きみを送る
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#114 [
]
「外して下さいと言ってるんです。聞こえませんか」
コウはギロリと二人を見た
まみとさきは
脅えるような表情をし、
ふわりとどこかに消えた。
…こいつは何者だ!?
妖術使いか!?
「志乃くん、部屋に」
:07/03/29 23:46
:SH901iS
:☆☆☆
#115 [
]
こいつのわがままも
慣れ始めてきたな。
俺はコウを上がらせ
階段を上ろうとした。
「のどが渇きました。志乃くん、飲み物下さい」
………
前言撤回する。
慣れる事はない。
こいつのわがままは
予測不可能レベルだ。
:07/03/29 23:48
:SH901iS
:☆☆☆
#116 [
]
「…………」
「志乃くん」
「…はいはい」
俺はリビングへ向かおうとした。
「何がのみたいか、聞かないのですか?」
聞くかーー!!
出来れば何も飲ませたくねーよ!
:07/03/29 23:49
:SH901iS
:☆☆☆
#117 [
]
「お茶しかない」
「……まぁ、いいです」
何その偉そうな口調!
ほんまはジュースがのみたいとか言いそうな口ぶりやな。
「ジュースが飲みたかったのですが」
言ったーー!!!
「まぁ、お茶でもいいですけどね」
……むかつく
:07/03/29 23:52
:SH901iS
:☆☆☆
#118 [
]
俺はリビングに向かい、
お茶をとり、
部屋に向かった。
部屋のドアを開けると
涼しげな表情で窓を空け
たばこを吸っているコウがいた。
「ありがとうございます。そこに置いといて下さい」
何くつろいとんねん!!
俺はこめかみに青すじが立った事を予感した。
:07/03/29 23:54
:SH901iS
:☆☆☆
#119 [
]
「…で?話しって?」
俺はベットにドスンと腰掛けて言った。
「ああ、先程田中くんをみました。やはり…」
窓の外を眺めながら
コウが眉間にしわを寄せた
「まみさんは田中くんと知り合いです。間違いありません」
:07/03/29 23:57
:SH901iS
:☆☆☆
#120 [
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「…なぜそう思う」
「田中くんを見た時の、まみさんの態度は異常です」
俺はさっきの恵司の言葉をコウに言うか迷った。
「彼女、もう一年近く下界にいるでしょう?」
「え…ああ」
「危険です」
「まみがか?」
コウは溜め息をつき言った
「いえ、田中くんが」
:07/03/29 23:59
:SH901iS
:☆☆☆
#121 [
]
俺はわけがわからない、という表情をしていたのだろう。
コウは俺を一度見、
お茶を一口飲んで続けた。
「志乃くんは、下界に長期間さ迷い続ける霊がどうなるか、ご存知ですか?」
「…いや」
「まみさんは、今はまだ無邪気な霊です。が、これ以上下界にいると感情のコントロールが効かなくなります、つまり…」
:07/03/30 00:03
:SH901iS
:☆☆☆
#122 [
]
コウは窓の外を眺めている
俺は窓に近づき、
外をのぞいた。
近くに見える公園のベンチに恵司が肩を落とし座っている。
「田中くんが、まみさんに取り殺される可能性があります」
:07/03/30 00:06
:SH901iS
:☆☆☆
#123 [
]
「……な………」
「もちろん、まみさんの意志ではなく」
グラスに入っていた氷をガリッと噛みながらコウは続ける
「意志とは、生存する者しかもたない感情です。まみさんはやがて自分の意志がなくなる。おそらくそれは明日でしょう…」
:07/03/30 00:09
:SH901iS
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