きみを送る
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#701 []
「…気を付けて下さい」

「なにに」

「……………では後ほど」

「何に気ーつけんねん!」

俺の叫びを無視し、
コウは混浴場を後にした。

「わけわからん…」

「まぁえーやん!二人で混浴楽しもうや〜!」

……こいつとか……。

⏰:07/04/13 03:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#702 []
俺は溜め息をつき、
あごまでお湯につかった。

「柏木!二人きりやで!」

そーですね。

「せっかくやし、背中ながしっこしよや!」

なぜお前と………

「早く〜!!」

「はいはい」

⏰:07/04/13 03:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#703 []
俺は湯舟からでようと
岩に手をつき立ち上がろうとした。

「うわっ!!!」

「柏木!!??」

なにかに…
足を引っ張られ、俺は湯舟に沈んだ。

「ゲホッ!!」

一瞬だったから、俺はすぐに湯舟から顔を出した。

「どしたん!?」

⏰:07/04/13 03:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#704 []
「今…なにかに……」

そこまで言って、
俺は口を閉じた。

このはが心配そうに俺を見つめている。

「いや、足滑らしてな〜」

「アハハ!柏木ドジやなあ〜!!」

「うるせーよ」

…確かになにかに足を引っ張られた。だが、
このはにまで怖い思いはさせられない。

⏰:07/04/13 03:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#705 []
「柏木早く〜!」

「おう!」

それからしばらく混浴でこのはとふざけ合っていたが特に何も起こらず、
俺たちは別荘へ戻った。

「楽しめましたか?」

別荘に入り、リビングについたときコウが煙草を吸いながら言った。

⏰:07/04/13 03:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#706 []
「楽しかった〜!!ゆうみは?」

キョロキョロと周りを見渡すこのは。

「まだ寝てますよ」

「そっか、あたしちょっとゆうみ見てくる!」

パタパタとこのははリビングをでていった。

「志乃くんは楽しめましたか?」

⏰:07/04/13 03:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#707 []
「俺は……」

「どうしました?」

「……………」

「志乃くん?」

コウは俯いている俺を覗き込み、灰皿に煙草を押し当て火を消した。

「何かあったんですね」

「……足…引っ張られた」

「僕はいつも志乃くんに足を引っ張られてますけど」

⏰:07/04/13 03:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#708 []
そーゆー意味ちゃうし!
しかも足引っ張ってないやんけ!!

「そーゆー意味ちゃう…」

「冗談ですよ」

こいつ冗談大好きか?

「先程の霊ですね。あれはこのはさんについてます」

「なんで…」

「今別荘に入ってきたのは三名です。志乃くんとこのはさんと……彼と」

⏰:07/04/13 03:28 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#709 []
入ってきた…?

「おい今入ってきたて…」

「はい、入ってきてしまいました。今ここを出て行ったのはこのはさんと彼の二名です」

「………なんで俺に見えへんねや?」

「あの霊は特殊ですから」

「特殊て?」

「ストーカー霊です」

⏰:07/04/13 03:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#710 []
「ストーカー!?」

「はい」

「こ…このはの…?」

「そうなりますね」

「ストーカー霊て、俺には見えないんか!?」

「見えないんでしょう?」

「…見えへん」

「では見えないみたいです」

⏰:07/04/13 03:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#711 []
「なんでや……」

「ストーカーというのは元々こっそりと相手の後をつけたりしますよね?それが霊になった、つまり霊になっても同じなんです。こっそり憑く。ですから志乃くんには見えないんです」

「でもコウにはなんで…」

「僕は天才だからです」

天才とか関係ねー!!!

⏰:07/04/13 03:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#712 []
ここまでにします

またコメントくれたらうれしいです

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/13 03:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#713 []
「ゆうみ起きたよ〜!」

リビングにこのはが戻ってきて、俺とコウは口を止めた。

「なんの話してたん?」

「いや…別に…」

「今日皆さん一緒に寝ませんか?」

………はあ!!?

「えっ!?」

「今日みなさんで一緒に寝ましょう」

⏰:07/04/13 12:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#714 []
「ちょ…と…待てや」

「なんですか」

「そのみんなって…」

「ですから皆さんご一緒にです」

「無理や」
「なんか修学旅行みたいやね!みんなで寝るとか!」

俺の言葉を遮り、
このはがニコニコしながら言った。

修学旅行でも男女一緒に寝ーへんやろ…

⏰:07/04/13 12:28 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#715 []
「あの…神谷先輩…」

俺たちが(俺とこのは)
ギャアギャアゆーてた時、リビングにゆうみちゃんが入ってきた。

「大丈夫ですか」

「はい。あ…あの…ありがとうございます」

「ゆうみちゃん大丈夫?」

「あ、はい…」

⏰:07/04/13 13:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#716 []
「大丈夫なら良かったです。すみません僕も少しいじめすぎました」

「だい…じょぶです…」

ん?なんや?
なんやこの雰囲気。

ゆうみちゃんはコウをチラリと見て、顔を真っ赤にした。

……まさかな…。
うん、まさかだよな

⏰:07/04/13 13:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#717 []
「ゆうみさんも起きましたし、どうです?今日は天気がいいので外でバーベキューでもしますか」

「バーベキュー!!」

俺とこのはは子供のように目を輝かせた。

「ゆうみさん食べられますか?」

「あ…はい!」

「では外に行きましょう」

⏰:07/04/13 13:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#718 []
俺たちは別荘にある庭に行った。

「ここバーベキュー用の庭か!?」

「てかプールとかあるし!すごーい!!」

別荘の庭には
バーベキュー用のテーブル(?)があり、さらには
プールまでついている。

「お前金持ちなんやな〜」

「そうですか?普通です」

普通じゃねーから!!イヤミか!!

⏰:07/04/14 01:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#719 []
「お腹すいちゃった!早く準備しよ〜!!」

「そやな!コウ、早く野菜切って」

「なぜ僕が」

「お前の別荘やん!」

「嫌です」

「あ…わたしやります…」

ゆうみちゃんがそう言って野菜を取りに再度別荘の中へ戻った。

⏰:07/04/14 01:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#720 []
「…僕も行きます」

コウが別荘の方を険しい表情で見ながら言った。

「それなら最初からコウが取りに行けばよかったんやん…」

「志乃くん黙りなさい」

「命令すんな!!」

「まぁまぁ、うちらは肉焼こうや〜!」

このはが着々と肉を焼く準備をし、コウは別荘へ入っていった。

⏰:07/04/14 01:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#721 []
《プルルルッ》

肉のパックに手をかけた時俺の携帯が鳴った。

「柏木電話鳴ってんで〜」

誰やろ?
ん!?幸子!!!

「あいよ〜っ!!」

マイハニー幸子からの電話で俺はさらにテンションがハイになった。

「志乃〜今何してるん?」

⏰:07/04/14 01:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#722 []
「コウの別荘やで!今日から行くってゆーたよな?」

「あ、そっか!神谷くんとふたりなん?」

「…それがさ〜偶然…あいつ…ほらモデルのやつがおってな〜…」

「え…?このはさん?」

「そう。そいつ」

幸子が心配するといけないが、幸子にだけは俺は嘘をつきたくないから正直に言った。

⏰:07/04/14 01:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#723 []
「…なんでぇ?一緒に行く約束してたん?」

「ちゃうよ!コウの別荘貸し出し中やって、それでたまたまやで!!」

「…ほんまに?」

あなたに嘘はつきません!

「ほんまやで」

「……………」

⏰:07/04/14 01:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#724 []
「幸子?」

「…浮気…しないでね?」

「しません」

「ほんまにほんま?」

こいつ…かわいすぎるぜ!

「当たり前やん!俺は幸子一筋17年やから!!」

「……志乃のバカ…あたしもやで」

く〜!!たまらんばい!
(思わずエセ方言がでた)

⏰:07/04/14 01:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#725 []
俺は幸子のかわいさを再確認したところで電話を切った。

「彼女から〜?」

ニヤニヤしながらこのはが俺の顔を覗きこんだ。

「まぁな」

「ラブラブやん!」

「当たり前!俺らの愛に、太陽も嫉妬しちまうくらいやで!!」

「………きっしょ〜!」

「やかましい」

さすがに言った俺も自分でキモいと思ったが。

⏰:07/04/14 01:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#726 []
「野菜取ってきました」

俺とこのはがまたしても
ギャアギャアと言い合いをしていたところに、
コウとゆうみちゃんが戻ってきた。

「ほなバーベキュースタートしますか〜!!」

俺の掛け声でバーベキューはスタートした。

「別に掛け声いりません」

「やかましい!!」

⏰:07/04/14 01:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#727 []
【第11章 BBQ恐怖症】

「…この肉…なんや?」

「……なにこれ……」

「おいしくないですか?」

「うますぎ!!!」

俺とこのはは肉を頬張り、涙を流す勢いでハモった。

「そうですか、それは良かったです」

「こんなうまい肉初めて食うた!!」

「あたしも!!」

⏰:07/04/14 02:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#728 []
ガツガツと肉をむさぼり食う俺とこのは。

「そんなにガッつかなくても肉は逃げませんよ…」

逃げなくとも
このはに取られる!!

俺とこのはの肉争奪戦の横で、コウとゆうみちゃんは野菜を食べ続けていた。

「ゆうみさんは肉嫌いなんですか」

「え…そうゆうわけじゃないんですけど……」

⏰:07/04/14 02:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#729 []
「志乃くん、肉下さい」

「自分でとれ」

「取って下さい」

「自分でとれや!」

「ゆうみさんに肉取ってあげて下さい」

「はいよ〜!!」

俺はゆうみちゃんの皿に肉を取ってあげた。

「志乃くん僕にも」
「自分でとれや!!」

「…ひどいです志乃くん」

⏰:07/04/14 02:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#730 []
「あ〜!!肉もうないで!柏木!肉焼いて!!」

「このはが焼けや!」

「え〜!てか、いつの間に呼び捨てしてるん!!」

「えーやんどーでも!つか肉焼け!」

「嫌や!コウ!肉焼いて」

「コウ!肉焼け…って、おいお前何しとんねん!!」

⏰:07/04/14 02:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#731 []
「なにがですか」

「お前未成年やろ!!」

コウは涼しげな顔で、ちゃっかりビールを飲んでいた

「志乃くんも飲みますか」

「俺!?」

俺酒弱いからな〜…

「お酒弱いんですか?」

「飲みます!!」

⏰:07/04/14 02:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#732 []
「お、いいねぇ!コウ、あたしにもビールちょーだいや!」

「わかりました。ゆうみさんは飲みますか?」

「…わたしは……」

「ゆうみも飲もうよ!」

「あ…じゃあ……」

結局みんなで再度乾杯をし酒を飲んだ。

⏰:07/04/14 02:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#733 []
「あの………」

ゆうみちゃんが
ビールをごくごくと飲むコウに向かって口を開いた。

「神谷先輩って…お酒強いんですか…?」

「どうでしょうね」

「コウって酔うたらどーなるん?」

このはがコウの背中をバンバン叩きながら言った。

こいつもう酔うとんちゃうか?

⏰:07/04/14 02:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#734 []
「どうなるかはわかりません。試してみますか?」

「試すって〜?」

「僕を潰してみて下さい。そのかわり、責任持って介抱して下さいね」

「アハハ!!介抱は志乃にさせるわ〜!」

「嫌じゃ!!」

「僕も志乃くんは嫌です」

お前に言われんでも介抱なんかせーへんわい!!

⏰:07/04/14 02:27 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#735 []
このはが志乃って呼んじゃった
また間違いましたが…
このまま志乃でいきます

⏰:07/04/14 02:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#736 []
すみません…
眠気がマックスに達したので今日はこの辺で終わります

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/14 02:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#737 []
「コウ!ビールなくなった〜!取ってきて〜!」

「このはさん飲みすぎですよ。大丈夫ですか?」

「へーきやし!!はよ持ってこいや!」

……酒乱!?

このはは、コウのケツをバシッと叩きながら
早くビール!!と急かした

「僕エムではありません」

どーでもえーから!!

⏰:07/04/15 01:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#738 []
コウがビールを取りに別荘の中へ入っていった。

「ゆうみちゃん大丈夫?」

ビールを片手に、顔を真っ赤にして椅子に座るゆうみちゃんに、俺は尋ねた。

「あ…すみません…わたしお酒弱くて……」

「無理したあかんで?残りの分、俺飲もか?」

「だ…いじょぶです…」

⏰:07/04/15 01:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#739 []
「ゆうみの顔が赤いのは別の理由やんな〜!!」

「ちょ…このちゃん!!」

……別の理由?

「別の理由って?」

「なんでもないです…」

「志乃気になるん〜?」

「…………」

まさか……
まさか……まさか……

「いや別に」

⏰:07/04/15 01:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#740 []
「ま、え〜か。とりあえず飲もう!コウ遅いね〜!」

「このははもう飲まんほうが…」

「なんやて?」

「いや別に…」

目が…目がすわってる!!

「志乃って〜浮気とかできる人〜?」

俺の腕に触りながら、このはが聞いてきた。

⏰:07/04/15 01:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#741 []
「どしたん急に」

「聞きたくなって〜」

「浮気はせーへん」

「なんで〜?」

「幸子以外興味ないから」

嘘。興味はあるけど
幸子を悲しませたくないのだ。

「相手があたしでも?」

そうそうお前でも…
って…

「はぁぁ!?」

⏰:07/04/15 01:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#742 []
「いいい今なんて!?」

思わずどもってしまった。この場にコウがいたら
間違いなく志乃くん情けないです、とか言うだろう。

俺はこのはをまじまじと見る。

このはは上目使いで俺を見上げている。

やめろ…やめろよ…
俺だってアルコールが入ってる…理性が…

「あたしじゃあかん?」

⏰:07/04/15 01:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#743 []
このははモデルをしているだけあって、スタイル抜群そのうえルックスもかなりいい。
そんな女に見つめられて
この台詞を言われたら
誰だって落ちるやろ?
俺が悪いわけちゃうよな?

「あ…えーと……」

俺はこのはから目線をそらし、頭をかいた。

どうしよ〜幸子…すまん!

と思ったその時だった。

⏰:07/04/15 01:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#744 []
「うわぁぁあ!!」

「志乃!!!」

「柏木先輩!!!」

………………


「志乃大丈夫!?」

「柏木先輩!!??」

………何が起きた?

…何が起きたんや?

⏰:07/04/15 01:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#745 []
俺は放心状態だった。

俺を放心状態から救ったのはコウだった。

「志乃くん髪の毛が…」

髪の毛……?

髪の毛がなんや?

俺は自分の髪に手をやる


……………?

「志乃くん髪の毛燃えてますけど」

⏰:07/04/15 01:59 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#746 []
「うわぁぁあ!!」

俺の…

「志乃しっかり!!」

俺の…

「柏木先輩!!」

俺の髪の毛が…

「志乃くん大丈夫ですか」

    燃えた。

⏰:07/04/15 02:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#747 []
俺は頭を押さえ
走って別荘の洗面所へ向かった。

「ぎゃあ!!」

鏡を見た俺は
まるで金魚のように口をパクパクさせた。

「志乃くん禿げた人みたいですね」

いつの間にかあとを追ってきたコウが笑いをこらえながら後ろに立っていた。

俺の髪の毛の前髪から後頭部までが

燃え尽きていた。

⏰:07/04/15 02:07 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#748 []
「なんで…なんで……」

「燃えたものはしかたないです」

やかましい!!

「なぜ燃えた」

「火があったからです」

「火が急に俺目掛けて飛んできたぞ」

「志乃くん…火は野球じゃありませんよ」

知っとるわい!!

⏰:07/04/15 02:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#749 []
「ああ〜俺の髪の毛が…」

「落ち込まないで下さい」

お前は燃えてへんからそんなことゆえんねやろ!!

「ですが大変な事が起きました」

「なんや!?」

「志乃くんボウズ似合うんでしょうかね」

そんなん関係ないやろ!!

⏰:07/04/15 02:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#750 []
「なんで急に火が…」

「…………」

「コウ?」

「すみません……」

コウは俯いて震えている。

「コウ!!」

「すみません…おかしくてつい……」

コウの目線は俺の頭だった

こいつまじしばくしばくしばく!!!

⏰:07/04/15 02:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#751 []
「で、なんですか?続けて下さ…」

コウはまたもや俯いて震えだした。

いつまでわろとんねん!!

「コウ…」

「すみません志乃くん、帽子か何かかぶっていただけませんか?あまりにもおもしろいので真面目に聞けません」

こ…こいつ……!!

⏰:07/04/15 02:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#752 []
俺は仕方なく洗面所においてあったタオルを頭に巻いた。

「やっと真面目に聞けそうです」

タオル巻かな真面目に聞けへんのかい!!

「それで…何があったんですか?」

「急に燃えた」

「髪の毛がですか」

またもやコウは笑い出した

⏰:07/04/15 02:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#753 []
「急に、というのはおかしいですね…まぁおかしいと言っても志乃くんの髪形ほどではありませんが」

どー考えても最後のくだりいらんやろ!!

「このはと話してたら急に燃えた」

「髪の毛がですか」

ええいしつこい!!何回も同じ事言うな!!

⏰:07/04/15 02:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#754 []
「このはと話してただけやのに…急に火が飛んできたんやで!?俺の…」

「髪の毛にですか」

「何回ゆーねん!!」

「すみませんツッコミ待ってました」

むかつく!!!

「何の話をされてたんですか?」

「…それは……」

浮気の話なんて言えへん…

⏰:07/04/15 02:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#755 []
「志乃くん、重要な事です。志乃くんの髪の毛より重要な事です」

そーか!?
俺には髪の毛の方が重要や

「このはが誘ってきて…」

「なにを」

「浮気しよ〜的な」

「誰に」

「俺に」

「……………」

「……………」

⏰:07/04/15 02:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#756 []
「志乃くん……」

コウは溜め息をついた。

「誰が自慢しろと言いましたか」

自慢ちゃうやろ!!

「何話したか聞いたんお前やろ!!」

「そうですがうらやましいです志乃くん」

「なにが」

「このはさんとなら僕も浮気します」

お前彼女おらんやろ!!

⏰:07/04/15 02:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#757 []
「今のは冗談ですが…」

お前ならやりかねん…

「なるほど。間違いなく彼の仕業です」

「なにが」

「志乃くんの頭を燃やしたのは彼です」

彼………

俺の髪の毛を燃やしたんは

「ストーカー霊の彼です」

そいつかーー!!

⏰:07/04/15 02:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#758 []
俺は見えないそいつに
わなわなと怒りが込み上げてきた。

「……コウ……」

「どうしました?」

「なぜ俺に見えんのや」

「ですからストーカー霊だからです」

「見せろ」

「はい?」

「そいつを見せろ!!」

⏰:07/04/15 02:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#759 []
「無理ですよ、あなたには見えないんでしょう?」

「前のまみんとき恵司にまみが見えとったやん!あれお前がやってんやろ!?」

「……………」

「もうわかっとんねん!」

「…ばれましたか」

カマかけただけやけど当たったんかい!!

⏰:07/04/15 02:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#760 []
「では僕の手に触れて下さい」

「は?」

「僕の手に触れて念じて下さい」

「なにを」

「彼を見たい、と」

「そうしたら見れるんか」

「はい」

俺はコウの手に触れ、
俺の髪の毛を燃やした奴を見たい!!と念じた。

⏰:07/04/15 02:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#761 []
「行きましょうか」

コウは俺の手を離し、
玄関へ歩き出した。

「ほんまに見えるよーになるん!?」

「はい、見えますよ」

俺はコウのあとを追い、
庭に向かった。
頭にタオルを巻きながら。

⏰:07/04/15 02:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#762 []
「志乃大丈夫やった?」

このはとゆうみちゃんが心配そうに俺を見つめる。

「大丈夫ですよ。ただ髪の毛が燃えただけですから」

なぜお前が答える!?

「ほんまに大丈夫?」

心配そうに俺に駆け寄るこのはに応えようとした時

俺は目撃してしまった。

⏰:07/04/15 02:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#763 []
「あ…お前…が……」

このはの肩越しに、
真っ青な顔色の
背の高い男が立っていた。

「志乃?どしたん?」

「…………お…前が…」

俺はそいつの顔つきに何も言えなくなった。

男は恐ろしい目つきで
俺に向かって言った。

「お前…俺が見えるのか」

⏰:07/04/15 03:01 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#764 []
今日はここまでにします

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/15 03:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#765 []
【第12章 争奪戦(?)】

男はじとーっと
俺を見ている。

俺も男から
目をそらせない。

「志乃?どしたん?」

頭の奥から
このはの声が聞こえるみたいだ。

「志乃?おーい」

⏰:07/04/15 23:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#766 []
「見えたようですね」

コウの声で
俺はハッと我に返った。

「見える…!!」

「志乃?なにが〜?」

「霊が、です」

コウの言葉で、
このはとゆうみちゃんはピタリと固まった。

「…………ぷっ」

少しの沈黙から、
このははケラケラ笑い出した。

⏰:07/04/15 23:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#767 []
「何ゆーてんの?コウ?酔いすぎちゃう〜?」

コウの手からビールを奪い、プシュッと開けながらこのはが言った。

「僕は酔っていません」

「霊とか〜ないない!!」

「……………」

「志乃くん大丈夫ですか」

「……こいつ…が…」

「はい、この方があなたの髪の毛を燃やしました」

⏰:07/04/15 23:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#768 []
こいつが…
こいつが俺の……

「お前俺が見えるのか?」

「見えますよ」

俺の代わりにコウがビールを飲みながら淡々と答えた

「何者だお前は」

「人に質問する時はまず自分から名乗りなさい」

「…お前怖くないのか?」

「怖いです」

⏰:07/04/15 23:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#769 []
「そうだろ…怖いだろ…」

男はニヤリと笑い、
黒っぽく変色した歯をチラリと見せた。

「……………」

「俺が怖いだろ…」

「怖いと言っているでしょう。何回言えばいいんですか」

「クックック…そうか…」

男はジリジリとコウに向かって歩き出した。

⏰:07/04/15 23:27 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#770 []
「すみませんがそれ以上近付かないで下さい」

「怖いのか…?」

「いえ、汚いです」


男はコウの言葉を聞き、
足を止めた。

「…汚い……?」

「はい。怖いという以前に汚いですから近付かないで下さい。すみません」

⏰:07/04/15 23:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#771 []
「コウ?独り言?」

このはがコウの肩に手をおいた。

「触るな!!!」

瞬間、その男が叫び、
コウに向かって突進してきた。

「俺のこのはに触るな!」

「僕が触ったわけじゃありませんけど」

⏰:07/04/15 23:32 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#772 []
コウはやれやれ、という表情をし、突進してきた男をひらりとかわした。

「お前…よくも……」

男はコウをギロリと睨んでいる。

「あなたは霊ですから、このようにこのはさんには触れる事はできません」

男を挑発するかのように
コウはこのはの腰に手をおき、グイッと引き寄せた。

⏰:07/04/15 23:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#773 []
「ちょっ!コウ!?」

このはは困ったような
照れているような表情で
コウから離れようとした。

「このはさんすみません、少し大人しくしていて下さい」

「え…?」

コウはこのはの腰にあてた手に力を入れた。

⏰:07/04/15 23:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#774 []
「僕はこのはさんの彼氏です。ですからあなたには消えていただきたい」

「はーーー!??」

コウの言葉に
俺とこのはと……
ストーカー霊の声がハモった。

「ちょっ!!でたらめゆわんといてや!!」

このはが真っ赤な顔になりコウの胸板をグイッと押した。

⏰:07/04/15 23:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#775 []
「彼氏なんか嘘だ!嘘だ!嘘だ!!!」

ストーカー霊は狂ったように叫び続けた。

コウは男に聞こえないようこのはの耳元で小さな声で話した。

「このはさんアイドルですよね?ドラマ経験は」

「え…まだやけど…」

「では練習だと思って下さい」

「なんの……っ!!」

「!!!?!??」

⏰:07/04/15 23:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#776 []
 
「うわぁぁぁぁああ!!」

一瞬固まったストーカー霊が叫びだした。

「やめろ!離れろ!!」

俺の目の前には

キスする二人。
コウとこのは。

「離れろ!!!」

暴れるストーカー霊。

「…………」

固まるゆうみちゃん。

⏰:07/04/15 23:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#777 []
「コ……コウ……」

俺の言葉で
コウとこのはの唇が離れ、コウはぺろりと自分の唇を舐めた。

「この通り、嘘ではありません。ですからあなたは消えて下さい」

ストーカー霊を見て、
コウは得意げな表情でニヤリと笑った。

コウ…それ……
逆効果なんじゃ……

⏰:07/04/15 23:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#778 []
「……よくも……」

男はぷるぷると震え出した

「よくも……よくも……」

「よくも、は聞き飽きました早く続き言って下さい」

「よくも」
「俺のこのはにー」

男が話しきる前に
棒読みでコウが言った。

「このはさんは僕のものです、諦めて下さい」

⏰:07/04/16 01:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#779 []
「ちょっとタンマ!!」

「…なんですか志乃くん」

「展開が早過ぎて話がわけわからんくなっとる!!」

「……………」

「……………」

「話についていけん」

「ついてきて下さい」

無理やろ!!!

⏰:07/04/16 01:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#780 []
「第一、この男は何者なんや!?」

「ストーカー霊だと何回言えばいいんですか」

「それはわかるけど!!なんでストーカーになったか興味ある!!」

「…そうですか?」

僕は別に興味ありません…とか言いそう。
絶対言いそう。

⏰:07/04/16 01:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#781 []
「僕はなぜ彼が志乃くんの髪の毛を燃やしたのか…そちらの方が興味あります」

忘れとった!!

「ほんまや!お前なんで俺の髪の毛燃やしてん!?」

「俺のこのはと浮気しようとしたからだ」

確かにそーですけど…

⏰:07/04/16 01:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#782 []
「髪の毛燃やすことはないんちゃうか!?」

「そうですよ、志乃くんにボウズは似合いませんし」

そーゆー問題ちゃうやろ!

「確かに似合わなそうだ」

お前も納得すんなや!

⏰:07/04/16 01:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#783 []
「おい、お前…このはと俺が浮気しようとしたから髪の毛燃やしたゆーたよな」

「そうだが?」

「俺はせーへん。でもこのはの彼氏がここにおるぞ?俺よりこいつの髪の毛燃やした方がえーんちゃうか?」

「志乃くん何を言い出すんですか」

⏰:07/04/16 01:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#784 []
「こいつは無理だ」

「なんで?」

「こいつにはもう俺が見えているからだ」

「は?」

「俺は、俺が見えないやつにしか手は出せない」

「さっき手ぇ出そうとしてたやんけ!!」

「あれはただの脅しだ」

よ…よぇぇ…
こんなやつに俺はびびってたのか……

⏰:07/04/16 01:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#785 []
「あの…志乃?コウ?」

このはが遠慮がちに
話に割ってきた。

「…誰と……しゃべってるん?」

しまった!!!
夢中になりすぎて
このはとゆうみちゃんに
こいつが見えないってのを忘れてた。

「え…えーっと…」

「ですから霊と話してます」

⏰:07/04/16 01:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#786 []
「…霊と……」

このはは苦笑いを浮かべた

「はい霊とです」

コウがこのはをじいっと見つめて答え、このははコウを見て顔を赤らめた。

「…なんで…キスしたん」

コウから目を逸らし、
頬を紅潮させてこのはが言った。

⏰:07/04/16 01:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#787 []
「したかったからです」

「え…?」

「急にしたくなったからです」

「急にって…誰でもよかったん?」

「このはさん少し黙っててもらえますか?話がややこしくなりま」
「ゆうみ!!??」

コウが話している最中に
急にゆうみちゃんが走って別荘の中へ入って行った。

⏰:07/04/16 01:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#788 []
「ゆうみ!!」

このはも慌ててゆうみちゃんを追い、別荘の中に入っていった。

「…男だけになりました」

そーですね。

「俺もこのはに…」
「あなたは中に入ってはいけません」

このはを追い、中に入ろうとしたストーカー霊に
コウはぴしゃりと言った。

⏰:07/04/16 02:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#789 []
ちょっとほんま書いてて
わけわからん状態なんで
今日はこのへんで…

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/16 02:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#790 []
「どうしてだ!!」

ストーカー男(霊)は
ギロリとコウを睨んだ。

「僕の彼女につきまとうのはやめて下さい」

「うるさい!!このはは…このはは俺の」
「ものではありません」

コウは男の言葉を遮った。

⏰:07/04/18 02:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#791 []
「あなたは霊ですからこのはさんに触れませんし、このはさんからもあなたは見えません。諦めて下さい」

「………嫌だ」

「わがままですね。誰かそっくりです」

コウは俺をチラリと見た。

俺かい!!!

⏰:07/04/18 02:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#792 []
「あなたはなぜこのはさんのストーカーに?」

「……………」

「言えないんですか」

「……………」

「いいでしょう」

諦めるのか?

「言えないのならば無理矢理にでも言わせます」

ニヤリと笑い、コウは男に近寄った。

なにをする気や!?

⏰:07/04/18 02:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#793 []
「……一目惚れだ…」

コウがあと一歩で男辿り着きそうになった時、
男は口を開いた。

「ほう。一目惚れですか。普通の理由ですね」

普通か!?
普通一目惚れでストーカーになるもんか!?

「このはは俺の天使だ…」

⏰:07/04/18 02:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#794 []
うっとりした表情で男は言った。

て ん し ?

誰が……?

「天使…ではないですよね。彼女人間ですから…」

突っ込むとこそこちゃうやろ!!

「このはのどこが天使やねん!?お前ずっとストーカーしてんねやったらあいつの性格わかるやろ!?」

⏰:07/04/18 02:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#795 []
「顔だ」

男はキッパリ言った。

顔…?顔……?

「顔だけですか」

「そうだ」

顔だけかーーい!!

「俺は性格より顔重視だ」

そんなん聞いてないから。てか顔重視なんかい!

⏰:07/04/18 02:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#796 []
「初めてこのはを見たとき…俺は天使がこの世に舞い降りた…と思った」

「あなたはあの世の人間ですけどね」

「そうだ…が。俺には天使が舞い降りたと思った…」

「実際は人間ですけどね」

「そうだ…が。俺は彼女の虜になった…」

「正確には彼女の顔の、ですよね」

⏰:07/04/18 02:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#797 []
……くだらん…。

いつまでこのくだらんやりとりが続くんや?

俺はだんだんとストーカー男がどーでもよくなってきた。
髪の毛を燃やされたことはむかつくが…
燃えたもんは仕方ない。

とまで思えてきている。

俺って天使みたいやろ?

⏰:07/04/18 02:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#798 []
「わかりました。では僕とゲームをしましょう」

「ゲームだと?」

「はいゲームを」

…まさかそのゲームて…

「死者送りゲームです」

やっぱりかーー!!!

⏰:07/04/18 17:04 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#799 []
「死者送りゲーム…負けたら異界に送られるゲームだな?」

「わかってるじゃないですか」

「……いいだろう勝負だ」

コウはニヤリと笑った。

「今回は特別に一対一勝負です。手加減はしてあげますが」

「手加減なんかいらない」

「では始めましょうか」

⏰:07/04/18 17:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#800 []
えー…っと…

何がどうなって
今この状況にいるのだ?

俺の目の前には
必死にパンチやらなんやら繰り出す男。と
それを涼しい顔で避ける男。その名は神谷コウ。

……………。

「おいコウ」

「なんですか?」

「遊んでる場合か」

「遊んでる場合です」

⏰:07/04/18 17:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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