きみを送る
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#201 [
]
「パーティー用の服がないので、貸して下さい」
コウは俺に取り憑いてる。
間違いない。
…てかパーティー用の服て
………なに?
「ふだん着でえーんちゃうん?」
「だめですよ」
:07/03/31 00:27
:SH901iS
:☆☆☆
#202 [
]
「なんで」
「パーティーですから、それなりに正装しなければ」
「……………」
こいつまさか
タキシードとか着るよーなパーティーと勘違いしてるんちゃうんか…?
「俺、タキシード持ってないで」
「誰がタキシードを着ると言いました?あなた馬鹿ですか」
:07/03/31 00:29
:SH901iS
:☆☆☆
#203 [
]
「志乃くん、僕たち高校生ですよ?タキシードを着るようなパーティーなんて、出来るわけないでしょう」
馬鹿にした口調で言い続けるコウ。
……こいつマジしばくしばくしばく!!
「志乃くん…僕を殴ろうとしても無駄ですよ」
:07/03/31 00:32
:SH901iS
:☆☆☆
#204 [
]
「あなたの弱々しい拳では蚊も殺せません」
コウはフッと鼻で笑い
歩き出した。
…むかつく!!
むかつくむかつく!!
俺はたった今、
ボクシングジムに通うことを決めた。
:07/03/31 00:37
:SH901iS
:☆☆☆
#205 [
]
「コ〜〜ウ!!」
リング上でコウをKOしている俺の妄想を突き破って
女の声が響いた。
「先程ぶりですねさくら」
棒読みに近い状態で
コウが言った。
「今から実行!?」
キャピキャピしながら
さくらがコウの腕に自分の腕をまきつかせる。
「いえ、今日は中止です」
:07/03/31 00:44
:SH901iS
:☆☆☆
#206 [
]
「え〜!なんで!?」
「今日はパーティーに行く事にしました。ですから明日、実行します」
「パーティー!?」
目をキラキラさせるさくら
…嫌〜な予感…
「うちも行く〜!!」
……的中。
:07/03/31 00:46
:SH901iS
:☆☆☆
#207 [
]
「あかんっ…」
「そうですね、いいでしょう。一緒に行きましょう」
はーーー?
「やったー!!」
あんぐりと口を開ける俺をよそに、さくらは跳びはねて喜んだ。
「大丈夫ですよ。皆さんには、さくらは見えません」
…そーゆー問題ちゃうし!
:07/03/31 00:48
:SH901iS
:☆☆☆
#208 [
]
「コウ…パーティー中は、さくらちゃんと話すなよ」
「なぜ」
あたりめーだろ!!
お前はただでさえクラスのやつらに変人って呼ばれてんのに
この上先輩にも…
「人と人との繋がりは、会話なしではできませんよ」
繋がりたくねー…
:07/03/31 00:52
:SH901iS
:☆☆☆
#209 [
]
「それに……」
コウは少し考えたような顔つきで言った。
「今日さくらを連れて行けば、明日志乃くんは幸子さんと一緒にいれるかもしれませんよ」
「え!?なんで!?」
「僕の考えが正しければ、明日のゲームは今日のうちにできるはずですから」
:07/03/31 01:26
:SH901iS
:☆☆☆
#210 [
]
ゲーム…
ゲームは嫌な予感がするが
明日幸子と………
「さくらちゃん!ついてきたまえ!!」
俺のテンションは上がりまくった。
「……単純ですね」
:07/03/31 01:28
:SH901iS
:☆☆☆
#211 [
]
俺はコウを引き連れて
家についた。
「お邪魔します」
…ほんまにな。
「志乃くん、ジュー…」
「ありません。お茶しかありません」
コウはムスッとしながら
「じゃあ、お茶を」
と言った。
…相変わらず生意気…
:07/03/31 01:31
:SH901iS
:☆☆☆
#212 [
]
お茶を取り、部屋に戻ると
この前のように
くつろいだ姿のコウが目に入った。
…イライラ
「志乃くん」
「なに」
「先日、僕ジュースが飲みたいと言いましたよね?」
「だから?」
「普通、ジュース用意しておきませんか?」
:07/03/31 01:33
:SH901iS
:☆☆☆
#213 [
]
「なぜ」
「僕が飲みたい、と言ったからです」
…この世界はお前中心に回ってるのか?
「次からはジュース、用意して下さいね」
次もあるの…?
「何のジュースやねん」
「野菜生活を」
ジュースのうちに入るのか!?
:07/03/31 01:36
:SH901iS
:☆☆☆
#214 [
]
「最近野菜不足でイライラしてしまいます」
俺は最近お前のせいでイライラしてます。
「そういえば…」
コウは部屋を見渡した。
「今日はさきさんと…りえさんいないんですか」
「知るか」
「冷たいですね」
お前に言われたないわ!
:07/03/31 01:39
:SH901iS
:☆☆☆
#215 [
]
「…りえって…?」
さくらが口を開いた。
「コウ…りえって……」
コウはさくらをギロリと睨み、さくらは黙ってしまった。
「?」
りえが何だ?
「どうしたん?」
「何もないです」
:07/03/31 01:41
:SH901iS
:☆☆☆
#216 [
]
「ところで、何を着ていきますか?」
「どこに」
「パーティーですよ」
こいつ…
楽しみにしすぎちゃうか?
「タキシード」
俺はイヤミたっぷりに言った。
「…志乃くん似合わなさそうですからやめた方がいいですよ」
:07/03/31 01:44
:SH901iS
:☆☆☆
#217 [
]
…イライラ
「僕はスーツがいいです」
「ありません」
「では何を」
「Tシャツとジーパンでえーやろ!」
コウは目をまんまるに見開いた。
「…パーティーらしくないふだん着ですね」
お前はどんなパーティーを予想してるんや!
:07/03/31 01:47
:SH901iS
:☆☆☆
#218 [
]
夕方になり、
俺とコウ(と、さくら)は
瑠美先輩の家に向かった。
「コウ…ここ…すごい!」
さくらは目をキラキラさせながら瑠美先輩の家を見つめる。
「はい。やりがいありそうですね」
心なしかコウの表情も明るい。
……なんや…?
:07/03/31 01:53
:SH901iS
:☆☆☆
#219 [
]
「では、準備はよろしいですか?」
「万全です!」
「…………」
「志乃くん、掛け声を」
「なんの」
「準備万全の」
「だからなんの準備…」
「ではまいります」
何が始まるのだ!?
:07/03/31 01:55
:SH901iS
:☆☆☆
#220 [
]
インターホンを鳴らし、
瑠美先輩がでてきた。
「いらっしゃい!入って」
ニコニコした瑠美先輩に
俺たちはリビングに通された。
…な……なんだこりゃ…
霊、霊、霊のオンパレード
むしろ霊と人間の区別がつかんほど人が溢れかえっている。
:07/03/31 01:57
:SH901iS
:☆☆☆
#221 [
]
「やはり……」
ニヤリと口の端を上げながら言うコウ。
「うっわ〜!今日はすごいなぁ!予想以上!!」
キラキラさせた目を丸くしながら喜ぶさくら
「え…?え??」
「ゲームの始まりです」
:07/03/31 02:00
:SH901iS
:☆☆☆
#222 [
]
【第三章 死者ゲーム】
「コウ?なんやねんこれ」
「霊です」
見てわかりますけど
「だから、ゲームって…」
「死者送りゲームです」
はーーー??
「なんやねんそれ」
「さくらとするゲームです」
「ですからゲームの意味を聞いてるんですけど!」
:07/03/31 02:04
:SH901iS
:☆☆☆
#223 [
]
「言葉の通り、死者を異界に送るんです」
「…………」
「志乃くん」
「…なんのこっちゃ」
「あなたも既にゲームに参加してます」
「どういう意…ぐえっ!」
俺は背後から首を掴まれた
:07/03/31 02:08
:SH901iS
:☆☆☆
#224 [
]
「さくら…志乃くんの準備がまだですよ」
「え!ごめ〜ん!もうスタートしちゃったよ」
「…しかたないですね」
コウは俺の首を絞めていた男の霊をペリッと引きはがし、その男の首の一部をグリッと押した。
その瞬間、男はキラキラと光をはなち、消えていった
:07/03/31 02:11
:SH901iS
:☆☆☆
#225 [
]
「…なんやねん一体…」
「説明は省きます。負けないで下さいね。負けたら殺されますよ」
説明しろ!!
負けないでと言われても
どうやって勝つのかすらわからない。
「あれ!?死者ゲームちゃうん!?」
俺の背後から驚いた声が聞こえた。
:07/03/31 02:14
:SH901iS
:☆☆☆
#226 [
]
振り返るとそこには
「なんで?誰が死者ゲーム始めたの?」
キョトンとした顔の
瑠美先輩がいた。
「え…?」
「柏木君がしてるん?」
「いや…てか瑠美先輩…見えるん!?」
「霊やろ?見えるよ〜!」
信じられない…
瑠美先輩も……
霊が見えるのか……
:07/03/31 02:17
:SH901iS
:☆☆☆
#227 [
]
「せっかくのパーティーがぁ〜…」
うなだれる瑠美先輩の背後に、ニヤリとした男の霊が近づいた
「危ない!!」
俺はとっさに瑠美先輩の腕を掴み引き寄せた
男の霊は俺に向かって突進してきた。
「どうすんねんコレ〜!」
:07/03/31 02:20
:SH901iS
:☆☆☆
#228 [
]
「志乃くん、負けないで下さい」
他の霊と絡まり合うコウが俺に向かって言った。
「どうやって勝つねん!」
「首の後ろを押すの!」
瑠美先輩が俺に向かって叫ぶ。
首の後ろ〜??
:07/03/31 02:22
:SH901iS
:☆☆☆
#229 [
]
俺はその男の首の後ろに手を回す。
が、俺の手は男の身体をすりぬける。
「無理やし!」
「一部分だけ、押せるところがあるの!」
一部分て!!
わかるかい!
俺は必死で男の首をまさぐる。
:07/03/31 02:24
:SH901iS
:☆☆☆
#230 [
]
…あった!!
一部分だけ、
触れる部分があった。
俺はそこをグリッと押した。瞬間、
男から光が放たれ、消えた
「やっつけた!!」
俺はこの上ない達成感を味わった。
「よくできました。が、まだまだいますよ。頑張って下さい」
:07/03/31 02:26
:SH901iS
:☆☆☆
#231 [
]
まだまだいるだと?
もう嫌だ。
てか………
俺は周りを見渡した。
周りの人間(生きている)は俺とコウと瑠美先輩を
不思議な顔つきで見ている
………最悪や
「志乃くん、ボケッとしないで下さい」
俺には霊が見えるが
はたから見ると
コウが一人で悶えているように見えるだろう。
…恥や………
:07/03/31 02:29
:SH901iS
:☆☆☆
#232 [
]
「…俺はもう…戦わん…」
「…あなたはベジータですか」
(ドラゴンボール35巻125ページ参照)
「ぐえっ!!」
またもやふいをつかれ、
俺は霊に首を絞められた。
「…志乃くんは本当に世話がかかります」
:07/03/31 02:32
:SH901iS
:☆☆☆
#233 [
]
苦しむ俺を見ながら
コウが淡々と話す
助けろや!
「志乃くん頑張ってや〜」
さくらがニッコリと笑い、
俺から霊を剥がして
死者送り(?)をしてくれた
「…ありがと」
「楽しんでる〜?」
「…まったく」
:07/03/31 02:36
:SH901iS
:☆☆☆
#234 [
]
「そのうち楽しくなるで〜頑張ってな〜!」
そう言ってさくらは
ふわふわと他の霊のところに行った。
楽しくなる…?
んなわけねーやろ
俺たち白い目で見られてんねんで?
気付かんのかよ…
「もう帰りたい…」
「わがままいわないで下さい。早く帰りたいならば、早くゲームに勝つ事です」
:07/03/31 02:38
:SH901iS
:☆☆☆
#235 [
]
それから1時間近く
俺たちは霊と戦った。
「全滅〜!楽しかった〜」
無邪気にはしゃぐさくら。
「今回は少し疲れました」
淡々と話すコウ。
「死者ゲーム久々やわ〜」
ニコニコ笑う瑠美先輩。
「…………」
:07/03/31 02:42
:SH901iS
:☆☆☆
#236 [
]
「お疲れ様です志乃くん」
「…………」
「どうされました?」
部屋には
すでに俺達三人(四人)しか残っていなかった。
明日から俺達は
《変人トリオ》と呼ばれる
間違いなく
:07/03/31 02:43
:SH901iS
:☆☆☆
#237 [
]
「なぁリーダー…」
「なんですかリーダーて」
「変人トリオのリーダー」
「誰が」
「お前が」
「………ほう」
「なんやねんな死者ゲームって…」
:07/03/31 02:45
:SH901iS
:☆☆☆
#238 [
]
「先程説明しましたが」
してないやん!!
「志乃くんは頭が悪いんですね、いいでしょう説明します」
…イライラ
「死者ゲームとは、ゲームのようで神聖な儀式なのです。この世にさ迷う霊はたくさんいます。その霊達をゲームと称して、成仏させる儀式なんです」
:07/03/31 02:50
:SH901iS
:☆☆☆
#239 [
]
「…………」
「霊達の中には、死者ゲームを嫌う者もいます。が、大概の霊達は好みます。楽しめてなお、成仏できる。一石二鳥のゲームです」
………あ、そう
「理解しましたか?」
「…なんとなく」
:07/03/31 02:52
:SH901iS
:☆☆☆
#240 [
]
「死者ゲームを始める合図は、類い稀なる人しかできません。選ばれし者…」
「誰に」
「僕に」
「………」
「と言うのは冗談ですが」
…笑えない。
「さくらは選ばれた中のひとりです」
:07/03/31 02:56
:SH901iS
:☆☆☆
#241 [
]
「さくらちゃんって…何者なん?」
「さくらは…」
コウが一瞬悲しい表情をした。
「さくらは僕の妹です」
「え!?」
「厳密には、妹だった」
「………?」
「さくらはこの世に生をもたずして、霊になったんです」
:07/03/31 02:58
:SH901iS
:☆☆☆
#242 [
]
「つまり…」
「はい。僕の母が亡くなった時、お腹にいたのがさくらです」
「…お前………」
そんな辛い過去が…
「同情しないで下さい。造り話ですから」
「は?」
「さくらの話はいいでしょう?」
:07/03/31 03:03
:SH901iS
:☆☆☆
#243 [
]
コウは飄々とした口ぶりでそう言い、
さくらと瑠美先輩のもとへ向かった。
コウは造り話、と言ったが
俺はその話は事実だと感じた。
さくらとコウは
どことなく似ている。
「…………」
「志乃くん、今日はあなたの家に泊まりますから」
同情なんてしねーよ!
こいつのわがままは
許せへんからな!!
:07/03/31 03:06
:SH901iS
:☆☆☆
#244 [
]
「志乃くん…」
時刻は夜中の2時。
あれから俺たちは瑠美先輩の家を後にし、
帰路についた。
俺は結局コウのわがままを聞くはめになり、
コウを家に泊めた。
「志乃くん」
:07/03/31 03:08
:SH901iS
:☆☆☆
#245 [
]
「志乃くん起きてますか」
「…………」
「志乃くん起きて下さい」
「…………」
「志乃くん」
ええい!!
「寝てる」
「ではなぜ答えるんですか。起きてるんでしょう?」
お前のせいでな!!
:07/03/31 03:10
:SH901iS
:☆☆☆
#246 [
]
「……なんやねん」
「死者ゲーム始まります」
……は?
「……眠い」
「寝てたら死にます」
いやだ
いやだ
ねむい…
「志乃くん。始まります」
:07/03/31 03:12
:SH901iS
:☆☆☆
#247 [
]
「きました」
きたって…
「なにが…ぐえっ!」
またこのパターンかよ…
「勘弁してくれ…」
俺は慣れた手つきで
霊の首の後ろを押す。
「さくらが勝手に始めてしまいました」
「…………」
「だって一回じゃ足りないも〜ん!!」
:07/03/31 03:14
:SH901iS
:☆☆☆
#248 [
]
俺の部屋には
たくさんの霊。
なぜいる…
「さくらは死者ゲームを始めることができる、つまりゲームに参加したい霊を呼び寄せる事も可能です」
…いらん事を!!
:07/03/31 03:17
:SH901iS
:☆☆☆
#249 [
]
俺たちは
再度死者ゲームをし、
またもやゲームに
1時間近く費やした。
「さくら…」
霊を全て死者送りした後、コウが口を開いた。
「今回はもう終わりにしましょう。さすがに僕も疲れましたので」
「え〜!!」
「僕の言う事が聞けないんですか」
:07/03/31 03:19
:SH901iS
:☆☆☆
#250 [
]
「わかりました〜。じゃ、うちはこの辺で!」
さくらはニッコリ笑い、ふわふわと窓から外にでていった。
「コウ…」
「なんですか」
「さくらちゃんはお前の言う事を聞くのか?」
「当たり前です」
ほな最初からゲームしたくない言えや!!
:07/03/31 03:21
:SH901iS
:☆☆☆
#251 [
]
「コウまさか…」
「はい」
「お前…ゲームしたかったのか」
「はい。たまには運動しないと、身体がなまりますからね」
こいつ…!!
俺はコウに向かってパンチを繰り出した。
:07/03/31 03:23
:SH901iS
:☆☆☆
#252 [
]
またもや俺の拳は
コウの掌に捕まった。
「なまってしまっても、志乃くんの弱々しいパンチくらいは止められますけど」
そう言ってニヤリと笑い
コウは布団にもぐった。
「おやすみなさい」
永遠に眠れ!!
:07/03/31 03:25
:SH901iS
:☆☆☆
#253 [にゃぁ]
:07/03/31 03:29
:D902i
:☆☆☆
#254 [
]
にゃあさん

こんな遅くまで読んでくれてありがとうございます

一番すきなんて…
嬉しすぎます

頑張ります


:07/03/31 03:34
:SH901iS
:☆☆☆
#255 [
]
「志乃くん眠れますか」
「…………」
「志乃くん」
「お前が話し掛けてけーへんかったらな」
「それは失礼しました」
…ほんまにな。
「…そういえば…」
まだ話すんかい!
「今日はさきさんとりえさん一度も見てませんね」
:07/03/31 03:37
:SH901iS
:☆☆☆
#256 [
]
【第四章 さき】
《お前はもう死んでいる》
《お前はもう死んでいる》
《お前はもう死んでいる》
《お前はもう…》
…なんや!?
俺はガバッと跳び起きた。
「おはようございます」
「!?」
…ああ…昨日こいつ泊めたんだっけ……
:07/03/31 03:40
:SH901iS
:☆☆☆
#257 [
]
……てか……
「なんや今の…」
「僕の携帯のアラーム音です」
ケンシロウーー!!
俺も北斗の拳はだいすき。意外な共通点やな。
「北斗の拳、好きなん?」
「いえ、別に」
ほなアラーム音にすんな!
:07/03/31 03:42
:SH901iS
:☆☆☆
#258 [
]
「どちらかと言うと、僕はラオウが好きです」
ラオウも北斗の拳やから。
俺別にケンシロウが好きか、とは聞いてないよな?
「ラオウが死んだ時は、僕も泣きました…」
だからなんやねん
:07/03/31 03:46
:SH901iS
:☆☆☆
#259 [
]
「僕もいつか死ぬ時は、ラオウのようなセリフを必ず言います。いえ、言ってみせます」
そこ、なんで言い直したん?別にどーでもいいから。
「我が生涯に、一片の悔いなし!!」
「………」
今死ぬのか?
「…つっこんで下さいよ」
心の中でつっこみました
:07/03/31 03:49
:SH901iS
:☆☆☆
#260 [
]
「志乃くんはノリが悪いですね」
お前がゆーな!!
「貴様には地獄すらなまぬるい」
北斗の拳すきやん!
めっちゃすきやん!
セリフ知り尽くしてるやん!!
「嘘つきハッタリ…」
「まだそんなダサいネーミングを使ってるんですか」
お前も昨日使ったやろ!
:07/03/31 03:52
:SH901iS
:☆☆☆
#261 [
]
朝から俺のイラつきは
マックスに達しそうだ。
「志乃くん」
…今度は何や
「お腹すきました」
…イライラ
「朝ごはん…」
「はいはい!!」
俺はリビングへ向かった。
:07/03/31 03:54
:SH901iS
:☆☆☆
#262 [
]
「かあちゃん朝飯は〜?」
「今日パンやで〜!友達おんねやろ?サンドイッチにしといたから、持っていきや〜」
俺はサンドイッチと
《野菜生活》を持って
部屋に向かった。
:07/03/31 03:56
:SH901iS
:☆☆☆
#263 [
]
「…………」
「…………」
コウはサンドイッチを見つめたまま無言。
…なんか……
わがまま言いそうな予感が
「僕、朝は和食派なのですが」
的中したーーー!!
:07/03/31 03:58
:SH901iS
:☆☆☆
#264 [
]
「俺はパン派」
「洋食派、と普通言いますよね」
言わんわ!
「俺は洋食派」
「まぁ、野菜生活があるので今日は我慢します」
我慢するくらいなら食うな!!
「いただきます」
:07/03/31 04:02
:SH901iS
:☆☆☆
#265 [
]
コウはちゃっかり
俺の分のサンドイッチまでぺろりとたいらげた。
「志乃くん朝は少食なんですね」
お前が俺の分まで食ったからやろ!!
「朝ごはんは一日の源ですよ。しっかり食べないとだめです」
ほな俺の分残せや!
:07/03/31 04:05
:SH901iS
:☆☆☆
#266 [
]
今日はここまで

明日また更新します

感想いただけたら
うれしいです

:07/03/31 04:07
:SH901iS
:☆☆☆
#267 [にゃぁ]
お疲れ様で-す


本当に大好きですよ

コウのキャラ面白い


また明日も
絶対見に来ますッ

+・゚
:07/03/31 04:14
:D902i
:☆☆☆
#268 [
]
にゃあさん

ありがとうございます

コウのキャラ


書きやすいので
どんどんだします

今日も夜中に更新になります


:07/03/31 13:26
:SH901iS
:☆☆☆
#269 [しょう]
おもしろすぎるw
:07/03/31 21:27
:SH901iS
:☆☆☆
#270 [
]
しょうさん

ありがとうございます

おもしろいとゆわれると
やる気がでます

:07/04/01 00:21
:SH901iS
:☆☆☆
#271 [
]
コウの相手をしてると
イライラしてまう…
俺は携帯を開いた。
【受信メールあり】
メールきてた〜
【送信者

幸子

】
マイハニー幸子ですやん!
俺はウキウキしながらメールを開いた
:07/04/01 00:23
:SH901iS
:☆☆☆
#272 [
]
【そっかあ


残念

じゃ、あたし今日は友達と遊ぶわ


】
………?
えーっと……
なんの返事や…?
俺は昨日の記憶をたどる。
:07/04/01 00:26
:SH901iS
:☆☆☆
#273 [
]
「志乃くん野菜生活もう少しもらえますか」
………
「志乃くん聞いてます?」
こいつのせいや!!
昨日こいつに言われて
幸子との遊びを断ったんやった!!
「志乃くん」
「もうないわ!!」
:07/04/01 00:28
:SH901iS
:☆☆☆
#274 [
]
「何イライラしてるんですか」
「うるせー!」
「……八つ当たりです」
お前にイライラしとんじゃい!!
「ああ、志乃くん。昨日のうちにさくらとの約束は果たした事ですし、今日は幸子さんと遊んでもいいですよ」
…もう遅いわ!
:07/04/01 00:30
:SH901iS
:☆☆☆
#275 [
]
「……………」
「どうしました?」
「……………」
「志乃くん?」
「……………」
「…ああ、振られたんですか」
お前のおかげでな!!
コウはニヤニヤしながら俺の顔を見ている
:07/04/01 00:35
:SH901iS
:☆☆☆
#276 [
]
な…殴りてえ……
だが、またコウにパンチを止められたら
俺はもう立ち直れない。
「おや?さきさんじゃないですか?」
コウは窓の外を見ながら呟いた。
「さきさんですよね、あれ」
:07/04/01 00:37
:SH901iS
:☆☆☆
#277 [
]
「何してるんでしょうか」
俺はコウの隣に立ち、
窓の外を眺めた。
「……?」
あいつ何しとんや?
さきは、道に貼られているポスターをじいっと眺めていた。
:07/04/01 00:39
:SH901iS
:☆☆☆
#278 [
]
「…ポスター?」
「を、見てますね。なぜ」
俺に聞くな。
「何のポスターですかね」
「…化粧品……?」
さきの眺めているポスターは、べっぴんなモデルがでっかく映った、化粧品のポスターだった。
:07/04/01 00:41
:SH901iS
:☆☆☆
#279 [
]
「化粧品…化粧に興味があるんでしょうか?」
知るかい!!
「知らん」
「さきさんは自分の死を受け入れてないんですよね」
まぁ…そうやけど
「…なるほど」
:07/04/01 00:44
:SH901iS
:☆☆☆
#280 [
]
なっとくしたように
コウは窓から離れ
たばこを取り出した。
「さきさんは恋してます」
「は?」
「さきさんは恋してます」
「誰に」
「僕に」
:07/04/01 00:45
:SH901iS
:☆☆☆
#281 [
]
「…………」
「…つっこんで下さいよ」
つっこむ以前に…
「ありえへんやろ」
「それはわかりません」
「わかります」
「…まぁ、冗談ですが」
ほなゆーな!
:07/04/01 00:47
:SH901iS
:☆☆☆
#282 [
]
「見て下さい、さきさんの顔を」
俺は目を細めてさきを見る。が
「表情まで見えへん」
「志乃くん目、悪いんですか?」
俺から見えるさきは、
後ろ姿だけ。
見えるはずねーやろ!
:07/04/01 00:50
:SH901iS
:☆☆☆
#283 [
]
「間違いない、彼女、恋をしてます」
「誰に」
「…わかりませんが」
コウはちらりと俺を見て
「まぁ、志乃くんが妥当でしょう」
と言った。
……マジかい
:07/04/01 00:52
:SH901iS
:☆☆☆
#284 [
]
「てか、ただ単に化粧品のポスター見てるだけやん」
「さきさん今まで化粧に興味を持っていましたか?」
「…わからん」
「わかって下さい」
「持ってへんのちゃう!」
「…やはり」
興味持とうがどーでもえーやろ!
:07/04/01 00:54
:SH901iS
:☆☆☆
#285 [
]
「女性が急に化粧に興味を持つ、ということは、恋です。恋以外の何でもありません」
…ほんまかい。
「なぜ言い切れる」
コウは俺の言葉にニヤリとした。
「志乃くんより、僕の方が女性について詳しいですから」
:07/04/01 00:57
:SH901iS
:☆☆☆
#286 [
]
こいつ…
俺が童貞やからって…
って……ん?
「…コウ」
「はい」
「お前…何が詳しいんや」
「ですから女性について」
「女性の何を」
「身体も心も」
…身体も…?
身体!!??
:07/04/01 01:26
:SH901iS
:☆☆☆
#287 [
]
……まさか……
まさか…
まさか…
信じたくない…
「僕は経験済みですよ、志乃くんと違って」
コウは口の端をつりあげた
経験済みーー!?
うそだ
うそだ
って…
《志乃くんと違って》
今俺を馬鹿にしたか?
:07/04/01 01:29
:SH901iS
:☆☆☆
#288 [
]
「いつ!?」
「いつでもいいでしょう」
「誰と!!」
「答える必要ありません」
「なぜ!!」
「…………」
はあ〜、とコウは溜め息をついた。
「あなたは子供ですか。だからいつまでたっても童貞なんですよ」
……人が気にしてる事を!
:07/04/01 01:33
:SH901iS
:☆☆☆
#289 [
]
「それに…」
コウは勝ち誇ったような笑みで俺を見た。
…ゾクリ
「僕は結構モテます」
はーーーー!?
あーりーえーねーー!!
「なぜわかる」
「毎日僕を見て女性達がひそひそ話してますから」
それは悪口ゆーとんねん!
:07/04/01 01:37
:SH901iS
:☆☆☆
#290 [
]
コウ…お前は
とてつもなくポジティブ精神なんやな、うらやましいよ。
「…お前がうらやましい」
「志乃くんも、僕程まではいきませんがモテてますよ、大丈夫です」
…それって……
「志乃くんを見てひそひそ話してる子達もいますし」
俺も悪口ゆわれてるー!!
:07/04/01 01:39
:SH901iS
:☆☆☆
#291 [
]
聞かなきゃよかった…と
俺は思った。
聞きたくなかった…
俺はコウみたく
ポジティブにはなれなかった。
…気が重い…
「学校行きたくない…」
「わがまま言わないで下さい。行きますよ」
コウに腕を掴まれ、
俺達は学校へ向かった。
:07/04/01 01:41
:SH901iS
:☆☆☆
#292 [
]
「またですか…」
玄関に入り、
げたばこを開いて
コウが呆れたように呟いた
「どしたん?」
コウは自分のげたばこを指さした。
俺は目線をコウのげたばこに向けた。
「はーーー!?」
:07/04/01 01:44
:SH901iS
:☆☆☆
#293 [
]
げたばこの中には
たくさんの手紙
中にはプレゼントらしき物体まである。
「なんやねんコレ…いやがらせか?」
いやがらせだよな?
頼む、俺にこれ以上ショックを受けさせないでくれ
「何言ってるんですか、ラブレターですよ」
……ショック……
「ま、いつもの事ですが」
:07/04/01 01:46
:SH901iS
:☆☆☆
#294 [
]
いつもの事…?
「お前いつもこんないやがらせ受けてんのか?」
俺はいやがらせだと
自分に言い聞かせてみた。
「ですからいやがらせではありません」
いやがらせ以外のなんやねん!!
「もてすぎるのもつらいですよ」
俺を見下したように
コウは笑った。
:07/04/01 01:50
:SH901iS
:☆☆☆
#295 [
]
…むかつく……
俺は空っぽの自分のげたばこを眺めた。
「志乃くんにはないんですか、ラブレター」
………やかましい。
「今日はないみたい」
強がる俺。
「いつもでしょう?」
鼻で笑いながら
たくさんのラブレターをかばんにつめながらコウが言った。
:07/04/01 01:53
:SH901iS
:☆☆☆
#296 [
]
「志乃おはよう!」
イライラしている俺に
天使のような声が響いた。
「幸子…」
「元気ないん?」
「…別に」
俺は幸子がおれば充分や!
「幸子さんおはようございます」
「え?あ、神谷くんおはよ〜!」
「今日もかわいいですね」
馴れ馴れしく幸子に話し掛けるな!!
:07/04/01 01:58
:SH901iS
:☆☆☆
#297 [
]
「幸子と話すな」
「なぜです」
「なぜでも」
「…やきもちですか」
…やきもちですけど!
「男のやきもちはみっともないです」
やかましい!!
「え〜!志乃がやきもちとかめっちゃ嬉しい〜!」
幸子。お前は天使や!
:07/04/01 02:00
:SH901iS
:☆☆☆
#298 [
]
「志乃くん愛されてますね」
うらやましいやろ!
「僕も恋人がほしくなりました」
「コウならすぐできるやろ。なんせモテますから」
イヤミたっぷりに言ってやった。
「僕は自分から好きにならないと付き合いませんから」
……あっそ。
:07/04/01 02:04
:SH901iS
:☆☆☆
#299 [
]
「…神谷先輩彼女ほしいんや〜」
俺達の背後から
かわいらしい
アニメのような声が聞こえた。
「…………」
誰だ!!?
「おはようございます!神谷先輩!柏木先輩!幸子先輩!」
……いや、誰ですか
:07/04/01 02:09
:SH901iS
:☆☆☆
#300 [
]
「…誰ですかあなた」
コウがその女をまじまじと見る。
「一年の美奈子って言います!神谷先輩の彼女に立候補しちゃいま〜す!」
……うぜ〜…
なんだこの女…
まじうぜえ。
コウをちらっと見ると
目をまんまるにして
固まって(いるように)見えた。
:07/04/01 02:12
:SH901iS
:☆☆☆
#301 [
]
「神谷先輩〜?そんな見つめないで下さい!照れてまいます!!」
……うざい!!
幸子を見ると
幸子も固まっているようだ
「……そうですか。では見ません」
コウが淡々と言い、美奈子に背を向けた。
「待って下さい〜!照れるけど、見てほしいな〜なんちゃって!」
…コウもうざいが
こいつもうざい……
お似合いでは!?
:07/04/01 02:15
:SH901iS
:☆☆☆
#302 [
]
「コウよかったな〜彼女候補ができて」
俺はコウに向かってイヤミったらしく笑いながら言った。
コウは不機嫌さを全て顔に出し、俺をギロリと睨んだ
「僕のタイプではありませんので」
「お似合いやん」
:07/04/01 02:19
:SH901iS
:☆☆☆
#303 [
]
「志乃くん」
「なに〜?」
「殴りますよ」
「…………」
「志乃くん」
「……すまん」
情けねー俺!!
「わかればいいんですよ、わかれば」
「神谷先輩かっこい〜!」
うざい女(名前なんだっけ?)は、
コウの腕にくっついた。
:07/04/01 02:21
:SH901iS
:☆☆☆
#304 [
]
「…離れて下さい」
「え〜??」
「歩きにくいです」
「歩きやすいですよぉ」
「離して下さい」
コウは女の腕を振り払おうとした。
「きゃあ!!!」
突然その女が悲鳴を上げた
:07/04/01 02:23
:SH901iS
:☆☆☆
#305 [
]
「!?」
「コウ!何したん!?」
「…何も」
「何したんや!!」
「何もしてません」
美奈子(名前思い出した)はしゃがみ込んでいる。
「美奈子さん、どうされました?」
コウはめんどくさそうに美奈子の肩を掴んだ。
:07/04/01 02:26
:SH901iS
:☆☆☆
#306 [
]
美奈子は顔を上げ、
コウを潤んだ瞳で見つめた
…かわいくねーから。
「なぜ泣いてるんです」
「……びっくりして…」
「何がですか」
「急に神谷先輩に突き飛ばされたような…」
「僕にですか?」
コウは一瞬考えるような表情をした。
「振り払おうとしましたが、その前にあなたから離れましたよ」
:07/04/01 02:30
:SH901iS
:☆☆☆
#307 [
]
「………」
美奈子は何も答えずに
しゃくり上げて泣いている
……ほっとくわけに
いかへんよな〜…
めんどくせーけど…って
「おいコウ」
「なんです?」
「どこに行く」
「教室へ。そろそろチャイム鳴りますよ」
…こいつ…人並みの感情がないんか!?
:07/04/01 02:33
:SH901iS
:☆☆☆
#308 [
]
「この女は…?」
「興味ありません」
…いやいやいや。
泣いてますけどこの人。
「志乃くん、早く教室行かないと遅刻にされてしまいますよ」
飄々と、コウは階段を上がって行った。
…この女…どうしようか
:07/04/01 02:35
:SH901iS
:☆☆☆
#309 [
]
その場に取り残された
俺と幸子は黙って
美奈子を見ていた。
しばらくして
美奈子は立ち上がった
「…大丈夫…?」
幸子が美奈子を心配そうな表情で見る。
幸子はなんて優しいんや!俺は幸子を平成のナイチンゲールと心の中で呼んだ。
:07/04/01 02:56
:SH901iS
:☆☆☆
#310 [
]
「志乃……」
………ん?
こいつ……今、俺を呼び捨てにしたか?
美奈子は俺を見つめている
「うそみた〜い!」
………?
なんだこいつ
美奈子は自分の両手を
ニコニコしながら
じいっと見ている。
「成功したんだ〜!!」
…成功?
こいつやばい
頭いかれてる。
:07/04/01 02:59
:SH901iS
:☆☆☆
#311 [
]
俺は美奈子から離れた。
幸子は不思議そうな顔で
美奈子を見ていた。
「志乃?どこ行くの?」
…こいつまた呼び捨てしやがった!!
「……はあ?」
「あたしだよ!あたし!」
美奈子はニコニコしながら俺に近づいてくる。
あたしだよと言われても…美奈子という事は
さっき聞きましたけど?
:07/04/01 03:04
:SH901iS
:☆☆☆
#312 [
]
幸子は困惑気味な表情で
俺と美奈子を交互に見ている。
「さきだよ〜!!」
……は?
さき……?
さきって……
「さきぃ!!??」
俺はびっくりしすぎて
思わずでけー声で叫んでしまった。
「乗り移り成功したの!」
:07/04/01 03:06
:SH901iS
:☆☆☆
#313 [
]
いや…待て
待て待て待てや。
「落ち着けよさき…いや…美奈子…いやさき…いや」
「志乃が落ち着いてよ!」
俺は頭が混乱していた。
「さき…?ってなに?」
幸子が俺の顔を覗き込む。
:07/04/01 03:08
:SH901iS
:☆☆☆
#314 [
]
失敗しました

さきは志乃を志乃くんって呼んでたはずなのに
呼び捨てにしてしまいました

このまま呼び捨てでいきます

:07/04/01 03:10
:SH901iS
:☆☆☆
#315 [
]
「いや…何も…」
俺はパニック状態だが、
幸子の前では男らしくありたいので
落ち着いた風を装った。
「とりあえず教室行くか」
「あたしは〜?」
「…一年の教室やろ?」
俺はさき(美奈子)を睨み、幸子と階段を上がった。
:07/04/01 03:12
:SH901iS
:☆☆☆
#316 [
]
「志乃?さきって何?」
階段を上っている最中も
幸子は俺に聞いてきた。
「…さぁ」
「浮気…じゃないよね?」
「ちゃうよ!!」
「…じゃあいいけど…」
浮気なんてしません!
あなた一筋ですから!!
俺は幸子とわかれ、
教室へ入った。
:07/04/01 03:15
:SH901iS
:☆☆☆
#317 [
]
「志乃くんギリギリ間に合いましたね」
コウは平然と教科書を見ていた。
「さきや」
「…はい?」
「美奈子はさきや」
「…………」
「さきは美奈子や」
「意味わかりませんけど」
「さきに美奈子が…美奈子がさきに…さきが…」
「志乃くん落ち着きなさい」
:07/04/01 03:17
:SH901iS
:☆☆☆
#318 [
]
「さきが…」
「さきさんがなにか?」
「美奈子がさきに…」
「はい」
「乗り移ったって…」
「さきさんが、美奈子さんに乗り移ったんですね」
「そんな事を言うてたよーな、言うてたよーな」
「言ってたんですね」
:07/04/01 03:20
:SH901iS
:☆☆☆
#319 [
]
「なぜ乗り移ったと?」
「成功したから…」
「…………」
「成功したって…」
「そんな事は聞いてません。乗り移った意味を聞いているんです」
俺がしるか!!
「…知らん」
「……ふむ」
コウはパタンと教科書を閉じ、席を立った。
:07/04/01 03:23
:SH901iS
:☆☆☆
#320 [
]
「どこ行くん?」
「さきさんに会いに」
「さき…って…?」
「美奈子さんに乗り移ってるさきさんに会いにです。いい加減落ち着きなさい」
落ち着けるかっちゅーの!
:07/04/01 03:24
:SH901iS
:☆☆☆
#321 [
]
「席つけ〜!」
担任が教室に入ってきた。
「神谷、早く席つけ」
「いえ、少し抜けます」
「…どうして?」
「抜けたいので」
「…………」
「柏木くんも連れていきますので」
俺もかーーー!!
:07/04/01 04:05
:SH901iS
:☆☆☆
#322 [
]
またもやクラス中の
痛い視線を浴びながら
俺はコウに手を引かれ教室を出た。
「…俺を巻き込むな…」
「何言ってるんですか。もともとはさきさんはあなたに憑いている霊ですよ?」
…そーですけど
「親身になって協力している僕に、少しは感謝してくれてもいいのでは?」
協力っちゅーか、
興味持ってるだけやろが!
:07/04/01 04:09
:SH901iS
:☆☆☆
#323 [
]
一年の教室の前についた
「美奈子さんはどのクラスですかね?」
「俺が知るわけないやろ」
「Aから行きますか」
…行きますとは?
只今、どのクラスもHR中
なんか嫌な予感…
「失礼します」
:07/04/01 04:11
:SH901iS
:☆☆☆
#324 [
]
コウは勢いよく
1―Aの扉を開けた。
当然ながら
クラスは静まり返る。
「こちらに美奈子さんという方は………志乃くん?何してるんです、あなたも入ってきなさい」
…恥や……
:07/04/01 04:14
:SH901iS
:☆☆☆
#325 [
]
俺は俯きながら教室に入った。
「柏木先輩や…」
「かっこいい〜…」
ひそひそと声が聞こえてきた。
俺は一転
顔をあげ、堂々とした。
「志乃くん…あなたって人は……」
コウが呆れた表情をしているが、無視、だ。
:07/04/01 04:16
:SH901iS
:☆☆☆
#326 [
]
「美奈子って子どのクラスか知らん〜?」
俺は一番前の席の
かわいらしい女に聞いた。
その子は顔を真っ赤にし、
「Dクラスです」
と答えた。
:07/04/01 04:18
:SH901iS
:☆☆☆
#327 [
]
「Dですね、行きますよ」
俺たちはDクラスに向かった。が、
「おいコウ」
俺は足を止める。
「どうしました?」
「あれ美奈子ちゃうか?」
美奈子らしき女が
(美奈子の顔をうろ覚えのため)
まだげたばこの前で座っていた。
:07/04/01 04:21
:SH901iS
:☆☆☆
#328 [
]
「美奈子さん」
コウが離れたところから声をかける。
「…………」
振り向かない。
「さきさん」
コウの言葉に、
美奈子(さき)はパッと振り向いた。
「やはり…乗り移ってるみたいですね」
:07/04/01 04:23
:SH901iS
:☆☆☆
#329 [
]
「コウくん!?」
美奈子(さき)は顔を真っ赤にした。
「どうして…」
「志乃くんに先程聞きましたので、あなたを探していました」
「探して……あたしを?」
「はい、あなたを」
美奈子(さき)の顔がどんどん赤くなっていく。
:07/04/01 04:25
:SH901iS
:☆☆☆
#330 [
]
「さきさん、顔赤いです」
「えっ…あ……」
「大丈夫ですか?美奈子さんの身体、合わないのでは?」
こいつ…なぜ落ち着いてる?
乗り移ったとか
普通はパニックになるもんやろ!
「さきさんなぜ、美奈子さんに乗り移ったんですか」
:07/04/01 04:28
:SH901iS
:☆☆☆
#331 [
]
「…それは……」
もじもじしながら
下唇を噛み締めて俯くさき(美奈子の身体)
「それは?」
コウがさき(美奈子)に
ジリジリと詰め寄る。
「…………」
「言ってみなさい」
…てかさっきから
俺の存在感なくね?
:07/04/01 04:31
:SH901iS
:☆☆☆
#332 [
]
「さきさん」
コウは溜め息をついた。
「理由なく、乗り移ったりしてはいけません。美奈子さんに迷惑です。美奈子さんから離れて下さい」
さきは顔を上げた。
みるみる涙が溢れてくる。
「泣いてもだめですよ」
:07/04/01 04:33
:SH901iS
:☆☆☆
#333 [
]
「あのさあ!!」
「…なんですか志乃くん」
「さっきから俺の存在感なくね?」
「はい、ありませんね」
ハッキリゆーな!!
てか、俺なんで連れてこられたんや!?
:07/04/01 04:35
:SH901iS
:☆☆☆
#334 [ゅぅり]
ぉもしろすぎます


まぢキャラとか好きです

頑張ってくださぃ

:07/04/01 08:25
:P902i
:vP..o4Fg
#335 [
]
ゆうりさん

ありがとうございます

キャラすきとか

ちなみにどのキャラが

長くなりますが
見て下さいね

:07/04/02 00:00
:SH901iS
:☆☆☆
#336 [
]
「さきさん」
コウはさき(美奈子)の肩を掴み、さきの顔をじいっと見つめた。
「あなたはすでに亡くなっていますから、人間に乗り移るなどやってはいけない事なんです。早く美奈子さんの身体からぬけだして下さい」
:07/04/02 00:20
:SH901iS
:☆☆☆
#337 [
]
「…………」
さきは黙り込んだまま。
「さきさん聞いてますか」
……は!!
まさか……
「おいコウ」
「なんですか」
「…ちょっと…」
俺はコウを近くに呼び寄せ、さきに聞こえないように小さな声で話した。
:07/04/02 00:23
:SH901iS
:☆☆☆
#338 [
]
「お前朝ゆーてたやん、さきに好きなやつがおるって。そいつと…なんつーか…その……もごもご」
「……は?」
「だから!そいつと生身の身体で…触れ合いたいと言いますかですね!そーゆー事をしたくて…」
「…なるほど。さきさんはあなたと触れ合いたいがため、乗り移った、と?」
:07/04/02 00:25
:SH901iS
:☆☆☆
#339 [
]
やっぱ俺なのか……
さきは…かわいいけど…
死んでるしな〜…
「では僕に提案があります」
「なに」
嫌な予感がする
「志乃くん、一度さきさんが乗り移った美奈子さんを抱きなさい」
はーーーー!?
:07/04/02 00:27
:SH901iS
:☆☆☆
#340 [
]
「なぜに!?」
「一度だけ触れ合えれば、さきさんも未練がなくなり成仏できると思います」
「……………」
「志乃くんどうでしょう」
どうでしょうと言われても
「嫌や」
「童貞を捨てるチャンスでもありますよ」
だまらっしゃい!!
:07/04/02 00:29
:SH901iS
:☆☆☆
#341 [
]
「志乃くんは僕の言う通りにして下さい」
「なんで」
「僕の言う事に間違いはありませんから」
お前は何様じゃ!!
「さきさん」
コウは俺から離れ、
さき(美奈子)のそばにしゃがみこんだ。
誰か…俺を助けてくれ…
:07/04/02 00:33
:SH901iS
:☆☆☆
#342 [
]
「さきさんには好きな人がいますよね?」
コウの言葉に
さき(美奈子)は顔をあげ
赤くなり、目を見開いた。
「どうです?その方と一度身体を重ね合う、その後あなたは美奈子さんに身体を返す、と」
…身体を重ね合うて…
その表現の仕方なんやねん!!
:07/04/02 00:35
:SH901iS
:☆☆☆
#343 [
]
「え…いいの?」
さき(美奈子)は
遠慮がちにコウに聞いた。が、あきらかに顔が喜んでいる。
「はい。協力します」
俺は覚悟を決めた。
「さき俺…」
「うれしい!コウくんと触れ合いたかったの!!」
…………はい?
:07/04/02 00:37
:SH901iS
:☆☆☆
#344 [
]
……今なんて?
聞き間違いか?
今“コウ”と聞こえた気がするが。
「…今なんて」
コウは目をまんまるにしてさき(美奈子)を見る。
「コウくんに触りたくて…触ってもらいたくて、乗り移ったの」
照れながらさきは言った。
……コウ……と?
:07/04/02 00:39
:SH901iS
:☆☆☆
#345 [
]
コウは驚いた表情で
さきを見ている。
「………」
「…僕…ですか?」
「あたしコウくんの事好きになっちゃったの」
…好きになっちゃったの
好きになっちゃったの
好きになっちゃったの
…って……
なにーーーーー!!??
:07/04/02 00:42
:SH901iS
:☆☆☆
#346 [
]
コウはまだ驚いた表情で
固まっている。
「…志乃くん」
「なに」
「どうしましょう」
「なにが」
「予想外な展開です」
そうでしょうね…。
「俺がコウに入れ代わっただけやん」
ニヤリと笑い、俺は言ってやった。
:07/04/02 00:44
:SH901iS
:☆☆☆
#347 [
]
「コウくん?」
さき(美奈子)は赤らめた顔でコウを見つめる。
コウ…哀れなやつ…
本物の美奈子にも好かれ、その美奈子に乗り移ったさきにも好かれ…
お前は美奈子から
逃れられない!!!
「コウ、お前の言う事に間違いないんやろ?」
ざまーみろコウ!!
:07/04/02 00:47
:SH901iS
:☆☆☆
#348 [
]
:07/04/02 00:56
:SH901iS
:☆☆☆
#349 [那智]
読んでますッケ~
更新
待ってますよ-x
:07/04/02 01:09
:W32SA
:Jiiz3rXo
#350 [しょう]
マジおもしろいからw ブックマークしたww
:07/04/02 02:07
:SH901iS
:☆☆☆
#351 [にゃぁ]
見てま-すッ

+゚
昨日、

壊れちゃって見れなかったけど今続き全部見ましたぁ


頑張って下さいネッ

"
:07/04/02 02:19
:D902iS
:☆☆☆
#352 [
]
那智さん

ありがとうございます

しょうさん

ブックマークとか…
ほんまにありがたいです

にゃあさん

携帯大丈夫ですか?

毎回コメントありがとうございます


めっちゃうれしくなります

:07/04/02 03:01
:SH901iS
:☆☆☆
#353 [
]
「ちょっと待って下さい」
コウは俯き、
さき(美奈子)の前に手をかざした。
「コウさ〜ん?お前が言い出した事やろ?」
俺は今、コウより上の立場にある!
そう確信していた。
:07/04/02 03:03
:SH901iS
:☆☆☆
#354 [
]
「やはり無理です、やめましょう」
はーーー?
「お前が言い出したんちゃうんけ!!」
「それは志乃くんの場合です」
なにをぅ!?
「僕の場合は予想外でしたから…作戦は中止です」
作戦やったんか!?
:07/04/02 03:05
:SH901iS
:☆☆☆
#355 [
]
「さきさん、身体を重ねても意味がありません」
…おいおい
「ですが美奈子さんの身体は返していただけないでしょうか」
「……やだ」
「…わがままですね」
お前にゆわれたらおしまいや
:07/04/02 03:09
:SH901iS
:☆☆☆
#356 [
]
「今協力するって…言ったじゃん…」
さき、その通り!!
「言ってません」
言いましたやん!
「さきさん幻聴ですか?」
「俺も聞いた」
「…志乃くんは黙ってなさい」
命令すんな!!
:07/04/02 03:11
:SH901iS
:☆☆☆
#357 [
]
「おい、コウさんよ」
俺はまた
手招きをして小声で話した
「さっきお前が俺に言ったみたく、一発やればえー話やん?」
「…一発とは下品ですよ」
「…一度身体を重ね合えばえーやん!」
「いやです」
即答!?
:07/04/02 03:14
:SH901iS
:☆☆☆
#358 [
]
「なんでやねん!」
「タイプじゃないです」
「…………」
「僕のタイプはもう少し大人な女性です。年上で、品のある…」
誰がお前のタイプを聞いてますか!!
:07/04/02 03:16
:SH901iS
:☆☆☆
#359 [
]
「さっきお前が俺に一発やればえー言うたやないか」
「そんな下品な発言してません」
「…一度身体重ね合え言うたやないけ」
「それは志乃くんの場合です。とにかく僕は嫌です」
なんちゅー自己中な!!
:07/04/02 03:18
:SH901iS
:☆☆☆
#360 [
]
「さきさんが乗り移った美奈子さんの身体を抱くくらいなら、僕は別にさきさんが美奈子さんに乗り移ったままでも構いません」
…おい。
「それくらいに嫌です」
どれくらいかわからんわ!
「と言うわけで僕は授業に戻ります」
どーゆーわけやねん!!
:07/04/02 03:21
:SH901iS
:☆☆☆
#361 [
]
コウは俺に背をむけ、
階段を上がろうとした。
「待て」
俺はコウの腕を掴む。
「なんですか」
「俺に協力している、とさっき言うたよな」
「……………」
「協力して下さい、今!」
「………なぜ」
しろや!!!
:07/04/02 03:23
:SH901iS
:☆☆☆
#362 [
]
「コウを頼りにしてる…」
俺は思ってもない言葉を口にした。
「……今なんと?」
「お前だけが頼りやねん」
自分の言葉に寒気がする。
コウは一瞬驚いた表情をしたが、しだいに満足気な笑みにかわった。
「わかってますよ」
…俺は知りませんでしたよ
:07/04/02 03:27
:SH901iS
:☆☆☆
#363 [
]
コウは再度
俺とさき(美奈子)の元に近寄ってきた。
「さきさん、あなたは僕を愛している、間違いないですか?」
愛してるとは言うてへんやろ!!
「……うん」
愛してるんか!?
:07/04/02 03:29
:SH901iS
:☆☆☆
#364 [
]
「では美奈子さんから離れて下さい」
「…どうして……?」
「僕のタイプではないからです」
こいつ…やけにタイプにこだわるな…
「僕のタイプは幸子さんみたいな方です」
そうか、幸子みたいな…
って……
「はぁぁあーーー!?」
:07/04/02 03:31
:SH901iS
:☆☆☆
#365 [
]
「お前!今何てゆーた!」
「僕のタイプは幸子さんのような方と」
「はあ!?」
「ですから幸子さんのような」
「はあーー!?」
「…志乃くんはぁはぁ言い過ぎです。あなた欲求不満ですか」
俺はコウに対して殺意が芽生えた。
:07/04/02 03:34
:SH901iS
:☆☆☆
#366 [
]
「お前…ふざけんなや」
「はい、ふざけました」
…ふざけました?
ふ ざ け ま し た?
「ふざけました…?」
「はい、僕なりの志乃くんへ対する仕返しです」
「なんの」
「僕を哀れんだ」
哀れみましたけどぉ!!
:07/04/02 03:36
:SH901iS
:☆☆☆
#367 [
]
「大丈夫ですよ、幸子さんはかわいらしいですが、僕のタイプではありませんので」
…むかつく……
本気でむかつく……
俺はまたもや懲りずにコウに向かってパンチを繰り出した。
またかわされると思いながらも……
《バキッ!!》
:07/04/02 03:39
:SH901iS
:☆☆☆
#368 [
]
!!?
今…バキッて…
俺の拳には
コウの肌の感触。
………!?
「…痛いです」
目の前には
頬を押さえ倒れるコウ。
「…え?」
俺のパンチが
コウにヒットした。
:07/04/02 03:41
:SH901iS
:☆☆☆
#369 [
]
「コウ…なんで……」
俺は初めてコウにヒットし、喜びももちろんあるが
驚きの方がでかかった。
「油断しました…」
…油断?なぜ…
「油断したわケンシロウ」
北斗の拳はもうえーから!
:07/04/02 03:44
:SH901iS
:☆☆☆
#370 [
]
よろよろと
コウが立ち上がる。
さき(美奈子)は
驚いたような心配したような表情でコウを見ている。
「…コウ……?」
俺の背後で女の声がした。
コウの視線は
俺の背後にある。
俺は振り返って声の主を見る。
「コウ…久しぶり……」
:07/04/02 03:47
:SH901iS
:☆☆☆
#371 [
]
眠気きたので
今日はここまで

次に出る女の子の名前が浮かばないので募集します

関係はコウと…

ですが
使ってほしい名前書いてくれたらうれしいです

今回使えなくても
次回作に使いたいので
お願いします

:07/04/02 03:51
:SH901iS
:☆☆☆
#372 [
]
:07/04/02 04:22
:SH901iS
:☆☆☆
#373 [沢子]
あんな★
漢字は杏菜かな?
主さん
更新

頑張ってください

:07/04/02 12:25
:P903i
:WBj6XOag
#374 [ローズファン
]
ゅぅみ

ってどぅですか


結海(←漢字)
まぢ
コレおもしろぃです

ハマりましたぁ


更新ゎ大変だと
思ぃますが
楽しみにしてるんで
頑張ってくださぃ

:07/04/02 21:34
:P902i
:uyMxKXGQ
#375 [
]
コメントありがとうございます

よかったらこれからは感想版のほうにコメント下さい

沢子さんとローズファンさんへのお返事は感想版に書きました


:07/04/03 00:28
:SH901iS
:☆☆☆
#376 [
]
振り返って
声の主を見た俺は
目を見開いた。
だ…誰だこの方は!!
そこに立っていたのは
ちょーーー!!べっぴん!スーツを身にまとった
現世の天使(俺が勝手に名付けた)だった。
「久しぶりですね」
:07/04/03 00:42
:SH901iS
:☆☆☆
#377 [
]
コウの…知り合いか?
まさかな…
まさかだよ…
まさかだよな…
「…お前の知り合いか?」
「ええまぁ」
うそだーーー!!
なんの関係や!?
現世の天使とお前が
知り合えるはずがない!
:07/04/03 00:44
:SH901iS
:☆☆☆
#378 [
]
「どんな関係なん…?」
「志乃くんには関係ありませんけど」
関係ある!!
俺が知り合いになりたいくらいだ!
(浮気ちゃうで?)
「うそや……」
「なにが」
「お前はやっぱり嘘つきハッタリや!!」
「…………」
コウは深く溜め息をついた
:07/04/03 00:46
:SH901iS
:☆☆☆
#379 [
]
「何が嘘だと?」
「お前が…お前なんかが…現世の天使と知り合いなわけない」
「…なんですか現世の天使って」
「この方」
「どの方」
「こちらの方!!」
「…志乃くんのそんなにキレイな日本語初めて聞きました」
初めて言いました!!
:07/04/03 00:48
:SH901iS
:☆☆☆
#380 [
]
「…………」
「…………」
「…………」
誰も口を開かない。
俺はコウを睨みつける。
言え…言うのだ。
どんな関係かを。
「コウ…元気だった?」
沈黙をやぶったのは
現世の天使だった。
「ええ、あんなはどうですか?」
:07/04/03 00:51
:SH901iS
:☆☆☆
#381 [
]
【第六章 あんな】
「まぁまぁかな」
コウに向かって優しく笑いかけるあんなさん。
「そうですか、それなら良かったです」
コウはいつものポーカーフェイスのまま
淡々と話した。
「ところでなぜ学校に?」
:07/04/03 00:53
:SH901iS
:☆☆☆
#382 [
]
あんなさんはニッコリ笑った。
「新任で〜す!明日から、この学校の先生になります!!」
「……………」
え……ええ!?
先生ーーー!!!??
俺は鼻血が出そうなくらい興奮した。
明日から毎日会える!
:07/04/03 01:22
:SH901iS
:☆☆☆
#383 [
]
「…ほう。そういえば…あなたの夢は教師でしたね」
「うん!明日から宜しくね!コウ!」
「…ぼくに教える事があるんですか?あなたよりぼくの方が物知りですよ」
ニヤリと笑いコウが言った
「あなた、じゃなくて、先生と呼びなさい!」
:07/04/03 01:25
:SH901iS
:☆☆☆
#384 [
]
「明日から呼びます」
「今から!」
「働くのは明日からでしょう?今日はあなたは先生ではなくあんなです」
「…………」
ってか!!
またもや…
「すみません。また、志乃くんの存在感ありませんでしたね」
俺だけ強調すんな!!
さきも存在感ねーやろ!
:07/04/03 01:30
:SH901iS
:☆☆☆
#385 [
]
「コウの…お友達?」
俺の顔を見てニコニコしながらあんなさんが聞いた。
「あ、そうで…」
「いえ、ただのクラスメートです」
…こいつ!!
こないだ親友やゆーとったやんけ!!
「コウくんとは親友です」
:07/04/03 01:32
:SH901iS
:☆☆☆
#386 [
]
「親友…?コウと……?」
あんなさんは
びっくりしているような表情だ。
「はい。コウの性格についていけるんは俺だけやし」
「志乃くん失礼です」
「お前にゆわれたない」
:07/04/03 01:35
:SH901iS
:☆☆☆
#387 [
]
「……そう…」
俺とコウのやりとりを聞きあんなさんは少し悲しげに微笑んだ。
「…相変わらずね、コウ」
コウは眉間にしわを寄せた
「相変わらずとは」
「相変わらずお前の性格が歪んでるっちゅーことや」
「…志乃くんには聞いてません」
:07/04/03 01:39
:SH901iS
:☆☆☆
#388 [
]
「相変わらずお前は性格が悪い!せやから相変わらずお前には友達がおらん!」
「志乃くんしつこいです」
「相変わらずお前は嫌われ者!!」
「…………」
おっと。
今のは言い過ぎたか?
《バキッ!!》
:07/04/03 01:41
:SH901iS
:☆☆☆
#389 [
]
「!!??」
「志乃くん大丈夫ですか」
コウが立ったまま
俺を覗き込んでいる。
…何が起きた?
……なんか……
ほっぺたが痛いんですけど
「神谷先輩の悪口言わないで下さい!!!」
俺の頬を殴ったのは
「美奈子さん…?」
こいつかーーー!!!
:07/04/03 01:44
:SH901iS
:☆☆☆
#390 [
]
って………
《神谷先輩の…》
…………え?
「美奈子さんに戻ったんですか?」
「なんの事ですか〜?」
さきとは明らかに違う
うざい口調。
「…さきさんは美奈子さんから離れたみたいですね」
:07/04/03 01:46
:SH901iS
:☆☆☆
#391 [
]
そうか。
離れたのか。
ってかそんなこと
今はどーでもいい。
「美奈子…てめぇ」
俺を殴りながった!
俺は切れそうだが
女に手をあげるわけにはいかない。
「だって柏木先輩が…神谷先輩の悪口言うから…」
悪口じゃなくてほんまの事ゆっただけですけど!!
:07/04/03 01:48
:SH901iS
:☆☆☆
#392 [
]
俺は美奈子をギロリと睨んだ。が、
美奈子は気付かずに
コウに熱い視線を送っている。
……むかつく……
「さきさんはどこにいったんですかね」
コウは平然とし、
キョロキョロと周りを見渡している。
…………イライラ。
:07/04/03 01:54
:SH901iS
:☆☆☆
#393 [
]
「あたし、職員室行くから、またね」
あんなさんは俺たちに微笑み、階段を上がって行った
取り残されたのは
俺とコウと……
「神谷先輩、今日お昼一緒に食べましょ〜!」
このうざい女。
:07/04/03 01:56
:SH901iS
:☆☆☆
#394 [
]
「嫌です」
「え〜!いいじゃないですかぁ〜!!」
「嫌です」
「ぷぅ〜〜!」
ほっぺたを膨らます美奈子
何が《ぷぅ〜!》じゃ!
かわいくねーから!!
きもいから!!!
:07/04/03 01:57
:SH901iS
:☆☆☆
#395 [
]
「志乃くん教室戻りましょうか」
コウが未だに倒れている俺の腕を掴み、グイッと引き起こした。
「…おう」
こいつ結構いいとこあるやないか。
「志乃くん…鼻血でてます。汚いです」
前言撤回
:07/04/03 02:01
:SH901iS
:☆☆☆
#396 [
]
俺は鼻血を拭って
コウの後ろについて階段を上がった。
「なぁコウ」
「なんですか」
「あんなさんとどんな関係なん?」
「…なぜ」
「だってありえへんやん!あんな美人とお前が…」
「志乃くん失礼すぎます」
:07/04/03 02:46
:SH901iS
:☆☆☆
#397 [
]
「昔の彼女…ではないよなぁ?」
頼む…
違うと言ってくれ…
「さぁ?どうですかね」
否定しろ!!
「気になりますか?」
コウはニヤリと笑って俺を見た。
ええ!とても!!
「…別に気にならん」
素直になれよ俺…(涙)
:07/04/03 02:49
:SH901iS
:☆☆☆
#398 [
]
「気にならないなら、言う必要はありません」
気になる!
気になりまくっとる!!
「…少し気になる」
「気にしないで下さい」
ほなゆーな!!
「別に気にするような関係ではありませんから」
:07/04/03 02:51
:SH901iS
:☆☆☆
#399 [
]
「……………」
「……………」
「志乃くん」
「……なに」
「さきさんはどこに行かれたんですかね」
そういえば…
「ほんまやな、どこ行ったんやろ」
「…ぼくって霊にまでモテてしまう存在なんですね」
まんざらでもない表情で
コウが言い放った。
:07/04/03 02:53
:SH901iS
:☆☆☆
#400 [
]
俺はコウを軽蔑した目で見た。
「…志乃くん見つめないで下さい。気持ち悪いです」
お前に言われたくないわ!…………ん?
こいつ………
俺はまじまじとコウを見た
「なんですか志乃くん」
:07/04/03 02:56
:SH901iS
:☆☆☆
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