きみを送る
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#287 [
]
……まさか……
まさか…
まさか…
信じたくない…
「僕は経験済みですよ、志乃くんと違って」
コウは口の端をつりあげた
経験済みーー!?
うそだ
うそだ
って…
《志乃くんと違って》
今俺を馬鹿にしたか?
:07/04/01 01:29
:SH901iS
:☆☆☆
#288 [
]
「いつ!?」
「いつでもいいでしょう」
「誰と!!」
「答える必要ありません」
「なぜ!!」
「…………」
はあ〜、とコウは溜め息をついた。
「あなたは子供ですか。だからいつまでたっても童貞なんですよ」
……人が気にしてる事を!
:07/04/01 01:33
:SH901iS
:☆☆☆
#289 [
]
「それに…」
コウは勝ち誇ったような笑みで俺を見た。
…ゾクリ
「僕は結構モテます」
はーーーー!?
あーりーえーねーー!!
「なぜわかる」
「毎日僕を見て女性達がひそひそ話してますから」
それは悪口ゆーとんねん!
:07/04/01 01:37
:SH901iS
:☆☆☆
#290 [
]
コウ…お前は
とてつもなくポジティブ精神なんやな、うらやましいよ。
「…お前がうらやましい」
「志乃くんも、僕程まではいきませんがモテてますよ、大丈夫です」
…それって……
「志乃くんを見てひそひそ話してる子達もいますし」
俺も悪口ゆわれてるー!!
:07/04/01 01:39
:SH901iS
:☆☆☆
#291 [
]
聞かなきゃよかった…と
俺は思った。
聞きたくなかった…
俺はコウみたく
ポジティブにはなれなかった。
…気が重い…
「学校行きたくない…」
「わがまま言わないで下さい。行きますよ」
コウに腕を掴まれ、
俺達は学校へ向かった。
:07/04/01 01:41
:SH901iS
:☆☆☆
#292 [
]
「またですか…」
玄関に入り、
げたばこを開いて
コウが呆れたように呟いた
「どしたん?」
コウは自分のげたばこを指さした。
俺は目線をコウのげたばこに向けた。
「はーーー!?」
:07/04/01 01:44
:SH901iS
:☆☆☆
#293 [
]
げたばこの中には
たくさんの手紙
中にはプレゼントらしき物体まである。
「なんやねんコレ…いやがらせか?」
いやがらせだよな?
頼む、俺にこれ以上ショックを受けさせないでくれ
「何言ってるんですか、ラブレターですよ」
……ショック……
「ま、いつもの事ですが」
:07/04/01 01:46
:SH901iS
:☆☆☆
#294 [
]
いつもの事…?
「お前いつもこんないやがらせ受けてんのか?」
俺はいやがらせだと
自分に言い聞かせてみた。
「ですからいやがらせではありません」
いやがらせ以外のなんやねん!!
「もてすぎるのもつらいですよ」
俺を見下したように
コウは笑った。
:07/04/01 01:50
:SH901iS
:☆☆☆
#295 [
]
…むかつく……
俺は空っぽの自分のげたばこを眺めた。
「志乃くんにはないんですか、ラブレター」
………やかましい。
「今日はないみたい」
強がる俺。
「いつもでしょう?」
鼻で笑いながら
たくさんのラブレターをかばんにつめながらコウが言った。
:07/04/01 01:53
:SH901iS
:☆☆☆
#296 [
]
「志乃おはよう!」
イライラしている俺に
天使のような声が響いた。
「幸子…」
「元気ないん?」
「…別に」
俺は幸子がおれば充分や!
「幸子さんおはようございます」
「え?あ、神谷くんおはよ〜!」
「今日もかわいいですね」
馴れ馴れしく幸子に話し掛けるな!!
:07/04/01 01:58
:SH901iS
:☆☆☆
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