きみを送る
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#634 []
俺らは体育館につき、
クラスごとに整列をした。

俺の隣でコウが下痢についてのうんちくを語っていた時、三年の女子グループが入ってきた。

「このはさんや〜!」

「すっげー美人!!」

またもや体育館内が
このはの名前で溢れかえった。

⏰:07/04/09 01:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#635 []
「柏木やん!!」

「……………」

嫌な予感……

「柏木〜!!無視すんなや〜!!あたしやで!」

いや、あなたやから無視してるんですけど。

「おや?志乃くん、三年生の方と知り合いですか?」

「いや…」

「柏木〜!振り向けよ!」

このははコウの次にうざい…
と、俺は思った。

⏰:07/04/09 01:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#636 []
「よっ!!柏木!」

このはは俺の側にきて、肩をポンッと叩いた。

「……どうも」

「なんで無視すんねん!」

「…気付きませんでした」

「柏木耳遠いんちゃう?」

キャハハと笑い出すこのは

…こいつコウと同じ人種か!?

⏰:07/04/09 01:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#637 []
「志乃くんこちらの方は」

「…三年生」

「知り合いですか?」

「いや…」

「柏木の友達〜?」

「いや…」

「はい、神谷コウです」

「コウって、漢字?」

「いえカタカナです」

おしゃれでしょう?と
言わんばかりの顔だ。

「おしゃれやな!!」

こいつが言うんかい!!

⏰:07/04/09 01:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#638 []
「あなたのお名前は?」

「ちょっと〜!コウもあたしの事知らんの〜?」

「はい」

「このはやで〜!」

「このはさんのお名前は有名なんですか」

「一応〜アイドルやし!」

モデルちゃうんかい!!

⏰:07/04/09 01:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#639 []
「アイドル…ですか」

「そ!覚えといてな!」

「はい大ファンになりました」

え!?今!?

「ぜひお友達になっていただきたいです」

「アハハ!ええよ!!」

えーんかい!!

⏰:07/04/09 01:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#640 []
「静かに〜!ちゃんと並びなさい!」

体育館に教頭の声が響き、このはは手を振って三年生の列に行った。

「おいコウ」

「なんですか」

「何を企んでる」

「失礼ですね何も企んでません」

「…………」

「純粋にお友達になりたいだけですよ」

⏰:07/04/09 01:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#641 []
「………ハッタ…」
「ハッタリではありません」

「本気で友達になりたいんか?あんな女と」

「はい、アイドルとお友達になれば他の有名な方とお近付きになれそうですし」

企んでるやん!!!

「…最低やなお前」

「僕は最高です」

どこがじゃ!!

⏰:07/04/09 01:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#642 []
「それに彼女には…」

「ん?」

「いえ何も…」

コウは黙って親指の爪を噛んだ。

……なんや?

「なんかあるん?」

「…………」

コウは黙ったまま、
わずかに眉間にしわを寄せた。

俺はこのはをチラリと見ると、このはは俺に気付き、笑いながら手を振った。

⏰:07/04/09 01:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#643 []
【第十章 ストーカー】

終業式が終わり、生徒達はバラバラと教室へ向かった

「志乃くん夏休み、何されるんですか」

「幸子と遊ぶ」

「幸子さんは部活でしょう?」

「部活の後で」

「そうですか…志乃くん、僕の別荘へきませんか」

べ…別荘!!??

⏰:07/04/09 02:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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