からっぽの心
最新 最初 全 
#156 [
みぃ
]
「え?あぁ・・・。
一緒に救急車に乗って行ったから、病院じゃないかな・・・。」
病院・・・。
霊安室に居たのかな・・・。
『ありがとう・・・ございました・・・。』
ふらつく足を引きずる様にして、警察官から離れる。
:07/05/26 23:10
:SH903i
:.Cl4W36g
#157 [
みぃ
]
「大丈夫?」
抜け殻の様になったあたしに、
警察官が心配そうな顔で問い掛ける。
『大丈夫・・・。』
自分に言い聞かせるように呟き、人込みを抜ける。
:07/05/26 23:16
:SH903i
:.Cl4W36g
#158 [
みぃ
]
野次馬の好奇の目が突き刺さる。
何笑ってんだよ・・・。
人が一人死んでんのに。
見せ物じゃねぇんだよ。
群がる野次馬を睨みながら歩いた時だった。
:07/05/26 23:21
:SH903i
:.Cl4W36g
#159 [
みぃ
]
「ひどいよね、彼氏も。」
小さく囁いたその会話を聞き逃さなかった。
『それッ・・・!
どーゆー意味ですか?!』
いきなり話に入ってきたあたしに驚きながらも、
その女の人は答えてくれた。
:07/05/26 23:25
:SH903i
:.Cl4W36g
#160 [
みぃ
]
「えッ・・・。
何かねー、トラックが突っ込んで来た時、
彼氏が彼女置いて逃げたらしいよ。」
『――――は?』
「あたしが見てた訳じゃないんだけど、
反対側の歩道から見てた人がいるらしいよ!!」
頭の中が真っ白になる。
:07/05/29 16:09
:SH903i
:.J7yiuPU
#161 [
みぃ
]
「トラックが突っ込んで、
瞬間的に彼氏が避けて、彼女だけがひかれちゃったんだって!!」
『―――それ・・・。
本当ですか?』
「本当じゃないのー?
実際2人で並んで歩いてたのに、
彼女だけひかれるなんて、有り得なくない?」
大志くんが・・・?
:07/05/29 16:17
:SH903i
:.J7yiuPU
#162 [
みぃ
]
「男なら女の前に立ちはだかって、
守れってモンだよねぇ。」
『ありがとう・・・ございました・・・。』
まだ愚痴を続けようとする女の人を残し、
トボトボと家へ帰った。
信じられない。
大志くんはお姉ちゃんを裏切ったんだ・・・。
お姉ちゃんは、アイツに殺されたんだ・・・。
:07/05/29 16:24
:SH903i
:.J7yiuPU
#163 [
みぃ
]
━━━━━------・・・・
施設に戻ると、暗い雰囲気が皆を包んでいた。
ここには、毎週のように親が面会に来る子もいれば、
入所したっきり一度も会いに来ない親もいる。
ここにしか家族がいない子がたくさん居る。
あたしもその一人。
:07/05/29 16:30
:SH903i
:.J7yiuPU
#164 [
みぃ
]
どれだけお姉ちゃんがみんなに好かれているか、
この状態を見れば分かる。
部屋に入り、お姉ちゃんのベッドに寝転ぶ。
ベッドからお姉ちゃんの匂い。
甘くて大好きな香り。
あたしの大好きな匂い。
:07/05/29 16:33
:SH903i
:.J7yiuPU
#165 [ぁぃュ]
:07/05/30 11:54
:W43S
:plfesnEE
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194