きみを送る
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#236 []
「お疲れ様です志乃くん」

「…………」

「どうされました?」

部屋には
すでに俺達三人(四人)しか残っていなかった。

明日から俺達は
《変人トリオ》と呼ばれる

間違いなく

⏰:07/03/31 02:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#237 []
「なぁリーダー…」

「なんですかリーダーて」

「変人トリオのリーダー」

「誰が」

「お前が」

「………ほう」

「なんやねんな死者ゲームって…」

⏰:07/03/31 02:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#238 []
「先程説明しましたが」

してないやん!!

「志乃くんは頭が悪いんですね、いいでしょう説明します」

…イライラ

「死者ゲームとは、ゲームのようで神聖な儀式なのです。この世にさ迷う霊はたくさんいます。その霊達をゲームと称して、成仏させる儀式なんです」

⏰:07/03/31 02:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#239 []
「…………」

「霊達の中には、死者ゲームを嫌う者もいます。が、大概の霊達は好みます。楽しめてなお、成仏できる。一石二鳥のゲームです」

………あ、そう

「理解しましたか?」

「…なんとなく」

⏰:07/03/31 02:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#240 []
「死者ゲームを始める合図は、類い稀なる人しかできません。選ばれし者…」

「誰に」

「僕に」

「………」

「と言うのは冗談ですが」

…笑えない。

「さくらは選ばれた中のひとりです」

⏰:07/03/31 02:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#241 []
「さくらちゃんって…何者なん?」

「さくらは…」

コウが一瞬悲しい表情をした。

「さくらは僕の妹です」

「え!?」

「厳密には、妹だった」

「………?」

「さくらはこの世に生をもたずして、霊になったんです」

⏰:07/03/31 02:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#242 []
「つまり…」

「はい。僕の母が亡くなった時、お腹にいたのがさくらです」

「…お前………」

そんな辛い過去が…

「同情しないで下さい。造り話ですから」

「は?」

「さくらの話はいいでしょう?」

⏰:07/03/31 03:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#243 []
コウは飄々とした口ぶりでそう言い、
さくらと瑠美先輩のもとへ向かった。

コウは造り話、と言ったが

俺はその話は事実だと感じた。

さくらとコウは
どことなく似ている。

「…………」

「志乃くん、今日はあなたの家に泊まりますから」

同情なんてしねーよ!
こいつのわがままは
許せへんからな!!

⏰:07/03/31 03:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#244 []
 
「志乃くん…」

時刻は夜中の2時。

あれから俺たちは瑠美先輩の家を後にし、
帰路についた。

俺は結局コウのわがままを聞くはめになり、
コウを家に泊めた。

「志乃くん」

⏰:07/03/31 03:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#245 []
「志乃くん起きてますか」

「…………」

「志乃くん起きて下さい」

「…………」

「志乃くん」

ええい!!

「寝てる」

「ではなぜ答えるんですか。起きてるんでしょう?」

お前のせいでな!!

⏰:07/03/31 03:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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