恋愛喫茶店
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#232 [向日葵]
一方の私はこの人が苦手。
なんでも見透かしてるようなこの目が嫌なのだ。
ちなみに私がブラックとわざと選んだのを見通して、ミルクティーを運んできた。
実は私は甘いものが大好物。でも柄じゃないからわざと甘くない物を頼んだのに……。
ちらりと視線を動かすと、そこにはコーヒーの粉を入れた缶がちゃんとあった。
気づいたが、私は大人しくこれを飲む。
いつもマスターの入れるミルクティーは美味しかった。
:07/04/24 09:41
:SO903i
:6S9X4Des
#233 [向日葵]
――……
学校登校中。
世衣「今日も素敵だったなぁ……マスター……。」
世津「そぉかぁ……?」
世衣は一人で行くのが恥ずかしいからと言って私をいっつも引っ張って行く。
嫌と断ってもチワワみたいな目で見てくるから、結局は妥協してついていくのだ…。
世衣「大人の色気って言うのかなぁ…。でもあれでまだ23だって〜。」
『?!はぁっ?!』
あれで?!老けてる!あり得ん!!
:07/04/24 09:47
:SO903i
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#234 [向日葵]
……ん?待てよ……。
世津「世衣アンタそんなこといつ聞いた?」
世衣は小さい声で「あ」っと言って、やっちゃったーみたいに笑った。
『……まさか…コイツ……。』
世衣「……前に一人で行っちゃった☆」
『ちゃった☆…じゃねぇぇぇ!!!!』
世津「アンタ一人で行けるじゃねぇかよ――っ!!!!」
世衣「ひぃ―ん!ごめんなさぁぁい(泣)!!」
:07/04/24 09:51
:SO903i
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#235 [向日葵]
怒りで大きくなる私に反して、世衣は小さくなった。
そこに、ドキッとする声が。
「おはよ!」
世津「あっ……お…おはよっ!!」
爽やかな笑顔で挨拶してくれたこの男の子は、千崎 駆君(せんざき かける)。
今の男子では珍しく、綺麗な黒髪で、少しセットしている。
千崎「ハハハ!朝から元気だな!!じゃあまた教室でなぁ!!」
世津「うっ、うん!!」
:07/04/24 09:58
:SO903i
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#236 [向日葵]
みんな平等に扱ってくれる千崎君は人気で、好きになる女の子も多い。
私は好きとまではいってないけど、気になる存在で声をかけられる度ドキドキした。
世衣「せっちゃん。あの人好きなのー?」
世津「はっ?!ブ……バババか!そんな訳ないでしょ!」
世衣にだけは知られたくない。だって知った世衣は、応援するとか言いながら、いつの間にか私の好きな人を好きになって。
世衣[付き合うことになっちゃった☆]
:07/04/24 10:03
:SO903i
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#237 [向日葵]
と、なる場合が過去多数……。
しかも世衣は可愛くて評判の為、男の子の方も世衣と接する度に好きになっていく。
その時、必ず男の子に言われる一言がある。
[同じ顔なのに世衣ちゃんは可愛いね。]
傷つく。
自分が嫌いになる。
でもそんな時は必ず私のグーパンチが男の子にヒットする。
世衣も「そんなこと言っちゃダメ!」と言って泣くため、男の子は更に世衣が愛しくなる。
:07/04/24 10:07
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#238 [向日葵]
つまり=2人の愛が深まる。
世津「わたしゃ愛のキューピッドか。」
机に頬杖をついて、足を組んで。愚痴を友達の湖穂(みずほ)に聞いてもらう。
湖穂「その愚痴何回目?いい加減割りきりなさいよ!」
湖穂は私の頭をポンポンと叩く。
割りきれっつったって、目の前で好きな人が違う、それも双子の妹を好きになっていく姿をマジマジと見ていく私の身にもなってみろよ……。
:07/04/24 10:12
:SO903i
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#239 [向日葵]
千崎「相模原!今日俺と日直だぞ!」
ドアから叫ばれてびっくりした。
…え?日直……?しかも千崎君と……。
………………
世津「えぇぇぇぇ!!」
もちろんこの「えぇぇぇぇ!!」は日直が嫌で「え――!!」じゃなく、千崎君とだから「え―――!!」なのだ。
千崎「先生が日誌取りに来いって!ついでに配るもんあるから2人で来るようにだって!!行こっ!!」
:07/04/24 10:17
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#240 [向日葵]
そんな爽やかな笑顔で言われたら……っ
鼻血でそう……。
―――……
とりあえず鼻血を出すのを気合いで抑えて、私達は職員室に向かった。
千崎「相模原日誌持ってね。」
世津「え?大丈夫!これそんなに重くないから。」
千崎「女の子でしょ?重い物は男の役目。」
―――ドキ…
『女の子……』
:07/04/24 10:22
:SO903i
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#241 [向日葵]
聞き慣れない言葉を耳にして、私は歯を食いしばって、口の筋肉を緩むのを耐えた。
世衣「あ、いたいた。せっちゃぁぁぁん!!」
『?!?!ゲッ!!!!』
体操服姿で可愛く髪をくくった世衣が走ってくる。
『くっ…来るな!!!そんな花背負ってきらきらしながら走って来るな!!』
私の心の叫びも虚しく、世衣は来てしまった。
世衣「フゥッ!あのね、後で辞書貸してほしいんだけどいぃ?さっき言うの忘れてたから!」
脱力…。勝手にしてくれ……。
:07/04/24 10:29
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