からっぽの心
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#212 [
みぃ
]
:07/07/22 22:30
:SH903i
:GKuGWHgo
#213 [
みぃ
]
美輝は新しい高校で上手くいってるみたい。
毎日笑顔を絶やさずにいるところを見れば、
何も聞かなくても分かる。
みんな、ちゃんと新しい道を歩いてる。
大きな障害があっても、ちゃんと。
あたしだけが止まってる。
過去に捕われて、
過去を羨んで、
動けずにいる。
あたしだけ。
:07/07/22 22:35
:SH903i
:GKuGWHgo
#214 [
みぃ
]
「夢芽、用意できたー?」
『今行く。』
服を着替えて、車に乗り込む。
「今日行く病院の先生はね、三年くらい前に学会で認められた、すごい先生なんだって。
それでね・・・。」
川口先生が運転しながら得意げにその先生のことを話してくれたけど、
まるで耳に入ってこなかった。
:07/07/22 22:39
:SH903i
:GKuGWHgo
#215 [
みぃ
]
流れる景色を見ているだけで、
何も考えていなかった。
着ぐるみを着てるみたい。
動いてるけど、
被ってるのは本当のあたしじゃない。
でも、中にいるのが本当のあたしなのか?
って聞かれると、答えられない。
:07/07/22 22:43
:SH903i
:GKuGWHgo
#216 [
みぃ
]
そもそも、
本当の自分って何?
誰か知ってるの?
自分ですら分からないのに。
それを見つけなきゃいけないって、決まってるの?
そんなもの、生きてく上で必要なの・・・?
:07/07/22 22:45
:SH903i
:GKuGWHgo
#217 [続きばっかですんません
]
ねぇ・・・。
お姉ちゃんは本当の自分に会えた?
生きてるうちに見つけれた?
あたしはもう、あなたのいない世界で生きていく程の目的がないんだ。
ねぇ、
どうすればいい?
:07/07/22 22:48
:SH903i
:GKuGWHgo
#218 [
みぃ
]
「着いたよ。」
外の景色と同時に車の動きが止まり、
小さな建物の中へ入る。
住宅街の一角。
想像してた様な大きな病院じゃない。
「おいで、夢芽。」
:07/07/25 21:40
:SH903i
:EdRT1epg
#219 [
みぃ
]
自動ドアを抜け、
ホワイトで統一された壁の待合室が現れた。
平日だからか、午前中だからかは分からないけど、
他に患者はいなかった。
「ちょっと、座って待ってて。」
川口先生はそう告げると 受け付けへ行き、
先に診察室へと入って行った。
待合室のソファに座って窓の外を見てみた。
:07/07/25 21:47
:SH903i
:EdRT1epg
#220 [
みぃ
]
. ゚ 。
゚ ゜ 。
. 。
. ゜
゜ 。
空白の時間。
外からはうざったい程の春の日差し。
:07/07/25 21:52
:SH903i
:EdRT1epg
#221 [
みぃ
]
今日も太陽は頑張って こんなにもみんなを照らしているのに、
あたしの心は淀んでる。
誰も照らせない。
きっと、
これからもずっと。
:07/07/25 21:57
:SH903i
:EdRT1epg
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