きみを送る
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#413 []
あんなさんが
俺たちの元へ駆け寄る。

「授業中やろ?」

「そうですね」

「……保健室…?体調悪いの?」

「いえ、今からセックスをするところです」

はーーー!?
おいおい…そんな事、ズバッと言っちゃうのか?

⏰:07/04/03 12:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#414 []
「え……?」

あんなさんはびっくりした表情をした。

そりゃびっくりするわ…

「コウくんてば…恥ずかしい…」

さき(えみ)は
真っ赤になりもじもじしている。

…お前が望んだ事やろ!!
「恥ずかしい事ではありません」

⏰:07/04/03 12:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#415 []
「行きますよ」

コウがさき(えみ)の手を引き、保健室の扉を開いた。

取り残された俺は
現世の天使、あんなさんをちらっと見た。

!!??

「…あんなさん?どうしたん…?」

あんなさんのキレイな瞳からは、一筋の涙が流れていた。

⏰:07/04/03 13:01 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#416 []
「あんなさん?」

俺は遠慮がちに
あんなさんの肩を掴んだ。

「あ…ごめん…大丈夫」

………

俺は理解した。
理解してしまった。

「コウ!!」

ガラッと勢いよく
俺は保健室の扉を開けた。

⏰:07/04/03 13:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#417 []
俺の目に入ってきたのは…

「…何してるん……?」

「それはこちらのセリフです。何しに来たんですか」

目の前には
ベットの上で目をつむっているさき(えみ)。
さき(えみ)に馬乗りになっているコウ。

一見、今からやっちゃう風景だが……

「そのロープは…?」

⏰:07/04/03 13:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#418 []
コウの手には
赤い色をしたロープのようなもの。

「縛るんです。志乃くん手伝いますか?」

縛るってーー!?
こいつにSMの趣味があったとは…!!
つか、ノリノリやん!

「コウ!!」

俺はコウに向かい怒鳴った

「なんですか大きな声出さないで下さい」

⏰:07/04/03 13:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#419 []
「…あんなさんはお前の元カノか…」

「……………」

「あんなさんが泣いてる」

「……………」

「まだ…お前のことが…好きみたいや」

「………なぜ」

「お前がセックス宣言したあと泣いてたから!」

⏰:07/04/03 13:13 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#420 []
「…………ほう」

コウは手に持っているロープをくるくると回しながら天井を見上げた。

「その推理…」

……推理!?

「残念ですが外れてます」

……え?

「あんなと僕は付き合った事などありません」

⏰:07/04/03 13:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#421 []
なんだと!?
ほな俺の推理は…

「志乃くんの思考回路は単純すぎます」

ニヤリと笑い、コウはさき(えみ)の髪に自分の指を絡ませた。

「志乃くん、見て行きますか」

「…なにを」

「僕たちの行為を」

俺はピシャリと扉を閉めた

⏰:07/04/03 13:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#422 []
保健室の前の廊下には
まだあんなさんが立っていた。

「…コウ…は?」

「中におるけど…」

「そう……」

「……………」

「……………」

沈黙。

き…きまずい……

⏰:07/04/03 13:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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