あなたの願望叶えます
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#491 [ぱいん]

プライドの高い俺は
エロビデオを
借りるという
行為が嫌だった。

ましてそれを
加奈子に見つかり
惨めな思いをするなど
想像するだけで
嫌気がさした。

⏰:08/01/08 22:17 📱:D905i 🆔:ZH9U1jvU


#492 [ぱいん]

夜中にパソコンを開き
あのサイトの動画で
息子を慰める。

そんな日々を
送っていたある日
いつものように
サイトに接続すると

『キリ番GET!!』

という文字が
画面に広がった。

⏰:08/01/08 22:21 📱:D905i 🆔:ZH9U1jvU


#493 [ぱいん]

読んでいくと
どうやら俺は
キリ番とやらを踏み
2O分コースの無料券を
手に入れたらしい。

こちらまで空メールを

と書かれたアドレスと
一時間近く睨めっこし
結局メールを送った。

⏰:08/01/08 22:25 📱:D905i 🆔:ZH9U1jvU


#494 [ぱいん]

何度かメールの
やりとりを続け
俺はついに
あのサイトを
利用する決心をした。

追加料金を払えば
もっと長いコースも
利用可能という
ことだったが
俺は拒否した。

⏰:08/01/08 22:27 📱:D905i 🆔:ZH9U1jvU


#495 [ぱいん]

動画で気になっていた
痴漢を試してみる
ことにした。

痴漢なら2O分もあれば
十分だろう。

相手は向こうに任せた。

どうせ素人ではなく
どこかの風俗の女でも
雇っているんだろうと
思っていた。

⏰:08/01/08 22:30 📱:D905i 🆔:ZH9U1jvU


#496 [ぱいん]

だが当日

「あの子です」

と教えられた女は
どこからどう見ても
普通の女子高生だった。

俺は思わず息をのんだ。

⏰:08/01/08 22:32 📱:D905i 🆔:ZH9U1jvU


#497 [ぱいん]

「ほんとに大丈夫
 なんだろうな?」

不安になって
俺が聞くと
横にいた中年の男は

「絶対に大丈夫です」

と答えた。

「お客様が捕まることは
 万が一にもありません」

⏰:08/01/08 22:34 📱:D905i 🆔:ZH9U1jvU


#498 [ぱいん]

「もし相手が痴漢だと
 騒ぐような事態が
 起こった場合は
 私の手を掴んで下さい」

男は続けた。

「そして言って下さい。
 こいつが痴漢だと」

⏰:08/01/08 22:37 📱:D905i 🆔:ZH9U1jvU


#499 [ぱいん]

「あんたが
 俺の代わりに
 捕まるってことか?」
「はい」

何の迷いもなく
男は答えた。

まだ半信半疑の俺が
口を開きかけた時
電車がホームに着いた。

⏰:08/01/08 22:40 📱:D905i 🆔:ZH9U1jvU


#500 [ぱいん]

「しっかりついてきて
 下さいよ」

男の言葉と同時に
電車の中へ
大勢の人が駆け込む。

俺は男について
行くだけで
精一杯だった。

⏰:08/01/08 22:42 📱:D905i 🆔:ZH9U1jvU


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