--君にあげる。--
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#21 [まきやま]
「たっちゃんは
絵上手いの〜?」
「ん〜?…」
クレヨンを握り
スラっと書き出す。
「何これ…?」
私達は目を細める。
「…像。」
え.たっちゃん。
私にはこれは
ただの青い塊にしか
見えないよ…?
:07/03/26 00:14
:W42S
:☆☆☆
#22 [まきやま]
「見えなーい!!」
6歳の女の子は
涙を浮かべて笑う。
「ちょー悲惨…」
私もつられて笑う。
「悲惨?!言い過ぎ」
怒った口調なのに
顔はめっちゃ笑顔。
:07/03/26 00:17
:W42S
:☆☆☆
#23 [まきやま]
たっちゃん。
岸上 達也.
18歳の高校生。
ここにはボランティアで
毎日来ている人。
そして…
私の好きな人。
.
:07/03/26 00:19
:W42S
:☆☆☆
#24 [まきやま]
私がここに来たのは
半年前..
私は中学バレー部の
副部長だった。
毎日キツイ練習を
文句言わずに受けた
大好きな友達。
大好きなバレー。
学校も大好きだッた
彼氏だって…
いたんだから。
:07/03/26 00:23
:W42S
:☆☆☆
#25 [まきやま]
冬の寒い日。
久しぶりの部活。
…でもどうしてか
胸…?心臓…?
ズシッと痛む。
息もすぐ上がる。
「園田!!」
先生の怒鳴る声。
気のせい気のせい!!
私は気にしないよう
部活に熱中した。
:07/03/26 00:32
:W42S
:☆☆☆
#26 [まきやま]
それから1週間…
痛みは増すばかり…
何も変わった事なんて してないのに。
もしかして…??
「ねぇねぇ俊太…」
その時付き合ってた
彼氏に聞いてみた。
:07/03/26 00:34
:W42S
:☆☆☆
#27 [まきやま]
俊太は同い年.
馬鹿でチャラチャラしてて
学校で目立ってた。
「あ?」
いつも上から目線。
何が好きだったのか
今でも分からない。
「えッちしたらさ…
胸って痛くなるの?」
真顔で言う私を見て
俊太は吹き出した。
:07/03/26 00:37
:W42S
:☆☆☆
#28 [まきやま]
胸が痛くなる前日.
私は俊太にあげた。
私の初めてを..
俊太はもちろん
初めてじゃないけど
「お前本気で??
馬鹿じゃねーの。
ビビり過ぎだよ。」
大笑いの俊太をよそに 私は笑えない。
だって.他に変わった 事なんて無いよ。
:07/03/26 00:40
:W42S
:☆☆☆
#29 [まきやま]
翌日。
「お疲れでした!!」
部活が終わり
学校を抜けて
コソコソ携帯を出す
「もしもし俊太?
部活終わったよー」
今日は久しぶりの
お泊まり会。
私はワクワクしてた
胸の痛みはそれのせい ッて思い込んでた。
:07/03/26 00:44
:W42S
:☆☆☆
#30 [まきやま]
「おー!!今先輩と
いるから迎え行く」
「どの辺でまッ…」
ズシンッ…--
心臓に激痛が走る。
「んっ…ハッ…うぅ…」
「きもっ…美嘉?
どうしたんだよ?」
息が出来ない…
苦しい…
目の前が真っ白…
.
:07/03/26 00:47
:W42S
:☆☆☆
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