きみを送る
最新 最初 🆕
#381 []
【第六章 あんな】

「まぁまぁかな」

コウに向かって優しく笑いかけるあんなさん。

「そうですか、それなら良かったです」

コウはいつものポーカーフェイスのまま
淡々と話した。

「ところでなぜ学校に?」

⏰:07/04/03 00:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#382 []
あんなさんはニッコリ笑った。

「新任で〜す!明日から、この学校の先生になります!!」

「……………」

え……ええ!?
先生ーーー!!!??

俺は鼻血が出そうなくらい興奮した。

明日から毎日会える!

⏰:07/04/03 01:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#383 []
「…ほう。そういえば…あなたの夢は教師でしたね」

「うん!明日から宜しくね!コウ!」

「…ぼくに教える事があるんですか?あなたよりぼくの方が物知りですよ」

ニヤリと笑いコウが言った

「あなた、じゃなくて、先生と呼びなさい!」

⏰:07/04/03 01:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#384 []
「明日から呼びます」

「今から!」

「働くのは明日からでしょう?今日はあなたは先生ではなくあんなです」

「…………」

ってか!!
またもや…

「すみません。また、志乃くんの存在感ありませんでしたね」

俺だけ強調すんな!!
さきも存在感ねーやろ!

⏰:07/04/03 01:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#385 []
「コウの…お友達?」

俺の顔を見てニコニコしながらあんなさんが聞いた。

「あ、そうで…」
「いえ、ただのクラスメートです」

…こいつ!!
こないだ親友やゆーとったやんけ!!

「コウくんとは親友です」

⏰:07/04/03 01:32 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#386 []
「親友…?コウと……?」

あんなさんは
びっくりしているような表情だ。

「はい。コウの性格についていけるんは俺だけやし」

「志乃くん失礼です」

「お前にゆわれたない」

⏰:07/04/03 01:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#387 []
「……そう…」

俺とコウのやりとりを聞きあんなさんは少し悲しげに微笑んだ。

「…相変わらずね、コウ」

コウは眉間にしわを寄せた

「相変わらずとは」

「相変わらずお前の性格が歪んでるっちゅーことや」

「…志乃くんには聞いてません」

⏰:07/04/03 01:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#388 []
「相変わらずお前は性格が悪い!せやから相変わらずお前には友達がおらん!」

「志乃くんしつこいです」

「相変わらずお前は嫌われ者!!」

「…………」

おっと。
今のは言い過ぎたか?


《バキッ!!》

⏰:07/04/03 01:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#389 []
「!!??」

「志乃くん大丈夫ですか」

コウが立ったまま
俺を覗き込んでいる。

…何が起きた?
……なんか……
ほっぺたが痛いんですけど

「神谷先輩の悪口言わないで下さい!!!」

俺の頬を殴ったのは

「美奈子さん…?」

こいつかーーー!!!

⏰:07/04/03 01:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#390 []
って………

《神谷先輩の…》

…………え?

「美奈子さんに戻ったんですか?」

「なんの事ですか〜?」

さきとは明らかに違う
うざい口調。

「…さきさんは美奈子さんから離れたみたいですね」

⏰:07/04/03 01:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#391 []
そうか。
離れたのか。

ってかそんなこと
今はどーでもいい。

「美奈子…てめぇ」

俺を殴りながった!

俺は切れそうだが
女に手をあげるわけにはいかない。

「だって柏木先輩が…神谷先輩の悪口言うから…」

悪口じゃなくてほんまの事ゆっただけですけど!!

⏰:07/04/03 01:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#392 []
俺は美奈子をギロリと睨んだ。が、
美奈子は気付かずに
コウに熱い視線を送っている。

……むかつく……

「さきさんはどこにいったんですかね」

コウは平然とし、
キョロキョロと周りを見渡している。

…………イライラ。

⏰:07/04/03 01:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#393 []
「あたし、職員室行くから、またね」

あんなさんは俺たちに微笑み、階段を上がって行った

取り残されたのは
俺とコウと……

「神谷先輩、今日お昼一緒に食べましょ〜!」

このうざい女。

⏰:07/04/03 01:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#394 []
「嫌です」

「え〜!いいじゃないですかぁ〜!!」

「嫌です」

「ぷぅ〜〜!」

ほっぺたを膨らます美奈子

何が《ぷぅ〜!》じゃ!
かわいくねーから!!
きもいから!!!

⏰:07/04/03 01:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#395 []
「志乃くん教室戻りましょうか」

コウが未だに倒れている俺の腕を掴み、グイッと引き起こした。

「…おう」

こいつ結構いいとこあるやないか。

「志乃くん…鼻血でてます。汚いです」

前言撤回

⏰:07/04/03 02:01 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#396 []
俺は鼻血を拭って
コウの後ろについて階段を上がった。

「なぁコウ」

「なんですか」

「あんなさんとどんな関係なん?」

「…なぜ」

「だってありえへんやん!あんな美人とお前が…」

「志乃くん失礼すぎます」

⏰:07/04/03 02:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#397 []
「昔の彼女…ではないよなぁ?」

頼む…
違うと言ってくれ…

「さぁ?どうですかね」

否定しろ!!

「気になりますか?」

コウはニヤリと笑って俺を見た。

ええ!とても!!

「…別に気にならん」

素直になれよ俺…(涙)

⏰:07/04/03 02:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#398 []
「気にならないなら、言う必要はありません」

気になる!
気になりまくっとる!!

「…少し気になる」

「気にしないで下さい」

ほなゆーな!!

「別に気にするような関係ではありませんから」

⏰:07/04/03 02:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#399 []
「……………」

「……………」

「志乃くん」

「……なに」

「さきさんはどこに行かれたんですかね」

そういえば…

「ほんまやな、どこ行ったんやろ」

「…ぼくって霊にまでモテてしまう存在なんですね」

まんざらでもない表情で
コウが言い放った。

⏰:07/04/03 02:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#400 []
俺はコウを軽蔑した目で見た。

「…志乃くん見つめないで下さい。気持ち悪いです」

お前に言われたくないわ!…………ん?

こいつ………

俺はまじまじとコウを見た

「なんですか志乃くん」

⏰:07/04/03 02:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194