きみを送る
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#401 []
こいつ…
結構かっこいいかも。

俺はコウを穴があくくらいに見つめた。

色白だが、
目は切れ長で鼻筋は通っている。ほどよく筋肉質で…
目の下にあるナキボクロがなんとも色っぽい。

って……おぇ。
俺何考えてんやー!?

「志乃くんあまり見つめないで下さい」

⏰:07/04/03 02:59 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#402 []
「わりー…」

「僕に見とれていたんでしょう?」

「…………」

「冗談ですよ。そんな気持ち悪い事、僕も考えたくありません」

…俺も考えたくありません

さっき思ったのは
まぼろしや!!

⏰:07/04/03 03:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#403 []
俺たちは教室についた。

「あ!コウく〜ん!」

「!?」

クラスでは1番キレイと言われる(学校一は幸子だが)【えみ】が声をかけてきた

…こいつコウと仲良かったっけ?てか話してるとこ見た事ないけど

「なんですか」

⏰:07/04/03 03:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#404 []
「さきだよ〜!」

……さき…
……さき…

「さきぃ!!??」

またもや俺はパニックになりかけたが、
コウが俺の口を手で押さえたので、俺はもごもごとし呼吸困難に陥ったため、
パニック状態を他のやつらに悟られずに済んだ。

「さきさん…なぜ」

⏰:07/04/03 03:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#405 []
「この人、コウくんのタイプにぴったりな容姿だったから!」

「…………」

「…だめ〜?」

だめでしょ!!

「いえ…、まぁ容姿はタイプですが……」

タイプなんかい!!
てかさき、よくぞタイプがわかったな。

「さきさん…僕はあなたに恋愛感情が芽生える事はありませんので」

⏰:07/04/03 03:11 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#406 []
「なんでぇ…?」

さき(えみ)は泣きそうな表情でコウを見る。

「あなたはこの世に存在しないものなので」

…てかさ〜!!

「モゴ!!」

俺はコウに口を塞がれているためにまぬけな声をだした。

「ああ、すみません志乃くん」

⏰:07/04/03 03:13 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#407 []
コウが俺の口からパッと
手を離した。

「恋愛感情が芽生えるとかどーでもえー話やん!!さきは、お前と一発やれたらいいゆーてるんやし!」

「…一発……ですか」

コウは腕を組んで
なにやら不満げな表情だ。

「えみの顔がタイプなら、もーええやんけ!えみとやれや!!」

⏰:07/04/03 03:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#408 []
「…………」

「…………」

嫌ですとかいいそう…
絶対言いそう…

「…わかりました」

…えーーーー!!?

「え…コウく…」
「わかりました。抱いてあげます」

なぜ上から物を言う?

てか抱くのかー!?

⏰:07/04/03 03:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#409 []
さき(えみ)は
みるみるうちに
顔が真っ赤になっていく。

「今から実行します」

………今から……?

「そうですね…保健室行きましょうか」

今からかーー!!

⏰:07/04/03 03:20 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#410 []
コウはさき(えみ)の手を引き、教室を出ていく。
俺はその場に呆然と立ち尽くした。

…そ…そんな簡単に…

「志乃くん」

「はひ!?」

急に呼ばれ、驚いた俺は情けない声を出した。

「保健室、着いてきてもらえますか」

「なんで?」

「見張りをして下さい」

俺はお前の家来ですか!!

⏰:07/04/03 03:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#411 []
今日はここまで
更新少なくてすみません疲れてしまって

感想などよろしくです

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⏰:07/04/03 03:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#412 []
コウとさき(えみ)と一緒に俺は保健室に向かった。

…なにが悲しくて
人の…しかもコウの
エッチ現場を見張らなあかんねん…

「コウ!?」

保健室の前についたところでまたもや現世の天使
あんなさんの声がした。

「何してるの?授業は?」

⏰:07/04/03 12:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#413 []
あんなさんが
俺たちの元へ駆け寄る。

「授業中やろ?」

「そうですね」

「……保健室…?体調悪いの?」

「いえ、今からセックスをするところです」

はーーー!?
おいおい…そんな事、ズバッと言っちゃうのか?

⏰:07/04/03 12:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#414 []
「え……?」

あんなさんはびっくりした表情をした。

そりゃびっくりするわ…

「コウくんてば…恥ずかしい…」

さき(えみ)は
真っ赤になりもじもじしている。

…お前が望んだ事やろ!!
「恥ずかしい事ではありません」

⏰:07/04/03 12:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#415 []
「行きますよ」

コウがさき(えみ)の手を引き、保健室の扉を開いた。

取り残された俺は
現世の天使、あんなさんをちらっと見た。

!!??

「…あんなさん?どうしたん…?」

あんなさんのキレイな瞳からは、一筋の涙が流れていた。

⏰:07/04/03 13:01 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#416 []
「あんなさん?」

俺は遠慮がちに
あんなさんの肩を掴んだ。

「あ…ごめん…大丈夫」

………

俺は理解した。
理解してしまった。

「コウ!!」

ガラッと勢いよく
俺は保健室の扉を開けた。

⏰:07/04/03 13:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#417 []
俺の目に入ってきたのは…

「…何してるん……?」

「それはこちらのセリフです。何しに来たんですか」

目の前には
ベットの上で目をつむっているさき(えみ)。
さき(えみ)に馬乗りになっているコウ。

一見、今からやっちゃう風景だが……

「そのロープは…?」

⏰:07/04/03 13:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#418 []
コウの手には
赤い色をしたロープのようなもの。

「縛るんです。志乃くん手伝いますか?」

縛るってーー!?
こいつにSMの趣味があったとは…!!
つか、ノリノリやん!

「コウ!!」

俺はコウに向かい怒鳴った

「なんですか大きな声出さないで下さい」

⏰:07/04/03 13:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#419 []
「…あんなさんはお前の元カノか…」

「……………」

「あんなさんが泣いてる」

「……………」

「まだ…お前のことが…好きみたいや」

「………なぜ」

「お前がセックス宣言したあと泣いてたから!」

⏰:07/04/03 13:13 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#420 []
「…………ほう」

コウは手に持っているロープをくるくると回しながら天井を見上げた。

「その推理…」

……推理!?

「残念ですが外れてます」

……え?

「あんなと僕は付き合った事などありません」

⏰:07/04/03 13:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#421 []
なんだと!?
ほな俺の推理は…

「志乃くんの思考回路は単純すぎます」

ニヤリと笑い、コウはさき(えみ)の髪に自分の指を絡ませた。

「志乃くん、見て行きますか」

「…なにを」

「僕たちの行為を」

俺はピシャリと扉を閉めた

⏰:07/04/03 13:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#422 []
保健室の前の廊下には
まだあんなさんが立っていた。

「…コウ…は?」

「中におるけど…」

「そう……」

「……………」

「……………」

沈黙。

き…きまずい……

⏰:07/04/03 13:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#423 []
「あんなさんは…」

沈黙にたえれず、
俺は口を開いた。

「コウとどんな関係なんですか…?」

俺の問いに
あんなさんは顔を歪ませた

「コウとわたしは…」

コウとわたしは…?
ゴクリ

⏰:07/04/03 13:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#424 []
《ガシャーーン!!》

「!?」

保健室から
物凄いでかい音で
何かが割れる音がした。

「なんやあ!?」

コウのやつ…
激しすぎやろ…!!

俺の思考をよそに
あんなさんは溜め息をついた。

「…やっぱり…霊なのね」

………はい?

⏰:07/04/03 13:27 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#425 []
「え…?今なんて?」

「霊が…いるんでしょ?コウと一緒に」

………いますけど

「なんでわかるん!?」

「わたしとコウは、幼なじみなの」

お…幼なじみ?

「昔からコウには霊が見えてたけど…やっぱり…」

⏰:07/04/03 13:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#426 []
あんなさんは
保健室の扉を開いた。

俺も後に続き、
保健室に入る。

「!?…な……何をやってるんや……」

ベットの上には
えみが寝そべっている。

そして…

「え〜〜ん!志乃〜!助けてよお〜!!」

「暴れないで下さい」

目の前には
ロープで縛られたさき。

⏰:07/04/03 13:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#427 []
「………なんやこれは?」

「さきさんを縛りました。これで乗り移る事はできません」

…いやいや…
なぜ縛れる?

「このロープは特殊です。普通の人には見えません」

……意味不明

「そのロープ…うちの…」

あんなさんが口を開いた。

⏰:07/04/03 13:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#428 []
「はい、あんなの実家から買い取った物です」

通販で、とコウは付け加えた。

通販とか付け加える必要ないやろ!!てか…
まさか……

「あんなさんって…」

「はい、あんなにも霊は見えてます。あんなの実家はお寺です」

⏰:07/04/03 13:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#429 []
「…寺……?」

「うん、まぁ、主に厄払いとかやけどね!」

厄払い…ですか…

「ではさきさんを払いましょうか」

「!?嫌だぁ〜!ごめんなさい!もう乗り移ったりしないから!!」

「冗談です。あなたはこれから僕が飼います」

…飼います?

「ぼくの事好きでしょう?」

⏰:07/04/03 13:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#430 []
コウはニヤリと笑った

「飼いますとは!?」

「これからはさきさんを僕のペットにします。」

……はーー!?

つまり……

「今日も志乃くんの家に泊まります」

あんなさん、
こいつを払ってくれよ。

⏰:07/04/03 13:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#431 []
仕事行くので
ここまで

コメントください

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⏰:07/04/03 13:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#432 []
俺とコウは
縛られたさきを連れて
保健室を出た。

「コウとあんなさんって幼なじみやってんな〜」

「はい」

「え〜なぁ〜あんな美人の幼なじみがおって!」

「志乃くん浮気ですか」

「ちゃうわ!俺は幸子一筋やし!!」

「別に聞いてませんけど」

⏰:07/04/04 01:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#433 []
「あたしはコウくん一筋だよ〜!!」

縛られたまま
さきは笑顔で言った。

「…そうですか」

コウはチラリと俺を見る。なにやら勝ち誇ったような顔つきだ。

「…なんやねん」

「いえ、初めはさきさん、志乃くんの事すきだったはずなんですけどね」

⏰:07/04/04 01:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#434 []
「…せいせいするわ!」

「負け惜しみですか」

コウは鼻で笑いながら言った。

むかつく!!

「志乃くん!!」

背後からまたもや
現世の天使、あんなさんの声がした。

天使が…
俺を呼んでいる!!

⏰:07/04/04 01:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#435 []
「なに?」

俺はあんなさんの方に
振り返った。

「ちょっと…」

あんなさんは手招きをして俺を呼んだ。

俺はコウをちらっと見たがコウはさきと話していたため、あさっての方向を見ていた。

俺はあんなさんに駆け寄る

「どしたん?」

⏰:07/04/04 01:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#436 []
「あのさ…さっきあたし泣いちゃったやん?コウに…その…言わないでほしいんやんか…」

「え…もう言うてもたんやけど(勘違い発言まで)」

「えーーー!?」

あんなさんは顔を真っ赤にした。

まさか…まさか…

「……もしかしてあんなさんて…」

俺はもう感づいていた。
だが、決定打をうたれたくないのだ…。

「うん…あたしコウがすき」

⏰:07/04/04 01:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#437 []
あんなさんの放った
打撃は俺の脳天にヒットを放った。

あんなさん…
やってくれたよ……。

おれはふらふらと
コウとさきの元に戻った。

「何話してたんですか」

涼しい顔のコウ。

お前の話だよ!!

「別に…」

⏰:07/04/04 01:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#438 []
「そうですか。志乃くん、お腹すきませんか」

「朝からすいてる」

「あなた、朝ごはん食べないからですよ」

お前のせいでな!!

「いつもお世話になってるお詫びにおごりますよ」

…コウ…!!
お前以外といいトコあるんやな!!

⏰:07/04/04 01:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#439 []
俺たちは食堂へ向かった。

気付けばもう昼の時間だ。

食堂はたくさんの人で
混み合っている。

「…人混みは苦手です」

「俺も」

「…志乃くん頼みがあります」

「嫌です」

「まだ何も言ってません」

嫌な予感がビシビシ伝わってますから!

⏰:07/04/04 01:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#440 []
「志乃くん」

「…………」

「志乃くん」

「…………」

「志乃くん無視しないで下さい」

「…なんやねん」

「頼み聞いて下さい」

「…………」

「志乃くん」

⏰:07/04/04 01:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#441 []
ええいしつこい!

「ほなゆーてみ!?仮にゆーてみ!?」

「僕は廊下で待ってますから、志乃くん僕の分も買ってきて下さい」

「嫌や」

「…言ってみって言ったじゃないですか」

「仮に、と付けたはずや」

⏰:07/04/04 01:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#442 []
「志乃くんわがままです」

お前じゃ!!!

「おごるのは僕です。言う事聞いて下さい」

「嫌です」

「…お腹すきました……」

コウは悲しげな表情で
自分の腹をさする。

ええい!!

「わかったわ…」

なんて優しいんや俺は…

「では早く買ってきて下さいね」

礼くらい言わんかい!!

⏰:07/04/04 02:01 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#443 []
俺はしぶしぶ
食堂の長い列に並んだ。

俺…最近コウに
いいように使われてないか?

「…神谷先輩ですよね?」

俺の真後ろから
遠慮がちな女の声が聞こえた。

俺は振り返る。

「あ…やっぱり……」

⏰:07/04/04 02:04 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#444 []
間違いたー

「神谷先輩」×
「柏木先輩」〇

ですすんません

⏰:07/04/04 02:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#445 []
「…誰?」

俺の後ろには
多分一年生だろう、
幼い顔つきのかわいらしい女の子が立っていた。

「あ…わたし、ゆうみって言います…」

「…何か用?」

「…憧れてて…話してみたかったので…」

え!?俺に!?

「すみません…急に声かけてしまって…」

全然いいよ〜ん!
むしろ、声かけまくって!

⏰:07/04/04 02:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#446 []
「ゆうみちゃん一年生?」

「は…はい!」

う〜ん!この初々しさ、
たまらんね〜!

俺は鼻の下を伸ばしながらゆうみちゃんと話した。

背後に近づく
恐ろしい影の正体にも気付かずに……

「志乃くんまだですか」

⏰:07/04/04 02:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#447 []
「コウ!!」

俺はびっくりして
伸びていた鼻の下が縮こまった。

「遅すぎます。気になって来てみたら…あなた何ナンパしてるんですか」

「ナンパちゃうし」

「ナンパです。鼻の下まで伸ばして…」

伸びてるとこ見てたんか!

⏰:07/04/04 02:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#448 []
「こちらの方は」

「ゆうみちゃん」

「名前ではなく」

「一年生のゆうみちゃん」

「一年生…あなたロリコンですか」

一個しか違わんやん!!

「まぁ、いいでしょう。ゆうみさんはじめまして」

⏰:07/04/04 02:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#449 []
コウはゆうみちゃんをマジマジと見つめながら言った

いや、引いてる引いてる
コウくん、ゆうみちゃん引いてるから

「僕の事わかりますか?」

「えっ?」

ゆうみちゃんは
目をパチクリした。

お前の事なんかしらねーよ!しるはずないやろ!

⏰:07/04/04 02:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#450 []
「僕の事わかります?」

「あの…」

「知らんわ!お前の事なんか知るわけないやろ!」

「…志乃くんには聞いてません」

コウはムスッとしながら言った。

「……神谷…先輩ですよね?」

知ってたんかいー!!

⏰:07/04/04 02:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#451 []
「はいそうです」

コウは満足そうに
ニッコリ(ニヤリ?)と笑った。

「…有名…なのでわかります」

有名!?コウが?

「あの…変わってるって」

変わってるー!!

俺はケラケラ笑った。

「僕が…変わっている?」

⏰:07/04/04 02:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#452 []
コウは放心したように
呆然とした表情でゆうみちゃんを見ている。

「あ…すみません…!!変わってるってのは……」

「かまへんかまへん!変わってるのはほんまの事やしな〜!!」

俺はコウをバカにした目付きで言ってやった。

「ゆうみさん…」

⏰:07/04/04 02:28 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#453 []
コウはギロリと
ゆうみちゃんを睨んだ。

睨むな!!

「は…い……?」

ゆうみちゃんは
おどおどしながら答えた。

「僕が変わっている、と。あなたの言葉忘れません。覚悟しておいて下さい」

怖いから!!
覚悟てなんやねん!!

⏰:07/04/04 02:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#454 []
ゆうみちゃんが怯える中、俺の順番がきて
俺とコウは注文していた
ラーメンセットを受け取った。

俺はゆうみちゃんに

「気にすんなや」

と一言いい、テーブルへ向かった。

⏰:07/04/04 02:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#455 []
コウは

「僕が変わっていると有名だなんて…一体誰が言い出したんでしょうか」

と、ぶつぶつ言いながら

ラーメンの中にご飯を入れる、という
なんとも奇妙な食べ方をした。

いや、その食べ方がもう
変わってますけど。

⏰:07/04/04 02:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#456 []
俺はあえて
コウの食べ方に触れず、
もくもくとラーメンを食べた。

「志乃くん、メンマあげます」

「いらん」

「好き嫌いしてはいけませんよ」

ほな食えや!!

⏰:07/04/04 02:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#457 []
コウは俺の器の中に
メンマを入れた。

「お前な〜…」

「メンマを食べると強い子になります。先程のあなたのパンチ…全く効きませんでしたから」

やかましい!!

「もっとも…」

ニヤリとコウは俺を見た。

「あなたは女性のパンチで鼻血を出していましたが」

⏰:07/04/04 03:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#458 []
…人が気にしていた事を…

「油断したんや」

「……今なんて」

コウは期待混じりの表情で見つめてくる。

「油断したわケンシロウ」

コウの期待に応えるべく
俺は恥ずかしさに耐えた。

「…志乃くん何言ってるんですか。ウケません」

お前もさっきゆーたやん!

⏰:07/04/04 03:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#459 []
俺はコウを睨んだが
コウは必死にラーメンご飯(と名付ける)を食べていたため、俺も目線をラーメンに戻した。

「おい!聞いたか?」

俺の隣に座っている
男子グループの一人が
でかい声で言った。

「なにを〜?」

グループの一人がカレーを食いながら答えた。

「夜中のインターネットの噂やん!ほら…」

⏰:07/04/04 03:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#460 []
【第七章 都市伝説】

俺は隣の席の男の話に耳を傾けた。
コウは相変わらず必死にラーメンご飯を食っている。

「インターネットぉ?」

「そうそう!夜中の2時に、あるサイトに接続したら血だらけの女がでてきて、一週間後にそれを見た奴が殺されるんやって!」

⏰:07/04/04 03:11 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#461 []
「何やねんそれ〜!!」

「俺も冗談やと思ったんやけどな〜…俺の連れがみちまってさ〜」

「どうなったん?」

「いや、まだ見たのは昨日やから生きてるけど…ほんまに血だらけの女がうつったらしいで」

………都市伝説みたいなもんか?

⏰:07/04/04 03:13 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#462 []
俺は隣の席の男の話に夢中だったため、
俺のラーメンからチャーシューが取られたことに気付いてなかった。

「コウ!俺の…」
「チャーシューなんて取ってませんよ」

ほななんでチャーシューがなくなったと知ってる!

「かえせ」

「もう胃袋の中です」

⏰:07/04/04 03:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#463 []
「チャーシュー食べたい」

俺はコウのわがままの真似をしてスネてみせた。

「志乃くん…」

コウは呆れたように溜め息をついた。

「あなたは子供ですか。たかがチャーシューごときでスネるとは」

ほなチャーシュー取るな!

⏰:07/04/04 03:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#464 []
俺はコウに
チャーシューの魅力を熱弁し、コウは呆れた表情でラーメンご飯を食べ続けた。

そのうち、隣のグループは席を立って食堂をでていった。

「志乃くんどう思いますか」

グループが食堂を出た事を確認してからコウが言った

⏰:07/04/04 03:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#465 []
「なにが」

「今の話です」

「今の話って…俺のチャーシューの話か?」

「違いますよ。何が悲しくてあなたのチャーシューの話をほじくり返しますか」

俺はチャーシュー取られたから悲しいわい!

⏰:07/04/04 03:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#466 []
「ただの都市伝説…ですかね、僕はそうは思えませんが」

「ああ〜気にする事ないんちゃう?噂やし」

これ以上やっかいな事に首を突っ込みたくない!

「…そうですか」

そうですよ。

「では噂かどうか、試してみましょう」

⏰:07/04/04 03:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#467 []
「た…試す?」

「はい」

「試すとは…」

「夜中の2時に接続してみましょう、サイト名は先程の方に聞いて」

「……………」

まさか……

「今夜実行します」

やっぱりーー!!

⏰:07/04/04 03:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#468 []
睡魔がきたので
今日はここまで
明日は休みをもらったので予定が増えなければ
たくさん更新します

またコメントもらえたら
うれしいです

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/04 03:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#469 []
「ちなみに…今夜実行ってことは…」

「志乃くんのご自宅にパソコンありますよね」

ありますけど…

「まさかびびってるんですか」

コウは鼻で笑いながら
俺をバカにした目付きで見た。

びびりませんけど!!

⏰:07/04/04 18:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#470 []
「では僕は先程の方に話を聞いてきますので」

そう言って、コウは席を立った。

「さきも行く〜!!」

コウのあとを追い、
さきも食堂を出ていった。
目の前には
コウの食べたラーメンの器

…俺が片付けるんかい!!

⏰:07/04/04 18:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#471 []
俺はイライラしながら教室へ戻る廊下を歩いた。

「志乃〜!」

こ…この声は!!

「お昼食べた?」

幸子が片手に弁当らしき物体を持っている。

「あ〜コウと食った」

「…神谷くんと……」

幸子はしょんぼりした。

⏰:07/04/04 18:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#472 []
「最近志乃、神谷くんとばっかりおるよね…」

「え…?」

あいつ俺に取り憑いてるからな…

「なんか神谷くんに志乃を取られちゃったみたい」

幸子はふにゃっと笑ってみせた。

こ…こいつはなんてかわいいんや〜!!

⏰:07/04/04 18:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#473 []
「バ〜カ!」

俺は幸子にデコピンをした

ほんまは抱きしめて
チューとかしてーけど!

「いたぁ〜い!!」

おでこを押さえプゥーっと頬を膨らませる幸子。

美奈子がやった時はむかついたが、幸子がやると
か わ い い!!

⏰:07/04/04 18:13 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#474 []
「でもそっか…お弁当作ってきたんやけど、食べちゃったならいらないよね〜」

幸子の手づくり!?

「いや、食」
「いただきます」

………このパターンは

「志乃くんは少食なのでかわりに僕がいただきます」

⏰:07/04/04 18:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#475 []
「え…でも………」

「僕が食べてはいけませんか?」

いけませんやろ!!
普通にあかんやろ!

「俺の弁当やから」

「あなたの小さな胃袋にはもう入りませんよ」

「入る!!」

「入りません」

⏰:07/04/04 18:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#476 []
幸子は俺とコウをハラハラした表情で見ている。

「わかった…これ、二人で食べて?」

………二人で…

ふ た り で ?

つまり………

「ありがとうございます」

こいつとか!!

⏰:07/04/04 18:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#477 []
幸子は俺たちに手をふってパタパタと教室に入っていった。

「志乃くん教室でいただきましょうか」

「お前にはやらん」

「なぜ」

「食わせたくない!!」

「………志乃くん」

「…………」

「あなたはかわいらしいですね」

⏰:07/04/04 18:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#478 []
…………はい?

かわいらしい?
俺が………?

「………は?」

クスクスと笑いながら
コウは弁当を持って廊下を歩く。

「おいかわいいって…」

「志乃くんは思った事がすぐに顔にでてます」

ほなお前をうっとーしいと思ってる事もわかるやろ!

⏰:07/04/04 18:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#479 []
教室へ戻り、
俺とコウは机を寄せ合い
幸子の弁当を開いた。

うまそ〜〜〜!!

「ほう…なかなか…」

コウはたまごやきを口に入れる。

「…幸子さん料理お上手ですね」

俺もたまごやきを食べる。

「うめ〜〜!!」

⏰:07/04/04 18:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#480 []
「志乃くん本題に入ってよろしいですか」

「なんの」

俺は弁当を食べ続けながら適当に答えた。

「先程の話です」

「………なに」

「夜中のインターネットの話です」

「ああ……」

コウはポケットから
一枚の紙切れを俺の目の前に差し出した。

⏰:07/04/04 18:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#481 []
その紙切れには
どこかのサイトのアドレスが書かれている。

「…汚い字」

「僕の字ですけど」

「汚い字やな」

「そんな事どうでもいいでしょう」

「…で?」

「これが例のサイトです」

やっぱり今夜実行するのか………

⏰:07/04/04 18:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#482 []
「このサイトのアドレス、何かおかしいと思いませんか?」

「字が汚くて読めません」

「いえ、字は関係ありません」

「ここ!!」

俺はある一部を指さした。

コウは俺の指す方向を覗き込んだ。

⏰:07/04/04 18:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#483 []
「どこですか?」

「ほら、ここ、aかdか区別がつかへん」

「…………これはaです」

「へ〜」

「そんな事を聞いてるんじゃありません」

「…で、何がおかしい?」

「別におかしいところがあるとは言ってません。おかしいと思いませんか、と聞いてるんです」

「……別にない」

「僕も思います」

ほな聞くな!!

⏰:07/04/04 19:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#484 []
少し休憩します

読んでくれてる方いるのかなと不安です

またコメントお願いします

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/04 19:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#485 []
俺は紙切れをジッと見つめた。

………ん?

mayumi…

「まゆみ?まゆみって誰」

「多分そのサイトの管理人です」

「管理人?管理人は生きてるんか?」

「…ですからそれを調べるんです」

⏰:07/04/04 23:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#486 []
「どうやって」

「サイトに接続し、血だらけの女性が映ればわかりますので」

「どうしてわかる」

「僕には何でもわかりますから」

ほな今でもわかるんちゃうん!!

「あぁ!!お前…」

気付くとコウは弁当を全てたいらげていた。

「ごちそうさまでした」

⏰:07/04/04 23:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#487 []
午後からの授業中、
俺はコウに向かって
憎しみビームを再度放った

「そのビーム好きですね」

コウは教科書に目を向けたまま淡々と話した。

「僕には無意味ですけど」

俺はコウに向かって消しクズを投げつけてやった。

「…それは反則です」

⏰:07/04/05 00:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#488 []
俺は消しクズをかき集めて再度コウに向かって投げつけようと構えた瞬間

「うおっ!!」

俺に向かってコウがシャーペンを投げつけてきた。

「危ないやんけ!!!」

「加減はしました」

そーゆー問題ちゃうやろ!

⏰:07/04/05 00:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#489 []
「お前俺を殺す気か!!」

「そんなつもりないです」

「シャーペンで人殺せるんやぞ!危ないもん投げつけるなや」

「先に投げてきたのは志乃くんです」

「俺は消しクズを投げただけやん!」

「同じ事です」

違いますけど!!!

⏰:07/04/05 00:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#490 []
「神谷!また独り言か!」

…いや、先生…
俺いるんですけど。

「すみません、続けて下さい」

お前も突っ込めや!!

コウは教科書に目を戻し、ノートをとる手を動かした

…ひまやな〜。

夢の中に…いざ!!

⏰:07/04/05 00:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#491 []
俺は眠りにつこうと
机に俯せた。

「志乃ひま〜?」

さきが俺の耳元で囁いた。

「志乃〜さきもひま!」

「…………」

「志乃聞いてる?」

聞いてますけど!!

「さきさん授業中は大人しくして下さい。志乃くんも授業聞きなさい」

⏰:07/04/05 00:11 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#492 []
コウが俺の椅子を
ガツンと蹴り、
俺はしぶしぶ顔をあげて
授業を聞いていた。

放課後になり、
俺はコウに気付かないふりをしてコッソリと教室からぬけだした。

コウは……

ついてきていない!!

コウを撒いてやった!!

⏰:07/04/05 00:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#493 []
俺はスキップをしながら
玄関へ向かった。

「遅かったですね」

「!?」

「どうしました?」

「なんでおんねん!さっきまで教室おったやん!」

「瞬間移動しました」

「………」

「冗談ですよ」

こいつならほんまに出来そうやな…

⏰:07/04/05 00:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#494 []
「では行きましょうか」

「…どこに」

「志乃くんの家に」

「………」

「今日もお邪魔しますと、言いましたよね?」

言ってましたけど…

「僕が行ってはいけませんか?」

「いけません」

「でも行きますけど」

ほな聞くな!!

⏰:07/04/05 00:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#495 []
家につき、
またもやコウは
俺の部屋で毎度のようにくつろいでいた。

「志乃くんわかってきたじゃないですか」

ニッコリと微笑み、
俺の手から
《野菜生活》を奪った。

「僕、実は赤の野菜生活の方が好きですが…まぁいいでしょう」

…絶対もうやらん!!

⏰:07/04/05 00:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#496 []
野菜生活にストローをさし一口飲んでから
コウがパソコンの前に移動した。

「まだ時間ありますが、少しパソコンいじっても構いませんか?」

だめやと言っても聞かんでしょ!!

コウはやはり俺の返事を聞かずにパソコンをカチカチといじりだした。

⏰:07/04/05 00:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#497 []
俺はテレビをつけ、
ボケーッと見ていた。

しばらくしてから
コウがパソコンを食い入ったように見つめ口を開いた

「…やられましたね」

俺はコウの隣に座り、
パソコンを覗いた。

「コウ…これは?」

⏰:07/04/05 00:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#498 []
パソコンの画面には

【GOD ROOM】

と書かれ、かわいらしい挿絵がしてあるページが開かれていた。

「GOD…神…」

GODROOM…
神の部屋……

神……神………

まさか

「僕のホームページです」

⏰:07/04/05 00:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#499 []
コウのホームページ!?

コウにホームページ!?

「お前…ホームページなんかもってたんか!?」

「はい」

「…知らんかった」

「言ってませんので」

いやしかし…
このかわいらしい挿絵…

【ようこそo(^-^)o】

などと顔文字までついている。

…似合わない……

⏰:07/04/05 00:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#500 []
「で…何がやられた…?」

コウはBBSと書かれた場所をクリックし、
開いてみせた。

「荒らされました」

画面には

【神キモい神キモい神キモい神キモい神キモい神キモい神キモい神キモい…】

ずらーっと永遠に続いている。

⏰:07/04/05 00:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#501 []
「荒らしか…」

俺は神キモいの文字にウケてしまった。

笑いをこらえる俺の隣で
コウは野菜生活のストローを噛みながら
眉間にしわを寄せた。

「僕の怖さを思い知らせてみせます」

⏰:07/04/05 00:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#502 []
「なにするん?」

俺はコウの隣から離れ、
ドスンとソファに座った。

「仕返しします」

「仕返し…?」

その瞬間、コウはパソコンのキーを目にも止まらぬ早さで打ち始めた。

カチカチカチカチカチカチカチカチ…

部屋にはコウがキーを叩く音が鳴り響く。

⏰:07/04/05 00:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#503 []
俺はパソコンの画面を覗いた。

「!!??」

画面には

【お前がキモいお前がキモいお前がキモいお前がキモいお前がキモいお前がキモいお前がキモい…】

永遠に続くコウのコメント(?)

「………なにを…」

「やられたらやり返します。それが僕のルールです」

知らんし!お前はガキか!

⏰:07/04/05 00:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#504 []
それから数時間、
コウと荒らしの対決は続いた。

最後には荒らしが

【もうこねーよ(-_-)】

とコメントし、
コウに勝利の旗が挙げられた。

「勝ちました」

コウは得意げな表情でニヤリと笑った。

どーでもえーし!!

⏰:07/04/05 01:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#505 []
「志乃〜!ご飯やで!」

かーちゃんの俺を呼ぶ声が聞こえた。

「飯やって」

「行きましょうか」

コウはパソコンの電源を切り、立ち上がった。

俺とコウはリビングに入りテーブルに置かれた飯を見てびっくりした。

「ラーメンですか」

またラーメンだ!!

⏰:07/04/05 01:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#506 []
「いらっしゃい!遠慮せんとたくさん食べや〜」

かーちゃんはコウに向かって笑いかけた。

「はい、では遠慮なく」

いつも遠慮しないが、
今回はさらに遠慮しない、と俺は感づいた。

その感づきは
無駄にはならなかった。

「おかわりください」

⏰:07/04/05 01:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#507 []
「コウくんよー食べるなあ!見ててスッキリするわ」

かーちゃんはのんきに笑っている。

「志乃くんのお母様の料理、とてもおいしいです」

「コウくん上手い事言うわぁ〜」

満足げな表情のかーちゃんが台所へ戻ったのを見計らってコウが俺の器に
またもやメンマを入れてきた

⏰:07/04/05 01:07 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#508 []
「メンマ食えや!」

「あげます」

「いらん!!」

「どないしたん?」

俺がコウにメンマを返そうとした時、かーちゃんが戻ってきた。

「いえ、志乃くんがメンマを食べたい、と言ったので僕のメンマをあげました」

こいつ…

⏰:07/04/05 01:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#509 []
「コウくん優しい子やな〜志乃に見習わせたいわ〜」

見習いたくもない!!

「そんな事ないですよ」

そんな事ないですよ!
その通りですよ!!

「コウくんにはチャーシューもう一枚あげる!」

「ありがとうございます」

「かーちゃん俺には?」

「あんたにはメンマ!」

…メンマはもう食べ飽きました……

⏰:07/04/05 01:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#510 []
コウはまたもラーメンにご飯を入れる、という不気味な食事の仕方をしていた。

「…その食べ方…」

「なんですか?」

「…キモい……」

「そうですか?このほうが美味しいですよ」

絶対嘘。神キモい!

⏰:07/04/05 01:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#511 []
飯を食い終わり、
俺たちは部屋に戻った。

「今日はラーメン日和でしたね」

俺はメンマ日和じゃ!

「それよりさ〜」

俺は窓を開け、
たばこをくわえているコウに向かって話した。

「お前なんでホームページもってるん?サイトで友達作りか?」

⏰:07/04/05 01:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#512 []
イヤミったらしく聞いた俺をよそに
コウは涼しげな表情で煙を吐いた。

「いえ、霊についての悩みなど受け付けてます」

そんな事してたんか…

「で、訪問者は?」

「………荒らしが初の訪問者です」

ムスッとしながらコウが言った。

⏰:07/04/05 01:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#513 []
かわいそうな神!コウ!

「別に気にしてませんが」

いやいや
気にしてるやろ!
荒らしと対決してる時点で気にしてるやろ!!

「まだ時間ありますね。何しましょうか」

⏰:07/04/05 01:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#514 []
「2時になる前に、サイト確認したほうがえーんちゃう?2時になってからの違いとか調べるために」

「…なるほど。志乃くんにしては冴えてますね」

志乃くんに“しては”は
余計や

「僕も今、それを考えていたところです」

絶対便乗!!
お前は今GODROOMについてしか考えてなかったやろ!!

⏰:07/04/05 01:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#515 []
内容考えるので
ここまで
まだ更新できればします寝てしまったら
明日更新します

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/05 01:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#516 []
コウはポケットから
例の紙切れを取り出し、
汚い字で書かれている
ローマ字を打ち込んだ。

「志乃くんいいですか」

「なにが」

「覚悟はいいですか」

てかまだ2時になってへんやん!!

「いい」

⏰:07/04/06 00:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#517 []
コウはしばらく天井を見上げた。

「どしたん?」

「……………」

「コウ?」

「…のっていただけますか?」

「なにに」

「覚悟はいいかな?」

笑っていいとも!?

「…………」

「のって下さい…」

「…いいとも」

コウはサイトに接続した。

⏰:07/04/06 00:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#518 []
画面は

【まゆみの部屋】

と書かれた
ただの個人ホームページみたいだった。

「別に異常ありませんね」

コウは自己紹介文から
順に開いていった。

まゆみらしき人物の写真も貼られている。

「…………」

⏰:07/04/06 00:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#519 []
コウはまゆみの写真を見つめたまま固まった。

「どしたん?」

「…この女性…」

「知り合いか?」

「いえ…とても美しい」

どーでもえーやん!!

タイプそのものです、とコウは続けた。

「………あっそ」

⏰:07/04/06 00:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#520 []
「もうえーやん!次見ようや!」

俺の声も聞こえてないのかコウは食い入るようにまゆみの写真を見ている。

ほんまにタイプなのか…

「おいコウ!」

「すみません見とれてしまいました」

見とれすぎ。

⏰:07/04/06 00:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#521 []
自己紹介文の次に、コウは【アルバム集】
と書かれた場所をクリックした。

「ほう…これは見物です」

コウは一つの場所をクリックした。

「!?」

画面を見た俺は唖然とした

……はだか……

⏰:07/04/06 00:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#522 []
画面には
まゆみが上半身裸の写真が映っていた。

コウは人差し指をくわえ、またもや食い入るように見つめている。
心なしか微妙に笑みも浮かべているような…

「志乃くん」

「……なに」

「興奮しますね」

しません!!!

⏰:07/04/06 00:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#523 []
コウは次々に写真を開いてゆく。

もーやめてくれ…

「……これは?」

コウがある写真を見て険しい表情をした。

「どした?」

俺は画面に目をやる。

「……この写真以来更新してませんね」

⏰:07/04/06 00:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#524 []
最後の写真を見て
俺は吐き気がした。
その写真は

男が倒れている写真。

ただ倒れているんじゃない

切り刻まれ、
血まみれなのだ。

「う………」

俺は口を押さえ、写真から目を逸らした。

⏰:07/04/06 01:11 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#525 []
「志乃くん」

「…………」

「志乃くん見て下さい」

「無理…」

コウは写真をまじまじと見ている。

…こいつよく見れるな…

「この写真の男性の目が開いてます。そして」

コウは淡々と続ける。

「こちらを見ています」

⏰:07/04/06 01:13 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#526 []
【第八章 呪いサイト】

……こちらを見ていますだと……?

「僕とこの男性、今目が合ってます」

「…………」

「見つめあってます」

「…………」

「僕、男性と見つめ合う趣味はないのですが」

ほな目ーそらせ!!

⏰:07/04/06 01:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#527 []
「……おや?」

コウは写真をズームにしてじいっと見た。

ズームにするな……

「…ほう……、これは厄介な事になりました」

「なにが」

コウはくるりと俺の方を向き、顔色をかえずに言った

「僕、呪われるかもしれません」

⏰:07/04/06 01:20 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#528 []
「…………」

「どうしましょう」

どうしましょうと言われましても…

「志乃くんも一緒に呪われて下さい」

いやじゃ!!

「僕ひとり呪われるのは心外です」

俺も心外じゃ!!

⏰:07/04/06 01:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#529 []
「なんで呪われると思う」

「見て下さいこれ」

…見たくない…

「これを見なさい」

命令!?

俺はパソコンの画面に嫌々目を向けた。

「……俺?」

画面は男の目のズームだった。そして男の目には

俺の顔が映っていた

⏰:07/04/06 01:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#530 []
「な…なんやこれ」

「ありえないでしょう?」

「……ありえへん」

「そう、ありえないんです普通は」

「…………」

「しかし志乃くんは見てしまった」

「!?」

もしや…

「これで僕たちは一緒に呪われます」

いやだーー!!!

⏰:07/04/06 01:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#531 []
「コウお前…」

「僕ひとり呪われるのは嫌です、と言ったでしょう?………おや?志乃くん震えてますね、怖いですか?」

俺はコウに対する怒りで
またもや震えた。

「志乃くん怖がりですね」

怒ってんねん!!

⏰:07/04/06 01:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#532 []
「…………」

「志乃くん大丈夫ですか」

「…殴らせろ」

「はい?」

「殴らせろ」

「……嫌です」

コウは俺をチラリと見、窓際に歩きたばこをくわえた

「志乃くんは呪いなど信じてますか?」

⏰:07/04/06 01:32 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#533 []
「…………」

俺は何も答えずコウを睨みつけた。

コウはニヤリと不敵な笑みを浮かべ、煙を吐いた。

「僕は信じていません」

さっき呪われるゆーとったやないけ!!

「呪いは実際にはあるのかもしれません…が」

コウはまた一口たばこを吸った。

「僕には通用しません」

⏰:07/04/06 01:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#534 []
「……なんで」

「僕に勝てる者はいないからです」

…何この自信……

コウは相変わらず不敵な笑みを浮かべている。

「……あっ…そ」

「しかし志乃くんは呪いに勝てますか?」

てか呪い信じてないんちゃうんか!?矛盾しすぎ!

⏰:07/04/06 01:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#535 []
「てかさ…」

「はい」

「お前こないだまみが悪霊みたくなった時、何もでけへんかったやん」

「…………」

「お前まみに負けてるやんか」

「いえ」

コウは笑みを浮かべたまま

「あれで良かったんです」

⏰:07/04/06 01:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#536 []
……意味不明。

「どーゆー意味」

「その話はまた次の機会に話します」

「今言えや!」

「そんなひまありません。もうすぐ2時になります」

時計を見ると
1時58分をさしている。

「そろそろですね」

⏰:07/04/06 01:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#537 []
なんか意味不明になってきました
うまくまとまるか不安になってます…
頑張りますが

今日はここまで

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/06 01:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#538 []
怖いケド面白い
毎日楽しく読んでます
頑張って下さい

⏰:07/04/06 02:28 📱:SH902i 🆔:0qZvyj7Q


#539 []
さん
コメントあって気分あがりました
ありがとうございます
これからコメントはこちらに下さいhttp://bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/
怖いですか
怖いとゆってもらえてうれしいです
あとからまた書けたら更新します

⏰:07/04/06 02:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#540 []
コウはサイトに接続し直す準備をした。

「志乃くんびびってませんよね?」

「…………」

「志乃くん?」

…なんかもう……

俺ちょっと怖いんですけど

「志乃くん顔が真っ青ですよ?大丈夫ですか?」

⏰:07/04/06 03:59 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#541 []
「…やっぱり…」

「やめませんよ今更」

………やめたい…

呪われるとか嫌や…

「志乃くん怖いですか?」

「………」

「怖いならば…」

俺を巻き込まないのか!?

「…怖い……」

「そうですか、ですが時間です。接続しますよ」

何しに怖いか聞いたんや!!

⏰:07/04/06 04:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#542 []
時刻は2時ちょうど。

部屋には
コウがサイトに接続するべくキーをカチッと押す音だけが鳴り響いた。

「…………」

接続してしまった…。

俺は目を閉じ、
パソコンの画面を見ないように背を向けた。

⏰:07/04/06 04:04 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#543 []
「志乃くんやはり…」

コウにも背を向けているため、コウの表情も動きもわからない。

「志乃くん何してるんですか。見て下さい」

「無理…」

コウの溜め息が聞こえた。

「あなたは本当にへたれですね。今見ないとあなたを今後もやしと呼びますよ」

もらし関係なくね!?

⏰:07/04/06 04:07 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#544 []
もらし×
もやし〇
です
恥ずかしい間違いしました

⏰:07/04/06 04:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#545 []
「…見たくない」

「見てみなさい」

「…無理」

「………もやし」

俺はむかついて
思わずコウに振り返った。

「やっと見ましたね」

……見てしまった…

コウの肩越しに見えるパソコンの画面に
血だらけの女が大きく映り、俺をじっと見つめていた

⏰:07/04/06 04:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#546 []
「この女性、先程のまゆみさんと同じ人物で間違いなさそうです」

いつも通りポーカーフェイスで淡々と話すコウ。

「お前…怖くないんか」

「怖いです」

嘘つけ!!

「しかし」
「興味深いねやろ!」

「その通りです」

⏰:07/04/06 04:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#547 []
コウはニヤリと笑った後、クルリとパソコンに向き直った。

「まゆみさん聞こえてますか?」

パソコンに向かい話し掛けるコウ。

「まゆみさん」

「…………」

「どうやら聞こえないみたいです」

そりゃそーやろ!!

⏰:07/04/06 04:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#548 []
画面に映る女は
表情ひとつ変えず
ただただ血を流している。

「呪われますかね?僕達」

「呪いとか信じてないんちゃうん」

「この女性を見ていると信じてしまいそうになります」

………おい。

「いつまでこの画面が続くんでしょうね」

⏰:07/04/06 04:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#549 []
時計の針は2時5分をさしている。

未だに画面の女は動かない

「いつまで見つめ合えばいいんでしょうか。目がチカチカしてきました」

ほな見るなや!!

俺は画面から目を逸らそうとした。

「……あれ?」

⏰:07/04/06 04:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#550 []
「どうしました?」

コウは画面から目を逸らさずに俺に問い掛ける。

「…ここに何か映ってる」

「なにが」

「ほら、ここ…」

俺は気付いてしまった。

「こいつ…まゆみちゃう…違う奴や…」

画面の女の肩に
入れ墨が入っている事に。

⏰:07/04/06 04:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#551 []
「入れ墨…ですか」

「何て書いてある?」

「読めません」

「コウの字よりマシやろ」

「小さくて読めません。僕の字は関係ありません」

「……まゆみ?」

肩にはmayumiの文字が小さく彫られている。

「まゆみさんではないのにまゆみさんの名前が彫られている…?」

⏰:07/04/06 04:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#552 []
「なんで?」

「僕に聞かないで下さい」

「何でもわかるんちゃうんけ!?」

「僕にもわからない事だってあります」

ほな何でもわかるゆーな!

⏰:07/04/06 04:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#553 []
あかん-
ホラー絡ませたら頭悪いから意味不明になってきたごめんなさい

考えまとまってから
続き書きます

またコメントお願いします

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/06 04:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#554 []
「…………」

「…………」

沈黙……

「志乃くん…」

今度は何を言い出す…

「もうこの女性見飽きました」

…そうですか。

「だいたい血まみれの女性は僕の趣味じゃないです」

血まみれの女が趣味のやつなんかどこに存在するか!

⏰:07/04/07 01:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#555 []
「…………」

「おや?志乃くん今何かいいましたか?」

「なにも」

「何か聞こえませんか」

「え…?」

俺は耳をすましてみる

「…………」

パソコンの方から何か聞こえてくる。

⏰:07/04/07 01:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#556 []
「…かしわ…ぎ……」

「!?」

「のろ…ってや…る…」

「おい!!パソコンから何か聞こえたぞ!!」

「なんて」

「柏木呪ってやるて!」

「………」

「コウは聞こえたか!?」

「はい、僕が言いましたから」

ややこしい真似するな!!

⏰:07/04/07 01:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#557 []
俺はコウの頭をペシッと叩いた。

「かわいい冗談ですよ」

どこがじゃ!!

「こんな時にやめろ」

「すみません。おちゃめが過ぎました」

過ぎすぎ。

「…殺し…てや…る…」

「おい!もうやめろって」

「いえ僕は何も言っていません」

⏰:07/04/07 01:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#558 []
「え…じゃあ今のは…」

「パソコンから聞こえてきますね」

「…殺してやる……」

「殺してやる!?今殺してやるって聞こえたぞ!」

「はい。僕に向かっていい度胸してます」

度胸とかの問題か!?

⏰:07/04/07 01:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#559 []
俺は画面を見た。

「!!!」

画面に映る女は
先程とは表情が変わり、
ニヤリとしていた。

充血したその目は
俺を真っ直ぐ捕らえている

「………見…るな…」

「?志乃くんなにか?」

「俺を…見るな……」

⏰:07/04/07 01:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#560 []
「いえ、この女性は僕を見ています志乃くんではありません」

「違う…俺を……」

「いえ僕を」

「…………」

「僕を見ています」

コウはスネた口調で言った

張り合うとこちゃうやろ!

「僕に向かって殺す、と」

⏰:07/04/07 01:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#561 []
時計の針が2時10分をさした時、画面上の女は
急に甲高い声で笑い出し
プツリと画面が真っ暗になった。

「…………」

「消えましたね」

「…………」

俺は黙って画面を見ていた

しばらくして
真っ暗な画面に赤い文字が浮かび上がってきた。

【一週間後お前は死ぬ】

⏰:07/04/07 01:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#562 []
コウは溜め息をつき、
パソコンの電源を切って
クルリと俺の方に向き直った。

「どうですか」

「………なにが」

「怖いですか」

「……………」

「…………もやし」

「怖くない!!」

⏰:07/04/07 01:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#563 []
「そうですか僕は怖いです志乃くん助けて下さい」

「…………」

「冗談ですよ」

だろうな。

「さて検証しましょうか」

「検証?」

「はい」

「なにを?」

「このサイトを」

⏰:07/04/07 02:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#564 []
「サイト検証てどうやるん?」

「わかりません」

ほなゆーな!!

「もう一度接続します」

「…何しに」

「何かヒントがあるかもしれませんので」

「なんの」

「わかりませんよ僕に聞かないで下さい」

何でもわかるゆーたんはお前やろが!!

⏰:07/04/07 04:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#565 []
コウはまたパソコンに向き直り、サイトに接続した。

俺はもううんざりしてベットに倒れ込んだ。

「………これは…」

コウが口を開く。

俺は何も答えず、
倒れ込んだまま天井を見つめていた。

「志乃くん、これから楽しくなりそうですよ」

⏰:07/04/07 04:20 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#566 []
「…………」

「志乃くん聞いてます?」

「聞いてない」

「ではなぜ答えるんです?聞いているんでしょう?」

聞いてますけども!!

「何が楽しくなんねん」

「このサイト…素晴らしい出来です。この僕ですら一瞬呪いを信じたくらいに」

⏰:07/04/07 04:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#567 []
「見て下さいこれを」

「…………」

「志乃くん早く」

もー嫌。うんざり。
神うざい。

「見たくない…関わりたくないねん」

「関わらなければ死にますよ」

なんでやねん!!
てか、もとはと言えばお前がこんなサイトに興味もたんかったら関わらずに済んだんやろ!!
と、もやしボーイな俺は言えなかった。

⏰:07/04/07 04:27 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#568 []
「…なに」

俺はしぶしぶベットから腰をおろし、のそのそとコウの元へ向かった。

「先程、男性が映っていましたが…」

コウはある場所をクリックした。

「…これは……」

「はい。僕達です」

画面には
俺とコウが血だらけで倒れている姿が映し出された。

⏰:07/04/07 04:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#569 []
「なんやねんこれ!!」

「最悪でしょう?」

「…最悪……」

「よりによって、見て下さい。志乃くんと僕が寄り添って倒れています。どうせならキレイな女性の隣がよかったです」

コウは悔しそうな表情で
パソコンを睨みつけ親指の爪をギリッと噛んだ。

そーゆー問題ちゃうやん!

⏰:07/04/07 04:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#570 []
「…コウ……」

「はい」

「呪い…なんか?これは」

「どうでしょうか」

「呪われるんか?」

「さあ」

「答えろ!!呪われたら、俺はどーなる!!」

「一週間後に死ぬんじゃないですか?」

コウは涼しい顔をして答えた。

⏰:07/04/07 04:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#571 []
「ふざけんな…」

「ふざけてません」

…こーゆー時にこそふざけてると言ってくれよ

「第一、冗談で一週間後に死ぬなどと言う予測はできませんからね」

「じゃあ死ぬのか?」

「でしょうね、僕達呪われてますから」

呪い信じてないんやろ!!こいつの会話はわけがわからん!!

⏰:07/04/07 04:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#572 []
「まぁ、だいたいわかりました。今日はもう寝ましょうか」

「は?」

「おやすみなさい」

「ちょ…待てよ」

キムタクかよ!と俺は自分自身につっこんだ。が

「僕はもう寝ます」

コウはつっこんではくれず俺のベットに勝手にもぐりこんだ。

⏰:07/04/07 04:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#573 []
「俺のベットやねんけど」

「今日は僕のベットです」

「なぜ」

「僕が先に辿り着きましたから」

競争!?

「おやすみなさい」

俺はベットを蹴ったが、足の小指をぶつける、というなんとも古典的な事態が起こり、泣く泣くソファにもたれ込んだ。

⏰:07/04/07 04:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#574 []
今日は寝ます
今回いまいち…ですよねあまり触れないで下さいこの話失敗しました
でも頑張りますね

またコメント下さい

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/07 04:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#575 []
「う……うう……」

「志乃くん…」

「う〜……う〜ん…」

「志乃くんうるさいです」

「ハッ!!!」

俺はソファから跳び起きた

「うなされてたようですが大丈夫ですか」

⏰:07/04/07 16:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#576 []
「あ…ああ」

「うなされるほど怖い夢でも見たんですか?」

「…………」

「まさか先程のサイトの女性がでてきた…」

「やめろ!!」

「すみません冗談ですよ」

…釈だがコウの言う通りだった。
俺の夢にまで、あの女が血だらけで出演してしまったのだ

⏰:07/04/07 16:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#577 []
「志乃くんがまさかこれほどまで怖がりだとは思いませんでした」

…うるさい……

「うるさい」

「志乃くん」

「うるさい」

「助けてあげましょうか」

「…………」

⏰:07/04/07 16:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#578 []
「志乃くん」

「助けろ」

「嫌です」

ほなゆーな!!

「それが人に物を頼む言い方ですか」

言い方関係ないやん!

「助けて下さい、と言えば助けてあげますけど」

絶対言いたくない。

⏰:07/04/07 16:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#579 []
「まぁ、助かりたくないのならいいですが」

コウは布団に潜り込んだ。

「友達やろ…助けろよ」

「ですから助けて下さい、と言えば助けます」

「…………」

「いいですよ別に。僕もしばらく志乃くんの様子を見ていたいので」

は?様子を見る?

「意味不明」

⏰:07/04/07 17:01 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#580 []
コウはそのまま眠りにつき俺はその後眠れなかった。



「志乃くん最近顔色悪いですね」

あのサイトを見てから
四日がたった日、
登校してきた俺の顔をちらりと見てコウが言った。

⏰:07/04/07 17:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#581 []
「ちゃんと睡眠とってるんですか?」

「………いや…」

俺はあれから全く眠れなかった。
目をつむれば
パソコンに映しだされた血だらけの女の顔、
俺とコウの血だらけの写真が浮かんできて…

「やはり僕の考えていた通りでした」

⏰:07/04/07 17:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#582 []
コウは口の端をつりあげ、満足そうに微笑んだ。

「……なにが…」

「着いてきて下さい」

コウに手をひかれ、
俺は黙ってコウについていった。

「…パソコンルーム…?」

コウに連れられてきたのはパソコンルームだった。

⏰:07/04/07 17:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#583 []
「どうぞ掛けて下さい」

ここはお前んちか!!

というツッコミすら
今の俺にはできない。
それ程までに弱っている。

俺は黙って椅子に腰かけた

「今から助けてあげます」

ニヤリと笑い、コウはパソコンの電源をつけた。

⏰:07/04/07 17:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#584 []
カチカチとキーを叩きこむコウを
俺はボーッとしながら見ていた。

コウは文字を打ち込み、

「では解説します」

と言い、エンターキーを叩いた

またもや画面は

【まゆみの部屋】

⏰:07/04/07 17:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#585 []
「志乃くん」

「…………」

「大丈夫ですか?」

「……もう見たくない」

コウは一瞬俺を横目で見、
パソコンの画面に目を戻した。

「いえ見て下さい」

コウは前に俺とコウの血まみれの写真が載っていたアルバム集をクリックした。

⏰:07/04/07 20:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#586 []
俺はパソコンの画面を見れなかった。

「志乃くん見て下さい」

「…………」

コウは溜め息をつき、呆れた口調で続けた。

「あなたはいつまで怯えているんですか、霊などよく見ているでしょう」

「…そうやけど」

「だけど、何ですか」

⏰:07/04/07 21:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#587 []
「…………」

「これからは僕を納得させる言い訳が見付かってから反論して下さい」

「…………」

「志乃くん、大丈夫です。僕と志乃くんの写真はもうありませんから」

コウは俺に微笑み、
俺に画面を見るように
画面をさした。

⏰:07/04/07 21:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#588 []
恐る恐る俺はパソコンの画面に目をやった。

「……これ…誰や…?」


「おそらく次の犠牲者です………いえ、次の被害者です」

…なぜ……

「なんで言い直す?」

「犠牲にならないからです、自分を強く持っていれば犠牲にはなりません」

⏰:07/04/07 21:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#589 []
「どういう…」

「志乃くんいい加減にハッキリ話してくれませんか」

「…………」

「考えてもみなさい。僕と志乃くんは同時にあのサイトをみました。呪われているならば、僕も同時だと思いませんか」

「…………」

「ですが僕は呪われていません。なぜかわかりますか?」

⏰:07/04/07 21:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#590 []
コウは俺を真っ直ぐ見ている。

「僕は呪いなど信じていないからです」

「…………」

「志乃くん、まだわからないんですか」

「…わからん」

コウは再度溜め息をつき、ボソッと呟いた。

「馬鹿の相手は疲れます」

⏰:07/04/07 21:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#591 []
「今から志乃くんにわかるよう説明します」

いいですか、とコウは俺をチラリと横目で見て言った

俺はコクリと頷く。

「並の人間は、志乃くんみたくなるのが普通です、ですから志乃くんだけがおかしいわけではありません」

「…………」

「このサイトは…そういった人間の心理につけ込んでいます」

⏰:07/04/07 21:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#592 []
コウは一度パソコンの電源を切り、再度パソコンを起動させた。

「見ていて下さい」

カチカチと、コウは文字を打ち込む。

コウがエンターキーをたたくと、画面にあの日、2時ぴったりに現れた血まみれの女が移った。

「…え……なんで…」

「これは呪いではありません」

⏰:07/04/07 21:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#593 []
コウは画面上の女を睨みながら口を開いた。

「人間は…」

…人間は…?

「怖いと思い込めば、怖くなる。同じように自分が呪われると思えば、呪われている錯覚をおこします」

コウはパソコンの画面に軽く触れる。

「この女性はそういった人間の心理に付け入り、あたかも呪いがあると思わせることが得意のようです」

⏰:07/04/07 21:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#594 []
「なんで…今その女が映る……?」

「気持ちです」

「…気持ち?」

「はい。2時に接続したら現れる、というのはデタラメです。2時になれば見れるかも…という心理が、この画面を起動させます。ですから今僕は2時でなくともこの画面を見れる、と念じました。だから今、この画面が映っている」

「つまり…」

「そうです。すべては人間特有の心理状態がこの都市伝説の原因です」

⏰:07/04/07 21:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#595 []
「じゃあ…俺は…」

「はい。志乃くんはまんまと呪い、というデタラメに躍らされています」

「…………」

「現にあなたは睡眠もろくにとれず、あるはずのない呪いに怯え、衰弱しきっているでしょう?」

⏰:07/04/08 01:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#596 []
「でも…」

「でもはいりません。志乃くん…本当に呪いで人が亡くなった、というニュースは聞いた事ありますか?」

「………ない」

「そうでしょう?霊は存在しますが、生きている人間に手を出す事などできるわけありませんからね」

⏰:07/04/08 01:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#597 []
「…………」

「人間はずるい…」

「え…?」

「都合が悪くなると全て霊のせいにします。霊を見たから、自分は呪われている、と。ありもしない呪いに怯えている……志乃くんのようにです。そして自分の勘違いで衰弱してゆく…それを全て霊のせいにしてしまいます」

⏰:07/04/08 01:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#598 []
「でもお前こないだは…」

「なんですか?」

「恵司が取り殺されるとか…言うてたやんか…」

「それは例え話です」

「は…?じゃあ死者ゲームに負けたら殺されるってやつもデタラメか?」

「それは本当です」

……わけがわからない。

⏰:07/04/08 01:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#599 []
「死者ゲームは内部契約をして初めて参加できるゲームなので」

「契約って…?」

「契約内容はこれです」

コウはポケットから
一枚の紙切れを取り出した

こいつのポケットは
どら〇もんのポケットか?

⏰:07/04/08 01:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#600 []
紙切れには

【ゲーム中に死んでも恨みっこなしだよ〜ん☆】

と書かれている。

「…なんやこれは…」

「ですから契約内容です」

「ふざけすぎや!!!なんやねん“だよ〜ん”て!」

「おや、志乃くん元気になりましたね」

⏰:07/04/08 01:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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