恋愛喫茶店
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#188 [向日葵]
・・・・・・・・・
授業中。
ウチは笹木からシャーペンを使わんかった。
使ってもたら決心が揺らいでまうから。
ペソッ
横から小さい紙切れが飛んできた。
犯人が誰かは予想出来る。
カサカサ……
<授業めっさ暇ぁー(-_-#)>
笹木だ。
……でもウチは
カリカリ
:07/04/22 21:54
:SO903i
:FqjmvV.I
#189 [向日葵]
<授業中ですー。邪魔せんといてぇ。>
と返した。
紙切れはまた来たけど無視して、覚える気もない授業内容をボーッと聞いとった。
・・・・・・・・・
キーンコーンカーンコーン……
梅「晴子ー食堂行こー!」
晴子「オッケィ!!ウチ何食べよー♪」
笹木「大河。」
振り返るのが嫌やった。
でも不自然すぎるとアカンから、自然に振る舞う事にした。
:07/04/22 21:59
:SO903i
:FqjmvV.I
#190 [向日葵]
晴子「なんよ。」
笹木「お前ちゃんと返事せぇーや。」
晴子「したやん。授業中ですー言うて。」
笹木「お前いつもそんなん関係ないやんけ。何いきなりガリ勉なっとんねん!」
人の気も知らんで……って当たり前か。
晴子「ウチ次テスト頑張らなヤバイのぉー。アンタもウチの事構っとらんと彼女と仲良うしぃ。ほなねぇ。」
笹木「は?なんやねんお前っ!!」
笹木が怒ってる声を後ろで聞きながら、ウチは無視して心ん中で悲しんだ。
『もう、ウチに構ったらアカンのよ。』
:07/04/22 22:05
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#191 [向日葵]
食堂で並んどる時、異変を察知した梅が質問攻めしてきた。
梅「アンタ達どうしたの?!ってかアンタどうしたの?」
晴子「えー?何もあらへんよー?おばちゃーん唐揚げ定食ー。」
向こうからおばちゃんの声が聞こえたのを確認して、梅も注文した後、また聞いてきた。
梅「晴子いっつも勉強出来んでもえぇんやぁ!!が口癖じゃない。なのにあんな……。」
晴子「心機一転!今の内に頑張らななぁ思ーて!!」
:07/04/22 22:12
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#192 [向日葵]
注文した料理持って空いてる席に移動した。
梅「絶対嘘だね!!他の子達はそれで騙せても、梅は騙せないよ!!」
晴子「ハハハ梅おもろいなぁ!」
梅「晴子。」
真剣な梅に食べようとしてた箸を止めた。
晴子「…………彼女さんに笹木から離れてくれ言われたんや…。」
梅「えっ……!」
ウチは味噌汁をすすった。梅は固まって私を凝視する。
晴子「まあウチらちょっと絡みすぎたからなぁ!彼女さんはえぇ気せんかったやろそりゃ!しゃあないしやあない!!」
:07/04/22 22:17
:SO903i
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#193 [向日葵]
笑ったせいで味噌汁が揺れた。
…………ううん。ちゃう……。ホンマは震えてたんや。涙我慢して。
晴子「ウチはどっちにしろ弱者やったんよ!しゃあないとかいいながらホンマは笹木が……欲しいて欲しいなぁ……」
梅「晴子ぉ……」
堪えきれん涙が味噌汁の中に入った。
晴子「うぅわ!味噌汁に更に塩分足してもた!メタボリックが叫ばれとる時やのに!!」
泣いてても頑張ってボケた。そうでもせな自分が折れそうな気ぃして仕方なかった。
:07/04/22 22:22
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#194 [向日葵]
梅「バカ。そんなん言ってないで泣きなさいよ。ハイ。」
梅のもらったハンカチで、誰にも分からんように涙を拭った。
――――……
<掃除>
いい子ちゃんを演じる為、笹木と関わりを減らす為、掃除を真剣にやった。
ポスッ
頭に何か当たる。
紙で作ったボールやった。
笹木「ストラーイク!!大河!久々に野球やろうや。」
無邪気に笑う笹木を、無機質な目で見返してウチはまた掃除を始めた。
:07/04/22 22:28
:SO903i
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#195 [向日葵]
晴子「そんなんやっとらんと、早よ掃除しろや。」
笹木「なんやねん。ついこの間までやっとったやないかい。」
晴子「ウチ今日用があるから早よ帰りたいねん。」
クラスの皆はまだウチらの異変に気づかへん。
いつも通りや思て掃除してる。
笹木「なんやぁ。デートかぁ!!」
ニヒッと笑う笹木を本気で首絞めたくなった。
アンタが好きやのに……。
でも、それを肯定した方が笹木が離れていくかもしれん。
晴子「ウン。そうやで。」
:07/04/22 22:34
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#196 [向日葵]
クラス内が一気にどよめく。
「マジで?!」
「晴子本当?!」
みんなが質問してくる中、笹木は呆然としてその場に立ち尽くしていた。
………………これでえぇんよね……。
ウチは次の日も、そのまた次の日も笹木を避けた。
クラスの皆は夫婦漫才が聞かれへんって嘆いてた。
アホかっちゅーねん。
夫婦っちゅーのは好いとる同士のこっちゃ。
ウチらは友達。
:07/04/22 22:38
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#197 [向日葵]
梅「晴子ぉ。大丈夫?」
晴子「何言うてんの!!好きな人の幸せの手伝いしてんねんで?!これ以上の至福はないやろぉ!!」
梅「じゃあ晴子の幸せは誰が手伝ってくれるの?」
梅は泣きそうになっていた。いつも、ウチらを身近に見ていたのは梅で、きっと梅も今のウチらを見て寂しいんやと思う。
でもな?梅。
こればっかりはどうしようもないんよ。
晴子「おおきになぁ……梅。」
:07/04/22 22:43
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