きみを送る
最新 最初 🆕
#361 []
コウは俺に背をむけ、
階段を上がろうとした。

「待て」

俺はコウの腕を掴む。

「なんですか」

「俺に協力している、とさっき言うたよな」

「……………」

「協力して下さい、今!」

「………なぜ」

しろや!!!

⏰:07/04/02 03:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#362 []
「コウを頼りにしてる…」

俺は思ってもない言葉を口にした。

「……今なんと?」

「お前だけが頼りやねん」

自分の言葉に寒気がする。

コウは一瞬驚いた表情をしたが、しだいに満足気な笑みにかわった。

「わかってますよ」

…俺は知りませんでしたよ

⏰:07/04/02 03:27 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#363 []
コウは再度
俺とさき(美奈子)の元に近寄ってきた。

「さきさん、あなたは僕を愛している、間違いないですか?」

愛してるとは言うてへんやろ!!

「……うん」

愛してるんか!?

⏰:07/04/02 03:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#364 []
「では美奈子さんから離れて下さい」

「…どうして……?」

「僕のタイプではないからです」

こいつ…やけにタイプにこだわるな…

「僕のタイプは幸子さんみたいな方です」

そうか、幸子みたいな…

って……

「はぁぁあーーー!?」

⏰:07/04/02 03:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#365 []
「お前!今何てゆーた!」

「僕のタイプは幸子さんのような方と」

「はあ!?」

「ですから幸子さんのような」
「はあーー!?」

「…志乃くんはぁはぁ言い過ぎです。あなた欲求不満ですか」

俺はコウに対して殺意が芽生えた。

⏰:07/04/02 03:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#366 []
「お前…ふざけんなや」

「はい、ふざけました」

…ふざけました?

ふ ざ け ま し た?

「ふざけました…?」

「はい、僕なりの志乃くんへ対する仕返しです」

「なんの」

「僕を哀れんだ」

哀れみましたけどぉ!!

⏰:07/04/02 03:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#367 []
「大丈夫ですよ、幸子さんはかわいらしいですが、僕のタイプではありませんので」

…むかつく……

本気でむかつく……

俺はまたもや懲りずにコウに向かってパンチを繰り出した。

またかわされると思いながらも……

《バキッ!!》

⏰:07/04/02 03:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#368 []
!!?

今…バキッて…

俺の拳には
コウの肌の感触。

………!?

「…痛いです」

目の前には
頬を押さえ倒れるコウ。

「…え?」

俺のパンチが
コウにヒットした。

⏰:07/04/02 03:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#369 []
「コウ…なんで……」

俺は初めてコウにヒットし、喜びももちろんあるが
驚きの方がでかかった。

「油断しました…」

…油断?なぜ…

「油断したわケンシロウ」

北斗の拳はもうえーから!

⏰:07/04/02 03:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#370 []
よろよろと
コウが立ち上がる。

さき(美奈子)は
驚いたような心配したような表情でコウを見ている。

「…コウ……?」

俺の背後で女の声がした。

コウの視線は
俺の背後にある。

俺は振り返って声の主を見る。

「コウ…久しぶり……」

⏰:07/04/02 03:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194