…キコエナイ歌声…
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#15 [三ッ葉]
気が付くと時間が過ぎていた―――……


お母さんは新譜を手に取り、軽く口ずさむ


私も一緒に練習した


理「恭介、一回試しに合わせてみよっか??」


お父さんは返事の代わりに笑った

⏰:07/03/07 21:15 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#16 [三ッ葉]
〜♪


ピアノの音の上に透き通るような声が踊っているようだった


この新しい曲―――…

さっき、お母さんと一緒に口ずさんだ時から何かを感じた



やっぱりいい曲……。


スウッ――…

⏰:07/03/07 21:18 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#17 [三ッ葉]
私も上手に歌いたい


いつか
歌手になりたい……



そんな思いを大きく抱いて息を吸った


私の声も重なっていった……


思いを込めて
一つ一つの音を――…

詞を大切に噛み締めながら歌った

⏰:07/03/07 21:22 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#18 [三ッ葉]
そんな時――…


理「………!」
恭「………!!」


お母さんは声を出すのを止め、お父さんは何かに驚いたような顔をしながら
ピアノを弾いていた


だけど……

歌の世界に入りきった私は、そんな事に気付かないまま歌い続けた

⏰:07/03/07 21:26 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#19 [三ッ葉]
歌いながら目を開くと



…………ッ!?



知らない男の子がバルコニーの柵の間からこちらを見ていた


誰――…??


その男の子はひたすら戸惑う私を見ていた

⏰:07/03/07 21:46 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#20 [三ッ葉]
私は何となく笑顔をつくった


すると――…

無表情な男の子の顔が少しゆるんだ


ドクンッ……


「こら、麻人ッ……人の家をのぞくもんじゃありません!!」


横にいた男の子はお母さんに手を引っ張られて
視界から消えていった

⏰:07/03/08 02:40 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#21 [三ッ葉]
〜アサト〜
………………….


スタスタ――…


お母さんに引っ張られて歩いた


さっきの子の歌声…

俺と同じ年ぐらいだけど、全然そうとは思えないくらい上手かった

⏰:07/03/08 02:46 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#22 [三ッ葉]
あの子の歌ってたメロディーが頭の中で何度も流れた



ドクンッ……



あの時感じた鼓動――…。


俺の何かが疼いた――…


また逢うのかな……??

⏰:07/03/08 02:50 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#23 [三ッ葉]
〜ミワ〜
…………………

理「美和…本当に歌が上手くなったわね」


恭「俺も驚いた!六歳とは思えない歌だった」


二人がうんうんと頷く


美「本当ッ!??
それより、さっきの男の子――…」


恭「あぁ〜近所に住んでる神山さんだっけ??」

⏰:07/03/08 02:55 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#24 [三ッ葉]
理「そうそう!
神山……麻人くんってゆうんだって
美和と同じ年よ??
でも違う小学校では、違うクラスだよね…??」


お母さんが私に問いかけた


美「うん。だって、あの男の子知らないもん」


入学したばかりの私は、違うクラスの事などよく知らない

⏰:07/03/08 02:59 📱:N902i 🆔:☆☆☆


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