恋愛喫茶店
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#301 [向日葵]
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キリます

:07/04/27 14:40
:SO903i
:4F3JipqE
#302 [向日葵]
音子「なんで?」
佳寿「だってアンタいつまでも引きずるんだもん!!新しい恋しなきゃぁ!!」
音子「だからいらないってぇ…。」
私はこの気持ちを大事にして生きていく。
すれ違う幸せそうなカップルには、正直飛び蹴りしたいくらい羨ましいけど、今は次の恋に進もうなんて考えれない。
私の太智を好きだった気持ちはそんな軽いものじゃない。
佳寿「そんなこと言ってないで!さっさと準備していくよ!!」
佳寿はそんなのおかまいなしに私を引きずっていった。
:07/04/28 07:59
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:GeKhGg3I
#303 [向日葵]
音子「だから嫌だってばぁぁぁ!」
・・・・・・・・・・
結局合コンに参加。
はっきり言って興味ない。
私は始まってしばらくしてトイレに向かった。
音子「みんな軽いよね…。彼女と別れたばっかとか言ってた奴もいたじゃん……。」
少しは私みたいに一途に誰か思い続けてみろよ。
カチャ……キィ……
:07/04/28 08:05
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#304 [向日葵]
「生田……さん?」
音子「わぁっ!ハイ!!」
出てすぐの壁に男の子がもたれていた。
身長は結構高くて、雰囲気は優しい子だった。
どことなく太智に似てるかもしれない。
「気分悪いの?」
音子「いや別に…ってかあの……誰?」
「え?!さっき自己紹介したじゃん!!真辺 新市(まなべ しんいち)!!」
『…あ。合コンの。』
音子「ごめんなさい。あんまり聞いてなかった……。」
:07/04/28 08:11
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#305 [向日葵]
新市「じゃあ覚えてね。で、どっか悪い?」
音子「いや別に…帰ろっかなって……。」
新市「じゃあ一緒に帰る?」
ニコッて笑って真辺君は言った。
何しに来たんだよ。と思ったがまぁ帰りたいのは同じなので、皆にバレないように店を出ていった。
新市「送るよ。家どこ?」
音子「あーいいよ。帰れるしぃ。」
新市「だーめ!!危ないでしょ?早く!!」
:07/04/28 08:16
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#306 [向日葵]
『強引だなぁ……』
少しうんざりしていた私はとりあえず大体の場所を教えた。
新市「じゃあ途中まで一緒だ!行こう!!」
そう言って手をひかれた。
『なんで手を繋ぐんだろ…。』
そういえばずっと前。
まだ10歳にもなってないころ。
デパートに太智のお母さんと太智とウチのお母さん私とが一緒に買い物に行った時、私が迷子になった。
泣きじゃくっている私のもとに太智が探しに来てくれて、こんな風に手をひいて連れ戻してくれたっけ…。
:07/04/28 08:27
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#307 [向日葵]
真辺君の姿が太智とかぶる。
太智…。私、大好きだったんだよ。
私だけずっと先に進めなくて足踏みしてる。
新市「生田さん?」
ハッ!
思い出に浸ってた!!
気づいたら駅に着いていた。
音子「ごめんなさい。何?」
新市「いや…。定期ある?」
そこで握っていた手を離した。定期を取って改札を通っても、再び手を握ることはなかった。
:07/04/28 08:34
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#308 [向日葵]
違う。
真辺君はそれとなく手を差し出したが、私がそれを拒否したのだ。
彼は太智に似てる。
だから思い出してしまうのだ。
新市「……一つ聞いていい?」
音子「え?」
新市「好きな人…いるの?」
『……。』
音子「いた……かな…。過去形…にしたい。」
結婚してる相手をいつまでも引きずるなんてカッコ悪い。
だから過去形にしたい。
:07/04/28 08:39
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#309 [向日葵]
電車に乗って空いてる席に座る。
新市「そっかぁ…。」
音子「アハ。こんな話真辺君にしても仕方ないのにね!」
恥ずかしい。
会って間もない相手に軽く愚痴るなんて。
音子「バカみたい……。」
一途じゃなきゃ、どんなに楽か。
だって忘れられない。
太智といた22年は大きくて、忘れようにも思い出がいっぱいなの。
新市「バカじゃないよ…。」
真辺君は少し悲しそうに呟いた。
新市「無理に過去にしても、絶対無理だよ。だから少しずつ楽しい思い出として残していったらいいんじゃないかなぁ……。」
:07/04/28 08:47
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#310 [向日葵]
『少し……ずつ……』
そんな簡単にできない。
だって22年だよ?
そんな膨大な年数少しずつだろうが出来ない。
音子「私には無理だよ……」
新市「無理だって決めつけたら駄目だよ。」
音子「アンタに何がわかんのよ!!」
思わず叫んでしまった。
同じ車両に乗ってる人達の目線が私に刺さる。
:07/04/28 10:24
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