きみを送る
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#851 [
]
このはのいる部屋をでて、隣のコウと俺の部屋に入ろうとした時、背後から小さな声で俺の名前を呼ばれた
「柏木先輩…」
「ゆうみちゃん、どしたん?」
俺の後ろに、ゆうみちゃんがモジモジしながら立っていた。
「…相談…あるんです…」
なんやろ?今日はやけに相談役やな…。
:07/04/20 03:19
:SH901iS
:☆☆☆
#852 [
]
「ええよ、中入るか?」
「あ…柏木先輩だけに…話したいんです……」
「俺だけ?」
嫌な予感がするんですけど
こりゃ絶対に…
あの相談やな…
俺は確信した。
「わかった…ほな部屋入ってえーか?」
:07/04/20 03:21
:SH901iS
:☆☆☆
#853 [
]
ゆうみちゃんはコクンと頷き、部屋のドアを開けた。
俺はソファに座り、
さっそく本題にはいる。
「コウの相談か?」
ゆうみちゃんは顔を上げ、真っ赤になった。
…やっぱりか〜……
:07/04/20 03:22
:SH901iS
:☆☆☆
#854 [
]
「で、コウの何の相談?」
「…神谷先輩って…好きな人とか…いるんですか?」
俺が知るか!!
「おらんのちゃう?」
「ほんまですか!?」
ゆうみちゃんは急に目をキラキラ輝かせた。
ま…まぶしい!!
ゆうみちゃんの目がまぶしい!!!
:07/04/20 03:24
:SH901iS
:☆☆☆
#855 [
]
「でも…さっき神谷先輩…このちゃんに………」
ゆうみちゃんは目をうるうるさせ、俯いた。
泣く!?泣くか!?
勘弁してくれ!!
「あれは弾みらしいで!」
「弾み……?」
「そう!だから好きとか感情ないから!あんま気にすんなや?」
あ〜俺ってほんま優しいわ…ストーカー男よ、もう一度でてきて、俺を天使と呼んでくれ!!
:07/04/20 03:31
:SH901iS
:☆☆☆
#856 [
]
ゆうみちゃんは
ニッコリ笑い、
「ありがとうございます」
と言った。
どういたしまして。
俺はゆうみちゃんにおやすみを言って、コウの部屋に戻った。
「遅かったですね、お手洗い行ってたんですか?」
:07/04/20 03:33
:SH901iS
:☆☆☆
#857 [
]
こいつは…
こいつが全部の原因やのに
「それとも髪の毛を整えていたんですか」
コウは俺の頭を見ながら笑った。
「しばくぞ」
「いいですね、志乃くんが僕をしばけるのなら」
むかつく!!!
「携帯、鳴ってましたよ」
:07/04/20 03:36
:SH901iS
:☆☆☆
#858 [
]
「え?携帯…」
ポケットに入れとったはずやのに…
「このはさんの部屋に置いたままでしたから、取ってきてあげました」
「あ…サンキュー…」
って…コウの方が先に部屋でたよな?
俺は疑問符を浮かばせながら携帯を開いた。
:07/04/20 03:38
:SH901iS
:☆☆☆
#859 [
]
【新着メールあり】
幸子やん!!
俺はさっそくメールを開いた。
【え〜

なんで

大丈夫なん

それはボウズにするしかないよね

でも髪形で志乃を好きなわけちゃうから

志乃のボウズ早く見たいな

】
…………??
なにこのメール…
:07/04/20 03:41
:SH901iS
:☆☆☆
#860 [
]
俺は送信画面を開いた。
【髪の毛燃えた…】
………………
「おい」
「なんですか」
「何勝手にメール送ってんねん」
「ああ、ばれました?」
ばれるっちゅーねん
ばれるっちゅーねん!!
「志乃くん自分では言えなさそうですから変わりに言っておきました」
普通に犯罪やから!!
:07/04/20 03:43
:SH901iS
:☆☆☆
#861 [
]
:07/04/20 03:49
:SH901iS
:☆☆☆
#862 [
]
俺はコウの頭をペチッと叩いてベットにもぐりこんだ
「志乃くん寝るんですか」
寝るからベットに入ったんやけど
「髪の毛、切ってあげましょうか?」
「結構です」
「僕、結構うまいですよ」
絶対うそやし
:07/04/21 02:24
:SH901iS
:☆☆☆
#863 [
]
「結構です」
「切りたいです」
「嫌です」
「ボウズにするだけですよ?簡単じゃないですか」
「…………」
「第一、その頭で美容院に行くのは恥ずかしいでしょう」
確かにそうかも…
「ですから僕が」
「……ほな頼む」
:07/04/21 02:26
:SH901iS
:☆☆☆
#864 [
]
「任せて下さい」
コウはニッコリ笑い、
バリカンをとってきた。
「ではやりますよ」
ゴクリ
「頼むで…」
ジョリ……
俺の頭はコウにより
バリカンでどんどん剃られていった
:07/04/21 02:28
:SH901iS
:☆☆☆
#865 [
]
5分後…
「志乃くん出来ました」
「…………」
「どうです?」
「どうって」
「いい出来でしょう」
俺の頭は落ち武者になっていた。
つまり真ん中だけがない状態。前髪から後頭部にかけて燃えた状態を、綺麗に丸く剃られただけの状態だ。
:07/04/21 02:32
:SH901iS
:☆☆☆
#866 [
]
「おい」
「はい」
「全部剃れ」
「…いいんですか?」
この状態よりマシやろ!!
「えーから全部」
「…………」
「早く」
「……この方がおもしろいです」
お前の楽しみなんかどーでもえーし!!
:07/04/21 02:34
:SH901iS
:☆☆☆
#867 [
]
10分後、俺の頭はボウズになった。
「髪の毛なくなりました」
「…………」
「思ったよりボウズ似合うじゃないですか」
明らかに笑いこらえとるやん!!!
「そりゃどーも」
「冗談ですよ」
今冗談いらんし!!
:07/04/21 02:36
:SH901iS
:☆☆☆
#868 [
]
「もー寝る!!」
「そうですね、寝ましょうか。明日は泳ぎましょう」
「は?」
「明日はプールで泳ぎましょう」
「明日帰るんちゃうん」
「帰るんですか?」
「当たり前やん!」
「なぜ」
「幸子に会いたいから!」
:07/04/21 02:38
:SH901iS
:☆☆☆
#869 [
]
「…………」
コウは黙ったまま
俺のニューヘアを見つめた
「志乃くん…」
「なに」
「その髪形で幸子さんに会って大丈夫ですか」
いかにもボウズの俺は幸子に振られる…と言いたげな顔でコウが見ている。
「振られたりしませんかね」
当たったー!!!
:07/04/21 02:41
:SH901iS
:☆☆☆
#870 [
]
「幸子は髪形で選んだりせーへんし」
「本当ですか」
「本当です」
「…それならいいですが」
明らかにつまらん…といった表情でコウが唇を尖らせた。
……むかつく奴…
「ではおやすみなさい」
ふてくされたままコウは布団をかぶった。
:07/04/21 02:43
:SH901iS
:☆☆☆
#871 [
]
【第14章 占いババァ】
《恋とゆう字を〜辞書でひいた〜ぞ〜!!あ〜なたの名前〜そこにたしておいた〜ぞ》
「なんや!!!」
「あぁ、起きましたか、おはようございます」
「今のなんや…」
「プッチモニです」
いやいやいやいやいや…
プッチモニて
:07/04/21 02:50
:SH901iS
:☆☆☆
#872 [
]
「目覚まし音かえたんか」
「はい」
「プッチモニて」
「いけませんか」
いけませんってか…
「古い…」
「そうですか、僕好きなんですよプッチモニ」
おたくや!!こいつ完璧おたくや!!!
:07/04/21 02:52
:SH901iS
:☆☆☆
#873 [
]
「北斗でよかったのに…」
「僕もそう思います」
「ほななんで変えてん!」
「気分で」
プッチモニ気分てどんなんやねん
「今日は目覚めが最高ですよね」
横にお前がおる時点で最低ですけど
:07/04/21 02:54
:SH901iS
:☆☆☆
#874 [
]
「お腹すきましたね」
「朝飯なんなん?」
「ありません」
「は?」
「用意してません」
「え…ほなどっかで食うん?」
「この近く店ありません」
「ほんなら朝飯は?」
「志乃くんにお任せしますよ」
…お任せ?
:07/04/21 02:57
:SH901iS
:☆☆☆
#875 [
]
「僕はなんでも結構ですから」
なんでも結構…?
こいつは何をゆーてるんや
「何してるんですか?早く作って下さい」
俺が!!??
「俺がか!?」
「当たり前じゃないですか。早くして下さい」
俺一応客やんな!?
:07/04/21 02:59
:SH901iS
:☆☆☆
#876 [
]
「志乃くん早く…」
コウはまたもや腹をさすりながら悲しい表情をした。
またこのパターン!!
「お腹すきました…」
「嫌」
「お腹が…す…いて…」
コウはふらりとベットに倒れ込み、腹を押さえている
ええい!!
「わかったわい!!」
:07/04/21 03:02
:SH901iS
:☆☆☆
#877 [
]
「ぼ…くは…炒飯が食…べた…いで…す」
「演技大袈裟やねん」
「ばれましたか?」
ばれるっちゅーねん!!
ばればれやっちゅーねん!
「僕の演技を見抜くとは…なかなかやりますね」
誰でも見抜けるから
:07/04/21 03:08
:SH901iS
:☆☆☆
#878 [
]
俺はしぶしぶ朝飯を作り、コウは
「志乃くん料理人になれますよ」
などと大袈裟な褒め方をした。
飯を食ったあとに
コウがプールで泳ぎたいと言い、俺たちは水着に着替えた。
:07/04/22 01:21
:SH901iS
:☆☆☆
#879 [
]
「ゆうみって結構おっぱい大きいよね〜!」
プールに入り、足をばたつかせながらこのはが言った
「やだ…このちゃん…」
ゆうみちゃんは真っ赤になって両手で胸を隠す仕草をした。
……なんかもう…
俺にはこいつらがかわいいとさえ思わない。
(だってコウの虜やもん!)
:07/04/22 01:24
:SH901iS
:☆☆☆
#880 [
]
「いい眺めですね」
コウがプールわきで片腕をついて寝そべりながら言った。
「お前プール入らんのか」
「ええ」
「お前が泳ぎたいゆーたんちゃうんけ!」
「そうですが…」
ははーん
「カナヅチか」
俺はニヤリと笑った。
:07/04/22 01:28
:SH901iS
:☆☆☆
#881 [
]
「違いますよ」
「いやいや、コウ君えーよ。恥かきたくないやんな?カナヅチなんて恥ずかしいもんな」
「ですから違います」
「いーや、大丈夫大丈夫。人間誰だって出来ん事のひとつやふたつ…」
「違いますと言っているでしょう」
コウはムスッとし、立ち上がった。
:07/04/22 01:30
:SH901iS
:☆☆☆
#882 [
]
「な…なんやねん」
コウは俺の真上で
上からギロリと睨んだ。
やる気か!?
俺はとっさにファイティングポーズを構えた…が
《バッシャーン!!》
「おわ!!」
コウは俺の頭上から勢いよくプールに飛び込み、水中で俺の足を掴み俺は溺れてしまった。
:07/04/22 01:37
:SH901iS
:☆☆☆
#883 [
]
「ゲホッ!!…お前っ!何すんねん!!!」
「僕を馬鹿にしたからです。僕は馬鹿にされるのが大嫌いです」
知るか!!
「足掴むとか反則やろ!」
「反則もくそもありません。志乃くんが悪いです」
コウは俺を見ながらニヤリと笑った。
「勝負しましょうか」
:07/04/22 01:41
:SH901iS
:☆☆☆
#884 [
]
「勝負?なんの」
「そうですね…このプールは25メートルもありませんので…潜水勝負にしましょう」
「潜水勝負?」
「はい。どのくらい潜っていられるか勝負です」
「楽しそうやな!あたしもやる〜!!」
このはがコウの腰に腕を巻き付かせながら言った。
:07/04/22 01:44
:SH901iS
:☆☆☆
#885 [
]
「いいですよ。ではみんなで勝負です。負けた人は勝った人の言う事を聞く、と言う事にしましょう」
「さんせ〜!!」
「ゆうみさんもいいですか?」
「はい…わかりました…」
「志乃くんは」
「やったろーやん!!」
「ではいきますよ。よーい…スタート!」
俺たちはいっせいに潜った
:07/04/22 01:46
:SH901iS
:☆☆☆
#886 [
]
一分後…
「ギブギブ〜!!」
最初に根をあげたのはこのはだった。
次にゆうみちゃん。
残るは俺とコウ。
俺はコウをちらりと見た。
「!!??」
《バッシャーン!!》
「ゲホッ!ゲホッ!!」
俺はあまりの衝撃に勢いよくプールから出てしまった
:07/04/22 01:52
:SH901iS
:☆☆☆
#887 [
]
「コウの勝ちやね〜!」
このはは俺を見るなり手を叩いてはしゃいだ。
「…………」
「志乃?どしたん?」
「…………」
「志乃?おーい」
このはの呼び掛けにも
俺は答えることが出来なかった。
「コウまだ上がってこないね〜。コウ〜?もう勝ったから上がってえーよ〜?」
:07/04/22 01:55
:SH901iS
:☆☆☆
#888 [
]
このはが俺の腕を掴み、
「コウまだ上がってけーへんよ〜大丈夫なん?」
と言った。
「……………」
多分大丈夫やけど…
いや、だめか?
俺は見てしまった。
水の中で目を閉じて潜るコウの横に
しわしわの変なババァが立っているのを。
:07/04/22 02:00
:SH901iS
:☆☆☆
#889 [
]
「志乃潜ってコウ上がらせてや〜もう10分くらいたつで?」
このはとゆうみちゃんが心配そうにしている。
自分でやれや!!
「志乃お願い〜」
「……………」
「志乃お願…」
《ザバッ!!》
俺がこのはの腕を払おうとした時コウが勢いよく水から上がってきた。
:07/04/22 03:12
:SH901iS
:☆☆☆
#890 [
]
「僕が余裕の優勝ですね」
いつも通りのポーカーフェイスでコウが俺らを見ながら言った。
「コウさっき水中で…」
俺はコウに近寄った時、またしても目撃してしまった
「どうしました?」
「妖怪が…」
「はい?」
「妖怪がおる!!!」
:07/04/22 03:14
:SH901iS
:☆☆☆
#891 [
]
俺はそれだけ叫び、
プールからはい上がった。
コウとこのはとゆうみちゃんは唖然とした表情で俺を見ている。
「プールの中に妖怪がおる!コウの足元に!!」
三人はいっせいにコウの足元を見る。
このはとゆうみちゃんは頭にクエスチョンを浮かべたような表情だ。
:07/04/22 03:21
:SH901iS
:☆☆☆
#892 [
]
「ああ、久しぶりですね。いつからここに?」
コウは足元の妖怪(ババァ)にニッコリ笑いかけた。
「…はい?…ええ…」
コウは妖怪の顔に耳を近付けながら何やら話し出した
「彼ですか?志乃くんですよ」
俺の名前…?
コウが俺の名前を妖怪に教えている。
:07/04/22 03:25
:SH901iS
:☆☆☆
#893 [
]
「妖怪に俺の名前を教えるな!!!」
「誰が妖怪じゃ!わしは占い師じゃ」
妖怪がコウの元から俺の元へ飛んできた。
ひぃぃぃ!!!
妖怪と俺の距離5センチ
「妖怪やぁぁ!!!!」
:07/04/22 03:27
:SH901iS
:☆☆☆
#894 [
]
俺は妖怪の顔に驚きのあまり腰を抜かした。
「失礼な奴じゃの。わしは妖怪ではなく占い師じゃ」
占い師…?
つーか霊やろ!!
占い師より妖怪やろ!!
「妖怪にしか見えん…」
「志乃くん女性に向かって失礼ですよ」
女性つーか…ババァやん!
:07/04/22 03:31
:SH901iS
:☆☆☆
#895 [
]
腰を抜かす俺に
容赦なく妖怪は近付いてくる。
近い!!
妖怪の顔が近い!!
近……
「志乃くん?」
「志乃??」
「柏木先輩??」
俺はあまりのショックから失神してしまった。
:07/04/23 01:53
:SH901iS
:☆☆☆
#896 [
]
――…………
……
「……ここは?」
「気がついたようじゃの」
「ぎゃあ!!!」
別荘のベットで目を覚ました俺の目の前にまたしても妖怪の顔があった。
「いちいち驚くでない。失礼なやつめ」
いちいち驚かせんで下さい
:07/04/23 01:55
:SH901iS
:☆☆☆
#897 [
]
「志乃くん気分はどうですか」
ベットの横でコウが座りながらたばこを吸っていた。
「……最悪」
「なぜでしょう」
お前と
「妖怪がおるから」
「妖怪ではない!!」
「妖怪じゃ!!」
「志乃くん妖怪ではなく、彼女はとめちゃんです」
とめ“ちゃん”??
:07/04/23 01:58
:SH901iS
:☆☆☆
#898 [
]
「“ちゃん”?」
「はい、とめちゃんです」
「なにそれ」
「ですから彼女の名前…」
「名前はわかるがなんで“ちゃん”付けやねん」
「そう呼べと」
「妖怪でえーやん」
「妖怪ではない!!!」
はいはい妖怪とめちゃん
:07/04/23 02:00
:SH901iS
:☆☆☆
#899 [
]
「で?これ何者?」
「これとは失礼ですよ。彼女は妖怪…ではなく占い師です。妖怪に見えるかもしれませんが妖怪ではありません」
妖怪妖怪てこいつも何回ゆーねん!
てか妖怪に見えるんやんけ
「占い師がなんでおるん」
「志乃くんを占いたいそうですよ」
いらんお世話じゃ!
:07/04/23 02:03
:SH901iS
:☆☆☆
#900 [
]
「俺のなにを」
「おぬし…最近おかしな事が起きなかったか」
おかしな事…?
そりゃ起きまくっとるけど
「…別に」
「うそをつくな!!」
近い!!
とめちゃん顔近いから!
:07/04/23 02:05
:SH901iS
:☆☆☆
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