…キコエナイ歌声…
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#46 [三ッ葉]
その笑顔は
とても穏やかで
今までのそっけない態度を一変させるものだった



なぜか勇気づけられた気がする………



美「神山くんってさ、落ち着いてるよね……
同じ学年とは思えないくらい―――…」


麻「あ…それ…
俺も初めてみたとき、君に対して同じ事思った」

⏰:07/03/10 23:05 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#47 [三ッ葉]
私に対してって………??


私は神山君が
何の事を言っているのか分からなくて首を右に傾けた


美「………?」


麻「君が歌ってるのを見たとき、本当にびっくりしたんだ
同じ年だと全く思えないくらい上手でさ………

あの時の歌、歌ってほしいな……」

⏰:07/03/10 23:10 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#48 [三ッ葉]
歌…………



恭「いいんじゃないか、美和……??
ピアノ弾いてやるから」


カタンッ…

お父さんが姿を現し
ピアノ椅子に腰をかけて
フタを開けた


〜♪
綺麗な音が鳴り響く

⏰:07/03/10 23:13 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#49 [三ッ葉]
私は仕方なしに歌った


歌はお母さんが死んでしまってから

一度も歌っていなかった


声が震える




歌手だったお母さん……


死んだのは私の所為――…

⏰:07/03/10 23:16 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#50 [三ッ葉]
いいの―――――……??



そんな汚い私なんかが

今、この世界に生きてて

歌ってていいのかな??



私なんかが歌ってはいけない―――………




ダメだょ………

⏰:07/03/10 23:19 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#51 [三ッ葉]
美「………ッ」


私は歌うのをやめた



麻、恭「………!!??」



ダッ

私の足は勝手に自分の部屋に向かっていった……



ガチャンッ………

⏰:07/03/10 23:22 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#52 [三ッ葉]
部屋に入るなり
ベットに倒れこむように飛び込んだ



ギュウ………

喉を摘む



さっき歌った曲……。

歌手としてのお母さんの
新曲だったのに……

⏰:07/03/10 23:25 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#53 [三ッ葉]
奪ったんだ
   声を――……



奪ったんだ
   命を――……




私が全部。



ギュッ……
更に手に力が入る――…。

⏰:07/03/10 23:27 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#54 [三ッ葉]
━━━━━━━…………
━━━━━━………


ザーザーザー


目を覚ますと朝。
雨音が耳を刺激する

窓から見える空は灰色



鏡に写る私の顔色は
最悪だった

⏰:07/03/10 23:33 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#55 [三ッ葉]
朝食を済まし
用意して玄関のドアを開く―――…


お父さんが笑顔で見送ってくれた


家の門をでると
人影が見えた


美「神山くん…おはよ」


私がだした第一声は、
弱々しくて
力なくて
情けない声だった

⏰:07/03/10 23:38 📱:N902i 🆔:☆☆☆


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