あなたの願望叶えます
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#88 [ぱいん]

彼氏はなしに
なっていた。

個人情報の流出が
問題になっている中で
自ら情報を公開する
高校生の多さに
笑いがこみ上げてきた。

プロフィールを
見終えると
日記を読んでみた。

⏰:07/12/23 05:42 📱:D905i 🆔:GqOFIjf2


#89 [ぱいん]

昨日は友達と
カラオケに
行ったらしい。

帰りにプリ撮ったから
画像のとこに
UPしといたよ

と書かれていたので
後で見てみる
ことにした。

⏰:07/12/23 05:45 📱:D905i 🆔:GqOFIjf2


#90 [ぱいん]

日記を読み終えるまで
一時間近くかかった。

不思議と疲れは
感じなかった。

画像には
プリクラの他に
写メも載っていた。

⏰:07/12/23 05:46 📱:D905i 🆔:GqOFIjf2


#91 [ぱいん]

気に入った画像は
携帯に送信し
ホームページを
お気に入りに
登録してから
パソコンの電源を
落とした。

興奮が収まらず
立て続けに
煙草を吸った。

⏰:07/12/23 05:49 📱:D905i 🆔:GqOFIjf2


#92 [ぱいん]

その夜、俺は
再びあのサイトに
痴漢の申し込みをした。

相手はもちろん
あの子だった。

名前を訪ねる
メールが届いたので
本名とホームページの
URLを送った。

⏰:07/12/23 05:51 📱:D905i 🆔:GqOFIjf2


#93 [ぱいん]

一週間後
俺は駅のホームに
立っていた。

ポケットには
手錠とクリーム。

闇サイトで購入した
ものだった。

クリームの効果が
どれほどの
ものなのかは
わからない。

⏰:07/12/23 05:54 📱:D905i 🆔:GqOFIjf2


#94 [ぱいん]

〔これさえあれば
 彼女も悶絶!
 奇跡の媚薬誕生!!〕

そんな胡散臭い文句が
説明にあった。

「おはようございます」

背後から声をかけられ
振り向くと
この前と同じ無表情な
男が立っていた。

⏰:07/12/23 05:57 📱:D905i 🆔:GqOFIjf2


#95 [ぱいん]

「いい天気ですね」

外は雨だったが
俺は答えた。

「行きましょう。
 もう説明は
 いりませんよね?」

男の言葉に

「あぁ」

とだけ答える。

⏰:07/12/23 05:59 📱:D905i 🆔:GqOFIjf2


#96 [ぱいん]

ホームに着くと
見覚えのある女が
愛華のすぐ後ろに
並んでいた。

こいつらみんな
あの会社の
社員なのか?

頭の中に
浮かんだ疑問は
興奮に飲まれ消えた。

⏰:07/12/23 06:02 📱:D905i 🆔:GqOFIjf2


#97 [ぱいん]

電車がホームに着くと
この前と同じ要領で
愛華が奥へと
追いやられる。

雨のせいか
前回よりも
込み合う車内で
俺は愛華の背後に
立つことができた。

やっぱり凄いな…。

⏰:07/12/23 06:06 📱:D905i 🆔:GqOFIjf2


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