きみを送る
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#6 []
最後に…

「何ボケーとしてんだ!?いいかげんに行動しやがれ!!」

この口の悪い女は[りえ]

こいつは事故のショックから幽体離脱中。
身体の行方がわからないまま…

そう、俺が他の奴と違うのは

霊が見え、会話ができる。

今日も俺のめんどくせえ一日が始まる。

⏰:07/03/28 02:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#7 []
「いってきます…」

呟くように
玄関から、リビングにいるかあちゃんに放つ。

多分聞こえてない。
うちのかあちゃんは
耳が遠い。

「いってらっしゃーい!」

聞こえてたか…。

耳、よくなったみたいだ。

⏰:07/03/28 02:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#8 []
「いってらっしゃ〜い!浮気しちゃだめだぞ!」

「早く帰ってきて…。」

「学校よりも、身体探せよな!」

………

はあ……うざい……

なんで俺に憑くかなあ…

⏰:07/03/28 02:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#9 []
「志乃おはよ!」

………

「志乃ー?」

「あぁ、幸子。おはよ」

「どしたん?ボーっとしてるー!」

クスクス笑う女。

幸子は俺の彼女。

学校のマドンナと呼ばれるやつ。納得。美人の自慢な彼女だ。

「…別に。」

「一緒に学校いこ〜!」

無邪気に俺の手を握り、
笑いかけてくる。
俺の至福の一時だ。

⏰:07/03/28 02:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#10 []
「ね〜!今日こそ志乃の家行っていいやろ?」

……

「志乃と付き合ってもう三ヶ月やで?一回も家に連れてってくれへんやん。」

いやいや…
俺だって健全な17歳。
そりゃー幸子と
なんちゃらかんちゃら…
したいさ!
したいけど……

⏰:07/03/28 02:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#11 []
「あたしを差し置いて…」

そうそう…
こいつを差し置いて…

「まみ!!??」

「えっ?どしたん!?志乃??」

「あ…なんでもない…」

なんでいる…?
俺の横には
ムスッとしたまみが…

「志乃の浮気ものー」

ぶつぶつ言うまみを睨み、《チッ》と舌打ちをする。

浮気もなにも、
幸子は俺の彼女だし。

⏰:07/03/28 02:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#12 []
【第一章 まみ】


「まみ…何でついてきた」

学校に着くなり、
俺は人気のない裏庭のベンチに腰掛け、
まみに話し掛けた。

「家にいてもつまんないもーん」

……

じゃあ、とっとと成仏してくれ…。

⏰:07/03/28 03:07 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#13 []
「お前さ、何で成仏しないわけ?」

「ひどーい!あたし、志乃と一緒にいたいんだもん」

「いや、真面目に、真面目に。」

「………」

まみの顔が一瞬曇る。

「真面目に志乃といたいんだよっ!!」

そう言ってニッコリ笑った。

⏰:07/03/28 03:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#14 []
「ふーん。ま、しゃーないかー。でももう学校にはくんなよ?お前は俺にしか見えへんねんから…外で会話できひんし。」

「えー!なんでぇ?」

…こいつ……

俺がお前と話してたら
俺は明日から
《きちがい》と呼ばれるだろう。
周りから見たら独り言を話してると思われるから。

「とにかくくるな。」

⏰:07/03/28 03:13 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#15 []
「わかったよー。でも今日はもう来ちゃったから、志乃に着いてていいよね?」

「…今日だけな」

「やったー!!」

跳びはねてクルクル周りながら手を叩いて喜ぶまみを見て、俺も笑った。

「あほか…」

⏰:07/03/28 03:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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