きみを送る
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#881 []
「違いますよ」

「いやいや、コウ君えーよ。恥かきたくないやんな?カナヅチなんて恥ずかしいもんな」

「ですから違います」

「いーや、大丈夫大丈夫。人間誰だって出来ん事のひとつやふたつ…」
「違いますと言っているでしょう」

コウはムスッとし、立ち上がった。

⏰:07/04/22 01:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#882 []
「な…なんやねん」

コウは俺の真上で
上からギロリと睨んだ。

やる気か!?

俺はとっさにファイティングポーズを構えた…が

《バッシャーン!!》

「おわ!!」

コウは俺の頭上から勢いよくプールに飛び込み、水中で俺の足を掴み俺は溺れてしまった。

⏰:07/04/22 01:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#883 []
「ゲホッ!!…お前っ!何すんねん!!!」

「僕を馬鹿にしたからです。僕は馬鹿にされるのが大嫌いです」

知るか!!

「足掴むとか反則やろ!」

「反則もくそもありません。志乃くんが悪いです」

コウは俺を見ながらニヤリと笑った。

「勝負しましょうか」

⏰:07/04/22 01:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#884 []
「勝負?なんの」

「そうですね…このプールは25メートルもありませんので…潜水勝負にしましょう」

「潜水勝負?」

「はい。どのくらい潜っていられるか勝負です」

「楽しそうやな!あたしもやる〜!!」

このはがコウの腰に腕を巻き付かせながら言った。

⏰:07/04/22 01:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#885 []
「いいですよ。ではみんなで勝負です。負けた人は勝った人の言う事を聞く、と言う事にしましょう」

「さんせ〜!!」

「ゆうみさんもいいですか?」

「はい…わかりました…」

「志乃くんは」

「やったろーやん!!」

「ではいきますよ。よーい…スタート!」

俺たちはいっせいに潜った

⏰:07/04/22 01:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#886 []
一分後…

「ギブギブ〜!!」

最初に根をあげたのはこのはだった。

次にゆうみちゃん。

残るは俺とコウ。

俺はコウをちらりと見た。

「!!??」

《バッシャーン!!》

「ゲホッ!ゲホッ!!」

俺はあまりの衝撃に勢いよくプールから出てしまった

⏰:07/04/22 01:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#887 []
「コウの勝ちやね〜!」

このはは俺を見るなり手を叩いてはしゃいだ。

「…………」

「志乃?どしたん?」

「…………」

「志乃?おーい」

このはの呼び掛けにも
俺は答えることが出来なかった。

「コウまだ上がってこないね〜。コウ〜?もう勝ったから上がってえーよ〜?」

⏰:07/04/22 01:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#888 []
このはが俺の腕を掴み、

「コウまだ上がってけーへんよ〜大丈夫なん?」

と言った。

「……………」

多分大丈夫やけど…
いや、だめか?

俺は見てしまった。

水の中で目を閉じて潜るコウの横に

しわしわの変なババァが立っているのを。

⏰:07/04/22 02:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#889 []
「志乃潜ってコウ上がらせてや〜もう10分くらいたつで?」

このはとゆうみちゃんが心配そうにしている。

自分でやれや!!

「志乃お願い〜」

「……………」

「志乃お願…」

《ザバッ!!》

俺がこのはの腕を払おうとした時コウが勢いよく水から上がってきた。

⏰:07/04/22 03:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#890 []
「僕が余裕の優勝ですね」

いつも通りのポーカーフェイスでコウが俺らを見ながら言った。

「コウさっき水中で…」

俺はコウに近寄った時、またしても目撃してしまった

「どうしました?」

「妖怪が…」

「はい?」

「妖怪がおる!!!」

⏰:07/04/22 03:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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