゜*消せない・゜
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#400 [まきやま]
……--

瑠美は俺の手を握り

未来は涙を流してる


おいおい…
そんな重要な事
何で隠してたんだよ


「親父とか…その事
知らないの…?」


未来は首を横に振る

「言って無い…」

⏰:07/03/15 12:38 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#401 [まきやま]
  
「それで…」

未来は続けた。


「市内に中絶しに
行ったの…。」


「その時お腹が
すんごい痛くて…
気絶しそうなくらい」


……--

⏰:07/03/15 12:42 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#402 [まきやま]
  
……--

「子宮破裂…?」


優しそうな先生の
顔が怖いよ…。


「赤ちゃんが
出来ない体になって
しまったの…。」


涙は自然と出なくて
隣にいる叔母さんが
ワンワン泣いてて


それを側で聞きながら 裕也と司の事を
頭で考えてた。

⏰:07/03/15 12:45 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#403 [まきやま]
  
この先好きな人が
出来たとしても…


結婚したとしても…


赤ちゃんは出来ない


産んだほうが
良かったのカナ?


人を1人殺したんだ


私にもう人を産む
資格なんか無いんだ

⏰:07/03/15 12:47 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#404 [まきやま]
  
…--

「それからたまに
お腹とか痛くなって
喘息も酷くなって
そのまま入院…」


未来は前髪を触る。


「司にはそれっきり
会って無いんだ…」

「…んだよそれっ」

諒は拳をベットに
叩きつける。

⏰:07/03/15 12:52 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#405 [まきやま]
   
「何で黙ってた…」


「諒っ…--」

瑠美の制止を
無視して続ける。

「病名見て…俺
本当ショックだった。
未来が島の誰かを
愛したのにって…
なのに………」


未来はうつ向く。

⏰:07/03/15 12:57 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#406 [まきやま]
  
「司は知らないの。
病名を…。」

諒はハハっと笑った


「あいつ…何も
知らないで生きてんだ」


「司は悪くない…」


「私がはっきり
嫌がらなかったから」


諒は目を見開く。

⏰:07/03/15 12:59 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#407 [まきやま]
  
「嫌がらなかった?
怖くて抵抗なんて
出来ねぇだろっ…」


諒はベットがら降りる


「どこまで司の事
かばうつもりだよ」


「ごめん…
頭冷やしてくる。」


諒はホテルを出た。

⏰:07/03/15 13:02 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#408 [まきやま]
  
頭冷やしてくる
って言ったものの…

「あつッ…」

外は暑い…---


近くのファーストフード店に  足を進める。

コーラでゆっくり
喉を冷やす。


はぁ。


ため息しかでないよ

⏰:07/03/15 13:05 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#409 [まきやま]
   
司と…未来が…?


俺のあとを
ノコノコ付いて来て
あんなに小さくて
可愛いかった2人が…

俺が東京なんかに
行かなきゃ良かった


守ってあげれば
良かったのに…。


司の事も
未来の事も
傷つけちまった…。

⏰:07/03/15 14:22 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#410 [まきやま]
  
未来の母親が死んだ時

1緒に泣いて
3人で1緒の布団で
抱きしめ合って寝たよな


「頼りない兄ちゃん
だけど…守ってやる」

そう言ったの
2人は覚えてるかな


「諒ニィ大好きっ」

未来の笑顔が
頭をかすめる。

⏰:07/03/15 14:26 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#411 [まきやま]
  
俺が東京に行く時

2人して泣いて
すがって来たっけ。


司は段々と親父に
似てきて…--


未来も段々可愛く
なってって…--


成人式の時かな?

未来を見つめる
司の目が
いつもより違って…

⏰:07/03/15 14:29 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#412 [まきやま]
  
確信したんだ。


「好き」だって…


未来も意地はって
俺の事わざとらしく
誉めまくってたけど



両想いじゃん。


そう思ってた…。


笑いこらえるの
どんだけ耐えたか
お前等知ってんの?

⏰:07/03/15 14:31 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#413 [まきやま]
   
司はどうして…


そんな事したんだ?


好きな女に乱暴して
楽しめたのか?


分かんねぇよ…


頭を抱えて
ひじをついた。

⏰:07/03/15 14:35 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#414 [まきやま]
   
「お客様っ…」

振り返ると困った顔
で見つめる店員さん

「申し訳ございません 閉店時間になるんですけれども…。」


携帯を開くと
日付けが変わって
数時間たっていた。


「あぁ…すいません」

⏰:07/03/15 14:41 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#415 [まきやま]
  
ホテルに戻ると
部屋は真っ暗で…

「…諒っ……」

電気スタンドが
小さく光る。

「起こした…?
ごめんねっ…。」

小さく笑って
洗面台に歩く。

冷たい水で顔を洗い
小さくため息…。

⏰:07/03/15 14:44 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#416 [まきやま]
  
「平気…?」

瑠美が近寄る。

鏡ごしに目が合い
すぐにそらした。

「…うん.ごめんね」

瑠美をすり抜けて
ソファーに座る。

「何か…頭がパンパン
になっちゃった…」

力無く微笑む。

⏰:07/03/15 14:48 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#417 [まきやま]
  
「あの2人さっ…
意地っぱりなんだよ」

「お互いAB型どうし
だからかな…?」


「2人の言いあいは
本当しょうもない事で」


瑠美のシャンプーの
香りに包まれる。

⏰:07/03/15 14:54 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#418 [まきやま]
  
「本当負けず嫌いで
俺っ……」


やべっ…涙出てきた


「…何でだよ!!」


瑠美にしがみついて
泣きじゃくる俺…


25歳。


カッコわるっ。

⏰:07/03/15 14:57 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#419 [ゅぃ]
…悲しい(._.)お互い想いあってんのにすれちがってこんなことになるなんて(*_*)悲しすぎだぁ(/_;)

まっきー見てるからね!!続き楽しみにしてます(*^^*)まっきーの書くのはみいっちゃって続きが気になりまくです(бω<)☆

⏰:07/03/15 21:58 📱:P902iS 🆔:UjU67TvU


#420 [まきやま]
ゆいちゃん
本当ありがとう咐~
いつも長々と
コメントくれてx


続き書きますy

⏰:07/03/16 00:43 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#421 [まきやま]
   
「黙っててごめん」

瑠美が優しく
髪を撫でる。

「私の口から言えば
良かった…。」

俺は首を横に振る。

「いやっ…平気。
何かごめんね」

「さっきから諒
謝ってばっかり…」

⏰:07/03/16 00:47 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#422 [まきやま]
  
「ハハ…そうだね」

2人は離れた。


「司と未来は…
これからも会わない
つもりなのかな?」


瑠美は返事に困り
目をそらした。

「話したいだろ…
未来も司も…。」

⏰:07/03/16 00:49 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#423 [まきやま]
  
「よく未来さ…
手紙書いてんだよ」


瑠美は顔を上げた。

「手紙…??」

「多分司宛て…」


「3年だよ…?
未来の気持ちは
変わって無いだろ」

⏰:07/03/16 00:51 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#424 []
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-450

⏰:07/03/16 00:53 📱:D903i 🆔:GXeKiJUM


#425 [まきやま]
   
「未来の意見を
聞かないと……」


「明日聞いてみる」



未来は充分我慢した
辛い思いもした。


今度は幸せに
なるばんだよ。

⏰:07/03/16 00:53 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#426 [まきやま]
エさんありがとう
アンカーの付け方
分からないので…
助かりました☆

⏰:07/03/16 00:54 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#427 [まきやま]
   
翌朝も暑くて


太陽がギラギラ
3人を照らす。


眩しそうに顔をしかめ 3人は歩いた。


「暑い…---」


瑠美は帽子を
深く被る。

⏰:07/03/16 00:56 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#428 [まきやま]
  
いろいろな店を周り
3人で笑った。


外人の多さに
3人で焦った。


観光客に紛れて
水族館で写真いっぱい撮った。


瑠美の薬指には
昨日の指輪。


未来の体調も良くて
安定してる。

⏰:07/03/16 00:59 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#429 [まきやま]
   
「手紙をさ…
書いてみないか?」

夕食を買いこんで
ホテルに帰宅中
未来に言った。

「手紙っ…?」

重たそうに袋を抱え
未来は言った。

「司に。今の気持ちを全部伝えるんだよ。」

⏰:07/03/16 01:01 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#430 [まきやま]
   
未来に返事は無かった

諒は続ける。


「未来は会いたくて
たまらないんだろ?」

「あの祭り…
誘ってみろよ」

⏰:07/03/16 01:03 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#431 [まきやま]
   
「狭い島にいる以上
会わないなんて不可能なんだから…。」


「司は私のこと…
嫌いになったもん」


「そんなの…
本人に聞かなきゃ
分かんないだろ?」


「…。」

⏰:07/03/16 01:05 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#432 [まきやま]
   
「暗い過去のまま
司に会えなくて
みぃは良いのか?」


「諒っ言い過ぎ。」


瑠美の制止に
未来は言った。

「…読んでくれるかな」


「読ませるよ。
絶対…必ず。」


未来は小さく笑った

⏰:07/03/16 01:08 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#433 [まきやま]
   

こうして短い
未来の旅行は終わった

楽しかった…って
俺は思うけど。


未来はどうだった?


辛い過去を言わされ
たから嫌だったかな…

聞かなきゃ
一生分からなかった

⏰:07/03/16 01:10 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#434 [まきやま]
  …未来…


2日しか離れて
無いのに…


島が懐かしく感じた


診療所に戻り、
ベットに荷物を広げた


たくさん買ったな。


洋服。お菓子。
アクセサリー…。
さりげなく色違いで
2つ。


赤のちゅら玉と
青のちゅら玉…。

⏰:07/03/16 01:15 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#435 [まきやま]
  
諒ニィに言われる前に
司に会おうって
決心してたんだ…


3年経った今。
好きって気持ちは
消えないんだもん。


引き出しから
桃色の便箋と
青いボールペンを
取り出す。

出せない手紙なんて
もう…書きたく無い

⏰:07/03/16 01:18 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#436 [まきやま]
   
「ただいまー…」


懐かしい我が家。
って2日間だけど…


「母さんお土産!!」

お菓子の入った袋を
テーブルに置いた。

「わあ…ありがと!
もうすぐご飯だから
司呼んできて?」


諒は頷いた。

⏰:07/03/16 01:20 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#437 [まきやま]
  
-司を怒らないで-

未来の言葉が蘇った


司の部屋の扉。

中からは騒がしい
音色が漏れてくる


ドンドンッ!!!


いつもより
大げさに叩いた。

⏰:07/03/16 01:22 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#438 [まきやま]
   
不機嫌そうに司が
扉を開く。


「…おかえり。」

諒は目線をそらした


「ただいま。
飯出来たって。」

そう言い切ると
階段をかけ降りた。


ふうーっと
自分を落ち着かせる

⏰:07/03/16 01:25 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#439 [まきやま]
  
食事の時。


目を合わせられない


目が合った瞬間
殴り飛ばしてしまう



我慢だ…我慢。




俺は早々と
食べ終わり自分の
部屋へと急いだ。

⏰:07/03/16 01:27 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#440 [快]
うぅ…(。_。)
泣きたくなります。
何だか胸がぎゅぅって
なりました。

最後まで読むので頑張って下さい!!

⏰:07/03/16 14:38 📱:D902i 🆔:MttPv4r6


#441 [まきやま]
快さん
ありがとうっI!!
そう言ってもらえると
嬉しいです


今から書きますy

⏰:07/03/18 00:38 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#442 [まきやま]
   
扉を閉めて
ふぅーっと長い
息を吐いた。


市内で買ったCDを
コンポに入れて
音量を上げる。


椅子に座り
目をつむった。


自分の心に歯止めを
かけるのは
こんなに難しい事
なのか…

⏰:07/03/18 00:41 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#443 [まきやま]
   
頭をよぎるのは
未来の話と司の顔


あー!!!うざいっ!!


小さく呟いて
眼鏡をかけた。


研修医時代の
レポートを見つめる


2人の事を考え無い
為にも…勉強勉強!!

⏰:07/03/18 00:54 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#444 [まきやま]
   
医学書の隣に
誇りのかぶった
アルバムがあった。


手にとり
ふっと息をかける。


誇りが宙を舞って
少し咳き込んだ。


ページをめくると
中学時代の写真が
貼ってあった。

⏰:07/03/18 00:57 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#445 [まきやま]
    
「懐かしいな…」

小さく笑って
ページをめくる。

中学3年の
水泳大会…。

賞状を持ってる俺


抱きつく未来。


隣で横顔の司。

⏰:07/03/18 01:00 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#446 [まきやま]
   

こん時の2人みたく
仲良くはなれないのか

また3人で写真を
撮りてぇんだよ…


いつ東京に戻っても
安心できるように…


司…
未来…


幸せになってくれよ


お前等が大切なんだよ

⏰:07/03/18 01:03 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#447 [まきやま]
   
…翌朝…

大きく勢いよく
雨が降っていた。


俺…雨の日の目覚めは とっても悪い。

苛々しながら
階段を降りる。


「…何でいんだよ」


思わず口調が
あらくなった。

⏰:07/03/18 01:05 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#448 [まきやま]
   
今1番見たくない
そいつは居間で
ゴロンと横に
なっていた。


「嵐になるらしくて
漁できねぇから…」


我慢…我慢…。


諒は返事をせず
台所から水を取り出した


「病院行くなら
車出してもらえよ。
雨ヤバいからさ。」


冷蔵庫を勢いよく閉めた。

⏰:07/03/18 01:09 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#449 [まきやま]
  
司をチラリと見て

「行って来る。」

とだけ言った。

「親父に頼めば?
車。」

「…瑠美に頼む」

精一杯の会話だった

自然と拳に力が入る

⏰:07/03/18 01:24 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#450 [まきやま]
   
「雨凄いねーっ!!」

ワイパーが荒々しく
右に左にと交差する
のをぼーッと見つめる

「ごめんね瑠美…」

瑠美は首を振る。

「良いよ!みぃにも
会いたかったしね」

諒は微笑んで
目をつむった。

ヘンプの匂いを
かみしめて
少しだけ眠った。

⏰:07/03/18 01:28 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


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