からっぽの心
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#361 [みぃ]

「え?」


あと100メートルもすれば施設に着くといったところで大原を呼びとめた。


あたりは少し暗くなって、
闇が街を支配し始めている。


街灯に照らされた大原の顔はどこかすっきりしたように感じる。

⏰:07/12/04 12:23 📱:SH903i 🆔:qZ.4GDMM


#362 [みぃ]

制服のスカートの裾を握りしめながら、
大きく息を吸い込む。


『・・・あたしね、
 大志くんのことが羨ましかったんだ。』

「なんで?」


大原の強い瞳を見ると、
醜いあたしの決意は押し潰されてしまいそうになる。

あたしはずっとこの瞳から逃げてきた。


でも、もう逃げない。

⏰:07/12/10 10:09 📱:SH903i 🆔:fAon9AqU


#363 [☆((菜ω摘))☆+゜・゜。・♪]
頑張って

⏰:07/12/10 10:11 📱:W43H 🆔:1J0EXXUI


#364 [みぃ]

『最初はお姉ちゃんが取られたみたいで嫌だったけど・・・。
 大志くんと付き合ってからお姉ちゃんが幸せそうな顔してたから。』


大原の瞳があたしを捉らえる。

その瞳には多分、色々な感情が含まれているんだけど・・・
少し暗闇に包まれているせいかな。


あたしが読み取れるのは二つだけ。

⏰:07/12/10 10:18 📱:SH903i 🆔:fAon9AqU


#365 [みぃ]
☆((菜ω摘))☆+゜・゜。・♪サン

ありがとうございます
誰も見てないと思ってたんで嬉しいです

更新します

⏰:07/12/10 10:21 📱:SH903i 🆔:fAon9AqU


#366 [みぃ]


どこかホッとした安堵の表情

それと、

どこか不思議そうな表情


「・・・なんで、そう思うの?」

『何でかな・・・。
 わかんないけど、あたしはそう感じた。』


大原は、納得いかないような嬉しいような、
なんとも言えない顔をしていた。

⏰:07/12/10 10:26 📱:SH903i 🆔:fAon9AqU


#367 [みぃ]

届いて。
あたしのキモチ。


「・・・そうかな。」


小さく呟いたその言葉は、
横を通る車の音に掻き消されてしまいそうだった。


『―――そうだよ!
 妹のあたしが言うんだから間違いないじゃん!!』

⏰:07/12/10 10:31 📱:SH903i 🆔:fAon9AqU


#368 [みぃ]

予想以上の大きな声が、
日の暮れた住宅街に響いた。

大原は少しびっくりした顔をしたけど、
強張っていた表情は緩んだ。


『だからさ・・・。
 ありがとう』

「・・・え?」


ずっと伝えたかった言葉。

⏰:07/12/10 10:37 📱:SH903i 🆔:fAon9AqU


#369 [みぃ]

『お姉ちゃんを好きになってくれて・・・
 愛してくれて・・・
 ありがとう。

 大志くんがお姉ちゃんの彼氏でよかった。』




同情でも
いたわりでもなくて

偽りのない


真実(ほんとう)の気持ち。

⏰:07/12/16 00:45 📱:SH903i 🆔:c6k9jGDY


#370 [みぃ]


きっと ずっと伝えたかった。


お姉ちゃんから大志くんを紹介してもらった時に、
言おうと決めていた言葉。


遺影の中で屈託なく笑うお姉ちゃんは
大志くんに会わなければ

いないから。

⏰:07/12/16 00:49 📱:SH903i 🆔:c6k9jGDY


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