からっぽの心
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#43 [みぃ]



鳴り響く電話。


誰も居ない事務室。




その日は先生が一人休みで、先生達がバタバタしてる事を知ってたから、

あたしが電話に出た。

⏰:07/04/03 00:50 📱:SH902i 🆔:Je2I7T7I


#44 [みぃ]


警察から。


・・・・・・え?


待って。


何言ってんの? この人。


お姉ちゃんが事故?

重体?



頭が回んないよ・・・。

⏰:07/04/03 00:53 📱:SH902i 🆔:Je2I7T7I


#45 [みぃ]


―――――----・・・


電話は嫌い。


あれから事務室の電話が鳴る度に体が反応する。

思い出したくない瞬間を思い出す。


だから、電話は嫌い。

⏰:07/04/03 00:54 📱:SH902i 🆔:Je2I7T7I


#46 [みぃ]


「ふぅーん・・・?
 じゃあ、何で携帯持ったんだよ。」


あたしの気持ちを探る様にあたしの顔を見た後、
豊は言った。


『・・・あたしだって別に要らなかったけど・・・。』

「けど?」

『施設長が・・・。
 何するか分かんないから持っとけって。』


つまり、この携帯は監視役。

⏰:07/04/03 01:00 📱:SH902i 🆔:Je2I7T7I


#47 [みぃ]

「ははッ!
 確かにおまえ、今にも死にそーな顔してんもんなッ!!」


豊を横目で睨む。


「冗談だろーが!
 ってか、オレもおまえと同じ理由!」

『・・・何が。』

「何するか分かんねーから持っとけって!ははッ!」

『・・・納得。』

⏰:07/04/03 01:04 📱:SH902i 🆔:Je2I7T7I


#48 [みぃ]

豊は、いわゆる悪ガキ。

普段はヘラヘラしてて腹立つけど、キレたら半端なく恐い。

小学校でも中学校でも、
目立つ存在だった。


悪戯とかやんちゃが大好きで、よく先生の手を焼かせてたっけ。


「・・・そーいえば、城北って大志くん居るよな。」

⏰:07/04/04 08:24 📱:SH902i 🆔:AA0V1HLM


#49 [みぃ]


動きが止まる。


「オレ、顔見たことないから分かんねー。
 夢芽、見たことあんの?」

『・・・ないよ。』




そうだ。


アイツが居るんだ。

⏰:07/04/04 08:27 📱:SH902i 🆔:AA0V1HLM


#50 [みぃ]


「・・・おまえ・・・。
 変なことすんなよ?」


豊はあたしの心を見透かしてる。


やっぱり、苦手だ。


『・・・着いたよ。』


豊の忠告をかわす様にバスから下り、
学校までの少しの距離を歩く。

⏰:07/04/04 08:31 📱:SH902i 🆔:AA0V1HLM


#51 [みぃ]

頭の中は、入学式とかクラス編成のことじゃなくて、

アイツのことでいっぱいだった。


「夢芽、たぶんあそこ。」


豊の指した先には体育館。


体育館の前で胸ポケットに花をつけてもらって、
張り出した紙のクラス編成を見る。


「夢芽ぇー、
 何組だった?」

⏰:07/04/04 08:35 📱:SH902i 🆔:AA0V1HLM


#52 [みぃ]

『5組。豊は?』

「あー、オレ1組。
 離れちったな。」


とりあえず、解放。


『じゃ、あたし向こうだから。』

「えッ、夢芽!」


早々と豊に別れを告げ、5組らしき列へ向かう。

名前の書かれたパイプ椅子に座り、式が始まるのを
ぼんやりと待っていた。

⏰:07/04/04 08:39 📱:SH902i 🆔:AA0V1HLM


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