きみを送る
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#501 []
「荒らしか…」

俺は神キモいの文字にウケてしまった。

笑いをこらえる俺の隣で
コウは野菜生活のストローを噛みながら
眉間にしわを寄せた。

「僕の怖さを思い知らせてみせます」

⏰:07/04/05 00:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#502 []
「なにするん?」

俺はコウの隣から離れ、
ドスンとソファに座った。

「仕返しします」

「仕返し…?」

その瞬間、コウはパソコンのキーを目にも止まらぬ早さで打ち始めた。

カチカチカチカチカチカチカチカチ…

部屋にはコウがキーを叩く音が鳴り響く。

⏰:07/04/05 00:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#503 []
俺はパソコンの画面を覗いた。

「!!??」

画面には

【お前がキモいお前がキモいお前がキモいお前がキモいお前がキモいお前がキモいお前がキモい…】

永遠に続くコウのコメント(?)

「………なにを…」

「やられたらやり返します。それが僕のルールです」

知らんし!お前はガキか!

⏰:07/04/05 00:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#504 []
それから数時間、
コウと荒らしの対決は続いた。

最後には荒らしが

【もうこねーよ(-_-)】

とコメントし、
コウに勝利の旗が挙げられた。

「勝ちました」

コウは得意げな表情でニヤリと笑った。

どーでもえーし!!

⏰:07/04/05 01:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#505 []
「志乃〜!ご飯やで!」

かーちゃんの俺を呼ぶ声が聞こえた。

「飯やって」

「行きましょうか」

コウはパソコンの電源を切り、立ち上がった。

俺とコウはリビングに入りテーブルに置かれた飯を見てびっくりした。

「ラーメンですか」

またラーメンだ!!

⏰:07/04/05 01:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#506 []
「いらっしゃい!遠慮せんとたくさん食べや〜」

かーちゃんはコウに向かって笑いかけた。

「はい、では遠慮なく」

いつも遠慮しないが、
今回はさらに遠慮しない、と俺は感づいた。

その感づきは
無駄にはならなかった。

「おかわりください」

⏰:07/04/05 01:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#507 []
「コウくんよー食べるなあ!見ててスッキリするわ」

かーちゃんはのんきに笑っている。

「志乃くんのお母様の料理、とてもおいしいです」

「コウくん上手い事言うわぁ〜」

満足げな表情のかーちゃんが台所へ戻ったのを見計らってコウが俺の器に
またもやメンマを入れてきた

⏰:07/04/05 01:07 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#508 []
「メンマ食えや!」

「あげます」

「いらん!!」

「どないしたん?」

俺がコウにメンマを返そうとした時、かーちゃんが戻ってきた。

「いえ、志乃くんがメンマを食べたい、と言ったので僕のメンマをあげました」

こいつ…

⏰:07/04/05 01:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#509 []
「コウくん優しい子やな〜志乃に見習わせたいわ〜」

見習いたくもない!!

「そんな事ないですよ」

そんな事ないですよ!
その通りですよ!!

「コウくんにはチャーシューもう一枚あげる!」

「ありがとうございます」

「かーちゃん俺には?」

「あんたにはメンマ!」

…メンマはもう食べ飽きました……

⏰:07/04/05 01:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#510 []
コウはまたもラーメンにご飯を入れる、という不気味な食事の仕方をしていた。

「…その食べ方…」

「なんですか?」

「…キモい……」

「そうですか?このほうが美味しいですよ」

絶対嘘。神キモい!

⏰:07/04/05 01:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#511 []
飯を食い終わり、
俺たちは部屋に戻った。

「今日はラーメン日和でしたね」

俺はメンマ日和じゃ!

「それよりさ〜」

俺は窓を開け、
たばこをくわえているコウに向かって話した。

「お前なんでホームページもってるん?サイトで友達作りか?」

⏰:07/04/05 01:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#512 []
イヤミったらしく聞いた俺をよそに
コウは涼しげな表情で煙を吐いた。

「いえ、霊についての悩みなど受け付けてます」

そんな事してたんか…

「で、訪問者は?」

「………荒らしが初の訪問者です」

ムスッとしながらコウが言った。

⏰:07/04/05 01:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#513 []
かわいそうな神!コウ!

「別に気にしてませんが」

いやいや
気にしてるやろ!
荒らしと対決してる時点で気にしてるやろ!!

「まだ時間ありますね。何しましょうか」

⏰:07/04/05 01:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#514 []
「2時になる前に、サイト確認したほうがえーんちゃう?2時になってからの違いとか調べるために」

「…なるほど。志乃くんにしては冴えてますね」

志乃くんに“しては”は
余計や

「僕も今、それを考えていたところです」

絶対便乗!!
お前は今GODROOMについてしか考えてなかったやろ!!

⏰:07/04/05 01:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#515 []
内容考えるので
ここまで
まだ更新できればします寝てしまったら
明日更新します

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/05 01:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#516 []
コウはポケットから
例の紙切れを取り出し、
汚い字で書かれている
ローマ字を打ち込んだ。

「志乃くんいいですか」

「なにが」

「覚悟はいいですか」

てかまだ2時になってへんやん!!

「いい」

⏰:07/04/06 00:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#517 []
コウはしばらく天井を見上げた。

「どしたん?」

「……………」

「コウ?」

「…のっていただけますか?」

「なにに」

「覚悟はいいかな?」

笑っていいとも!?

「…………」

「のって下さい…」

「…いいとも」

コウはサイトに接続した。

⏰:07/04/06 00:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#518 []
画面は

【まゆみの部屋】

と書かれた
ただの個人ホームページみたいだった。

「別に異常ありませんね」

コウは自己紹介文から
順に開いていった。

まゆみらしき人物の写真も貼られている。

「…………」

⏰:07/04/06 00:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#519 []
コウはまゆみの写真を見つめたまま固まった。

「どしたん?」

「…この女性…」

「知り合いか?」

「いえ…とても美しい」

どーでもえーやん!!

タイプそのものです、とコウは続けた。

「………あっそ」

⏰:07/04/06 00:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#520 []
「もうえーやん!次見ようや!」

俺の声も聞こえてないのかコウは食い入るようにまゆみの写真を見ている。

ほんまにタイプなのか…

「おいコウ!」

「すみません見とれてしまいました」

見とれすぎ。

⏰:07/04/06 00:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#521 []
自己紹介文の次に、コウは【アルバム集】
と書かれた場所をクリックした。

「ほう…これは見物です」

コウは一つの場所をクリックした。

「!?」

画面を見た俺は唖然とした

……はだか……

⏰:07/04/06 00:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#522 []
画面には
まゆみが上半身裸の写真が映っていた。

コウは人差し指をくわえ、またもや食い入るように見つめている。
心なしか微妙に笑みも浮かべているような…

「志乃くん」

「……なに」

「興奮しますね」

しません!!!

⏰:07/04/06 00:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#523 []
コウは次々に写真を開いてゆく。

もーやめてくれ…

「……これは?」

コウがある写真を見て険しい表情をした。

「どした?」

俺は画面に目をやる。

「……この写真以来更新してませんね」

⏰:07/04/06 00:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#524 []
最後の写真を見て
俺は吐き気がした。
その写真は

男が倒れている写真。

ただ倒れているんじゃない

切り刻まれ、
血まみれなのだ。

「う………」

俺は口を押さえ、写真から目を逸らした。

⏰:07/04/06 01:11 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#525 []
「志乃くん」

「…………」

「志乃くん見て下さい」

「無理…」

コウは写真をまじまじと見ている。

…こいつよく見れるな…

「この写真の男性の目が開いてます。そして」

コウは淡々と続ける。

「こちらを見ています」

⏰:07/04/06 01:13 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#526 []
【第八章 呪いサイト】

……こちらを見ていますだと……?

「僕とこの男性、今目が合ってます」

「…………」

「見つめあってます」

「…………」

「僕、男性と見つめ合う趣味はないのですが」

ほな目ーそらせ!!

⏰:07/04/06 01:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#527 []
「……おや?」

コウは写真をズームにしてじいっと見た。

ズームにするな……

「…ほう……、これは厄介な事になりました」

「なにが」

コウはくるりと俺の方を向き、顔色をかえずに言った

「僕、呪われるかもしれません」

⏰:07/04/06 01:20 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#528 []
「…………」

「どうしましょう」

どうしましょうと言われましても…

「志乃くんも一緒に呪われて下さい」

いやじゃ!!

「僕ひとり呪われるのは心外です」

俺も心外じゃ!!

⏰:07/04/06 01:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#529 []
「なんで呪われると思う」

「見て下さいこれ」

…見たくない…

「これを見なさい」

命令!?

俺はパソコンの画面に嫌々目を向けた。

「……俺?」

画面は男の目のズームだった。そして男の目には

俺の顔が映っていた

⏰:07/04/06 01:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#530 []
「な…なんやこれ」

「ありえないでしょう?」

「……ありえへん」

「そう、ありえないんです普通は」

「…………」

「しかし志乃くんは見てしまった」

「!?」

もしや…

「これで僕たちは一緒に呪われます」

いやだーー!!!

⏰:07/04/06 01:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#531 []
「コウお前…」

「僕ひとり呪われるのは嫌です、と言ったでしょう?………おや?志乃くん震えてますね、怖いですか?」

俺はコウに対する怒りで
またもや震えた。

「志乃くん怖がりですね」

怒ってんねん!!

⏰:07/04/06 01:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#532 []
「…………」

「志乃くん大丈夫ですか」

「…殴らせろ」

「はい?」

「殴らせろ」

「……嫌です」

コウは俺をチラリと見、窓際に歩きたばこをくわえた

「志乃くんは呪いなど信じてますか?」

⏰:07/04/06 01:32 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#533 []
「…………」

俺は何も答えずコウを睨みつけた。

コウはニヤリと不敵な笑みを浮かべ、煙を吐いた。

「僕は信じていません」

さっき呪われるゆーとったやないけ!!

「呪いは実際にはあるのかもしれません…が」

コウはまた一口たばこを吸った。

「僕には通用しません」

⏰:07/04/06 01:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#534 []
「……なんで」

「僕に勝てる者はいないからです」

…何この自信……

コウは相変わらず不敵な笑みを浮かべている。

「……あっ…そ」

「しかし志乃くんは呪いに勝てますか?」

てか呪い信じてないんちゃうんか!?矛盾しすぎ!

⏰:07/04/06 01:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#535 []
「てかさ…」

「はい」

「お前こないだまみが悪霊みたくなった時、何もでけへんかったやん」

「…………」

「お前まみに負けてるやんか」

「いえ」

コウは笑みを浮かべたまま

「あれで良かったんです」

⏰:07/04/06 01:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#536 []
……意味不明。

「どーゆー意味」

「その話はまた次の機会に話します」

「今言えや!」

「そんなひまありません。もうすぐ2時になります」

時計を見ると
1時58分をさしている。

「そろそろですね」

⏰:07/04/06 01:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#537 []
なんか意味不明になってきました
うまくまとまるか不安になってます…
頑張りますが

今日はここまで

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/06 01:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#538 []
怖いケド面白い
毎日楽しく読んでます
頑張って下さい

⏰:07/04/06 02:28 📱:SH902i 🆔:0qZvyj7Q


#539 []
さん
コメントあって気分あがりました
ありがとうございます
これからコメントはこちらに下さいhttp://bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/
怖いですか
怖いとゆってもらえてうれしいです
あとからまた書けたら更新します

⏰:07/04/06 02:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#540 []
コウはサイトに接続し直す準備をした。

「志乃くんびびってませんよね?」

「…………」

「志乃くん?」

…なんかもう……

俺ちょっと怖いんですけど

「志乃くん顔が真っ青ですよ?大丈夫ですか?」

⏰:07/04/06 03:59 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#541 []
「…やっぱり…」

「やめませんよ今更」

………やめたい…

呪われるとか嫌や…

「志乃くん怖いですか?」

「………」

「怖いならば…」

俺を巻き込まないのか!?

「…怖い……」

「そうですか、ですが時間です。接続しますよ」

何しに怖いか聞いたんや!!

⏰:07/04/06 04:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#542 []
時刻は2時ちょうど。

部屋には
コウがサイトに接続するべくキーをカチッと押す音だけが鳴り響いた。

「…………」

接続してしまった…。

俺は目を閉じ、
パソコンの画面を見ないように背を向けた。

⏰:07/04/06 04:04 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#543 []
「志乃くんやはり…」

コウにも背を向けているため、コウの表情も動きもわからない。

「志乃くん何してるんですか。見て下さい」

「無理…」

コウの溜め息が聞こえた。

「あなたは本当にへたれですね。今見ないとあなたを今後もやしと呼びますよ」

もらし関係なくね!?

⏰:07/04/06 04:07 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#544 []
もらし×
もやし〇
です
恥ずかしい間違いしました

⏰:07/04/06 04:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#545 []
「…見たくない」

「見てみなさい」

「…無理」

「………もやし」

俺はむかついて
思わずコウに振り返った。

「やっと見ましたね」

……見てしまった…

コウの肩越しに見えるパソコンの画面に
血だらけの女が大きく映り、俺をじっと見つめていた

⏰:07/04/06 04:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#546 []
「この女性、先程のまゆみさんと同じ人物で間違いなさそうです」

いつも通りポーカーフェイスで淡々と話すコウ。

「お前…怖くないんか」

「怖いです」

嘘つけ!!

「しかし」
「興味深いねやろ!」

「その通りです」

⏰:07/04/06 04:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#547 []
コウはニヤリと笑った後、クルリとパソコンに向き直った。

「まゆみさん聞こえてますか?」

パソコンに向かい話し掛けるコウ。

「まゆみさん」

「…………」

「どうやら聞こえないみたいです」

そりゃそーやろ!!

⏰:07/04/06 04:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#548 []
画面に映る女は
表情ひとつ変えず
ただただ血を流している。

「呪われますかね?僕達」

「呪いとか信じてないんちゃうん」

「この女性を見ていると信じてしまいそうになります」

………おい。

「いつまでこの画面が続くんでしょうね」

⏰:07/04/06 04:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#549 []
時計の針は2時5分をさしている。

未だに画面の女は動かない

「いつまで見つめ合えばいいんでしょうか。目がチカチカしてきました」

ほな見るなや!!

俺は画面から目を逸らそうとした。

「……あれ?」

⏰:07/04/06 04:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#550 []
「どうしました?」

コウは画面から目を逸らさずに俺に問い掛ける。

「…ここに何か映ってる」

「なにが」

「ほら、ここ…」

俺は気付いてしまった。

「こいつ…まゆみちゃう…違う奴や…」

画面の女の肩に
入れ墨が入っている事に。

⏰:07/04/06 04:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#551 []
「入れ墨…ですか」

「何て書いてある?」

「読めません」

「コウの字よりマシやろ」

「小さくて読めません。僕の字は関係ありません」

「……まゆみ?」

肩にはmayumiの文字が小さく彫られている。

「まゆみさんではないのにまゆみさんの名前が彫られている…?」

⏰:07/04/06 04:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#552 []
「なんで?」

「僕に聞かないで下さい」

「何でもわかるんちゃうんけ!?」

「僕にもわからない事だってあります」

ほな何でもわかるゆーな!

⏰:07/04/06 04:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#553 []
あかん-
ホラー絡ませたら頭悪いから意味不明になってきたごめんなさい

考えまとまってから
続き書きます

またコメントお願いします

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/06 04:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#554 []
「…………」

「…………」

沈黙……

「志乃くん…」

今度は何を言い出す…

「もうこの女性見飽きました」

…そうですか。

「だいたい血まみれの女性は僕の趣味じゃないです」

血まみれの女が趣味のやつなんかどこに存在するか!

⏰:07/04/07 01:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#555 []
「…………」

「おや?志乃くん今何かいいましたか?」

「なにも」

「何か聞こえませんか」

「え…?」

俺は耳をすましてみる

「…………」

パソコンの方から何か聞こえてくる。

⏰:07/04/07 01:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#556 []
「…かしわ…ぎ……」

「!?」

「のろ…ってや…る…」

「おい!!パソコンから何か聞こえたぞ!!」

「なんて」

「柏木呪ってやるて!」

「………」

「コウは聞こえたか!?」

「はい、僕が言いましたから」

ややこしい真似するな!!

⏰:07/04/07 01:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#557 []
俺はコウの頭をペシッと叩いた。

「かわいい冗談ですよ」

どこがじゃ!!

「こんな時にやめろ」

「すみません。おちゃめが過ぎました」

過ぎすぎ。

「…殺し…てや…る…」

「おい!もうやめろって」

「いえ僕は何も言っていません」

⏰:07/04/07 01:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#558 []
「え…じゃあ今のは…」

「パソコンから聞こえてきますね」

「…殺してやる……」

「殺してやる!?今殺してやるって聞こえたぞ!」

「はい。僕に向かっていい度胸してます」

度胸とかの問題か!?

⏰:07/04/07 01:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#559 []
俺は画面を見た。

「!!!」

画面に映る女は
先程とは表情が変わり、
ニヤリとしていた。

充血したその目は
俺を真っ直ぐ捕らえている

「………見…るな…」

「?志乃くんなにか?」

「俺を…見るな……」

⏰:07/04/07 01:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#560 []
「いえ、この女性は僕を見ています志乃くんではありません」

「違う…俺を……」

「いえ僕を」

「…………」

「僕を見ています」

コウはスネた口調で言った

張り合うとこちゃうやろ!

「僕に向かって殺す、と」

⏰:07/04/07 01:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#561 []
時計の針が2時10分をさした時、画面上の女は
急に甲高い声で笑い出し
プツリと画面が真っ暗になった。

「…………」

「消えましたね」

「…………」

俺は黙って画面を見ていた

しばらくして
真っ暗な画面に赤い文字が浮かび上がってきた。

【一週間後お前は死ぬ】

⏰:07/04/07 01:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#562 []
コウは溜め息をつき、
パソコンの電源を切って
クルリと俺の方に向き直った。

「どうですか」

「………なにが」

「怖いですか」

「……………」

「…………もやし」

「怖くない!!」

⏰:07/04/07 01:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#563 []
「そうですか僕は怖いです志乃くん助けて下さい」

「…………」

「冗談ですよ」

だろうな。

「さて検証しましょうか」

「検証?」

「はい」

「なにを?」

「このサイトを」

⏰:07/04/07 02:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#564 []
「サイト検証てどうやるん?」

「わかりません」

ほなゆーな!!

「もう一度接続します」

「…何しに」

「何かヒントがあるかもしれませんので」

「なんの」

「わかりませんよ僕に聞かないで下さい」

何でもわかるゆーたんはお前やろが!!

⏰:07/04/07 04:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#565 []
コウはまたパソコンに向き直り、サイトに接続した。

俺はもううんざりしてベットに倒れ込んだ。

「………これは…」

コウが口を開く。

俺は何も答えず、
倒れ込んだまま天井を見つめていた。

「志乃くん、これから楽しくなりそうですよ」

⏰:07/04/07 04:20 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#566 []
「…………」

「志乃くん聞いてます?」

「聞いてない」

「ではなぜ答えるんです?聞いているんでしょう?」

聞いてますけども!!

「何が楽しくなんねん」

「このサイト…素晴らしい出来です。この僕ですら一瞬呪いを信じたくらいに」

⏰:07/04/07 04:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#567 []
「見て下さいこれを」

「…………」

「志乃くん早く」

もー嫌。うんざり。
神うざい。

「見たくない…関わりたくないねん」

「関わらなければ死にますよ」

なんでやねん!!
てか、もとはと言えばお前がこんなサイトに興味もたんかったら関わらずに済んだんやろ!!
と、もやしボーイな俺は言えなかった。

⏰:07/04/07 04:27 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#568 []
「…なに」

俺はしぶしぶベットから腰をおろし、のそのそとコウの元へ向かった。

「先程、男性が映っていましたが…」

コウはある場所をクリックした。

「…これは……」

「はい。僕達です」

画面には
俺とコウが血だらけで倒れている姿が映し出された。

⏰:07/04/07 04:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#569 []
「なんやねんこれ!!」

「最悪でしょう?」

「…最悪……」

「よりによって、見て下さい。志乃くんと僕が寄り添って倒れています。どうせならキレイな女性の隣がよかったです」

コウは悔しそうな表情で
パソコンを睨みつけ親指の爪をギリッと噛んだ。

そーゆー問題ちゃうやん!

⏰:07/04/07 04:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#570 []
「…コウ……」

「はい」

「呪い…なんか?これは」

「どうでしょうか」

「呪われるんか?」

「さあ」

「答えろ!!呪われたら、俺はどーなる!!」

「一週間後に死ぬんじゃないですか?」

コウは涼しい顔をして答えた。

⏰:07/04/07 04:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#571 []
「ふざけんな…」

「ふざけてません」

…こーゆー時にこそふざけてると言ってくれよ

「第一、冗談で一週間後に死ぬなどと言う予測はできませんからね」

「じゃあ死ぬのか?」

「でしょうね、僕達呪われてますから」

呪い信じてないんやろ!!こいつの会話はわけがわからん!!

⏰:07/04/07 04:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#572 []
「まぁ、だいたいわかりました。今日はもう寝ましょうか」

「は?」

「おやすみなさい」

「ちょ…待てよ」

キムタクかよ!と俺は自分自身につっこんだ。が

「僕はもう寝ます」

コウはつっこんではくれず俺のベットに勝手にもぐりこんだ。

⏰:07/04/07 04:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#573 []
「俺のベットやねんけど」

「今日は僕のベットです」

「なぜ」

「僕が先に辿り着きましたから」

競争!?

「おやすみなさい」

俺はベットを蹴ったが、足の小指をぶつける、というなんとも古典的な事態が起こり、泣く泣くソファにもたれ込んだ。

⏰:07/04/07 04:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#574 []
今日は寝ます
今回いまいち…ですよねあまり触れないで下さいこの話失敗しました
でも頑張りますね

またコメント下さい

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/07 04:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#575 []
「う……うう……」

「志乃くん…」

「う〜……う〜ん…」

「志乃くんうるさいです」

「ハッ!!!」

俺はソファから跳び起きた

「うなされてたようですが大丈夫ですか」

⏰:07/04/07 16:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#576 []
「あ…ああ」

「うなされるほど怖い夢でも見たんですか?」

「…………」

「まさか先程のサイトの女性がでてきた…」

「やめろ!!」

「すみません冗談ですよ」

…釈だがコウの言う通りだった。
俺の夢にまで、あの女が血だらけで出演してしまったのだ

⏰:07/04/07 16:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#577 []
「志乃くんがまさかこれほどまで怖がりだとは思いませんでした」

…うるさい……

「うるさい」

「志乃くん」

「うるさい」

「助けてあげましょうか」

「…………」

⏰:07/04/07 16:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#578 []
「志乃くん」

「助けろ」

「嫌です」

ほなゆーな!!

「それが人に物を頼む言い方ですか」

言い方関係ないやん!

「助けて下さい、と言えば助けてあげますけど」

絶対言いたくない。

⏰:07/04/07 16:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#579 []
「まぁ、助かりたくないのならいいですが」

コウは布団に潜り込んだ。

「友達やろ…助けろよ」

「ですから助けて下さい、と言えば助けます」

「…………」

「いいですよ別に。僕もしばらく志乃くんの様子を見ていたいので」

は?様子を見る?

「意味不明」

⏰:07/04/07 17:01 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#580 []
コウはそのまま眠りにつき俺はその後眠れなかった。



「志乃くん最近顔色悪いですね」

あのサイトを見てから
四日がたった日、
登校してきた俺の顔をちらりと見てコウが言った。

⏰:07/04/07 17:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#581 []
「ちゃんと睡眠とってるんですか?」

「………いや…」

俺はあれから全く眠れなかった。
目をつむれば
パソコンに映しだされた血だらけの女の顔、
俺とコウの血だらけの写真が浮かんできて…

「やはり僕の考えていた通りでした」

⏰:07/04/07 17:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#582 []
コウは口の端をつりあげ、満足そうに微笑んだ。

「……なにが…」

「着いてきて下さい」

コウに手をひかれ、
俺は黙ってコウについていった。

「…パソコンルーム…?」

コウに連れられてきたのはパソコンルームだった。

⏰:07/04/07 17:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#583 []
「どうぞ掛けて下さい」

ここはお前んちか!!

というツッコミすら
今の俺にはできない。
それ程までに弱っている。

俺は黙って椅子に腰かけた

「今から助けてあげます」

ニヤリと笑い、コウはパソコンの電源をつけた。

⏰:07/04/07 17:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#584 []
カチカチとキーを叩きこむコウを
俺はボーッとしながら見ていた。

コウは文字を打ち込み、

「では解説します」

と言い、エンターキーを叩いた

またもや画面は

【まゆみの部屋】

⏰:07/04/07 17:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#585 []
「志乃くん」

「…………」

「大丈夫ですか?」

「……もう見たくない」

コウは一瞬俺を横目で見、
パソコンの画面に目を戻した。

「いえ見て下さい」

コウは前に俺とコウの血まみれの写真が載っていたアルバム集をクリックした。

⏰:07/04/07 20:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#586 []
俺はパソコンの画面を見れなかった。

「志乃くん見て下さい」

「…………」

コウは溜め息をつき、呆れた口調で続けた。

「あなたはいつまで怯えているんですか、霊などよく見ているでしょう」

「…そうやけど」

「だけど、何ですか」

⏰:07/04/07 21:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#587 []
「…………」

「これからは僕を納得させる言い訳が見付かってから反論して下さい」

「…………」

「志乃くん、大丈夫です。僕と志乃くんの写真はもうありませんから」

コウは俺に微笑み、
俺に画面を見るように
画面をさした。

⏰:07/04/07 21:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#588 []
恐る恐る俺はパソコンの画面に目をやった。

「……これ…誰や…?」


「おそらく次の犠牲者です………いえ、次の被害者です」

…なぜ……

「なんで言い直す?」

「犠牲にならないからです、自分を強く持っていれば犠牲にはなりません」

⏰:07/04/07 21:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#589 []
「どういう…」

「志乃くんいい加減にハッキリ話してくれませんか」

「…………」

「考えてもみなさい。僕と志乃くんは同時にあのサイトをみました。呪われているならば、僕も同時だと思いませんか」

「…………」

「ですが僕は呪われていません。なぜかわかりますか?」

⏰:07/04/07 21:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#590 []
コウは俺を真っ直ぐ見ている。

「僕は呪いなど信じていないからです」

「…………」

「志乃くん、まだわからないんですか」

「…わからん」

コウは再度溜め息をつき、ボソッと呟いた。

「馬鹿の相手は疲れます」

⏰:07/04/07 21:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#591 []
「今から志乃くんにわかるよう説明します」

いいですか、とコウは俺をチラリと横目で見て言った

俺はコクリと頷く。

「並の人間は、志乃くんみたくなるのが普通です、ですから志乃くんだけがおかしいわけではありません」

「…………」

「このサイトは…そういった人間の心理につけ込んでいます」

⏰:07/04/07 21:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#592 []
コウは一度パソコンの電源を切り、再度パソコンを起動させた。

「見ていて下さい」

カチカチと、コウは文字を打ち込む。

コウがエンターキーをたたくと、画面にあの日、2時ぴったりに現れた血まみれの女が移った。

「…え……なんで…」

「これは呪いではありません」

⏰:07/04/07 21:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#593 []
コウは画面上の女を睨みながら口を開いた。

「人間は…」

…人間は…?

「怖いと思い込めば、怖くなる。同じように自分が呪われると思えば、呪われている錯覚をおこします」

コウはパソコンの画面に軽く触れる。

「この女性はそういった人間の心理に付け入り、あたかも呪いがあると思わせることが得意のようです」

⏰:07/04/07 21:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#594 []
「なんで…今その女が映る……?」

「気持ちです」

「…気持ち?」

「はい。2時に接続したら現れる、というのはデタラメです。2時になれば見れるかも…という心理が、この画面を起動させます。ですから今僕は2時でなくともこの画面を見れる、と念じました。だから今、この画面が映っている」

「つまり…」

「そうです。すべては人間特有の心理状態がこの都市伝説の原因です」

⏰:07/04/07 21:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#595 []
「じゃあ…俺は…」

「はい。志乃くんはまんまと呪い、というデタラメに躍らされています」

「…………」

「現にあなたは睡眠もろくにとれず、あるはずのない呪いに怯え、衰弱しきっているでしょう?」

⏰:07/04/08 01:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#596 []
「でも…」

「でもはいりません。志乃くん…本当に呪いで人が亡くなった、というニュースは聞いた事ありますか?」

「………ない」

「そうでしょう?霊は存在しますが、生きている人間に手を出す事などできるわけありませんからね」

⏰:07/04/08 01:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#597 []
「…………」

「人間はずるい…」

「え…?」

「都合が悪くなると全て霊のせいにします。霊を見たから、自分は呪われている、と。ありもしない呪いに怯えている……志乃くんのようにです。そして自分の勘違いで衰弱してゆく…それを全て霊のせいにしてしまいます」

⏰:07/04/08 01:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#598 []
「でもお前こないだは…」

「なんですか?」

「恵司が取り殺されるとか…言うてたやんか…」

「それは例え話です」

「は…?じゃあ死者ゲームに負けたら殺されるってやつもデタラメか?」

「それは本当です」

……わけがわからない。

⏰:07/04/08 01:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#599 []
「死者ゲームは内部契約をして初めて参加できるゲームなので」

「契約って…?」

「契約内容はこれです」

コウはポケットから
一枚の紙切れを取り出した

こいつのポケットは
どら〇もんのポケットか?

⏰:07/04/08 01:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#600 []
紙切れには

【ゲーム中に死んでも恨みっこなしだよ〜ん☆】

と書かれている。

「…なんやこれは…」

「ですから契約内容です」

「ふざけすぎや!!!なんやねん“だよ〜ん”て!」

「おや、志乃くん元気になりましたね」

⏰:07/04/08 01:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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