きみを送る
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#311 [
]
俺は美奈子から離れた。
幸子は不思議そうな顔で
美奈子を見ていた。
「志乃?どこ行くの?」
…こいつまた呼び捨てしやがった!!
「……はあ?」
「あたしだよ!あたし!」
美奈子はニコニコしながら俺に近づいてくる。
あたしだよと言われても…美奈子という事は
さっき聞きましたけど?
:07/04/01 03:04
:SH901iS
:☆☆☆
#312 [
]
幸子は困惑気味な表情で
俺と美奈子を交互に見ている。
「さきだよ〜!!」
……は?
さき……?
さきって……
「さきぃ!!??」
俺はびっくりしすぎて
思わずでけー声で叫んでしまった。
「乗り移り成功したの!」
:07/04/01 03:06
:SH901iS
:☆☆☆
#313 [
]
いや…待て
待て待て待てや。
「落ち着けよさき…いや…美奈子…いやさき…いや」
「志乃が落ち着いてよ!」
俺は頭が混乱していた。
「さき…?ってなに?」
幸子が俺の顔を覗き込む。
:07/04/01 03:08
:SH901iS
:☆☆☆
#314 [
]
失敗しました

さきは志乃を志乃くんって呼んでたはずなのに
呼び捨てにしてしまいました

このまま呼び捨てでいきます

:07/04/01 03:10
:SH901iS
:☆☆☆
#315 [
]
「いや…何も…」
俺はパニック状態だが、
幸子の前では男らしくありたいので
落ち着いた風を装った。
「とりあえず教室行くか」
「あたしは〜?」
「…一年の教室やろ?」
俺はさき(美奈子)を睨み、幸子と階段を上がった。
:07/04/01 03:12
:SH901iS
:☆☆☆
#316 [
]
「志乃?さきって何?」
階段を上っている最中も
幸子は俺に聞いてきた。
「…さぁ」
「浮気…じゃないよね?」
「ちゃうよ!!」
「…じゃあいいけど…」
浮気なんてしません!
あなた一筋ですから!!
俺は幸子とわかれ、
教室へ入った。
:07/04/01 03:15
:SH901iS
:☆☆☆
#317 [
]
「志乃くんギリギリ間に合いましたね」
コウは平然と教科書を見ていた。
「さきや」
「…はい?」
「美奈子はさきや」
「…………」
「さきは美奈子や」
「意味わかりませんけど」
「さきに美奈子が…美奈子がさきに…さきが…」
「志乃くん落ち着きなさい」
:07/04/01 03:17
:SH901iS
:☆☆☆
#318 [
]
「さきが…」
「さきさんがなにか?」
「美奈子がさきに…」
「はい」
「乗り移ったって…」
「さきさんが、美奈子さんに乗り移ったんですね」
「そんな事を言うてたよーな、言うてたよーな」
「言ってたんですね」
:07/04/01 03:20
:SH901iS
:☆☆☆
#319 [
]
「なぜ乗り移ったと?」
「成功したから…」
「…………」
「成功したって…」
「そんな事は聞いてません。乗り移った意味を聞いているんです」
俺がしるか!!
「…知らん」
「……ふむ」
コウはパタンと教科書を閉じ、席を立った。
:07/04/01 03:23
:SH901iS
:☆☆☆
#320 [
]
「どこ行くん?」
「さきさんに会いに」
「さき…って…?」
「美奈子さんに乗り移ってるさきさんに会いにです。いい加減落ち着きなさい」
落ち着けるかっちゅーの!
:07/04/01 03:24
:SH901iS
:☆☆☆
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