きみを送る
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#887 []
「コウの勝ちやね〜!」

このはは俺を見るなり手を叩いてはしゃいだ。

「…………」

「志乃?どしたん?」

「…………」

「志乃?おーい」

このはの呼び掛けにも
俺は答えることが出来なかった。

「コウまだ上がってこないね〜。コウ〜?もう勝ったから上がってえーよ〜?」

⏰:07/04/22 01:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#888 []
このはが俺の腕を掴み、

「コウまだ上がってけーへんよ〜大丈夫なん?」

と言った。

「……………」

多分大丈夫やけど…
いや、だめか?

俺は見てしまった。

水の中で目を閉じて潜るコウの横に

しわしわの変なババァが立っているのを。

⏰:07/04/22 02:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#889 []
「志乃潜ってコウ上がらせてや〜もう10分くらいたつで?」

このはとゆうみちゃんが心配そうにしている。

自分でやれや!!

「志乃お願い〜」

「……………」

「志乃お願…」

《ザバッ!!》

俺がこのはの腕を払おうとした時コウが勢いよく水から上がってきた。

⏰:07/04/22 03:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#890 []
「僕が余裕の優勝ですね」

いつも通りのポーカーフェイスでコウが俺らを見ながら言った。

「コウさっき水中で…」

俺はコウに近寄った時、またしても目撃してしまった

「どうしました?」

「妖怪が…」

「はい?」

「妖怪がおる!!!」

⏰:07/04/22 03:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#891 []
俺はそれだけ叫び、
プールからはい上がった。

コウとこのはとゆうみちゃんは唖然とした表情で俺を見ている。

「プールの中に妖怪がおる!コウの足元に!!」

三人はいっせいにコウの足元を見る。

このはとゆうみちゃんは頭にクエスチョンを浮かべたような表情だ。

⏰:07/04/22 03:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#892 []
「ああ、久しぶりですね。いつからここに?」

コウは足元の妖怪(ババァ)にニッコリ笑いかけた。

「…はい?…ええ…」

コウは妖怪の顔に耳を近付けながら何やら話し出した

「彼ですか?志乃くんですよ」

俺の名前…?
コウが俺の名前を妖怪に教えている。

⏰:07/04/22 03:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#893 []
「妖怪に俺の名前を教えるな!!!」

「誰が妖怪じゃ!わしは占い師じゃ」

妖怪がコウの元から俺の元へ飛んできた。

ひぃぃぃ!!!

妖怪と俺の距離5センチ

「妖怪やぁぁ!!!!」

⏰:07/04/22 03:27 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#894 []
俺は妖怪の顔に驚きのあまり腰を抜かした。

「失礼な奴じゃの。わしは妖怪ではなく占い師じゃ」

占い師…?
つーか霊やろ!!
占い師より妖怪やろ!!

「妖怪にしか見えん…」

「志乃くん女性に向かって失礼ですよ」

女性つーか…ババァやん!

⏰:07/04/22 03:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#895 []
腰を抜かす俺に
容赦なく妖怪は近付いてくる。

近い!!
妖怪の顔が近い!!
近……

「志乃くん?」

「志乃??」

「柏木先輩??」

俺はあまりのショックから失神してしまった。

⏰:07/04/23 01:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#896 []
 
――…………

……

「……ここは?」

「気がついたようじゃの」

「ぎゃあ!!!」

別荘のベットで目を覚ました俺の目の前にまたしても妖怪の顔があった。

「いちいち驚くでない。失礼なやつめ」

いちいち驚かせんで下さい

⏰:07/04/23 01:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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