恋愛喫茶店
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#271 [向日葵]
見透かされた思いも、自分を知ってくれてるみたいでどこかでホッとしてた。
私を分かってくれる人が、一人でもいるって。
頬から暖かさが伝わる。
それが嬉し涙に代わる。
世津「…っ。マスターァッ。」
マスターは私の涙を胸ポケットに入っているハンカチで拭ってくれた。
マスター「さぁ。中に入って。世津さんが好きな甘いココアを入れますよ。」
その日2度目の喫茶店は、安らげる空間を広げていて、甘いココアは私の虚しい気持ちを落ち着けてくれた。
:07/04/26 10:15
:SO903i
:2pPw5Sas
#272 [向日葵]
マスターは私を家まで送ってくれた。
内緒で出てきた為、バレないように家に帰り、部屋に戻る。
『お風呂は朝に入ろう……。』
パジャマに着替えてベッドに入る。
そして喫茶店のことを思い返すと、なんだかキュウッと苦しくなった。
少しずつ、私の中でマスターの存在が大きくなってるみたい。
:07/04/26 10:19
:SO903i
:2pPw5Sas
#273 [向日葵]
<そして朝がやって来る。>
世津「おはよー。」
湖穂「?おはよー。」
不思議そうな顔をする湖穂に私は首を傾けた。
世津「何?どうかした?」
湖穂「むしろこっちが知りたい。どうしたの?珍しく機嫌いいじゃない。」
私はいつも世衣のおかげで教室にピリピリしながら入ってくる。
湖穂はだから「珍しい」と言ったのだ。
:07/04/26 10:23
:SO903i
:2pPw5Sas
#274 [向日葵]
世津「今日は世衣ほって来たからじゃない?」
湖穂「ふーん。」
そんなんじゃない。
世衣ほって来たのは確か。でも今日機嫌がいいのは、昨日のマスターのおかげだと思う。
そう考えると、また胸が苦しくなった気がした。
ヴ―ヴ―
ポケットに入れてる携帯が鳴る。
『ん?お母さん?』
:07/04/26 10:28
:SO903i
:2pPw5Sas
#275 [向日葵]
<お母さん>
今日、世衣休むらしいから、何か世衣にプリントとかあったら持って帰ってきてね


『世衣休むんだー。』
半分……いや全部私のせいかな。
でも世衣ばっかりに構ってなんかいられない。
とりあえず休みってことを頭に入れて、後は忘却の彼方へやることにした。
<帰り>
今日は世衣関係で悩まされることもなく、清々しく学校で過ごせた。
:07/04/26 10:33
:SO903i
:2pPw5Sas
#276 [向日葵]
『あれ?』
家の前に誰かいる。
あの恰好って……。
世津「マスター?」
するとマスターはこっちを見て、静かな笑顔で会釈した。
私も頭を下げながらマスターに近づく。
世津「どうかしました?」
マスター「昨日、お忘れものがあったんです。」
チャラ
差し出したのはストラップ。どうやら携帯から取れてしまったらしい。
:07/04/26 10:36
:SO903i
:2pPw5Sas
#277 [向日葵]
世津「すいません!わざわざ!!」
マスター「いえ、では。」
世津「あ、あがってってください!!お茶入れますから」
マスター「いえしかし……。」
私はいつもマスターがしてくれるように家の門を開けた。
世津「昨日のお礼がしたいんです!」
半ば「入りやがれ」的に言う私。
:07/04/26 10:42
:SO903i
:2pPw5Sas
#278 [向日葵]
:07/04/26 10:46
:SO903i
:2pPw5Sas
#279 [向日葵]
マスターは少し悩んでから、「じゃあ」と言って門の中に入って行った。
ガチャ
世津「ただーいまー。世衣ー。……?」
マスター「世衣さんどうかなされたんですか?」
世津「あ、今日学校休んでて。」
でもおかしいな…。
どんな時でも玄関まで出迎えに来る世衣が来ない。
居間を見ても、洗面所を見てもいない。
『部屋で寝てるのかな……?』
:07/04/27 13:21
:SO903i
:4F3JipqE
#280 [向日葵]
ん?
待って!
固まる私にマスターがどうしたのかと尋ねたが、私は門から玄関までの記憶を巻き戻しした。
門…玄関開けて…
!!!
私は玄関まで走る。
そして下を見ると、見慣れない男もんの靴。
『まさか…っ』
考えるよりも足が世衣の部屋へと向かう。
:07/04/27 13:24
:SO903i
:4F3JipqE
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