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#482 [壁|∀゚){すみ仔◆Alice.m.sE]
─あと二年して
俺が二十歳になったら、
結婚してください。

桂はあの日、
麗羽の耳元で
そう囁いたのだ。
あれから二年、
長かったようで
短かったこの日までの
時間、
麗羽は目を閉じて
ひとつひとつ
出来事を思い出した。

⏰:08/04/24 02:17 📱:au��SN3C 🆔:ZVeZ07m.


#483 [壁|∀゚){すみ仔◆Alice.m.sE]
イギリスから帰ってきて、
ケンカもした。
キスもした。
いつも
愛しあっていた。

「麗羽、準備できたか?」
その最愛の人が
今、タキシードを着て
隣に立っている。

「うん。」
麗羽は目を開け、
ふっと微笑んだ。

⏰:08/04/28 07:05 📱:au��SN3C 🆔:KYNoAm0U


#484 [壁|∀゚){すみ仔◆Alice.m.sE]
二人は並んで
学園の敷地内にある
教会へと向かう。
足を確実に
一歩ずつ進めて。

周りからは
祝福の歓声が飛び交い、
まるで
何かのパレードのようだ。
時々
「おめでとう。」
と声をかけてくれる人に、
二人は揃って
最上級の笑みを返した。

⏰:08/04/28 22:29 📱:au��SN3C 🆔:KYNoAm0U


#485 [壁|∀゚){すみ仔◆Alice.m.sE]
「それでは
誓いのキスを─。」
学園長が務める牧師が
そう言い、
桂は麗羽の顔を覆っているケープをあげた。

麗羽の整った顔立ちが
露になる。

二人は
目を瞑り、
長い長いキスをした。

⏰:08/04/28 22:35 📱:au��SN3C 🆔:KYNoAm0U


#486 [壁|∀゚){すみ仔◆Alice.m.sE]
それと同時に
麗羽の契約聖霊と
その仲間の聖霊が
お互いのエネルギーの
塊をぶつけあい、
キラキラと光る
小さな粒子を発生させた。

その光は
今まで見たどの光よりも
綺麗で、繊細な心から創られた光だった。

⏰:08/04/28 22:39 📱:au��SN3C 🆔:KYNoAm0U


#487 [壁|∀゚){すみ仔◆Alice.m.sE]
「麗羽、ブーケ投げてーっ!!」
兎琳の声に麗羽は頷き、
「皆、ありがとう!!」
そう言って
ブーケを投げた。

ブーケは宙を舞い、
やがて
1人の手元にすっぽりと 収まった。

⏰:08/04/28 22:43 📱:au��SN3C 🆔:KYNoAm0U


#488 [壁|∀゚){すみ仔◆Alice.m.sE]
「私がとっても意味は
無かろう?」
そう、彼女の契約聖霊の
手元に……─。

周りは
どっと笑いをあげて、
拍手をした。

「朱夏には
色んな意味でお世話になったし、
これからも
お世話になるから良いの!!」
麗羽はニッと笑い
拍手した。

⏰:08/04/28 22:46 📱:au��SN3C 🆔:KYNoAm0U


#489 [壁|∀゚){すみ仔◆Alice.m.sE]
「ほう、それでは
私らから
もう1つ贈り物だ。」
朱夏はそう言うと、
少し大きめの箱を
麗羽に渡す。

麗羽はその箱の蓋を開き、満面の笑みを浮かべ
「ありがとう。」
お礼を言い、
贈り物を口に当てた。

⏰:08/04/28 22:49 📱:au��SN3C 🆔:KYNoAm0U


#490 [壁|∀゚){すみ仔◆Alice.m.sE]
すぅ──。
大きく息を吸い込み、
麗羽は奏でる。


〜♪


彼女の曲を、
彼女の唄を……。


それは
学園内だけでなく
全世界に響き渡るような 音だ─。

⏰:08/04/28 22:53 📱:au��SN3C 🆔:KYNoAm0U


#491 [壁|∀゚){すみ仔◆Alice.m.sE]
彼女の周りを
淡い光が包み込む。


その唄はいつまでも、
いつまでも
響き渡るように
聞こえた。

⏰:08/04/28 22:55 📱:au��SN3C 🆔:KYNoAm0U


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