きみを送る
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#762 [
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「志乃大丈夫やった?」
このはとゆうみちゃんが心配そうに俺を見つめる。
「大丈夫ですよ。ただ髪の毛が燃えただけですから」
なぜお前が答える!?
「ほんまに大丈夫?」
心配そうに俺に駆け寄るこのはに応えようとした時
俺は目撃してしまった。
:07/04/15 02:58
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:☆☆☆
#763 [
]
「あ…お前…が……」
このはの肩越しに、
真っ青な顔色の
背の高い男が立っていた。
「志乃?どしたん?」
「…………お…前が…」
俺はそいつの顔つきに何も言えなくなった。
男は恐ろしい目つきで
俺に向かって言った。
「お前…俺が見えるのか」
:07/04/15 03:01
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:☆☆☆
#764 [
]
:07/04/15 03:02
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:☆☆☆
#765 [
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【第12章 争奪戦(?)】
男はじとーっと
俺を見ている。
俺も男から
目をそらせない。
「志乃?どしたん?」
頭の奥から
このはの声が聞こえるみたいだ。
「志乃?おーい」
:07/04/15 23:15
:SH901iS
:☆☆☆
#766 [
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「見えたようですね」
コウの声で
俺はハッと我に返った。
「見える…!!」
「志乃?なにが〜?」
「霊が、です」
コウの言葉で、
このはとゆうみちゃんはピタリと固まった。
「…………ぷっ」
少しの沈黙から、
このははケラケラ笑い出した。
:07/04/15 23:18
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:☆☆☆
#767 [
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「何ゆーてんの?コウ?酔いすぎちゃう〜?」
コウの手からビールを奪い、プシュッと開けながらこのはが言った。
「僕は酔っていません」
「霊とか〜ないない!!」
「……………」
「志乃くん大丈夫ですか」
「……こいつ…が…」
「はい、この方があなたの髪の毛を燃やしました」
:07/04/15 23:21
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:☆☆☆
#768 [
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こいつが…
こいつが俺の……
「お前俺が見えるのか?」
「見えますよ」
俺の代わりにコウがビールを飲みながら淡々と答えた
「何者だお前は」
「人に質問する時はまず自分から名乗りなさい」
「…お前怖くないのか?」
「怖いです」
:07/04/15 23:24
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:☆☆☆
#769 [
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「そうだろ…怖いだろ…」
男はニヤリと笑い、
黒っぽく変色した歯をチラリと見せた。
「……………」
「俺が怖いだろ…」
「怖いと言っているでしょう。何回言えばいいんですか」
「クックック…そうか…」
男はジリジリとコウに向かって歩き出した。
:07/04/15 23:27
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#770 [
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「すみませんがそれ以上近付かないで下さい」
「怖いのか…?」
「いえ、汚いです」
男はコウの言葉を聞き、
足を止めた。
「…汚い……?」
「はい。怖いという以前に汚いですから近付かないで下さい。すみません」
:07/04/15 23:30
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:☆☆☆
#771 [
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「コウ?独り言?」
このはがコウの肩に手をおいた。
「触るな!!!」
瞬間、その男が叫び、
コウに向かって突進してきた。
「俺のこのはに触るな!」
「僕が触ったわけじゃありませんけど」
:07/04/15 23:32
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