恋愛喫茶店
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#275 [向日葵]
<お母さん>
今日、世衣休むらしいから、何か世衣にプリントとかあったら持って帰ってきてね


『世衣休むんだー。』
半分……いや全部私のせいかな。
でも世衣ばっかりに構ってなんかいられない。
とりあえず休みってことを頭に入れて、後は忘却の彼方へやることにした。
<帰り>
今日は世衣関係で悩まされることもなく、清々しく学校で過ごせた。
:07/04/26 10:33
:SO903i
:2pPw5Sas
#276 [向日葵]
『あれ?』
家の前に誰かいる。
あの恰好って……。
世津「マスター?」
するとマスターはこっちを見て、静かな笑顔で会釈した。
私も頭を下げながらマスターに近づく。
世津「どうかしました?」
マスター「昨日、お忘れものがあったんです。」
チャラ
差し出したのはストラップ。どうやら携帯から取れてしまったらしい。
:07/04/26 10:36
:SO903i
:2pPw5Sas
#277 [向日葵]
世津「すいません!わざわざ!!」
マスター「いえ、では。」
世津「あ、あがってってください!!お茶入れますから」
マスター「いえしかし……。」
私はいつもマスターがしてくれるように家の門を開けた。
世津「昨日のお礼がしたいんです!」
半ば「入りやがれ」的に言う私。
:07/04/26 10:42
:SO903i
:2pPw5Sas
#278 [向日葵]
:07/04/26 10:46
:SO903i
:2pPw5Sas
#279 [向日葵]
マスターは少し悩んでから、「じゃあ」と言って門の中に入って行った。
ガチャ
世津「ただーいまー。世衣ー。……?」
マスター「世衣さんどうかなされたんですか?」
世津「あ、今日学校休んでて。」
でもおかしいな…。
どんな時でも玄関まで出迎えに来る世衣が来ない。
居間を見ても、洗面所を見てもいない。
『部屋で寝てるのかな……?』
:07/04/27 13:21
:SO903i
:4F3JipqE
#280 [向日葵]
ん?
待って!
固まる私にマスターがどうしたのかと尋ねたが、私は門から玄関までの記憶を巻き戻しした。
門…玄関開けて…
!!!
私は玄関まで走る。
そして下を見ると、見慣れない男もんの靴。
『まさか…っ』
考えるよりも足が世衣の部屋へと向かう。
:07/04/27 13:24
:SO903i
:4F3JipqE
#281 [向日葵]
ドタドタドタ!
階段を全力で上がって、ノックも無しに世衣の部屋のドアを開ける。
マスターも後を追って私と一緒に部屋に乗り込んだ。
バンッ!!!
『……っ!!』
世衣と千崎君のキスシーンが目に入ってきた……。
世衣「ぁ……せっちゃ……。」
私は何が今起こってるかわからない。
ただ今の感情を色に表すなら赤だ。
:07/04/27 13:29
:SO903i
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#282 [向日葵]
世衣「ち……違うのせっちゃん!あのね……」
違う…違うって何よ……。
世衣はたどたどしく説明している。
でも私は自分の感情が頭の中にガンガン響いて、まるで世衣は口パクしてる様にしか見えない。
アンタはいいよね…その持ち前の可愛いさがあって、誰でも虜に出来る。
それが例え片割れである私の好きな人でさえ……っ!
:07/04/27 13:32
:SO903i
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#283 [向日葵]
気づいたら右手を高く上げて世衣に降り下ろしていた。
我慢も限界。
今アンタを殴り倒したい。
しかしその手は、千崎君に止められた。
千崎「ちょ、なんで怒ってんの?俺は世衣が好きだからしたんだ!殴るなら俺だろ……?」
『好き……』
私だって好きだった。高2になって、仲良くなって過ごした時間は私の方がずっと長いのに…っ。
:07/04/27 13:36
:SO903i
:4F3JipqE
#284 [向日葵]
世津「も……いぃ……。」
バカみたい。結局はみんな私を悪者扱いにする。
でも千崎君だけは違うと思ってた。
こんな自分も、皆も、世の中も、もぅ消えたい…。
私はフラフラと家を出ていった。
後ろで世衣が叫んでたけど、悲しみと怒りだらけの醜い私はそんな声すら聞けなかった。
マスター「世津さん……。」
マスターは私の後ろをついてきて、私の名前を時々呼んだ。
:07/04/27 13:41
:SO903i
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