて無いんだけど」
叔母さんは続ける
「貴方の子よね?」
:07/03/15 01:44
:W42SA
:sTLZHLkY
#392 [まきやま]
司…なんて言うの?
司が認めたら
私…この子産むよ?
司…お願い…。
「…俺の子じゃない」
司の声がうわずる。
未来は言葉を失なった
:07/03/15 01:47
:W42SA
:sTLZHLkY
#393 [まきやま]
私馬鹿みたい。
司は私の事好き
なんて言って無い。
ただしたかっただけ
そんな気分で
出来た子供なんて
いらないよね…。
「…分かった。」
叔母さんは
寂しそうに呟いた。
:07/03/15 01:49
:W42SA
:sTLZHLkY
#394 [まきやま]
「じゃあっ…」
司は立ち上がる。
私たちは呼び止める
ことはしなかった。
気まづい雰囲気…
私は部屋に駆け込んだ。
:07/03/15 12:17
:W42SA
:sTLZHLkY
#395 [まきやま]
部屋の扉を閉め
へなへなと
しゃがみこんだ。
-俺の子じゃない-
たった1回の行為。
私たちこれから
どうなるのかな…?
司はきっと
会ってくれないね。
:07/03/15 12:21
:W42SA
:sTLZHLkY
#396 [まきやま]
気付いたら電話をかけていた。
「もしもし?お前
学校来な過ぎー…」
優しい声が
私の心を埋め尽す。
「ゆうっ…やあー」
涙が自然と流れる。
:07/03/15 12:24
:W42SA
:sTLZHLkY
#397 [まきやま]
裕也は直ぐに家に
来てくれた。
全て話した。
裕也の顔は何故だか
申し訳無さそうな、
まるで自分がした事
のように真剣に話し
を聞いてくれた。
裕也は諒ニィに似てる
安心するよ…。
:07/03/15 12:27
:W42SA
:sTLZHLkY
#398 [まきやま]
「それで…どうするつもりなの?」
裕也の顔に笑いは
無かった。
「こんな言い方…
あれだけどさっ…」
裕也は気まづそうに
自分の髪を触る。
「理由はどうであれ
司との子だからさっ
産みたくないの…?」
:07/03/15 12:32
:W42SA
:sTLZHLkY
#399 [まきやま]
「…駄目だよ。」
寂しく微笑む。
「私中学生だよ?」
「でもさっ…--」
「私が産んだら…
司一生苦しむよ。」
裕也は何も
言わなかった。
:07/03/15 12:35
:W42SA
:sTLZHLkY
#400 [まきやま]
……--
瑠美は俺の手を握り
未来は涙を流してる
おいおい…
そんな重要な事
何で隠してたんだよ
「親父とか…その事
知らないの…?」
未来は首を横に振る
「言って無い…」
:07/03/15 12:38
:W42SA
:sTLZHLkY
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