きみを送る
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#481 []
その紙切れには
どこかのサイトのアドレスが書かれている。

「…汚い字」

「僕の字ですけど」

「汚い字やな」

「そんな事どうでもいいでしょう」

「…で?」

「これが例のサイトです」

やっぱり今夜実行するのか………

⏰:07/04/04 18:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#482 []
「このサイトのアドレス、何かおかしいと思いませんか?」

「字が汚くて読めません」

「いえ、字は関係ありません」

「ここ!!」

俺はある一部を指さした。

コウは俺の指す方向を覗き込んだ。

⏰:07/04/04 18:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#483 []
「どこですか?」

「ほら、ここ、aかdか区別がつかへん」

「…………これはaです」

「へ〜」

「そんな事を聞いてるんじゃありません」

「…で、何がおかしい?」

「別におかしいところがあるとは言ってません。おかしいと思いませんか、と聞いてるんです」

「……別にない」

「僕も思います」

ほな聞くな!!

⏰:07/04/04 19:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#484 []
少し休憩します

読んでくれてる方いるのかなと不安です

またコメントお願いします

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/04 19:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#485 []
俺は紙切れをジッと見つめた。

………ん?

mayumi…

「まゆみ?まゆみって誰」

「多分そのサイトの管理人です」

「管理人?管理人は生きてるんか?」

「…ですからそれを調べるんです」

⏰:07/04/04 23:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#486 []
「どうやって」

「サイトに接続し、血だらけの女性が映ればわかりますので」

「どうしてわかる」

「僕には何でもわかりますから」

ほな今でもわかるんちゃうん!!

「あぁ!!お前…」

気付くとコウは弁当を全てたいらげていた。

「ごちそうさまでした」

⏰:07/04/04 23:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#487 []
午後からの授業中、
俺はコウに向かって
憎しみビームを再度放った

「そのビーム好きですね」

コウは教科書に目を向けたまま淡々と話した。

「僕には無意味ですけど」

俺はコウに向かって消しクズを投げつけてやった。

「…それは反則です」

⏰:07/04/05 00:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#488 []
俺は消しクズをかき集めて再度コウに向かって投げつけようと構えた瞬間

「うおっ!!」

俺に向かってコウがシャーペンを投げつけてきた。

「危ないやんけ!!!」

「加減はしました」

そーゆー問題ちゃうやろ!

⏰:07/04/05 00:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#489 []
「お前俺を殺す気か!!」

「そんなつもりないです」

「シャーペンで人殺せるんやぞ!危ないもん投げつけるなや」

「先に投げてきたのは志乃くんです」

「俺は消しクズを投げただけやん!」

「同じ事です」

違いますけど!!!

⏰:07/04/05 00:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#490 []
「神谷!また独り言か!」

…いや、先生…
俺いるんですけど。

「すみません、続けて下さい」

お前も突っ込めや!!

コウは教科書に目を戻し、ノートをとる手を動かした

…ひまやな〜。

夢の中に…いざ!!

⏰:07/04/05 00:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#491 []
俺は眠りにつこうと
机に俯せた。

「志乃ひま〜?」

さきが俺の耳元で囁いた。

「志乃〜さきもひま!」

「…………」

「志乃聞いてる?」

聞いてますけど!!

「さきさん授業中は大人しくして下さい。志乃くんも授業聞きなさい」

⏰:07/04/05 00:11 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#492 []
コウが俺の椅子を
ガツンと蹴り、
俺はしぶしぶ顔をあげて
授業を聞いていた。

放課後になり、
俺はコウに気付かないふりをしてコッソリと教室からぬけだした。

コウは……

ついてきていない!!

コウを撒いてやった!!

⏰:07/04/05 00:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#493 []
俺はスキップをしながら
玄関へ向かった。

「遅かったですね」

「!?」

「どうしました?」

「なんでおんねん!さっきまで教室おったやん!」

「瞬間移動しました」

「………」

「冗談ですよ」

こいつならほんまに出来そうやな…

⏰:07/04/05 00:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#494 []
「では行きましょうか」

「…どこに」

「志乃くんの家に」

「………」

「今日もお邪魔しますと、言いましたよね?」

言ってましたけど…

「僕が行ってはいけませんか?」

「いけません」

「でも行きますけど」

ほな聞くな!!

⏰:07/04/05 00:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#495 []
家につき、
またもやコウは
俺の部屋で毎度のようにくつろいでいた。

「志乃くんわかってきたじゃないですか」

ニッコリと微笑み、
俺の手から
《野菜生活》を奪った。

「僕、実は赤の野菜生活の方が好きですが…まぁいいでしょう」

…絶対もうやらん!!

⏰:07/04/05 00:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#496 []
野菜生活にストローをさし一口飲んでから
コウがパソコンの前に移動した。

「まだ時間ありますが、少しパソコンいじっても構いませんか?」

だめやと言っても聞かんでしょ!!

コウはやはり俺の返事を聞かずにパソコンをカチカチといじりだした。

⏰:07/04/05 00:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#497 []
俺はテレビをつけ、
ボケーッと見ていた。

しばらくしてから
コウがパソコンを食い入ったように見つめ口を開いた

「…やられましたね」

俺はコウの隣に座り、
パソコンを覗いた。

「コウ…これは?」

⏰:07/04/05 00:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#498 []
パソコンの画面には

【GOD ROOM】

と書かれ、かわいらしい挿絵がしてあるページが開かれていた。

「GOD…神…」

GODROOM…
神の部屋……

神……神………

まさか

「僕のホームページです」

⏰:07/04/05 00:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#499 []
コウのホームページ!?

コウにホームページ!?

「お前…ホームページなんかもってたんか!?」

「はい」

「…知らんかった」

「言ってませんので」

いやしかし…
このかわいらしい挿絵…

【ようこそo(^-^)o】

などと顔文字までついている。

…似合わない……

⏰:07/04/05 00:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#500 []
「で…何がやられた…?」

コウはBBSと書かれた場所をクリックし、
開いてみせた。

「荒らされました」

画面には

【神キモい神キモい神キモい神キモい神キモい神キモい神キモい神キモい…】

ずらーっと永遠に続いている。

⏰:07/04/05 00:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#501 []
「荒らしか…」

俺は神キモいの文字にウケてしまった。

笑いをこらえる俺の隣で
コウは野菜生活のストローを噛みながら
眉間にしわを寄せた。

「僕の怖さを思い知らせてみせます」

⏰:07/04/05 00:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#502 []
「なにするん?」

俺はコウの隣から離れ、
ドスンとソファに座った。

「仕返しします」

「仕返し…?」

その瞬間、コウはパソコンのキーを目にも止まらぬ早さで打ち始めた。

カチカチカチカチカチカチカチカチ…

部屋にはコウがキーを叩く音が鳴り響く。

⏰:07/04/05 00:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#503 []
俺はパソコンの画面を覗いた。

「!!??」

画面には

【お前がキモいお前がキモいお前がキモいお前がキモいお前がキモいお前がキモいお前がキモい…】

永遠に続くコウのコメント(?)

「………なにを…」

「やられたらやり返します。それが僕のルールです」

知らんし!お前はガキか!

⏰:07/04/05 00:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#504 []
それから数時間、
コウと荒らしの対決は続いた。

最後には荒らしが

【もうこねーよ(-_-)】

とコメントし、
コウに勝利の旗が挙げられた。

「勝ちました」

コウは得意げな表情でニヤリと笑った。

どーでもえーし!!

⏰:07/04/05 01:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#505 []
「志乃〜!ご飯やで!」

かーちゃんの俺を呼ぶ声が聞こえた。

「飯やって」

「行きましょうか」

コウはパソコンの電源を切り、立ち上がった。

俺とコウはリビングに入りテーブルに置かれた飯を見てびっくりした。

「ラーメンですか」

またラーメンだ!!

⏰:07/04/05 01:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#506 []
「いらっしゃい!遠慮せんとたくさん食べや〜」

かーちゃんはコウに向かって笑いかけた。

「はい、では遠慮なく」

いつも遠慮しないが、
今回はさらに遠慮しない、と俺は感づいた。

その感づきは
無駄にはならなかった。

「おかわりください」

⏰:07/04/05 01:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#507 []
「コウくんよー食べるなあ!見ててスッキリするわ」

かーちゃんはのんきに笑っている。

「志乃くんのお母様の料理、とてもおいしいです」

「コウくん上手い事言うわぁ〜」

満足げな表情のかーちゃんが台所へ戻ったのを見計らってコウが俺の器に
またもやメンマを入れてきた

⏰:07/04/05 01:07 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#508 []
「メンマ食えや!」

「あげます」

「いらん!!」

「どないしたん?」

俺がコウにメンマを返そうとした時、かーちゃんが戻ってきた。

「いえ、志乃くんがメンマを食べたい、と言ったので僕のメンマをあげました」

こいつ…

⏰:07/04/05 01:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#509 []
「コウくん優しい子やな〜志乃に見習わせたいわ〜」

見習いたくもない!!

「そんな事ないですよ」

そんな事ないですよ!
その通りですよ!!

「コウくんにはチャーシューもう一枚あげる!」

「ありがとうございます」

「かーちゃん俺には?」

「あんたにはメンマ!」

…メンマはもう食べ飽きました……

⏰:07/04/05 01:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#510 []
コウはまたもラーメンにご飯を入れる、という不気味な食事の仕方をしていた。

「…その食べ方…」

「なんですか?」

「…キモい……」

「そうですか?このほうが美味しいですよ」

絶対嘘。神キモい!

⏰:07/04/05 01:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#511 []
飯を食い終わり、
俺たちは部屋に戻った。

「今日はラーメン日和でしたね」

俺はメンマ日和じゃ!

「それよりさ〜」

俺は窓を開け、
たばこをくわえているコウに向かって話した。

「お前なんでホームページもってるん?サイトで友達作りか?」

⏰:07/04/05 01:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#512 []
イヤミったらしく聞いた俺をよそに
コウは涼しげな表情で煙を吐いた。

「いえ、霊についての悩みなど受け付けてます」

そんな事してたんか…

「で、訪問者は?」

「………荒らしが初の訪問者です」

ムスッとしながらコウが言った。

⏰:07/04/05 01:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#513 []
かわいそうな神!コウ!

「別に気にしてませんが」

いやいや
気にしてるやろ!
荒らしと対決してる時点で気にしてるやろ!!

「まだ時間ありますね。何しましょうか」

⏰:07/04/05 01:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#514 []
「2時になる前に、サイト確認したほうがえーんちゃう?2時になってからの違いとか調べるために」

「…なるほど。志乃くんにしては冴えてますね」

志乃くんに“しては”は
余計や

「僕も今、それを考えていたところです」

絶対便乗!!
お前は今GODROOMについてしか考えてなかったやろ!!

⏰:07/04/05 01:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#515 []
内容考えるので
ここまで
まだ更新できればします寝てしまったら
明日更新します

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/05 01:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#516 []
コウはポケットから
例の紙切れを取り出し、
汚い字で書かれている
ローマ字を打ち込んだ。

「志乃くんいいですか」

「なにが」

「覚悟はいいですか」

てかまだ2時になってへんやん!!

「いい」

⏰:07/04/06 00:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#517 []
コウはしばらく天井を見上げた。

「どしたん?」

「……………」

「コウ?」

「…のっていただけますか?」

「なにに」

「覚悟はいいかな?」

笑っていいとも!?

「…………」

「のって下さい…」

「…いいとも」

コウはサイトに接続した。

⏰:07/04/06 00:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#518 []
画面は

【まゆみの部屋】

と書かれた
ただの個人ホームページみたいだった。

「別に異常ありませんね」

コウは自己紹介文から
順に開いていった。

まゆみらしき人物の写真も貼られている。

「…………」

⏰:07/04/06 00:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#519 []
コウはまゆみの写真を見つめたまま固まった。

「どしたん?」

「…この女性…」

「知り合いか?」

「いえ…とても美しい」

どーでもえーやん!!

タイプそのものです、とコウは続けた。

「………あっそ」

⏰:07/04/06 00:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#520 []
「もうえーやん!次見ようや!」

俺の声も聞こえてないのかコウは食い入るようにまゆみの写真を見ている。

ほんまにタイプなのか…

「おいコウ!」

「すみません見とれてしまいました」

見とれすぎ。

⏰:07/04/06 00:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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