゜*消せない・゜
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#42 [xまきケたまx]
  
「お前……まだ煙草
吸ッてんのか?」

部屋の扉で腕組みを
している司。

「だから何?
親父も知ってるよ」

司はうざったそうに
諒に近寄る。

「お前18だろ?
未成年から吸うと
肺ガンになりやすく
なるんだよ。それに」

さえぎるように
司が怒鳴った。

⏰:07/02/17 23:28 📱:W42SA 🆔:8pqRxqa6


#43 [xまきケたまx]
  
「うるせぇッ!!!!
関係ねぇだろ!!!!」

「司?諒?
また喧嘩?
やめなさいよー?」

下から母親が叫ぶ

「関係無くねぇよ。」
諒は腕を組む。

「いちいちつッかかッて
お前何なんだ?
反抗期ッてやつ?」

⏰:07/02/17 23:32 📱:W42SA 🆔:8pqRxqa6


#44 [xまきケたまx]
  
「…言いたい事は
それだけ?
明日も早ぇんだよ。
出てってくんない?」

司は諒を押し出す。


「おいッ!!…--」

ガチャッ!!!

司は扉を閉めた。

⏰:07/02/17 23:35 📱:W42SA 🆔:8pqRxqa6


#45 [xまきケたまx]
  
司は昔からそんなに
話し上手ではなかッた

でも昔はもっと…
不器用だったけど
優しい奴だった。

後ろチョコチョコ付い来て
俺がやる事全てを
真似してたな。

成人式の時に
帰った時なんて
抱きついて来たのに

⏰:07/02/17 23:40 📱:W42SA 🆔:8pqRxqa6


#46 [xまきケたまx]
  
「俺美容師になりたい!
だから今より
もっとお洒落に
ならないとなんだ。
諒…もしさお金が
余った月とかあッたら
雑誌送ってくれない?
できれば髪型の雑誌
あと…洋服の!!!」


あの時の司の顔は
キラキラ輝いていた。

それから安い給料で
毎月雑誌を送った。

雑誌に載ってた
気にいった服も
送ってやるようにした

⏰:07/02/17 23:46 📱:W42SA 🆔:8pqRxqa6


#47 [xまきケたまx]
  
3食菓子パン1個の
生活になっても

雑誌を送るのは
辞めなかった。

いつも喜んだ声の
電話を聞くと
腹の減りなんて
吹っ飛んたんだ。

俺んちは全然金持ち
何かじゃなかった。

俺が医者になったせい
でもっと貧乏になった

⏰:07/02/17 23:54 📱:W42SA 🆔:8pqRxqa6


#48 [xまきケたまx]
  
お金の為に
夢を諦めるなんて
絶対後悔する。

だから司には
いつか東京に
来てもらいたかった

東京の美容院とか
渋谷の服屋とか
絶対見せてあげたい


中学を卒業した時
母親から連絡があッた

⏰:07/02/17 23:59 📱:W42SA 🆔:8pqRxqa6


#49 [xまきケたまx]
  
「え?漁師?司が?」

司は高校には行かず
親父の漁師を継ぐと
言って来たらしい。

「そうなの…
もう決めたからッて…」


「ふーん…。」


ガッカリした。


あのキラキラした瞳は?
雑誌を見て喜んだ
お礼の電話たちは?

⏰:07/02/18 00:02 📱:W42SA 🆔:7qlcXNMg


#50 [xまきケたまx]
  
そして24になッた冬

4年振りに帰った。

それから司とは
まともに話して無い

俺を避けるかのように

反抗期か?

嫌われるような事
俺したのか?

⏰:07/02/18 00:05 📱:W42SA 🆔:7qlcXNMg


#51 [xまきケたまx]
  
「純おじさん!!!
ごめんね!!!!」

昨日あんな事
思い返してたら
まんまと寝坊…。

何やってんだ馬鹿。


勢いよく
診察室を開けると
純おじさんは
笑っていた。

「珍しいなあ!
お前が寝坊なんて。
ぢゃあ帰るよ。
忙しくなったら
呼んでくれな?」

⏰:07/02/18 00:08 📱:W42SA 🆔:7qlcXNMg


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