…キコエナイ歌声…
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#164 [三ッ葉
]
【 出発進行 】
麻人の思いのよらぬ発言から数日が過ぎていった
今日、病室には
お父さんと、私と、麻人と、担当の先生を合わせて四人が座っている
お父さんと担当の先生は
何について話をするのかは知らない
麻「あの……美和を俺の学校に通わせられないですか??」
麻人がさっそく話を切り出した
:07/04/04 02:30
:N902i
:☆☆☆
#165 [三ッ葉
]
━━━━━━……………
━━━━━…………
麻人が私の代わりに話始めてから結構経った気がする
今私の前には、お父さんが難しい顔をしながら座っていて
横には、麻人が私の片手を握りながら座ってくれている
そして、担当の先生はカルテを見ながら
お父さんの横に座っている
チク…タク…
時計の細い針が容赦なく小さな音をたてながら
一周する
:07/04/04 18:07
:N902i
:☆☆☆
#166 [三ッ葉
]
重い沈黙のような中で
ゴクリの唾を飲み込んだ
美「…………」
まずは、お父さんの答えがでるまで静かにしてなきゃ―――……
って言っても声が出ないから何もできないけど;;
恭「……美和…」
ついにお父さんが沈黙を破った
:07/04/04 18:11
:N902i
:☆☆☆
#167 [三ッ葉
]
>>166の最初の文を
×
【重い沈黙のような中で
ゴクリの唾を飲み込んだ】
○
【重い沈黙の中で
ゴクリと唾を飲み込んだ】
にして読んでください

お手数かけてすみません

:07/04/04 18:15
:N902i
:☆☆☆
#168 [あリさ]
:07/04/04 18:25
:SH703i
:☆☆☆
#169 [三ッ葉
]
恭「普通の学校へ行くことは、今の生活よりももっと苦しくなるかもしれない……。
それでも良いのか??」
お父さんは心配そうにコチラを見ている
美「……」
何となく思ってた
私みたいなのが普通の学校にいっちゃうと
皆に何か言われるかもしれない――…って。
でも、友達作って
笑って楽しい思い出作りたい!!
:07/04/04 18:25
:N902i
:☆☆☆
#170 [三ッ葉
]
私は、大きく縦に頷いた
恭「………そうか…
でも、やっぱり心配だしな――…」
お父さんの困惑した顔がうかがえた
やっぱ駄目なのかな……。
と諦めかけたとき、
麻「おじさん…俺がついてるんで大丈夫ですよ」
昔みたいに力強く言う麻人……。
:07/04/05 03:36
:N902i
:☆☆☆
#171 [三ッ葉
]
麻「それに…
俺も美和と一緒に学校行ってみたいですし」
美「………」
俺がついてるんで大丈夫ですよ
って………
一体どこからその自信がでてるんだろ;;
でもさ、悔しいけど
麻人がいれば大丈夫って
思っちゃうんだよな
「榎坂さん……ここは、とりあえず娘さんの希望を叶えてみませんか??」
:07/04/05 03:49
:N902i
:☆☆☆
#172 [三ッ葉
]
……!!
私は驚いた!!
だって、まずお父さんを説得してから
担当の先生を説得しようと思ってたから……。
先に担当の先生の口から
承諾みたいな言葉をもらえるなんて――……
希望はすぐそこだ!!
私は席を立ちお父さんの手をギュッとにぎった
:07/04/05 10:21
:N902i
:☆☆☆
#173 [三ッ葉
]
恭「……」
「娘さんは、施設にいる事で大きなストレスを抱え込んでいます。
確かに榎坂さんが言うように、学校で行くことは決して安全なことではないです……。
ですが希望の暮らしをして、友達を作る事でストレスもとれて、声が戻る事に繋がるかもしれません。
病院側としても不安ですが、試してみては??」
先生がカルテから目を離して、淡々と話していく
恭「……先生もそこまで言うのなら」
:07/04/05 10:32
:N902i
:☆☆☆
#174 [三ッ葉
]
恭「美和を……麻人君の学校に通わせます」
お父さんの声が耳に入る
美「―――ッ!!」
私は、声にできないけど驚いた
麻「よかったな美和っ」
麻人が私の頭をグシャグシャと撫でる――…
私の胸の中は
喜びと期待で満ち溢れていた
:07/04/06 09:19
:N902i
:☆☆☆
#175 [三ッ葉
]
━━━━━━…………
━━━━━………
夜…。
私は、小さなテディーベアを抱えていた
お母さん……
私、学校行けるんだって!!
辛い事は必ずあると思うけど、頑張るから!!
ごめんね――…
:07/04/06 09:27
:N902i
:☆☆☆
#176 [三ッ葉
]
…中2の春…
私は、中2の春に始業式と共に入学する事になった
ピピピピピ……
ベットの中からモソモソと手を出して目覚まし時計を止めた
そして、ベットから立ち上がり伸びをした
今日が中学校デビューの日だ!!
気合いを入れなくては!!
:07/04/06 09:34
:N902i
:☆☆☆
#177 [さぁ]
ァゲ
ファイトですっy
:07/04/07 23:23
:W41SA
:☆☆☆
#178 [三ッ葉
]
ガチャッ…
麻「おはよ、美和」
ドアを開くと自転車に乗った麻人が出迎えてくれた
美「おっ…おはっよ…」
初めて麻人の制服姿を見て何だか上手く挨拶ができない………
なんか新鮮…
:07/04/08 01:20
:N902i
:☆☆☆
#179 [三ッ葉
]
さぁさン

アゲ嬉しいです
>>178の
美和の会話文は、
手を握って想いを伝えてるということにしてほしいです

間違いばかりですみません

:07/04/08 01:25
:N902i
:☆☆☆
#180 [三ッ葉
]
麻「緊張すんの早いだろ」
麻人は少しだけはにかんで笑った
何だか麻人がいつもと違って見える――……
制服のせいかな??
麻「ほらっ……ぼーっとしてないで早く自転車乗れよ!!」
麻人は、私の手を離して早く出発できるように急かした
……………;;;
:07/04/08 01:29
:N902i
:☆☆☆
#181 [三ッ葉
]
私は、ぎこちなく自転車にまたがった
ハンドルを持つ手が力を入れすぎて大きく震える
麻「…美和、お前――…」
麻人がそんな私を見て口を開くと同時に
私は、ペダルを踏んで進めた!!
グラグラッ……
安定感が全くなく、左右に大きく前輪が暴れるように動きだす!!
美「―――ッ;;」
:07/04/08 01:36
:N902i
:☆☆☆
#182 [三ッ葉
]
ガッチャーン
この効果音でお気付きでしょーか??
私、榎坂 美和は
自転車に乗れないのです;;
いや、もうそれは派手にこけましたとも……
麻「みっ…美和ッ……」
麻人が自分の自転車をとめて、私に駆け寄る
美「……ッ…」
…………………痛い
:07/04/08 01:48
:N902i
:☆☆☆
#183 [三ッ葉
]
両膝からちょっぴり血がにじみ出ている
そんな事よりも……
カラカラカラ……
倒れた私の自転車のタイヤが空回りする音が聞こえてくる
NEWの自転車に傷が付いたことの方がショックだったり――…。
麻「お前、自転車乗れないのかよ……
しかも、そのこけっぷり………ははっ」
今度は、人を馬鹿にしたように笑う麻人。
:07/04/08 01:55
:N902i
:☆☆☆
#184 [三ッ葉
]
私は、子供みたいにプクッと頬を膨らませながら麻人を睨んだ
麻「ごめんごめん。
てか、早く学校行くぞ」
学校行きたいけど
私の交通手段ないよ;;
とか考えてたら――
フワッ
美「!??」
私は麻人に抱き抱えられて、麻人の自転車の後ろに乗せられた
:07/04/08 02:03
:N902i
:☆☆☆
#185 [三ッ葉
]
私がきょとんとしてたら
麻「仕方ないから俺が乗せてやるわ。
んじゃ、いくぞ。」
とだけ言って自転車をこぎ始める
私は、麻人の制服の端を掴んだ
久しぶりの町中……
見るものすべてが私をドキドキさせた
自転車のスピードで出来る心地よい風に体をゆだねそうになった
グイッ
:07/04/08 02:29
:N902i
:☆☆☆
#186 [三ッ葉
]
突然、体が前に引っ張られ麻人の背中に頭を鈍くぶつけた
どうやら麻人がブレーキをかけたらしい!!
麻「俺の体ちゃんと掴んどかねーと又ブレーキかけたとき、こんなことになるぞ………」
ギュッ…
私は、麻人の体に腕を回してしがみついた
それも、ありったけの力を込めてね!!
:07/04/08 02:35
:N902i
:☆☆☆
#187 [三ッ葉
]
麻「いっ…お前強くしがみ付きすぎだろ!
マジ痛いから…」
私は、後ろで笑って力を緩めた
何とか会話できないかな〜??
私はがんばって後ろから片手を伸ばし、ハンドルを握る麻人の手に触れた
麻「……何??」
"ずっとこいでて大丈夫?
しんどくない??"
:07/04/08 02:42
:N902i
:☆☆☆
#188 [我輩は匿名である]
がんばれーっ


:07/04/08 09:08
:SH702iD
:☆☆☆
#189 [匿名さん
頑張りますネ
]
麻「ん〜ちょっとしんどいかも。
だって、お前重いもん!!」
"えっ…!!
私ってそんなに太ったんだ……;;
もう降りて走るよっ"
私は、後ろで慌てた
すると、しがみ付いている麻人の体がプルプルと震えている
麻「嘘。てか、慌てすぎ!!逆に軽すぎるくらいだし」
おちょくられた!!
:07/04/08 10:37
:N902i
:☆☆☆
#190 [三ッ葉
]
何か頭にきた……
ガンッ
私は、麻人の背中に頭をわざとぶつけた
"ごめんね〜"
私は、わざとらしく謝った。顔はもちろん笑っている
麻「っ…お前絶対わざとだろ!!
もう笑わせんなよ!
笑いすぎて腹痛いから;;」
そういう麻人の声はまだ笑ってて……
なんか良いなこういうの
:07/04/08 10:44
:N902i
:☆☆☆
#191 [三ッ葉
]
………………
他愛のない話をしながら私達は学校に着いた
"わぁ〜おっきい!!"
小学校しかしらない私は思わず感激する
"麻人、二年の階は三階だよね??"
と言って階段に脚をかけた
麻「お前はまずこっち」
すぐに麻人に引っ張られて階段から離れていく
:07/04/08 10:51
:N902i
:☆☆☆
#192 [三ッ葉
]
ある教室の前に着く
どうやら保健室らしい
ガララッ…
麻「失礼します」
麻人が私を引っ張りながら中へと入る
「あら?怪我したの??」
優しそうな声が奥から聞こえる
麻「俺じゃなくて……」
麻人が私に視線をむけた
:07/04/08 21:08
:N902i
:☆☆☆
#193 [三ッ葉
]
そこで先生の姿がはっきりする
スラッとした大人な体系に優しそうな笑顔。
きれ〜!!
私、女じゃなかったら
禁断の恋しちゃいそう;;
「足怪我したのね??
消毒しましょうか」
美「……」
私は自分の足に視線を向けた
そういえば怪我してたんだっけ??忘れてた;;
自分に苦笑いする
:07/04/08 21:19
:N902i
:☆☆☆
#194 [三ッ葉
]
先生が消毒液とコットンを持って近づいた時
麻「俺…外で待ってるわ」
と言って出ていった
「……しみるけど我慢してください」
私は、首を縦にふった
先生が傷口に消毒液をかける
う〜やっぱしみるな
「あの神山君が女の子といるなんてびっくり」
:07/04/08 21:33
:N902i
:☆☆☆
#195 [三ッ葉
]
美「………??」
私は首を傾げた
「神山君ね……女の子をよせつけないらしいの………って言うのは女子生徒から聞いたんだけどね」
美「………」
よせつけない??
なんだか良くわからなかった
「……?あっ…!!」
何も答えれない私に保健医の先生は何かに気付いたように声をあげた
「あなたが榎坂美和さん??話は聞いているわ」
:07/04/08 21:48
:N902i
:☆☆☆
#196 [三ッ葉
]
私はコクリと頷いた
真「あ…私は保健医の
小野 真紀です。
榎坂さん、もし何かあったら相談も聞いているから気軽にしてね??
今では、女の子に恋の相談相手にまでなってしまっているから………」
と言って小さく笑った
この先生…
きっと皆に好かれてるんだろうな〜
なんだか先生の笑顔が
私に元気をくれた
:07/04/08 21:55
:N902i
:☆☆☆
#197 [三ッ葉
]
軽い手当ても終わり
私は頭を下げて保健室をでようとした
真「あっ……神山君に授業さぼりにココに毎回来る事、注意しないと――…」
出る際に小野先生の言葉が聞こえてきた
麻人……
さぼってたりするんだ!?
なのに
頭良いってどういう事よ〜〜;;
うらやましい――…
:07/04/08 22:01
:N902i
:☆☆☆
#198 [三ッ葉
]
ガララッ……
私は保健室のドアを閉めて、体の向きを変えた
美「………ッ??」
あれ……??
周りを見回しても麻人の姿が見つからない;;
それどころか
大勢の生徒が登校してきている――…
周りは知らない人達ばかりだし……
麻人どこ――――ッ!!?
:07/04/08 22:06
:N902i
:☆☆☆
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