きみを送る
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#11 []
「あたしを差し置いて…」

そうそう…
こいつを差し置いて…

「まみ!!??」

「えっ?どしたん!?志乃??」

「あ…なんでもない…」

なんでいる…?
俺の横には
ムスッとしたまみが…

「志乃の浮気ものー」

ぶつぶつ言うまみを睨み、《チッ》と舌打ちをする。

浮気もなにも、
幸子は俺の彼女だし。

⏰:07/03/28 02:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#12 []
【第一章 まみ】


「まみ…何でついてきた」

学校に着くなり、
俺は人気のない裏庭のベンチに腰掛け、
まみに話し掛けた。

「家にいてもつまんないもーん」

……

じゃあ、とっとと成仏してくれ…。

⏰:07/03/28 03:07 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#13 []
「お前さ、何で成仏しないわけ?」

「ひどーい!あたし、志乃と一緒にいたいんだもん」

「いや、真面目に、真面目に。」

「………」

まみの顔が一瞬曇る。

「真面目に志乃といたいんだよっ!!」

そう言ってニッコリ笑った。

⏰:07/03/28 03:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#14 []
「ふーん。ま、しゃーないかー。でももう学校にはくんなよ?お前は俺にしか見えへんねんから…外で会話できひんし。」

「えー!なんでぇ?」

…こいつ……

俺がお前と話してたら
俺は明日から
《きちがい》と呼ばれるだろう。
周りから見たら独り言を話してると思われるから。

「とにかくくるな。」

⏰:07/03/28 03:13 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#15 []
「わかったよー。でも今日はもう来ちゃったから、志乃に着いてていいよね?」

「…今日だけな」

「やったー!!」

跳びはねてクルクル周りながら手を叩いて喜ぶまみを見て、俺も笑った。

「あほか…」

⏰:07/03/28 03:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#16 []
チャイムが鳴り、
俺はまみと一緒に教室に向かった。

「いいか?絶対話し掛けるなや。話し掛けても、俺は何も答えへんから。」

「がってんだい!!」

…お前はどこぞのおっさんや。

⏰:07/03/28 03:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#17 []
教室に入ると

「志乃おっす!」

かたまりになった男子グループの中の一人、
【恵司】が俺に声をかけた

「よぉ。」

「志乃お前どこおったん?朝、幸子と一緒やったやろー?仲がよろしいことで」

ニヤニヤしながら恵司が俺の脇腹をつつく。

⏰:07/03/28 03:20 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#18 []
「うるせーよ。万年女日照り野郎」

「それは禁句やで〜」

泣き真似をする恵司をよそに俺は席についた。

「あたし…」

「はーい!席つけー!」

…………?

まみが何か言ったが、
担任の声で遮られ聞き取れなかった。

⏰:07/03/28 03:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#19 []
まみ……?

俺はちらりとまみを見た。

……どうした?


まみは真っ青な顔で

とは言っても死人だから
顔色は元々悪いが

真っ青な顔で

「先に帰る」

と言ってふわふわと窓に向かった。

⏰:07/03/28 03:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#20 []
へんなやつ…


俺はたいして気にせず、
机に俯せた。

これから俺は夢の中にいき、妄想タイムが始まる。

第二の至福の時間。

見るべき夢は
もちろん幸子との…

おやすみ!

⏰:07/03/28 03:28 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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