からっぽの心
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#332 [みぃ]


人生で一番幸せな日に
世界一好きな人を失って

あげく、その妹には恨まれてて


みんなの前では‘笑顔’でいることを約束して


どれだけ傷ついたの?


どれだけ自分を責めたの?

⏰:07/10/31 00:21 📱:SH903i 🆔:KBelshAA


#333 [みぃ]

もう とっくにお姉ちゃんのことは吹っ切れて、

新しい人生を歩んでるんだと思った。



でも、逆だよね。



お姉ちゃんのこと、
忘れられないからこそ、


ずっと笑ってたんだよね?

⏰:07/10/31 00:24 📱:SH903i 🆔:KBelshAA


#334 [みぃ]

何も知らないで最低野郎はあたしじゃないか。

どうしてあたしはお姉ちゃんが愛した人を信じられなかったの。



大志くん、ごめんなさい。

信じられなくて。



お姉ちゃん、ごめんなさい。

馬鹿な妹で。

⏰:07/10/31 00:27 📱:SH903i 🆔:KBelshAA


#335 [みぃ]

『・・・ごめ・・・なさ・・・。』


あたしが涙ながらに発した言葉に、
大原はあたしを見つめる。


『あたし・・・何も知らないで・・・
 ずっと大志くんのこと傷つけてた・・・。
 自分の存在隠して・・・
 嫌がらせして・・・。』


そこまで言うと、
大原は首を横に振った。


「知ってたよ、夢芽ちゃんのこと。」

⏰:07/11/05 09:39 📱:SH903i 🆔:Q0ikKyaI


#336 [みぃ]

『・・・え?』

「入学式の日に・・・
 オレら ぶつかったよね。」


入学式の日・・・。


「夢芽ちゃんがよろけて・・・手ぇ跳ねのけられたけど。」


そう言って、
大原は優しく微笑む。


『―――あ・・・。』

⏰:07/11/05 09:43 📱:SH903i 🆔:Q0ikKyaI


#337 [みぃ]

「夢芽ちゃん、豊くんといたよな。」



そうだ。


あたし、豊の手を振り払って、大原にぶつかって・・・。


「思い出した?」

『・・・はい。
 でも、何であたしの顔知って・・・?』

⏰:07/11/05 09:45 📱:SH903i 🆔:Q0ikKyaI


#338 [みぃ]

あたしの問いに、
大原がまた笑う。


「美優にそっくりだったから。」

『――――え・・・?』

「顔見たことなかったけど、すぐ分かったよ。
 美優の妹だって。」




妹――――・・・。

⏰:07/11/05 09:48 📱:SH903i 🆔:Q0ikKyaI


#339 [みぃ]

『嘘つかないで。
あたしとお姉ちゃん、血ぃ繋がってないもん。
 顔、全然似てないし。』

「そうかな?
 そっくりだと思ったけどなぁ。」

『嘘!!どこが!?』


血の繋がりのない姉妹。

別に戸籍上姉妹なわけでもない。


単に寂しさを紛らわすだけの“ごっこ”でしかない姉妹。

⏰:07/11/05 09:53 📱:SH903i 🆔:Q0ikKyaI


#340 [みぃ]


「美優と同じ目してた。」

『・・・目?』

「オレと美優が初めて会った時と同じ目してたよ。
 夢芽ちゃん。

 誰も信じられない、人の中に入ってくるな、って目。」



言葉を失った。


ほんとに?

⏰:07/11/12 09:15 📱:SH903i 🆔:y8As4P4c


#341 [みぃ]


「すぐ分かったよ。
 むしろ、一緒すぎてびっくりした。
 やっぱ、姉妹だね。」




涙が溢れた。



あたしとお姉ちゃんが似てる?

おんなじ目?


・・・ほんとに?

⏰:07/11/12 09:19 📱:SH903i 🆔:y8As4P4c


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