きみを送る
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#592 []
コウは一度パソコンの電源を切り、再度パソコンを起動させた。

「見ていて下さい」

カチカチと、コウは文字を打ち込む。

コウがエンターキーをたたくと、画面にあの日、2時ぴったりに現れた血まみれの女が移った。

「…え……なんで…」

「これは呪いではありません」

⏰:07/04/07 21:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#593 []
コウは画面上の女を睨みながら口を開いた。

「人間は…」

…人間は…?

「怖いと思い込めば、怖くなる。同じように自分が呪われると思えば、呪われている錯覚をおこします」

コウはパソコンの画面に軽く触れる。

「この女性はそういった人間の心理に付け入り、あたかも呪いがあると思わせることが得意のようです」

⏰:07/04/07 21:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#594 []
「なんで…今その女が映る……?」

「気持ちです」

「…気持ち?」

「はい。2時に接続したら現れる、というのはデタラメです。2時になれば見れるかも…という心理が、この画面を起動させます。ですから今僕は2時でなくともこの画面を見れる、と念じました。だから今、この画面が映っている」

「つまり…」

「そうです。すべては人間特有の心理状態がこの都市伝説の原因です」

⏰:07/04/07 21:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#595 []
「じゃあ…俺は…」

「はい。志乃くんはまんまと呪い、というデタラメに躍らされています」

「…………」

「現にあなたは睡眠もろくにとれず、あるはずのない呪いに怯え、衰弱しきっているでしょう?」

⏰:07/04/08 01:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#596 []
「でも…」

「でもはいりません。志乃くん…本当に呪いで人が亡くなった、というニュースは聞いた事ありますか?」

「………ない」

「そうでしょう?霊は存在しますが、生きている人間に手を出す事などできるわけありませんからね」

⏰:07/04/08 01:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#597 []
「…………」

「人間はずるい…」

「え…?」

「都合が悪くなると全て霊のせいにします。霊を見たから、自分は呪われている、と。ありもしない呪いに怯えている……志乃くんのようにです。そして自分の勘違いで衰弱してゆく…それを全て霊のせいにしてしまいます」

⏰:07/04/08 01:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#598 []
「でもお前こないだは…」

「なんですか?」

「恵司が取り殺されるとか…言うてたやんか…」

「それは例え話です」

「は…?じゃあ死者ゲームに負けたら殺されるってやつもデタラメか?」

「それは本当です」

……わけがわからない。

⏰:07/04/08 01:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#599 []
「死者ゲームは内部契約をして初めて参加できるゲームなので」

「契約って…?」

「契約内容はこれです」

コウはポケットから
一枚の紙切れを取り出した

こいつのポケットは
どら〇もんのポケットか?

⏰:07/04/08 01:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#600 []
紙切れには

【ゲーム中に死んでも恨みっこなしだよ〜ん☆】

と書かれている。

「…なんやこれは…」

「ですから契約内容です」

「ふざけすぎや!!!なんやねん“だよ〜ん”て!」

「おや、志乃くん元気になりましたね」

⏰:07/04/08 01:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#601 []
「ほんまや…ってそんなんどーでもえーねん!第一、俺契約してへんし!!」

「大丈夫です。代わりにしておきましたから」

「…誰が」

「僕が」

俺はコウに向かって拳を振りかざした。

⏰:07/04/08 01:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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